１．研究テーマ地域・地球規模での化学物質の環境動態計測に関する研究２．所属国立環境研究所環境計測研究センター３．募集人数研究テーマ型任期付研究員１名４．研究内容環境計測研究センターでは、環境計測に係わる研究を通して、環境変化の監視、環境問題のメカニズム解明、環境問題の解決に向けた国内外の合意形成のための科学的知見の提供、対策技術や施策の有効性評価に貢献することを目指している。環境計測研究センターでは上記の目標を達成する取り組みの一つとして、化学物質の空間的な分布の把握とその時間的変化の検出から、地域・地球規模での化学物質の収支の定量的把握や発生源・吸収源の特定、変質過程の推定等の動態解明に係わる研究を実施している。さらに、環境中の化学物質を効率的にモニタリングするための計測手法の開発や、より詳細に化学物質の動態を解明するための計測手法の高度化、ならびに計測データの解析手法の開発と応用に関する研究を実施している。採用予定者は、環境中の化学物質の動態解明ならびに環境変動を把握するために必要な計測技術や環境モニタリング手法の開発・応用やモニタリングデータの解析に関する研究に従事する事が求められる。更に、ひとつの研究室・研究センターに閉じることなく、他の関連研究グループや研究機関に所属する研究者と連携・協力して研究を推進できることが求められる。また、化学物質の時空間分布の変化・変動の把握を通して、化学物質収支の定量的把握や発生源・吸収源の特定、生物地球化学なプロセスと気候変動や広域の環境質変化との相互関係の理解などに関わる研究に積極的に取り組むことが期待される。５．応募資格 (1) 採用時に博士の学位を有すること(取得見込みを含む)。もしくは、それに相当する業績を有すること。 (2) 大気化学、気象学、地球化学、海洋化学、分析化学、計測学の内の複数の専門分野に対する基礎的な知識を有し、いずれかの専門分野での研究経験・実績を持つこと。 (3) 観測データの質の評価とそれに基づいた観測データの活用・解析能力を有すること。 (4) 科学研究の推進を通した環境問題の理解の深化とその解決に貢献しうる能力を有すること。 (5) 日本語および英語によるコミュニケーション能力を有すること。６．提出書類 ※（1）以外は様式自由 (1) 履歴書（所定の様式使用。写真添付、E-mail アドレスがあれば記載のこと）１部 (2) 研究業績目録（原著論文、著書、解説、口頭発表別）１部 (3) 主要論文別刷り又はコピー（３編以内）各１部 (4) これまでの研究概要（Ａ４判２枚程度）１部 (5) 研究に対する抱負（Ａ４判２枚程度）１部 (6) 所見を求めうる方の推薦状２通（国立環境研究所職員以外からの推薦状を 1 通以上。なお宛名は 14．(1)に記載されたセンター長。推薦者の氏名と連絡先を明記） ※提出書類の返却不可（選考後不採用となった場合は責任をもって処分します）７．応募締切平成 28 年 10 月７日（金）必着８．選考方法書類選考及び面接による。書類選考の後、面接を行う者には連絡する。面接日は平成 28 年 10～11 月を予定。９．応募方法郵送による。 (封筒に朱書きで「計測センター任期付研究員（動態計測）応募書類在中」と明記のこと) 10．雇用予定時期等平成 29 年４月１日以降の出来るだけ早い時期。 11．雇用期間任期は最長で平成 34 年３月末まで。 12．勤務地つくば本部（茨城県つくば市）ただし、福島支部（福島県田村郡三春町）又は琵琶湖分室（仮称）(滋賀県大津市）への転居を伴う異動が有り得る。 13．処遇等研究テーマ型任期付研究員として採用する。雇用期間中の業績等が優秀であれば、雇用期間終了とともにパーマネント研究員（任期の定めのない研究員）に採用する予定（いわゆるテニュア・トラック制）。（その他就業関係）「任期付職員就業規則」、「職員人事規程」、「職員給与規程」及びその他関連規定によりご確認ください。（参考）国立環境研究所基本規程 http://www.nies.go.jp/kihon/kitei/index.html 14．問合せ先及び書類提出先 (1）選考および研究内容に関する問合せ先国立研究開発法人国立環境研究所環境計測研究センター長 TEL 今村隆史 029-850-2406 E-mail Imamura (半角で@nies.go.jpをつけてください。) (2）処遇等に関する問合せ先及び書類提出先〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2 国立研究開発法人国立環境研究所総務部人事課人事課 TEL 小池克実 029-850-2316 E-mail koike.katsumi (半角で@nies.go.jp をつけてください。)