国際科学オリンピック メダリストに聞く

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神楽坂キャンパス
■ JR 総武線、東京メトロ 有楽町線・東西線・南北線 飯田橋駅下車 徒歩3分
■ 都営大江戸線 飯田橋駅下車 徒歩10分
JR
JR
高
宇
都
京
崎
線
浜
東
宮
武蔵浦和 J
R
浦和美園
北
線
線
南浦和
東川口
埼玉高速鉄道
埼
京
北千住
手線
JR山
東武東上線
地下鉄有楽町線
地下鉄副都心線
高田馬場
地下鉄東西線
中野
都営新宿線
新宿
JR中央線
四ッ谷
市ヶ谷
日暮里
浅草
上野
御茶ノ水
飯田橋
大手町
九段下
平成28年度公開シンポジウム
JR総武線
錦糸町
秋葉原
住吉
JR京葉線
目黒
JR湘南新宿ライン
大崎
前申
(要事
第5回国際科学オリンピック公開シンポジウムの開催に向けて
新木場
都営大江戸線
恵比寿
料
参加無 込)
西船橋
神田
東京
溜池山王
渋谷
東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター
線
磐
JR常
田端
駒込
地下鉄南北線
池袋
つくば
エクスプレス
赤羽岩淵
赤羽
線
和光市
つくば
JR武蔵野線
地下
鉄半
蔵門
線
JR
国際科学オリンピック
─ メダリストに聞く
昨年の公開シンポジウムに参加してくれた過去のメダリストは、国際科学オリンピックの意義について次
品川 JR東海道線
のように語ってくれました:
『人生の貴重な財産になった。国内選抜に参加した中で得た人間関係は現在の研究にも生きている。
JR横須賀線
目標に向かっての努力は心底楽しい。
自分の進路設計で大いに役立った。壮大な学問体系を認識でき
た。深く考える力と諦めない忍耐力を獲得できた』
と。
(学食)
この公開シンポジウムは今年で第5回目を迎えます。徐々に充実してきた理由のひとつは、体験者たちが
あ き や ま
(学食)
B1F
数学体験館
じ ん
秋山 仁
(生協)
東京理科大学 教育支援機構
理数教育研究センター長
カナルカフェ
RAMLA
実感したとおり、国際科学オリンピックが若者たちの能力を著しく伸長し、進路選抜に役立ち、人間性まで
磨いてくれる機会を与えてくれることにあると思います。
このシンポジウムの目標は、
先生方に対しては、
若者一人一人が持っている潜在する原石を見い出す方
法やそれを磨き上げる教育法を提案することです。
また、生徒たちには、挑戦の重要性を認識し、遮二無
二頑張れば何かができるということを、
先輩たちから学んでいただくことです。
どうぞ、
奮ってご参加ください。
国際科学オリンピックとは・
・
・
世界中の中等教育課程にある生徒(日本では主に高校生に相当)
を対象にした科学技術に関する国際的なコンテストで
あり、
「知のオリンピック」とも呼ばれています。国際科学オリンピックの始まりは、ルーマニアがハンガリー、ブルガリア、
ポーランド、チェコスロバキア、東ドイツ、ソ連を招待し、名実ともに数学好きの子どもたちを集めて1959年に数学オリ
ンピックを開催したのが最初です。主な目的は、この国際的な科学コンテストを通してすべての国の科学的才能に恵ま
れた子どもたちを見出し、その才能を伸ばすチャンスを与えること、その才能を伸ばすこと、国際交流・国際理解を深める
こと等を目的とし、各国の持ち回りで毎年開催されています。教科、科目、分野には、数学以外に物理、化学、情報、生物
学、地理、地学があります。大会当日は、通常、それぞれ5時間に及ぶ理論試験(全科目共通)
と実験試験(物理、化学、生
趣旨
国際科学オリンピックのうち、
日本は数学(開始1959年・初参加1990年)
、
情報(同1989年・
1994年)、化学(同1968年・2003年)、生物学(同1990年・2005年)、物理(同1967年・2006
年)
、
地学(同2007年・2008年)
、
地理(同1996年・2000年)
の7教科に参加中で、
5度の主催
(数学2003年、生物学2009年、化学2010年、地理2013年、地学2016年)
を経験し、今後
物学)
・実技試験(地学)等が出題され個人戦として競われ、総合成績の順に金メダル(上位ほぼ1割)、銀メダル(次の2
は、
情報が2018年、
生物学が2020年、
化学が2021年、
物理が2022年に主催予定です。
割)、銅メダル(次の3割)がそれぞれ贈られます。
2012年度から開催を始めた公開シンポジウムの第5弾として今年度も、上記7教科から1
名ずつ、
科学オリンピックでメダリストとなった優秀な若手より、
出場時の回想や、
出場経験で
お申し込み方法
東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター ホームページより
申し込みください。
URL. http://oae.tus.ac.jp/rcmse/
お問い合わせ先
東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター(事務局:大学企画部 学事課理数教育推進室)
TEL. 03-5228-7329 FAX. 03-5228-7330
E-mail. [email protected]
URL. http://oae.tus.ac.jp/rcmse/
得たもの、
現在の視座から見たオリンピック出場の意義などを語っていただきます。
各教科の科学オリンピックで問われる能力と日本の高校理数教育との関連性、
理数教育
の改善に向けたヒント、
科学オリンピック参加・主催の意義が浮き彫りになるでしょう。
今年度は、
ドイツで国際物理オリンピックアドバイザーを務めるStefan Petersen(シュテ
ファン・ペーターゼン)
博士による特別講演も行います。
また、
2014年度より、
グローバルサイエンスキャンパス
(GSC)受講生向けプログラムの一環
として開催しており、受講生に期待されている
「国際科学技術コンテスト挑戦」のための貴
重な参考になると考えます。
後援:文部科学省
国立研究開発法人 科学技術振興機構
日時
平成28年
10月16日(日)
13:00~17:30
場所
東京理科大学 神楽坂校舎
1号館17階 記念講堂
講師
Stefan Petersen 博士
(ドイツ・ライプニッツ科学教育研究所)
塩崎 正晴 氏
(文部科学省 科学技術・学術政策局 人材政策課長)
増田
隈部
濱崎
浦谷
石田
桑原
菊池
成希
壮
立資
浩輝
晴輝
佑典
裕太
氏(数学メダリスト)
氏(情報メダリスト)
氏(物理メダリスト)
氏(化学メダリスト)
氏(生物学メダリスト)
氏(地学メダリスト)
氏(地理メダリスト)
公開シンポジウム 国際科学オリンピック ─メダリストに聞く
プ ロ グ ラ ム 日程
東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター
講演②
2016年10月16日(日) 会場 東京理科大学 神楽坂校舎 1号館17階 記念講堂
わたなべ ただし
数学オリンピック第54回コロンビア大会(2013年、サンタ・マルタ)銀メダリスト(筑波大学附属駒場高等学校3年)。
総合司会 東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター 渡辺 正
2010年~2012年の数学オリンピック国内選抜にも参加。
12:30
受付開始
13:00~13:10
開会挨拶 東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センター長 秋山 仁
13:10~13:55
特別講演「才能ある生徒を見いだし育てる方法としての科学オリンピック」
13:55~14:10
講演①「科学オリンピックと人材育成」
文部科学省
塩崎 正晴
14:10~14:25
講演②「数学オリンピック体験から」
数学メダリスト
増田 成希
14:25~14:40
講演③「情報オリンピック体験から」
14:40~14:55
休憩
14:55~15:10
講演④「物理オリンピック体験から」
物理メダリスト
濱崎 立資
15:10~15:25
講演⑤「化学オリンピック体験から」
化学メダリスト
浦谷 浩輝
15:25~15:40
講演⑥「生物学オリンピック体験から」
15:40~15:55
講演⑦「地学オリンピック体験から」
地学メダリスト
桑原 佑典
15:55~16:10
講演⑧「地理オリンピック体験から」
地理メダリスト
菊池 裕太
16:10~16:25
休憩
16:25~17:25
パネルディスカッション
ま す だ
あきやま じん
ひとこと
数学五輪の勉強を通じて多くの基本的な考え方を学び発想を磨いただけでなく、数学に興味のある全国の
高校生と知り合えたことは貴重な経験だと思います。
な る き
増田 成希
氏
く ま べ
隈部 壮
学オリンピック国内選抜にも参加。2011年~2014年の情報オリンピック国内選抜にも参加。2014年の情報オリンピック合宿に
く ま べ
参加、代表辞退。2011年~2014年の化学オリンピック国内選抜にも参加、2012年の地理オリンピック国内選抜にも参加。
そう
隈部 壮
氏
ひとこと
なんとなく出てみた情報オリンピックですが、それをきっかけに初めて情報科学の魅力的な世界に触れ、熱中
しました。今もその延長の大会に出たり、より進んだ理論を学んだりと、楽しみ続けています。
東京大学 教養学部 理科一類 2年
生物学メダリスト
はまざき りゅうすけ
講演④
うらたに ひ ろ き
い し だ
物理オリンピック第41回クロアチア大会(2010年、ザグレブ)銀メダリスト
(栄光学園高等学校3年)。2009年の物理オ
石田 晴輝
ひとこと
くわはら ゆうすけ
き く ち
ゆ う た
はまざき
濱崎 立資
高校生の時に一つの学問をより深く学び、また興味を同じくする同世代の仲間と出会ったことで受けた刺激
は、現在でも「まだ見ぬ世界を知りたい」という欲求の糧になっています。
りゅうすけ
氏
東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修士課程 2年
講演⑤
化学オリンピック体験から
化学オリンピック第42回日本大会(2010年、東京)銀メダリスト
(滋賀県立膳所高等学校2年)、化学オリンピック第43回
トルコ大会(2011年、アンカラ)銀メダリスト
(滋賀県立膳所高等学校3年)。
司会 国立研究開発法人 科学技術振興機構 ラオ ちぐさ
ひとこと
うらたに
氏
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 修士課程 1年
講演⑥
生物学オリンピック国内選抜にも参加。
ひとこと
■ 略歴
2003年ドイツキール大学物理学科卒業、ライプニッツ大学(ハノーファー)において数理物理学を専攻し
生物学オリンピック体験から
生物学オリンピック第26回デンマーク大会(2015年、オーフス)銀メダリスト
(灘高等学校3年)。2013年、2014年の
才能ある生徒を見いだし育てる方法としての科学オリンピック
2006年博士号取得。その後ライプニッツ科学教育研究所(キール大学)において、将来の教員の専門性の開
それまで全国や世界というレベルを意識したことがあまりなかった私にとって、化学オリンピック出場は非常
に強い刺激になりました。進路選択や勉強への取り組み方にも影響を与えたと思います。
ひ ろ き
浦谷 浩輝
講師紹介
特別講演
物理オリンピック体験から
リンピック国内選抜にも参加。
は る き
閉会挨拶
17:25~17:30
ピック第55回南アフリカ大会(2014年、ケープタウン)金メダリスト
(筑波大学附属駒場高等学校3年)。2010年〜2014年の数
な る き
そう
情報オリンピック体験から
情報オリンピック第25回オーストラリア大会(2013年、ブリスベン)銀メダリスト(筑波大学附属駒場高等学校2年)、数学オリン
しおざき まさはる
ま す だ
東京大学 理学部 数学科 3年
講演③
ドイツ・ライプニッツ科学教育研究所 Stefan Petersen 博士
情報メダリスト
数学オリンピック体験から
い し だ
石田 晴輝
オリンピックに向けて生物学を勉強し、大会に参加する中で生物好きの面白い人達とたくさん知り合うこと
ができ、生物学オリンピックのお陰で充実した中高時代を送ることが出来ました。
は る き
氏
東京大学 教養学部 理科二類 1年
発、科学コンテストに関わる課題などに関わり、現在、
ドイツの物理オリンピック事業の代表者として、
2007年
Stefan Petersen 博士
ドイツ・ライプニッツ科学教育研究所
から国際物理オリンピックドイツチームのリーダーである。
2008年には国際物理オリンピックの顧問会議のメ
講演⑦
ンバーに選出された。さらに、国際ジュニア科学オリンピック
(IJSO)と欧州共同体科学オリンピック(EUSO)に
地学オリンピック第7回インド大会(2013年、マイソール)銀メダリスト
(開成高等学校3年)。2010年~2012年の地学
は、それぞれ2004年、
2003年の創設時から関わっており、現在EUSOの副会長である。才能ある生徒を見
オリンピック国内選抜にも参加。
いだし、能力を育て、情熱をかき立てることに全力でいそしんでいる。
ひとこと
講演①
科学オリンピックと人材育成
■ 略歴
くわはら
桑原 佑典
氏
1991年、東北大学大学院工学研究科卒業。科学技術庁に入庁し、原子力、スーパーコンピュータ等の国家
部科学省初等中等教育局参事官などを経て、
2016年6月より現職。人材政策課では、国際科学オリンピック
塩崎 正晴
氏
文部科学省 科学技術・学術政策局
人材政策課長
地理オリンピック体験から
地理オリンピック第12回ロシア大会(2015年、
トヴェリ)銀メダリスト
(筑波大学附属駒場高等学校3年)。2014年の地
理オリンピック国内選抜にも参加。
生徒がチームで科学的課題に挑戦する「科学の甲子園」、大学の場を活用した国際的な科学技術人材育成プ
ログラムを実施する「グローバルサイエンスキャンパス」など、次世代の人材育成施策を担当。
東京大学 工学部 システム創成学科 環境・エネルギーシステムコース 3年
講演⑧
の支援をはじめ、先進的な理数教育を実施する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」、高等学校段階の
まさはる
地学オリンピックに参加したことで、日本だけでなく様々な海外の学生たちとも交流することができ、グロー
バルに活躍したいと思うようになる良いきっかけになりました。
ゆうすけ
プロジェクトを推進。その後、在フランス日本大使館一等書記官、文部科学大臣秘書官、文部科学戦略官、文
しおざき
地学オリンピック体験から
ひとこと
き く ち
菊池 裕太
トヴェリ大会での経験は、何事にも代えがたい貴重なものでした。フィールドワークがこんなにも楽しいものだ
と気づけたのは、地理オリンピックがあったからこそです。
ゆ う た
氏
京都大学 法学部 1回生
※所属は2016年7月時点のもの