民営化より民主化を - 日本共産党 大阪市会議員団

(2016年7月24日付大阪民主新報)
参 加 し た 奈 須 氏 は、
「 民 に、議会を通じて市民が 「 再 公 営 化 」 が、
年の
2事業から 年の235
サービスが営利の経済活
化の理由に挙げている問
が必要」など、市が民営
震化・更新に多額の費用
したが、料金は200倍
岸本氏は、英国では
年前に水道を完全民営化
を示しました。
指 摘。「 老 朽 水 道 管 の 耐 事業に増加していること
関与できる強みがあると
動になること」と強調。
題は、民営化すれば解決
になり、設備投資も行わ
営化とは、非営利の公共
成果は市民で
できるものではないと語
れず、国民の7割以上が
「再公営化」 を求めてい
ランダのNGO
( 非 政 府 会社では利益を縮小させ
阪市の水道民営化に関心
提出。ことし3月の大阪
組織)
「 ト ラ ン ス ナ シ ョ るサービス向上はあり得
をもつ奈須りえ氏と、オ
市議会で水道事業民営化
いく可能性があり、株式
ではなく、配当
(株主)
に
による成果は価格
(市民)
甚だしい」と批判。水道
否決された民営条例案と
化した水道を公営に戻す
行っています。国連社会
化へ国際的な政策研究を
道サービスの改革・民主
事業が完全民営化された
岸本両氏が発言し、水道
た こ と は、
「 議 会 軽 視 も 問に答えながら、奈須、
ほぼ同じものが提出され
場合のTPPとの関係も
論では、参加者からの質
AMネットの神田浩史
理事が進行したパネル討
しました。
も続けていきたい」と話
を』との議論をこれから
岸本氏は、水
(水道)
の 主 主 義 の 確 立 が 重 要。
私営化に反対し、公営水 「『民営化ではなく民主化
る、公営企業の中での民
る と 紹 介。
「 住 民、 利 用
ナル」研究所の岸本聡子
案は継続審議となりまし
テ ー マ に な り ま し た。
英国は料金が
条例案を再提出すること
化するための予算
( 大 阪 事業は安全・安心の水供
たが、下水道事業を民営
給が第一だからこそ、全
われるが、TPPにはい
ス向上」と言われるが、
に対抗して持続可能な社
を断念しました。
国でもほぼ100
ったん行った規制緩和を
者、 労 働 者 が 参 画 で き
会を目指して政策提言を
昨年 月の市長選で初
当選した吉村大阪市長
に、欧米諸国では
後退させないラチェット
200倍にも
行い、大阪市の水道民営
は、
「 橋 下 市 政 の 改 革 で 市100%出資の職員の
して、再公営化する事例
大 部 分 を 転 籍 さ せ る )は 水道事業の民営化に失敗
奈須氏は、現在の水道
したNPO法人AMネッ 氏が報告しました。
昨年5月の住民投票で 事業を担う公営企業は、
トはじめ4団体。
東京都大田区の無所属 大 阪 市 に 駆 け 付 け て 企業会計でコストを明確
区議で規制緩和問題や大 「 都 」 構 想 反 対 の 宣 伝 に にして運営されると同時
化問題でも慎重審議を求
できなかったこと、修正
可決されています。
安全 安心の水供給が第一
・
める陳情を市議会に提出
すべきことにしっかりと
え合う集会が 日、大阪市中央区内で 開 か れ 、 市 民 や 水 道 事 業
を提出しましたが、維新
取り組む」と宣言。こと
関係者、研究者ら約250人が参加し ま し た 。
主催したのは、環太平
洋連携協定(TPP)など
「経済のグローバル化」
橋下氏は 年2月、大
阪市議会に民営化条例案
化案です。
大阪市の水道民営化問題
橋下徹前大阪市長は2
013年に水道事業の民
営化を検討することを打
ち出し、同年 月
に検討素案、 年
9月に民営化基本
ており、世界各国で民営
の失敗が明らになり始め
係もテーマに
TPPとの関
%が公営であると 「『民営化をやって駄目な
強 調 す る と と も ら戻せばいい』とよく言
じ轍
(てつ)を踏んではな
に 戻 せ な い 」( 奈 須 氏 )な
准されれば、民営化は元
が 増 え て い る と し、「 同 規定がある。TPPが批
らない」 と主張しまし
けて「政界引退」表明に
3月の代表質問で、昨年
した民営化条例案とほぼ (交通水道委員)
はことし
水道事業を運営する「上
同じものを大阪市議会に
どの指摘がありました。
追い込まれた橋下氏は、
た。
下分離方式」による民営
00%出資する新会社が 「 大 阪 都 」 構 想 否 決 を 受 し2月に、市議会が否決
方針(安)が示され
12
11
ないと述べました。
以外の反対多数で否決。
大阪市の水道民営化を考えようと開かれた集会
=16日、大阪市中央区内
経済局の検証でも民営化
ました。浄水場や土地な
同年5月の住民投票での
15
同年 月までの任期中に
どの資産を市が保有した
大阪市案では「効率化」
民営化の「メリット」 りました。
は、
「 価 格 低 下 」「 サ ー ビ
25
サービスの向上はありえない
00
はなく株主に
15
まま、設立当初は市が1
14 11
16
250
日本共産党大阪市議会
議員団の山中智子幹事長
「 ち ょ っ と 待 っ て ! 水 道 の 民 営 化 」 と、 大 阪 市 の 吉 村 洋 文 市
長が狙う水道民営化問題を検証し、公 営 で の 発 展 の 可 能 性 を 考
市民団体の集会に 人
〝民営化より民主化を〟
大阪市水道民営化問題