宮崎市清武地域子育て支援センター 指定管理者業務仕様書 平成28年7月 宮崎市福祉部子育て支援課 《目 1 2 3 4 5 6 7 8 次》 支援センター管理運営業務の基本方針……………………………………1 管理にあたっての留意事項…………………………………………………1 指定管理者が行う業務の範囲………………………………………………1 職員配置等……………………………………………………………………4 業務、事業及び決算状況等の作成及び報告………………………………4 指定管理料に関する事項……………………………………………………5 リスク管理、責任分担に関する事項………………………………………5 業務の引継ぎ…………………………………………………………………6 (別添資料) 個人情報取扱特記事項……………………………………………6 宮崎市清武地域子育て支援センター指定管理者業務仕様書 宮崎市清武地域子育て支援センター(以下「センター」という。)の管理運営を指定管理者が行 うにあたり、業務の内容及びその範囲等は、関係法令等によるほか、この仕様書に定めるものとす る。 1 センターの管理運営業務の基本方針 指定管理者は、センターの管理運営にあたっては、次の基本方針に沿って行うこと 1.宮崎市の公の施設であることを常に念頭におき、市民の福祉の増進に努め、市民の公平な利 用に供するよう管理運営を行うこと。 2.施設の設置目的に資するよう適切な管理運営を行うこと。 3.利用者の声を常に把握し、施設の管理運営に反映させること。 4.利用者に対する接遇について充分注意するとともに、定期的な接遇研修を実施すること。 5.施設利用者の安全確保に努めること。 6.利用者等の個人情報の保護を徹底すること。 7.その他市民サービスの観点から、積極的に自主事業に取組むこと。 8.管理運営にあたっては、市と緊密な連携を取ること。 2 管理運営にあたっての留意事項 指定管理者は、センターを管理運営するにあたり次に掲げる項目に沿ってその管理運営を行う こと。 ①センターの設置目的に基づき、管理運営を行うこと。 ②地方自治法(昭和22年法律第67号) 、支援センター条例、その他関係法令等を遵守するこ と。 ③地域住民や利用者の意見・要望等管理運営に反映させること。 ④管理計画書、収支計画書に基づき適正かつ効率的運営を行うこと。 ⑤施設の平等な利用や快適で安全な施設の維持保全等を確保することにより、利用者に対しての 適切なサービスの提供を行うこと。 ⑥効率的な施設の管理運営を行い、経費の節減に努めること。 ⑦指定管理者が業務に関連して取得した個人情報について、適切に取り扱うこと。 なお、協定締結に当たっては、 「個人情報取扱特記事項」 (別添資料1)が付加されるものとす る。 ⑧情報公開条例の趣旨にのっとり、指定管理者が保有するセンターの管理に係る業務について、 情報の公開が推進されるように努めること。 ⑨ごみの減量、省エネルギー、CO2削減等、環境に配慮した運営に努めること。 ⑩指定管理者が施設の管理運営に係る各種規定又は要綱等を作成するときは、市(子育て支援課) と協議を行うこと。 ⑪その他、本仕様書に記載のない事項等業務の内容について疑義が生じた場合は、その都度、市 と協議し決定すること。 3 指定管理者が行う業務の範囲 (1)センターの運営に関する業務 ①子育て親子の交流の場の提供と交流の促進 子育て親子が気軽に施設を利用できるために、快適な利用環境を提供すること。 初めて施設を利用する親子に対し、利用しやすいよう声かけをするなど、職員が配慮する こと。 ②子育て等に関する相談、援助の実施 1 面談や電話、メール等による育児相談を実施すること。 相談を受ける際には、他の利用者に相談内容を知られないよう配慮すること。 ③地域の子育て関連情報の提供 清武地域で子育て支援に関係する施設や団体、ボランティア等と連携し、利用者に子育て に関する情報を提供すること。 ④子育て及び子育て支援に関する講習等の実施(月1回以上) 子育てに必要な知識を習得してもらうための講座等を実施すること。 父親の育児参加を促進するため、父親向けの講座等を積極的に実施すること。 ⑤地域支援活動の実施(年4回以上) 清武地域の公民館等へ出向き、親子講座や交流イベント等を開催すること。 ⑥利用者支援の実施 子育て中の保護者のニーズを把握し、保育所・幼稚園・認定子ども園などの教育・保育施 設及び地域の子育て支援事業等の利用に当たっての情報集約・提供・相談・支援などを実施 すること。 (2)センターの施設及び付属設備及び備品の維持管理に関する業務 ①保守管理業務 1)建築物の保守管理 建築物において、仕上げ材の浮き、ひび割れ、はがれ、カビ等の発生がない状態を維持 し、かつ、美観を維持する。 施設を安全かつ安心して利用できるよう予防保全に努めるとともに、不具合を発見した 場合は、速やかに市へ報告する。 2)設備の保守管理 建築設備(給排水設備、空調設備、電気設備等)は、日常点検、法定点検、定期点検等 を実施し、初期性能を維持する。 業務にあたっては、確実性、安全性及び経済性に配慮し、正常に機能しないことが明ら かになった場合は適切な方法により対応するとともに、市へ報告する。 設備の適正な運用を図るために行う運転及び監視並びにこれらに関連する電力、水道等 の需給状況を管理するとともに、節減に努めること。設備に応じて、適正な運転記録を残 すこと。 日常の機器運転管理、点検、整備を行うこと。点検及び正常に機能しない場合の対応等 について、適切に記録を残すこと。 3)備品の保守管理 備品台帳に記載された備品については、定期的に備品の状態、設置場所等の確認を行い、 毎年1回は点検を実施し、初期性能を維持する。 不具合が生じた備品については、市と協議をすること。 4)消耗品 施設の運営に支障をきたさないよう必要な消耗品を適宜指定管理者が購入し、管理を行 う。不具合の生じたものに関しては、随時更新を行うこと。 ②環境維持管理業務 1)清掃業務 施設の環境を維持し、快適な環境を保つため、清掃業務を適切に行うこと。 ・日常清掃(開館日) 清掃の範囲は、供用部分の清掃とし、清掃の種類は、毎日清掃すること。 ・ガラス清掃(年2回) ・床洗浄ワックス塗布(年1回) ・屋上の排水管理 2)屋外清掃業務 施設の環境を維持し、快適な環境を保つため、清掃業務を適切に行うこと。 ・日常清掃(開館日) 2 ・花壇の管理 3)保安警備業務 施設内の秩序を維持し、事故、盗難、破壊等の犯罪及び火災等の災害の発生を警戒・防 止し、財産の保全を図るとともに利用者の安全を守るために、保安警備業務を適切に行う こと。 事故、災害、犯罪等から施設利用者を適切に管理できる状態にすること。 施設利用者の入退出を適切に管理すること。 4)施設保全業務 ・消防用設備等の保守点検業務 ・機械警備業務 ・自動扉開閉装置保守点検業務 ・衛生害虫防除業務 ・空調機器保守点検及び定期清掃 ・その他法令で義務づけられている点検や点検すべきであると指定管理者が認めるもの 5)修繕・改良工事 ・修繕工事 1件10万円を超えない簡易な修繕については、指定管理者の費用負担及び施工とする。 1件10万円以上の修繕については、市の費用負担及び施工とする。 ・改良工事 市の費用負担及び施工とする。 6)敷地内の管理業務 指定管理者は敷地内を定期的に点検し、危険な場所の把握に努めるとともに速やかに利 用者の被害防止対策を講じること。 (3)その他センターの設置目的を達成するために必要な業務 ①管理体制の整備 本事業を円滑かつ適切に遂行することができる維持管理・運営体制を構築すること。 ②経営管理に関する業務 経理区分については、センター事業として他の経理と区分して整理すること。 また、伺書、証拠書類、伝票等を作成するとともに、一定期間保存すること。 なお、経理区分ができないものについては、協議すること。 ③事業評価 1)利用者等の意見や要望を把握し、運営に反映させるよう努めるとともに、結果を市へ報 告すること。 2)事業実績報告書及び事業評価の結果等を考慮した上で、指定管理者の業務が適正に遂行 されていないと市が判断した場合は、是正勧告を行い、改善が見られない場合、指定を取 り消すことがあります。 ④緊急時のマニュアルの作成 火災等の事故が発生した場合、応急救護、初期消火、避難誘導、関係機関への通報等につ いての計画を作成すること。 ⑤緊急避難訓練 年1回以上の消防訓練を実施すること。 ⑥施設内での事故が発生した場合の対応 管理業務に際し、火災等の事故が発生した場合、応急救護、初期消火、避難誘導、関係機 関への通報連絡を行うとともに、市へ連絡すること。なお、事故処理後すみやかに事故報告 書を市へ提出する。 ⑦環境への配慮 省エネルギーやリサイクルの推進など環境に配慮した取組に努めること。なお、市が実施 する取組については積極的に協力すること。 ⑧服務 従事する全ての職員に対して公益使命を自覚させ、名札の着用、来館者に満足を与える接 3 遇(服装、身だしなみ、言葉づかい等)を徹底すること。 ⑨文書管理 指定期間中の文書管理については、市の指示に基づき、年度毎、分野ごとに分類し、適切 に管理すること。 なお、廃棄する際には、個人情報が記載されているものについては、シュレッダーにより 裁断すること。 ア 施設の利用申請書 5年間 イ 経理関係書類 5年間 ウ 点検等記録 5年間 エ 業務日誌等 3年間 オ 市等への報告書 5年間 カ 統計資料 3年間 キ その他 必要に応じて協議する。 (4)その他市長が必要と認める業務 4 職員配置等 (1) 職員を2名以上配置すること(非常勤でも可)。 (2) 子育て親子の支援に意欲があり、児童の育児・保育に関する相談指導等について相当の知識 及び経験を有する者であって、各種福祉政策についても知識を有する専任の者を配置すること。 (3) 職員は、施設の利用者の対応に十分配慮するとともに、業務を行うに当たって知り得た個人 情報については、業務遂行以外には用いないこと。 (4) 職員の資質を高めるための研修を実施するとともに、施設の運営に必要な知識と技術の習得 に努めること。 (5) 受注者は、委託業務に従事させる職員を採用し、又は解雇したときは発注者に報告すること。 (6) 職員は、年1回、定期健康診断を受診すること。 5 業務、事業及び決算状況等の作成及び報告 (1)事業報告書の提出 毎年度終了後60日以内に宮崎市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例(平 成17年条例第1号)第7条に規定する事業報告書を作成し、市へ提出することとします。 なお、事業報告書の記載項目等については、協定において定めます。 報告内容は概ね次のとおりとします。 ①管理業務の実施状況 ②利用状況並びに利用拒否等の件数及びその理由 ③利用料金の収入実績 ④管理経費の収支状況 ⑤その他市長が別に定める事項 (2)月次報告書の提出 毎月10日までに、下記の事項を記載した前月分の月次報告書を市へ提出すること。 ・利用実績(利用回数、利用人員等) (3)年度計画書の提出 平成29年度の年度計画については、協定書の締結と同時に市へ提出することとします。また、 平成30年度~33年度の年度計画については、当該前年度の10月末までに提出することとし ます。 なお、内容については、市と協議するものとします。 4 (4)実地調査の実施 市は、指定管理者の業務の遂行状況や実績を確認するため、実地調査等を行い、必要な指示を 行います。 指定管理者が、上記の指示に従わない場合、市は指定管理者の指定を取り消し、又は期間を定 めて管理業務の全部若しくは一部の停止を命じることがあります。 (5)監査委員等による監査 監査委員事務局から指定管理者に対し監査の通知があった場合は対応してください。 6 指定管理料に関する事項 市が支払う指定管理料の金額等については、会計年度ごとに指定管理者から提出された収支予算 書をふまえ、予算編成過程や予算の議決を経て、当初予算の範囲で当該年度の年度協定の締結時に 決定するものとします。 (1)指定管理料の精算等 指定管理者の経営努力が収益に反映されるよう、経費の節減や利用率の向上などによる収支計 画を上回る収支差額が生じた場合でも、指定管理料の減額は行いません。 また、損出額が生じた場合においてもリスク分担表に基づくもの以外、追加の委託料は支払い ません。 (2)指定管理料の支払い 指定管理料は、会計年度(4月1日から翌年3月31日まで)毎に支払います。 支払時期や支払い方法は、別途協定において定めます。 (3)管理口座 経費及び収入は、センターの管理運営に関わる専用の口座で管理してください。 ただし、やむを得ない事由がある場合は、市と協議してください。 7 リスク管理、責任分担に関する事項 市と指定管理者のリスク管理、責任分担については、次表のとおりとします。 項 目 1 施設、設備、備品、資料等 の損傷など 2 管理、運営に係る事故等に よる第三者への損害賠償 内 容 等 市 指定管理者 指定管理者による管理の瑕疵によるも の ○ 第三者の行為、経年劣化等による損傷 等で 1件10万円未満のもの ○ 第三者の行為、経年劣化等による損傷 等で1件10万円以上のもの ○ 施設の設置に関する瑕疵によるもの ○ 指定管理者の責に帰すべき事由による もの 施設の設置に関する瑕疵によるもの 5 ○ ○ 3 不可抗力への対応 不可抗力(暴風、豪雨、洪水、高潮、 地震、地すべり、落盤、火災、騒乱、 暴動その他の自然的又は人為的な現 象)に起因する 施設修繕、事業中断 等による経費増など ○ 4 物価変動、金利変動、税制 の変更による管理運営経費の増 ※ 5 法制度改正、行政的理由に よる事業内容の変更等による運 営経費の増 ○ 6 事業終了時の対応(撤収・ 施設等の原状回復・引き継ぎ) 7 保険の加入 ○ ○ 施設賠償責任保険等 ○ ※税制の変更のうち、指定管理料に係る消費税の税率変更による増は、市の負担とする。 8 業務の引継ぎ 指定管理者の指定が議決された後は、速やかに現在の指定管理者(社会福祉法人 清武社会福祉 会)との引継業務に入ることとします。 なお、指定期間開始前に業務引継等に要した費用は、全て指定管理者として選定された団体の負 担とします。 (資料1) 個人情報取扱特記事項 (基本的事項) 第1条 受注者は、この契約による事務を処理するに当たっては、個人情報(特定個人情報を含む。 以下同じ。 )保護の重要性を認識し、個人の権利利益を侵害することのないよう、条例その他の 関係法令を遵守し、個人情報を適正に取り扱わなければならない。 (秘密の保持) 第2条 受注者は、この契約による事務に関して知り得た個人情報の内容をみだりに他人に知らせ、 又は不当な目的に使用してはならない。この契約が終了し、又は解除された後も、同様とする。 (従事者の明確化) 第3条 受注者は、この契約による事務に従事する者を明確にし、発注者から求めがあったときは、 発注者に報告しなければならない。 (従事者への監督及び教育) 第4条 受注者は、この契約による事務の処理に従事している者に対し、この契約による事務に関 して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用しないよう必要かつ適切 な監督及び教育を行わなければならない。この契約が終了し、又は解除された後においても同様 とする。 (収集の制限) 第5条 受注者は、この契約による事務を処理するために個人情報を収集するときは、その目的を 6 明確にし、当該事務を処理するために必要な範囲内で、適正かつ公正な手段により収集しなけれ ばならない。 (目的外利用の禁止等) 第6条 受注者は、発注者の指示又は承諾があるときを除き、この契約による事務に関して知り得 た個人情報を当該事務を処理する目的以外に利用し、又は第三者に提供してはならない。 (安全確保の措置) 第7条 受注者は、この契約による事務に係る個人情報の漏えい、改ざん、滅失及び毀損の防止そ の他の安全確保の措置を講じなければならない。 (持ち出しの禁止) 第8条 受注者は、この契約による委託業務の場所から個人情報を持ち出してはならない。やむを 得ず持ち出さなければならないときは、発注者の承諾を得たうえで行い、持ち出しの状況に関す る記録を作成し、確実に保管するものとする。 (複写等の禁止) 第9条 受注者は、発注者の指示又は承諾があるときを除き、この契約による事務を処理するため に発注者から提供を受けた個人情報が記録された資料等を複写し、又は複製してはならない。 (再委託の禁止) 第 10 条 受注者は、発注者の承諾があるときを除き、この契約による事務における個人情報の処 理を自ら行うものとし、第三者にその処理を委託してはならない。 (資料等の返還等) 第 11 条 受注者は、この契約による事務を処理するために発注者から貸与され、又は受注者が収 集し、若しくは作成した個人情報が記録された資料等を、この契約が終了し、又は解除された後 直ちに発注者に返還し、又は引き渡さなければならない。ただし、発注者が別に指示したときは、 当該指示した方法により処理するものとする。 (報告義務) 第12条 受注者は、発注者から求めがあったときは、この契約による個人情報の管理状況及び委託 業務の履行状況について発注者に対して報告しなければならない。 (事故報告義務) 第 13 条 受注者は、この個人情報取扱特記事項に違反する事態が生じ、又は生じるおそれがある ことを知ったときは、速やかに発注者に報告し、その指示に従わなければならない。この契約が 終了し、又は解除された後も、同様とする。 (実地調査) 第 14 条 発注者は、必要があると認めるときは、この契約の遵守状況を確認するために必要な範 囲内において、受注者のこの契約による事務に係る個人情報の取扱いについて実地に調査をする ことができる。 (勧告) 第 15 条 発注者は、受注者のこの契約による事務に係る個人情報の取扱いが不適当と認めるとき は、受注者に対し、必要な措置をとるべき旨を勧告することができる。 (契約の解除及び損害賠償) 第 16 条 発注者は、受注者がこの個人情報取扱特記事項に違反していると認めたときは、契約の 解除及び損害賠償の請求をすることができるものとする。 (漏えい等が発生した場合の責任) 第 17 条 受注者は、この契約による事務に係る個人情報の漏えい、改ざん、滅失、毀損その他の 事態が発生した場合において、その責めに帰すべき理由により発注者又は第三者に損害を与えた ときは、その損害を賠償しなければならない。 7
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