「親子で学ぶ道徳教育講座」の実施校に 2学期をふり

平成26年度
第75号(1月16日発行)
2学期をふり返って
坂井市立春江東小学校・幼稚園
919-0449 坂井市春江町中筋 29-1(電話 0776-58-5820 FAX 0776-58-5830)
「親子で学ぶ道徳教育講座」の実施校に
昨年10月、中央教育審議会(中教審)が、現在、教科外活動扱いの小
中学校の「道徳の時間」を「特別の教科」(仮称)に格上げし、5段階評
価などではない教員による記述式評価を導入するよう、下村博文文部科学
相に答申したことは、新聞等でお聞き及びかと思いますが、検定教科書の
導入に最低三年はかかるため、教科化は2018年度からになる見通しだそうです。
ただ、授業時間数は、これまで通り、小1は年34時間、小2~中3は年35時間とす
るとのことです。
この道徳の教科化により、子どもの規範意識が高まり、道徳的な心情、判断力、実践意
欲と態度などの道徳性の育成が図られればと願うばかりですが、「道徳は豊かな人間性を
育むために不可欠のもの」との考えは、学校・家庭・地域共通のものだと思いますので、
三者が連携して道徳教育を進めていくことはたいへん大事なことではないかと思います。
ちなみに、福井県は、特色ある取組として、道徳教育推進事業「親子で学ぶ道徳教育講
座」を以前より実施していますが、27年度は、本校がその実施校となりました。
取組内容は、下記のとおりです。
親子で一緒に道徳の授業を受けるなど、地域や親子のコミュニケーションを深め、
世代を超えた道徳的価値の交流を図り、児童の道徳性を地域社会全体で高める道徳
の授業を実施する。具体的には、
(1)地域の人材や題材を活用した授業や体験活動の実施
(2)親子で同一資料により道徳的価値の交流
(3)オリジナルの資料を活用した親子道徳の授業
このように、来年度は、保護者の皆さんや地域の方々の参加・協力をお願いする機会が
増えるかと思いますが、どうか、お力添えのほどよろしくお願いいたします。
お子さんは大丈夫ですか?
「アタマジラミ」
保健だより「おおきくなあれ!」でもお知らせしたように、ヒトに寄生す
るシラミ「アタマジラミ」が、低学年の子どもたちの髪から発見されていま
す。アタマジラミは、頭髪に寄生し、頭皮から吸血してかゆみや湿疹などを起こします。
頭髪に点々と卵を固着させて産み付けるので比較的容易に発見できると言われています。
卵のぬけがらはフケと見まちがいやすいものですが、毛にこびりついて取りにくいので判
別できますから、一度、お子さんの頭髪を調べてみてください。
アタマジラミ退治の合言葉は、「早期発見・一斉駆除」です。シラミを発見した場合に
は、薬局や病院に行くなど、早期対応をお願いします。
できるようになったことは?
冬休み明け、校長室横の掲示板には、見出しの内容で一人一人のコメントが貼られまし
た。一通り見せてもらいましたが、下記のような素晴らしいコメントを発見。紹介します。
◎周りへの気配りが、前よりできるようになった。
◎自分で考えて、次の行動ができるようになった。
◎素直になり、友だちとの接し方が変わった。
◎何事も本気でできるようになった。
◎いろいろな物事に、積極的に取り組めるようになった。
★★★
確認テスト
終わる ★★★
冬休み明けの1/9(金)、全校一斉に、国語と算数の確認テストが
実施されました。これは、坂井市小学校教育研究会の国語部会・算数部
会の先生方が、夏休みから2学期にかけて何度も会合をもち、練りに練って仕上げた手作
りのテストです。
結果を見せてもらいましたが、どの学年もこの確認テストに照準を合わせ過去問をしっ
かり復習したとのことで、全校で満点賞をもらった児童は、国語では88名(全体の28
%)、算数では77名(全体の24%)でした。よくがんばりました。
<ちょっといい話>
(
「ニューモラル
1月号」より
私たちの日常には、人に対して自分の気持ちを伝える機会が、大小
を問わず実に多くあります。その中でも、温かい心を言葉に乗せて伝
える機会を大切にしていきたいものです。
見ず知らずの人から思いがけず善意を向けられた際にお礼の言葉を
述べることも、もちろん大切です。しかし、むしろ家庭や職場などの
日常生活の中で当たり前のようになっている物事にこそ、感謝の心を込めた言葉を伝え
てみてはいかがでしょうか?特に家族や同僚などの身近な人に対しては、「取り立てて言
葉にしなくても、気持ちは伝わっているだろう。」などと考えがちですが、
「ありがとう」
というたったひと言が、身近な人の心やその場の雰囲気を、気持ちのよいものにしてく
れるのです。
このように、人から受けた善意や親切に対する感謝の気持ちを、素直に、そして率直
に言葉で表すことも、道徳実践の一つと言えるでしょう。その実践のためにも、自分が
ふだん使っている言葉を口調や口癖も含めてしっかり見つめ直すとともに、そこにどの
ような心を込めているかに意識を向けていきたいものです。
また、常日頃から「相手を思って言葉を選ぶ」ということを心
がけていくと、それぞれの場面や状況によりふさわしく、より思
いのこもった言葉を、おのずと紡ぎだせるようになっていくでし
ょう。
こうして温かい心を言葉に乗せて伝え合うことで、より温かで
優しさに満ちた人間関係を築いていけるのではないでしょうか。