価値創造のための戦略 グローバルプロダクツユニット お客さまに対し、銀行・信託・証券や各カンパニー 横断的に最適なソリューションを提供することで、 「総 合 金 融コンサルティンググループ」の実 現を 支えるプロフェッショナル集団を目指します。 グローバルプロダクツユニット長 山田 大介 投資銀行機能・トランザクション機能の融合による、高度で最適なソリューションの提供 グローバルプロダクツユニットは、投資銀行ユニットと 証券管理等のサービスを提供しています。 トランザクションユニットが統合し発足しました。 当ユニットは、 〈みずほ〉の「専門性のさらなる強化」と 投資銀行分野では、M&A・不動産・アセットファイナ 「顧客セグメント横断的な機能活用」を図るため、グルー ンス・プロジェクトファイナンス・コーポレートファイナン プ全体でのプロダクツ機能のプラットフォームの役割を スの5つの事業分野を中心に、銀行・信託・証券が連携 担っています。〈みずほ〉が目 指す、お客さま第 一の観 して最適なソリューションを提供しています。 点からのアプローチ(マーケット・イン型アプローチ)を トランザクション分野では、国内為替・外国為替・資金 徹底的に推進するために、金融プロダクツに関する専門 管理・トレードファイナンス・コルレス円決済・円カスト 性をさらに高め、カンパニー横断的に幅広いお客さまに ディ・グローバルカストディ・資産管理・証券代行・有価 ソリューションを提供していきます。 みずほ銀行 M&A ファイナンス 不動産ファイナンス お客さま アセットファイナンス プロジェクトファイナンス シンジケートローン 国内外トランザクション •キャッシュマネジメント •FX・Global Transaction •トレードファイナンス カストディ(海外顧客向け) 52 みずほフィナンシャルグループ 主なプロダクツラインアップ みずほ信託銀行 みずほ証券 不動産仲介 M&A アドバイザリー 不動産信託・ アセットマネジメント 不動産私募ファンドアレンジ 信託ソリューション 個人ファンド活用型 流動化ビジネス 証券代行 カストディ(国内顧客向け) アセットファイナンスアレンジ DCM(債券引受) ECM(株式引受) ユニットの特徴 課題認識 強み ■グ ロ ー バ ル 経 済 の 不 確 実 性 の ■銀行・信託・証券一体運営の加速 ■グループ各社の専門性を有機的に 増大による、株式・債券・不動産・ によるサービス提供力強化 資源等の価格変動リスクの高まり 組みあわせることができる運営体制 ■プロダクツラインに応じたグロー ■決 済 手 段 の 高 度 化や FinTech バル運営体制の強化 等の技 術 革 新に伴う新たな決 済 ■M&Aアドバイザリー・プロジェク トファイナンス・ABS(資 産 担 保 ■新 技 術や環 境 変 化に対 応した商 ビジネスの展開 〈みずほ〉について 外部環境 品の開発 証券) ・シンジケートローン・DCM (債券引受) ・カストディ・CMS(資 私たちが目 指すもの 金管理)等の分野におけるトップク ■効率的な営業推進体制の構築 ラスの実績 ユニットの新中期経営計画(2016年度~2018年度) プロダクツ専門家集団として、お客さまのニーズに沿った最適なソリューションを提供 な商品・サービスを提供し続けるために、銀行・信託・証 チ(マーケット・イン型アプローチ)を実現させるためには、 券が一体となったグローバルベースでの運営体制の高度 外部環境の変化に対応し、さまざまなリスクを見極めたう 化に取り組むとともに、専門性のさらなる向上に努めます。 えで、絶えず変化し続けるお客さまのニーズに応えていく また、新たなビジネス領域への取り組みを強化すること 必要があります。 で、お客さまニーズへの対応力を高め、お客さまの利便性 お客さまのニーズが高度化・多様化するなかでも、最適 向上に貢献していきます。 銀行・信託・証券による連続的な ソリューション提供〈投資銀行〉 [銀行・信託] 不動産物件 の仲介 [信託] 付加価値 CRE ブリッジ ファンドを 活用した 資金調達支援 (不動産 投資信託)の IPO 支援 証券代行 [銀行・信託] [証券] [信託] REIT 企 業 価 値を支える基 盤 お客さまの資金管理業務のステージに応じた ソリューション提供<トランザクション> 例:不動産 (企業不動産) 戦略提案 価 値 創 造のための戦 略 〈みずほ〉が目指す、お客さま第一の観点からのアプロー 財務ガバナンス強化と事業成長への貢献 買収、事業拡大への寄与 買収後統合(PMI)アドバイザリー等 戦略化 財務リスク管理の一元化、精緻化 トレジャリーマネジメントサービス (資金・財務情報の一元化による、 資金管理や為替・金利リスク管理) 精緻化 社内銀行設立 標準化 例:M&A(MBO) 財 務レビュー みずほグローバルファイナンス マネジャー(グループ間の貸借・ 資金繰管理、ネッティング等) 資金集約/グループ資金効率利用 MBO (経営陣買収) の買収者側 アドバイス 買収資金の 調達支援 対象会社への 各種コンサル (人事、年金、 組織再編等) 対象会社の IPO 支援 集中化 証券代行 グローバル資金見える化 見える化 [証券] [銀行] [信託] [証券] [信託] キャッシュプーリング(グループ会社の 余剰資金の集約など)等 みずほグローバル e- バンキング(インターネット バンキングサービス)等 高度化/戦略性 2016統合報告書ディスクロージャー誌 53 価値創造のための戦略 新中期経営計画の重点戦略 ▶銀 行・信託・証券一体での連続的な プロダクツ提供力の強化 「お客さま」に提供する価値 ■ 多 様 化・高 度 化するお客さまのニーズに対し、 ▶ 新たな領域へのプロアクティブな取り組みの強化 最適なソリューションをグローバルに提供するこ •個人投資家の資金等を活用した新たな資金調達 とを通じて、お客さまの事業・財務戦略に貢献 ソリューションの提供 •F inTechを活用した新たな決済サービスの提供 等 重点戦略 ▶オ ペレーショナルエクセレンスを推進し、 最適なプロダクツ供給態勢の構築や 「社会」に提供する価値 ■ グローバルベースで高 度な専 門 性を駆 使した ソリューションを提供し、社会インフラの発展に 人材・業務基盤を強化 貢献 •グローバルベースでの総合営業の拡大 •組織や人員のリバランス 等 ■業界団体等への参画を通じ、グローバル決済体 制の発展に貢献 「お客さま・社会」の持続的成長を支える課題解決に向けて お客さまのキャッシュフロー改善を支援するサプライチェーンファイナンスの提供を開始 〈みずほ〉は、大企業の国内外のサプライヤーとの資金決済を効率 化するとともに、企業の資金繰りの効率性を示す指標であるキャッシュ コンバージョンサイクル※の改善にも貢献するシステムとして、サプライ 〈みずほ〉 期日前支払 チェーンファイナンスの提供を開始しました。お客さまの資金効率を高 ②債権買取 依頼 めるのと同時に、サプライヤーの資金繰りを円滑にすることで、サプラ イヤーとの関係強化を図ることも可能です。 ※仕入れから販売に伴う現金回収までの日数 ⑦債権金額 ④債権買取 期日支払 承認 ③債権買取 依頼 ⑥債権買取金額 サプライヤー サプライ チェーン ファイナンス システム ①インボイス アップロード ・現金回収の 短期化 再生可能エネルギー普及に向けた新しい資金調達方法の提供 〈みずほ〉は持続可能な社会の形成に向けて、再生可能エネルギーの 普及を多面的にサポートしています。2016年6月、メガソーラー発電施 設を中心に投資を行うタカラレーベン・インフラ投資法人が東京証券取 引所の「インフラファンド市場」で第1号として上場した際に、みずほ証券 が上場主幹事、みずほ信託銀行が投資主名簿等管理人を務め、みずほ 銀行が融資組成を主導する等、グループ一体となって支援しました。 54 みずほフィナンシャルグループ レーベンソーラー塩谷発電所 ⑤債権譲渡 通知・承諾 バイヤー (お客さま) ・サプライヤー との関係強化 2015年度 振 返 実績 、 営業推進 向 態勢 整備 〈みずほ〉について 各事業分野 投資銀行分野 海外大型買収案件 事業承継案件等 FA( ・ )就任・ 事業 ※ 対 数多 確立 国内 、社債引受部門 強化等、態勢 所有権 公的機関 残 、運営 民間事業者 1位 ※4 1位 日本公募債(事業債・電力債) ※5 。 ※ 公共施設等 1位 ※3 総合 ABS 主幹事 整備 1位 ※2 行 事業 ※ 1. 件数 、除 不動産案件 ※ 2. 金額 、 ※ 3. 金額 、 ※ 4. 金額 、Asset Backed Security(資産担保証券) ※ 5. 引受金額 私たちが目 指すもの 拡充 不動産投資家向 対応力 向 1位 ※1 国内 。 、競争優位 2015年度 実績 主要実績 日本企業関連 M&A 組成等、 案件 取 組 行 投資銀行分野 組成 、国内初 、除 自行債 分野 客 資金効率化 対応 可能 分野 専門部隊 新規株式上場対応 機能 強化 努 、 客 専門部隊 、法人 開始 ) 1位 Asia Money 誌 客 CMS 調査(日本市場、売上規模大) 顧客満足度 1 位 獲得 可能 ※ 2. 有価証券投資 際 、 証券 保管、 管理 行 業務 利便性 向上 誌 拡 銀行調査 。 誌 (日本市場) 1 位 獲得 企 業 価 値を支える基 盤 充 等、 客 ・ ※2 ※ 1. Cash Management Service (資金管理) 関係強 口座開設 1位 ( 。 化 支援 2015年度 実績 主要実績 CMS ※1 設置等、 資金効率化 通 分野 設置 、証券代行 価 値 創 造のための戦 略 年々高 TOPIC 不動産投資顧問、 信託銀行 、今 後 拡大 分野 拡大 目指 、私募 運用力 ・ 見込 不動産 強化 取組領域 運用会社 不 ・ 、新 設 持 株 会 社 豊富 提供 子会社化 信託銀行 100% 出資 ・ 財 務レビュー 動産投資顧問 、REIT運用会社 ・ ・ ・ 通 子会社化 。両社 培 活 、質 高 専門的 100% 出資 。 2016統合報告書 ディスクロージャー誌 55
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