和光市総合振興計画進行管理における外部評価実施要領(案)

平成28年7月21日
和光市総合振興計画進行管理における外部評価実施要領(案)
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外部評価の基本的な方向性
第四次総合振興計画基本構想(以下「総合振興計画」という。)の将来都市像である
「みんなでつくる
快適環境都市
わこう」のもと、総合振興計画の実現のために掲げ
ている「市民参加を基本としたPDCAサイクルの確立」に基づき、マネジメントサイ
クル(PDCAサイクル)のCAの過程に市民等の外部が参加・関与する外部評価を実
施し、総合振興計画の推進を図るものです。
この外部評価については、総合振興計画の進捗状況や現在取り組んでいる施策の現状
を市民により分かりやすく伝え、より多くの市民が参加できるようにするとともに、外
部評価を実施するに当たっては、幅広い市民ニーズを取り入れる手法と評価に係るコス
トをできるだけ抑えて実施するものとします。
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外部評価の見直し
平成24年度から平成26年度までの3箇年において実施した外部評価では、市が行
った内部評価の客観性及び妥当性についての評価を行ったところですが、評価結果とし
ては、いずれの年度においても4つの評価区分のうち上位2区分の評価を受けており、
市の内部評価が適正に行われていることが明らかとなりました。
このことから、平成28年度において、外部評価が総合振興計画の適正な進行管理に
対し、これまで以上に寄与するものとなることを目指し、外部評価の在り方について、
その目的、評価対象を含め、抜本的な見直しを行いました。
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外部評価の目的
外部評価は、行政サービスの受益者等の立場で総合振興計画に掲げられた施策の進捗
状況について、その妥当性を客観的に検証し、評価することにより、総合振興計画の適
正な進行管理の実現を図ることを目的とします。
また、外部評価の結果を広く公表することにより、総合振興計画の進行管理に関する
情報を市民全体で共有できるようにすることも、その目的とします。
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外部評価の対象及び実施年度
外部評価は、第四次総合振興計画基本構想に掲げた65施策のうち、重点プランの対
象となる9施策を評価するものとし、平成29年度と平成30年度の2箇年において実
施します。
平成29年度と平成30年度、それぞれの年度で9施策の全てを評価することにより、
各施策の進捗状況を2箇年を通じて確認することができ、より踏み込んだ評価を行いま
す。
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外部評価の実施機関
外部評価は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に
より設置された和光市総合振興計画審議会(以下「審議会」という。)が実施します。
審議会は、評価対象である9施策を専門的に検証し、評価するため、重点プランごと
に部会を設置します。部会は、重点プラン1「安全で暮らしやすいまちづくりプラン」
の4施策を所管する安全部会と、重点プラン2「安心していきいきと暮らせるまちづく
りプラン」の5施策を所管する安心部会とします。
審議会は、部会の評価結果をもって、審議会の評価結果とします。
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外部評価の方法
外部評価の方法は、施策の目的を達成するため、課題解決に関する取組として行われ
ている各事務事業について、その内容及び進捗状況が施策が抱える課題を解決し、目的
を達成するために妥当であるかを評価します。
施策によっては、事務事業の数が10件以上あるものもあることから、全ての事務事
業を評価するのではなく、1施策あたり2件の主たる事務事業を抜粋して評価する、い
わゆるサンプリング方式を採用することとし、その2件の事務事業の内容、進捗状況の
妥当性から、施策全体の進捗状況の妥当性を評価します。
評価の流れとしては、初めに、市が行った施策評価表及び事務事業評価表を基礎資料
として、施策ごとに評価対象とする事務事業を選択します。次に、評価対象となった事
務事業の所管課に対し、ヒアリングを行います。ヒアリング後、追加で質問したい事項
がある場合は、書類により追加質問を行います。次に、各委員で個別の評価を事前に行
います。委員から提出された評価結果を事務局で集計し、資料として委員に配付します。
最後に、部会で審議し、部会としての評価を決定します。各部会の評価結果を取りまと
めたものを審議会の答申として市長に提出します。
具体的な評価項目は、事務事業については、内容と進捗状況の2点を評価項目とし、
それぞれについて「このまま継続」・「改善して継続」・「終了(廃止・休止)」の三
段階で評価し、その理由を記入します。なお、この三段階は、市が行う施策評価におけ
る事務事業の評価と同様の評価と内容としています。次に、事務事業の評価結果に基づ
き、施策全体について総合的に評価し、「妥当である」・「おおむね妥当である」・「
妥当でない」の三段階で評価し、その理由を記入します。
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外部評価の実施時期
外部評価の実施時期は、市が行う施策評価及び事務事業評価の実施後、実施計画の策
定前とし、5月及び6月に行います。具体的には、5月中に2回会議を開催し、第1回
会議で施策ごとに評価対象とする事務事業の決定します。第2回会議で所管課に対する
ヒアリングを行います。6月に第3回会議を開催し、部会での評価を決定します。
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外部評価の結果の活用
外部評価の結果は、PDCAサイクルにおける「A:アクション」のうち、主に部局
等方針書の策定及び実施計画の策定において活用するものとします。これは、市が行う
アクションとして、行政経営方針の策定、部局等方針書の策定、実施計画の策定の三つ
のアクションがありますが、見直し後の外部評価が施策を対象とするものであること、
また、実質的には、事務事業の内容、進捗状況の妥当性を評価するものであることから、
外部評価の結果については、施策に対する評価の部分を部局等方針書において決定する
施策の優先度の検討において活用することとし、事務事業に対する評価の部分を事務事
業の具体的な内容を定める実施計画の策定において活用することとし、外部評価の結果
を施策と事務事業の二段階でそれぞれ活用を図るものとします。
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外部評価結果の活用後の報告
外部評価の結果を部局等方針書の策定及び実施計画の策定において活用した後、その
内容を審議会に報告します。
具体的には、部局等方針書の策定において、施策の優先度を決定する際に外部評価の
結果を受けて留意した事項、及び実施計画の策定において、事務事業の内容を具体的に
定める際に外部評価の結果を受けて留意した事項をそれぞれ施策及び事務事業の所管課
から文書で報告を受けます。審議会として報告を受理した後、委員にその写しを送付し
ます。
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様式
追加質問シート
施策評価表(委員用)
施策評価表(部会用)
外部評価結果活用報告書
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