ダブル・スコープ株式会社 2016年12月期 第2四半期 決算説明資料 2016年8月10日 目次 I. II. III. IV. V. 2016年12月期 第2四半期実績 2016年12月期 通期予想 リチウムイオン電池とセパレータの動向 中期経営計画「Vision2018」 会社概要 Ⅰ.2016年12月期 第2四半期実績 連結決算概要 (単位:百万円) 2015年12月 2016年12月 第2四半期 第2四半期 増 減 率 3,156 4,480 42.0% 営 業 利 益 638 1,481 132.1% 経 常 利 益 731 1,433 96.0% 純 利 益 643 1,089 69.3% 減 価 償 却 費 400 498 24.5% 研 究 開 発 費 98 92 -6.4% 設 備 投 資 額 1,862 4,673 150.9% 120.25 111.57 -7.2% 109.4 94.4 -13.7% 1,098.99 1,182.21 7.6% 232 341 47.0% 売 上 高 為替レート (AR:円/$) 為替レート (AR:円/千KRW) 為替レート (AR:KRW/$) 従 業 員 数 (人) ※増減額・増減率は決算短信に合わせるため、千円単位での差額を算定していますので、百万円単位での増減額・増減率とは誤差が生じている場合があります。 4 四半期別連結売上高推移 百万円 2,500 2,331 2,231 四半期ベースで最大売上を達成 2,061 2,000 2,149 1,899 1,500 1,421 1,257 1,000 900 786 739 1,147 1,115 2Q 3Q 839 500 292 0 1Q 2Q 3Q 2013年 4Q 1Q 2014年 4Q 1Q 2Q 3Q 2015年 4Q 1Q 2Q 2016年 5 営業利益推移グラフ 40.00% 900 37.79% Q2累計営業利益率33% 800 32.93% 700 29.58% 600 400 12.03% 9.50% 9.85% 200 -100 12.54% 営業利益率(%) 812 20.00% 669 609 15.00% 480 10.00% -52 138 106 140 157 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2014年 営業利益(百万円) 30.00% 25.00% 734 300 0 28.70% 25.32% 500 100 35.00% -52 138 106 5.00% 2Q 3Q 4Q 2015年 140 157 480 734 1Q Q2 0.00% 2016年 609 812 669 0.00% 12.03 9.50% 9.85% 12.54 25.32 32.93 29.58 37.79 28.70 営業利益(百万円) 営業利益率(%) 6 営業利益増減要因(前年同期比) (単位:百万円) 1600 600 400 200 0 638 2015年 Q2実績 -22 -349 453 為替レート の変動 (JPY⇔KRW) 800 1,481 百万円 為替レート の変動 (JPY⇔USD) 1000 -8 その他固定費の増加( 在庫変動含む) 1200 -324 研究開発費の増加 1,195 2016年第2四半期 人件費の増加 1400 638 百万円 69 -172 減価償却費の増加 1800 原材料費等変動費の減少 販売数量の増加等 2000 2015年第2四半期 前年第2四半期比 1,324百万円の増収 843百万円の増益 1,481 限界利益率 63.7% 2016年 Q2実績 7 営業利益増減要因(第1四半期比) 販売数量の増加等 (単位:百万円) 1200 0 2016年 Q1実績 -185 第1四半期比 -153 181百万円の増収 143百万円の減益 51 為替レート の変動 (JPY⇔KRW) 200 669 百万円 為替レート の変動 (JPY⇔USD) 812 6 その他固定費の増加( 在庫変動含む) 400 -30 2016年第2四半期 研究開発費の減少 600 -4 人件費の増加 800 -14 減価償却費の増加 186 812 百万円 原材料費等変動費の増加 1000 2016年第1四半期 669 為替の要因 約100百万円 2016年 Q2実績 8 地域別販売の推移 2016年2Q 韓国 35.9% LGグループ 33.9% 日本 1.2% Xuran 34.4% 中国 56.8% Lishen 4.4% (天神力神) 米国 6.1% 韓国 3% 米国 6% 日本 1% 中国 90% 日本 韓国 4.4% 0.1% 米国 5.4% 中国 89.9% 2015年 2014年 2013年 2012年 韓国 21.0% 米国 12.2% 日本 0.5% 日本 0.9% 台湾 0.2% 韓国 25.3% 中国 66.0% 米国 16.1% 中国 57.7% 9 2016年12月期第2四半期ハイライト セパレータの市場規模は30%以上の伸び 民生用:スマートフォン以外の用途の拡大が顕著 車載用:急激な拡大 中国の新エネルギー車の生産・販売が大きく寄与 単価:穏やかな下落に留まる 当社売上状況…前期同Q(4~6月)比22.7%の増収を達成 顧客別の変動はあるものの、安定的に販売増加 単価推移:計画想定通り 為替の推移 対ドル想定為替105円に対し、108.1円 対ドル想定為替1,050KRWに対し、1,163.3KRW 10 2016年12月期第2四半期ハイライト(2) 主要顧客の動向・・・全体として安定的に推移 LG Chem:品質と価格が評価、採用機種の拡大が続く Xuran:EV・EVバス用途の数量と比率が拡大 主要顧客であるTierⅡメーカーは売上の80%がEV・EVバス関連 EV・EVバスの助成金の認定作業を終え、本格拡大を待つ 米国の顧客: A123:2020年までの中期契約により安定的に推移 Xalt:中国EV・EVバス等の助成金見直しの影響 日本の顧客 コーティングタイプの量産出荷開始、2017年以降の拡大を期待 アプリケーション別(当社推計) 民生用途65%:アプリケーションの多様化が進む 車載用途35%:中国市場向30%程度+米国市場向け3% 11 2016年12月期第2四半期ハイライト(3) 製造原価の状況:原価率54.7%(前年対比10.6%の改善) 高稼働率を維持、固定費増を吸収 70億円調達の新株発行関連費用 36百万円 法人税等・・・24% 新規ライン投資の端境期にあたり増加 2016年通年では18-20%程度を想定 設備投資の状況 2,174百万円 内訳 5号ライン投資 6~7号ライン投資 8~9号ライン投資 既存設備の更新投資 Q2投資合計 Q1投資金額 1,085 841 208 40 2,174 長期借入金 日本の低金利環境を活用、メガバンク等から調達 Q2末時点の残高73億円(7月1日設定のタームローン未使用枠140億円) 12 セパレータの需給は今後緩和するのか? どうして中国で湿式に取り組むセパレートフィルムメーカーが出て きたのか? 我々にとって競争はより激化するのか? 中国のマーケティング戦略 2016年3月 中国バッテリー業界団体のプレゼンテーション ポイント 2020年補助金終了までの性能向上の必要性 材料メーカーへの過剰投資への警戒 湿式の優位性 高容量・高電気密度のバッテリーは湿式へシフト LFP→NMCへのシフト:発火リスクの高まり 更なる薄膜化の要請と安全性の両立 湿式セパレータの優位性が明確 薄膜化(7μ以下) セラミックコーティング フィルムの気孔サイズの微細化・均一化(40ナノ程度) 中国でも湿式へのシフトが明確化 ダブル・スコープには大きな潜在市場 15 今後中国でも湿式が主流に 中国市場のタイプ別セパレーター需要推移 25.0 20.0 単位:億㎡ 当社が 湿式の最大サプライヤー 15.0 12.0 10.0 5.0 7.1 8.1 8.1 7.1 6.6 8.0 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 3.5 1.9 5.7 0.0 9.9 5.4 2015年 乾式 湿式 中国の新エネルギー車(EV+PHEV)の動向 EV自動車・EVバス 中国政府の目標 2015年末累計生産台数実績 2020年末累計生産台数目標 2014 EV EVバス 合計 中国の自動車販 売台数(万台) EV・EVバスの占め る割合% スマートフォン台数 換算(億台) 2017 480,000台 5,000,000台 2015 2016 2018 2020 27,800 303,200 454,400 665,600 880,000 1,040,000 6,700 75,800 113,000 166,400 220,000 260,000 34,500 379,000 568,000 832,000 1,100,000 1,300,000 2,367 2,460 2,500 2,550 2,650 3,015 0.15% 1.54% 2.27% 3.32% 4.15% 4.31% 2.15 21.5 32.2 47.1 47.1 73.6 EV:30KWh、EVバス:250KWhで換算 出典:中国 工業情報化部 「新能源汽车」資料(2016年1月公表) 新エネルギー車産業発展計画(~2020)政策概要 コストダウン・性能向上を促進するため、 補助金を計画的に縮小しつつ2020年まで延長 世界のスマートフォン台 数15億台と比較しても 巨大市場が成長 17 中国 新エネルギー車助成金の動向 中国政府は新エネルギー車の助成金制度を見直し 補助金を、EV・EVバスメーカーだけでなくEVバッテリーメーカーに拡充 6月までに4回に分けて合計56社のバッテリーメーカーが認証を受ける 認証バッテリーメーカーの約60%が三元系(NMC)を選択 改正後助成金制度の実施方針は8月以降公表 NMCの普及状況 乗用車EV:60%以上 中国新エネルギー車(EV,PHV)販売推移 EVバス:30%程度 現在はNMC系は補助金対象外 250,000 204,920 200,000 →潜在市場大 単位:台 150,000 115,719 95,525 100,000 中国当局はEV助成の 基本方針は変えていない 50,000 0 45,327 Q1 61,281 33,336 Q2 Q3 2015年 Q4 Q1 Q2 2016年 18 ダブル・スコープの中国戦略 Localized Business 総勢6名のマーケティング・スタッフ Tier1メーカーへ直販 Tier2メーカーには当社パートナーであるXuranを活用 ゴールはNo1、No2サプライヤー 中長期的に安定的関係を構築できる先 ビジネス、プロジェクトの立ち上がり時からコミット、共に成長 当社と顧客で規模拡大のメリットを共有 今後急拡大が見込まれる湿式への需要を前提に、 EV用途の潜在力の高い顧客への安定供給を推進中 19 中国市場でのトラックレコード セパレータ事業は装置産業であり 稼働率も含めた高い価格競争力が当社の源泉 2006年参入以来、一貫して中国市場にコミット 海外メーカーで最大シェアを獲得 IT・EVのいずれにも参入 厳しい競争環境の下で、高利益率に大きく貢献 20 連結損益計算書(前年同期比) (単位:百万円) 2015/12 Q2 2016/12 Q2 増減率 売 上 高 1,898 2,330 22.8% 売 上 原 価 1,195 1,371 14.7% 販売費・一般管理費 240 289 20.5% 営 業 利 益 462 669 44.7% 営 業 外 収 益 108 6 -94.4% 営 業 外 費 用 4 -2 -165.0% 経 常 利 益 567 678 19.7% 特 別 利 益 - - - 特 別 損 失 - - - 567 678 19.7% 法 人 税 等 63 145 129.5% 四半期純利益 503 532 5.8% 税金等調整前当期純利益 ※増減額・増減率は決算短信に合わせるため、千円単位での差額を算定していますので、百万円単位での増減額・増減率とは誤差が生じている場合があります。 21 連結貸借対照表(前四半期比) (単位:百万円) 2016/12 Q1 2016/12 Q2 現金・預金 5,215 11,244 115.6% 売掛金 1,369 1,552 13.3% 棚卸資産 837 796 -4.9% その他 316 245 -22.5% 流動資産合計 7,739 13,838 78.8% 建物・構築物 1,903 2,688 41.2% 機械装置・運搬具 5,861 5,169 -11.8% 建設仮勘定 4,018 4,807 19.6% 76 96 25.5% 有形固定資産合計 11,860 12,762 7.6% 無形固定資産合計 55 51 -7.2% 147 138 -6.1% 固定資産合計 12,063 12,952 7.4% 資産合計 19,802 26,790 35.3% その他 投資その他の資産 合計 2016/12 Q1 増減率 2016/12 Q2 増減率 60 52 -12.2% 短期借入金 100 100 0.0% 1年以内返済借入金 675 1,013 50.0% その他 888 739 -16.8% 流動負債合計 1,723 1,905 10.5% 長期借入金 5,624 6,286 11.8% 244 319 30.6% 固定負債合計 5,869 6,606 12.6% 負債合計 7,593 8,512 12.1% 資本金 4,132 7,631 84.7% 資本剰余金 4,078 7,577 85.8% 利益剰余金 2,743 3,276 19.4% 10,955 18,486 68.7% 1,192 -269 -122.6% 61 61 0.0% 12,209 18,278 49.7% 19,802 26,790 35.3% 買掛金 その他 株主資本合計 その他の包括利益 累計額合計 ※増減額・増減率は決算短信に合わせるため、千円単位での差額を算定しています 新株予約権 ので、百万円単位での増減額・増減率とは誤差が生じている場合があります。 純資産合計 負債純資産合計 22 Ⅱ.2016年12月期 通期予想 2016年連結業績 売上高 100億円 前期比 34.3% 営業利益 26億円 前期比 31.1% 営業利益率 26% 前期比 0.37% 前提条件 ドル・円:105円/ドル 円・KRWレート:100円/1,000KRW ドル・KRW:1,050KRW/ドル 24 為替変動に伴う業績の目安について 7月以降の前提条件 USD⇔JPY 105¥ USD⇔KRW 1,050₩ 売上高 営業利益 100億円 26億円 7月以降の前提条件 USD⇔JPY 100¥ USD⇔KRW 1,050₩ 売上高 96億円 営業利益 25億円 7月以降の前提条件 USD⇔JPY 95¥ USD⇔KRW 1,050₩ 売上高 93億円 営業利益 24億円 25 Q3~Q4期間損益への為替感応度について 売上 販売はほぼ全量がドル建て 1円の円高で50百万円程度の売上減少 営業利益 製造原価の全量、販売管理費の80%がKRW建て、 ドル/KRWが一定、ドル/円が1円で20百万円程度の営業利益減少 ドル/円が一定、ドル/KRWが 10KRWのウォン高で30百万円程度の営業利益減少 ドル・円の推移 $=102.26円 ドルKRWの推移 $=1,108.32KRW 出典:Bloomberg 8/8 26 WS工場 第1区画 第1区画 約76,000㎡ 第2区画 約35,000㎡ 第3区画 約205,560㎡ 第1~4号まで設置済み 第5号ラインが完工 第6・7号をセットアップ中 第8・9号の投資進行中 最大16本のラインスペース 第10・11・12・13号の 投資を決定 引き続き、外国人直接投資等による 税優遇等のメリットを活用 27 設備投資計画 中期経営計画Vision2017の計画を1年前倒し 2014 2015 2016 2017 2018 第1~4号ライン 既存ライン 第5号ライン 2016年9月量産開始 第1工場用地に新設 第6・7号ライン 2016年5月量産開始 LGより取得 第8・9号ライン 2017年中 量産へ 第2工場用地に新設 第10~13号ライン 第3工場用地取得予定 設備投資額(第1~9号) 2018年量産開始予定 1,563 4,058 設備投資額(第10~13号) 生産量(2015年度末対比) 100% 7,900 7,800 4,000 3,000 6,500 130% 170% 250% 28 Ⅲ.リチウムイオン電池とセパレータの動向 中長期のLIB需要動向 EVはグローバルイシュー 市場成長は確実 中国が先行し、先進国は2018年以降 出典:2016年3月 株式会社B3 30 2014年LiBマーケットシェア(販売金額ベース) SDI 16% others 23% BAK 1% パナソニック 14% 日立マクセル 1% Lishen 4% AES 4% BYD 4%Coslight ATL 8% LGC 14% ソニー 9% 2% AES: Automotibe Energy Supply(Nissan+NEC) 31 先進国の燃費規制の状況 燃費規制の高まりから欧州もEV・PHEVの対応を加速 カリフォルニア州ZEV3規制強化は世界の自動車会社の戦略に大きな影響 対象となる自動車メーカーの年間販売台数:6万台→2万台に引下げ 例)EV+燃料電池車2%+PHEV2.5%=4.5%(HVは含まない) 32 今後のセパレーター市場の拡大 セパレータ市場の推移 60.00 50.00 需要(億㎡) 40.00 30.00 20.00 10.00 0.00 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2020年 2025年 (株)富士経済推定 2014年~2015年 数量ベースで28%の成長 33 リチウムイオン電池材料の動向 セパレータのLIB電池の製造原価に占める割合は年々上昇 出典:2014-3大和証券資料より一部加工 セパレータの比率が高まる要因 高出力化によりセパレータ使用量が増加、 セラミックコーティングなど高付加価値タイプの増加 参入障壁が高く、付加価値の維持が可能 当社にとってLib電池の拡大の 恩恵を受ける絶好の機会 34 Ⅳ.中期経営計画「Vision2018」 中期的な取り組みの状況 民生用途 既存顧客への売上拡大余地 新規顧客獲得による顧客基盤の強化に取り組む 複数のTier1メーカーと交渉中 日本では当社コーティングタイプによる取引開始、今後の拡大に期待 車載用途 中国向け顧客は引き続生き活発な需要 当社の大口顧客はEV・EVバスの認定バッテリーメーカー 顧客のニーズに合わせ、長期的・安定的取引関係を模索中 先進国向けの需要拡大時期は2018年以降 A123と供給契約を2020年まで延長で正式合意 米国での実績を下に、欧州での営業活動を積極的に展開 民生用途・車載用途の双方で安定的な供給関係を目指す 36 引き続き価格競争力の維持を目指す 更なる生産キャパシティ拡大と原価低減を指向 10~13号完成により2018年末には250%の生産能力を達成(2015年末対比) 当社Genaration3生産技術により、大型化・高スピード化を目指す 生産性 8~9号ライン Genaration3 4~5号ライン Genaration2 1~3号ライン Genaration1 リチウムイオン電池の高エネルギー化、安全性要求の高まりに対応 Tier1顧客向け、車載用はセラミックコーティングタイプが増加 当社独自コンセプトのコーティング装置を投入 37 設備を使いこなす技術が重要 包丁が良ければ、必ず良い料理はできるか? 設備が良ければ、必ず良いフィルムはできるか? 38 グローバルに顧客の最適化 生産規模拡大にあわせ、顧客ミックスを最適化 成長性と利益率の二つに着目 IT EV 、 韓 、 米 州 、 日 欧 4つのディメンション 顧客の最適化 中 国 39 EVに加え、民生用も拡大基調 アプリケーション多様化が需要拡大へ 従来:スマートフォンなどポータブルIT機器 新規:動力用電池 電動工具、コードレス家電、E-bike、ドローン、家庭用蓄電システム Tier1メーカーの重点項目 成熟化した市場が再び拡大へ 民生TierⅠメーカーへ積極的にアプローチ 将来の車載用途参入への布石 40 中期経営計画 数値目標 2016年(予想) 2017年(計画) 2018年(計画) 10,000 13,000 17,000 営業利益率 26% 20%以上 20%以上 ROE 14% 12%以上 12%以上 115円 105円 1,050KRW 1,050KRW 売上(百万円) ドル・円レート ドル・KRWレート 上期111.57円 下期105円 上期1,182.21KRW 下期1,050.00KRW 2017年(計画)は2015年8月公表値から営業利益率、ROEを変更しております。 法人税実効税率は20%以下の予定 41 WSグループの目標とする経営指標 2018年12月期 計数目標 効率性 ROE 12%以上 収益性 営業利益率 20%以上 成長性 売上成長率 30%以上 売上 17,000百万円以上 営業利益率 20%以上 ROE 12%以上 経営指標達成のために Ⅰ Ⅱ 最新鋭の生産技術を開発、価格競争力の維持を目指す 顧客の多様化を進め、安定性と成長性を追求 42 リーディングカンパニーに向けて 「Vision2018」の先に 2016年・・・・グローバルシェア 8%以上 2020年・・・・グローバルシェア 15% 2026年・・・・グローバルシェア 20% メンブレンフィルム専業メーカーとして、 リーディングカンパニーを目指します。 43 Ⅴ.会社概要 会社概要 会 社 名 ダブル・スコープ株式会社 (W-SCOPE Corporation) 代 表 者 代表取締役社長 崔 元根 本 社 東京都品川区大崎五丁目1番11号 住友生命五反田ビル10階 設 立 2005年10月 容 リチウムイオン二次電池の中核部材である セパレータの開発・生産・販売 金 7,631百万円(2016年6月末現在) 績 (2015年12月期) 売上高 営業利益 従 341名(2016年6月末現在) 事 業 資 連 内 本 結 業 業 員 数 連 結 子 会 社 7,448百万円 1,909百万円 住友生命五反田ビル セパレータフィルム W-SCOPE KOREA CO.,LTD. W-SCOPE HONGKONG CO., LIMITED W-SCOPE New Energy (Shenzhen) Co., Limited W-SCOPE KOREA CO., LTD. 45 事業内容 リチウムイオン二次電池(LiB)を構成する主要4部材のひとつであるセパレータの開発・生産・ 販売の専業メーカー LiBの主要4部材 セパレータの役割 電子の流れ (放電) 負極材料 13% 正極材料 30% 負極 ー 電子の流れ (充電) 負荷 セパレータ 正極 + セパレータ 15% 電解液 9% 注:数字はLiBのコスト構成イメージ セパレータはLiBの主要4部材(正極材、負極材、電解液、セパレータ)のひとつで、LiBの繰り返し充放電機能を 支える中核材料 ポリオレフィン製の微多孔膜が用いられ、正極材と負極材を隔離しつつ、正極・負極間のリチウムイオンの伝導性を 確保する 電池が異常発熱し高温状態になった場合、ポリオレフィンが溶解して孔を塞ぐ安全機構(シャットダウン特性)により、 リチウムイオンの移動を阻止して安全に電池の機能を停止させる役割をもつ 46 セパレータの市場構造と参入障壁 LiBの主要4部材の中で、セパレータは最も参入障壁が高い。相対的に競争優位な事業環 境にあるため、中期的な価格下落リスクが小さく、限界利益率も高い セパレータの製造には高分子設計、フィルム化、多 孔質化など複数の技術が必要 – 製品特性を実現するため、多種類の材料が混 成・組成されており、これが各社独自の材料・技 術レシピになっている – 生産設備も1社ですべての工程を設計・開発でき るメーカーが存在しない – 世界的にセパレータの量産で一定以上の存在感 を示すメーカーは、6社 – 湿式:旭化成イーマテリアルズ、東レ、SKイノベー ション、当社 – 乾式:Celgard、宇部興産 47 本資料に関するご注意 当資料は、ダブル・スコープの事業及び業界動向についての見込みや予想について言及していま す。これらの記述は、現在入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の結果は様々な要因 によりこれらと異なる可能性があります。 ダブル・スコープは、これらの内容について、いかなる表明、保証を行うものではありません。また、 投資に関する決定はご自身の判断で行われるよう、お願いいたします。 48
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