2016年 ブラジル感染症情報(サッカー競技が開催される州) ■インフルエンザ ・インフルエンザは、例年気温が下がる5月頃から増加し,ピークは6~8月頃です。しかし,今年は3月から流行が拡大しています。 ・インフルエンザA(H1N1)pdm09が流行しており,ブラジル全体で今年7月上旬までに同型により1,427人が死亡(全体死者数1,542人)しました。 ・サンパウロ州はブラジル全州の中で最も件数が多く,同州のA(H1N1)pdm09の死者数は596人(同州全体死者数635人)となっています。 ・リオデジャネイロ州におけるA(H1N1)pdm09の死者数48人(同州全体死者数49人)となっています。 ■ジカウイルス感染症 ・患者数はリオデジャネイロ州やバイーア州(州都サルバドールは日本男子サッカーの試合があります)で多く,注意が必要です。 ■デング熱 ・ミナスジェライス州は,ブラジル全州の中で最も件数が多く,前年同期比で大幅増となっています。 ■チクングニア ・今年は前年同期比で約12万人の増加となっています。 ・日本男子サッカーの試合が行われるバイーア州は,ブラジル全州の中で最も件数が多く,注意が必要です。 ジカウイルス 感染患者数 インフルエンザ入院患者数 サッカー開催州 (日本男子試合日) 2016 2015 ウチ死者 同期比増減 ウチ死者 ウチ死者 2016 患者者 2016 デング熱感染者数 2016 人口10万比 2015 ウチ死者 チクングニア感染者数 同期比増減 ウチ死者 ウチ死者 2016 同期比 増減 2015 188 49 10 1 178 48 46,027 278.1 67,000 7 50,196 22 16,804 ▲ 15 4,628 13 4,615 15 4 3 1 12 3 3,713 94.3 6,550 0 2,815 0 3,735 0 505 6 499 バイーア州 (8/10) 117 26 9 0 108 26 46,427 305.4 57,749 2 34,993 9 22,756 ▲7 38,991 9,718 29,273 ミナスジェライス州 283 75 12 2 271 73 12,891 61.8 499,582 105 162,315 60 337,267 45 1,284 14 1,270 3,784 635 215 31 3,569 604 4,736 10.7 201,069 63 699,864 441 ▲ 498,795 ▲ 378 3,509 76 3,433 135 14 5 14 367 12.6 15,402 12 8,158 15 378 24 354 8,626 1,542 532 318 1,379,124 752 リオデジャネイロ州 アマゾナス州 (8/4, 8/7) サンパウロ州 ブラジリア 全伯合計 期間:インフルエンザ1/3~7/9 ジカウイルス1/3~6/11 0 130 78 8,094 1,464 165,932 81.2 1,345,286 チクングニア1/3~6/11 デング熱1/3~6/11 7,244 ▲3 ▲ 33,838 ▲ 434 137,808 14,277 123,531 (資料)ブラジル保健省 2016年 インフルエンザ入院患者 報告件数(サッカー競技が開催される州) 400 リオデジャネイロ州 350 アマゾナス州(マナウス) バイーア州(サルバドール) 300 ミナスジェライス州(ベロオリゾンテ) サンパウロ州 250 ブラジリア 200 150 100 50 0 2 月 4 週 3 月 1 週 3 月 2 週 3 月 3 週 3 月 4 週 3 月 5 週 4 月 1 週 4 月 2 週 4 月 3 週 4 月 4 週 5 月 1 週 5 月 2 週 5 月 3 週 5 月 4 週 5 月 5 週 6 月 1 週 6 月 2 週 6 月 3 週 6 月 4 週 7 月 1 週 7 月 2 週 7 月 3 週 7 月 4 週 8 月 1 週 8 月 2 週 8 月 3 週 8 月 4 週 8 月 5 週 2016年 インフルエンザ入院患者 州別・週別件数 (単位:件) サッカー開催州 2月4週 3月1週 3月2週 3月3週 3月4週 3月5週 4月1週 4月2週 4月3週 4月4週 5月1週 5月2週 5月3週 5月4週 5月5週 リオデジャネイロ州 0 1 0 1 0 6 12 26 3 17 15 23 22 10 25 アマゾナス州 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 2 1 1 1 バイーア州 0 6 4 0 0 1 2 21 11 16 12 13 7 0 0 ミナスジェライス州 2 0 2 0 0 16 14 38 9 3 1 5 42 3 23 サンパウロ州 34 37 64 132 143 202 219 197 116 173 91 193 200 146 234 ブラジリア 0 0 0 3 2 4 20 10 4 24 1 28 11 5 5 サッカー開催州 6月1週 6月2週 6月3週 6月4週 7月1週 7月2週 リオデジャネイロ州 10 3 2 8 3 アマゾナス州 1 4 2 2 0 バイーア州 13 2 5 1 3 ミナスジェライス州 6 33 63 17 6 サンパウロ州 283 306 309 383 267 ブラジリア 2 6 3 2 5 (資料)ブラジル保健省 7月3週 7月4週 8月1週 8月2週 8月3週 8月4週 8月5週 16年累計 前年同期 188 10 15 3 117 9 283 12 3,784 215 135 5 全ブラジル 8,626 532 増 減 178 12 108 271 3,569 130 8,094 デング熱,チクングニア熱,ジカウイルス感染症 注意事項 1.自分が感染しない(デング、チクングニア、ジカ共通) ・蚊にさされない対策(虫除け、電気蚊取り、衣服等) ・リオデジャネイロでは8月に気温が下がり、数は減るものの蚊はいる 2.日本で拡げない(デング、チクングニア、ジカ共通) ・ブラジル滞在中に何らかの病気の症状があれば、帰国時に必ず検疫所で相談 ・帰国後少なくとも2週間はとくに蚊にさされないよう注意(米国疾病予防管理センターは「3週間」としている) ・何も症状がなくても、ウイルスに感染している可能性はある 3.人に感染させない(ジカ) ・ジカウイルスは性行為を通した感染がありうる ・流行地に滞在中はコンドーム使用か性行為を控えること ・流行地から帰国した男性は症状の有無にかかわらず、最低8週間、パートナーが妊娠中の場合は全妊娠 期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えること ・渡航中又は帰国後8週以内に、ジカウイルスの症状(発疹、熱、関節痛、筋肉痛又は結膜炎)があった場合 には、男性は、最低6か月間は性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えること。 女性は、この推奨について正しい情報を知ること。 ・流行地から帰国した女性は帰国後最低8週間は妊娠を控えること 厚生労働省「ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて」を必ず読んでください http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html 最新の情報を得るように心がけてください(厚生労働省HP・外務省HP)
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