(仮称)草津市子育て応援サイトおよびアプリ構築業務仕様書 1 業 務 名 (仮称)草津市子育て応援サイトおよびアプリ構築業務 2 履行期間 システム運用構築・導入業務 契約締結日から平成29年2月28日まで システム利用にかかる業務 平成29年3月1日から平成34年2月28日まで ※地方自治法第234条の3に基づく長期継続契約 ※次年度以降、予算の減額等による契約の変更があり得るので留意のこと。 3 運用開始 平成29年3月1日 4 履行場所 草津市子ども子育て推進室(草津市草津三丁目13番30号)及び子ども 子育て推進室の指定する場所 5 業務の目的 草津市の子育てに関する情報を発信するため、イベントや施策、施設などのデータ を利活用したウェブサイトおよびアプリを構築し、スマートフォンの普及率の高い子 育て世代にとって利便性の高い子育て関連の情報発信を行うことで、情報を通じて子 育て家庭と地域がつながることを目指す。知りたいにことにすぐつながり、さらに人 と人がつながるツールとして活用することで、安心して子育てができる草津市を実現 し一層の子育て支援の充実を図る。 6 業務内容 (1)アプリの開発及び公開 ・iOS(version8.0 以上)及び AndoroidOS(version4.4 以上)に対応したアプリを開発する。 ・開発アプリを iOS であれば App Store、AndoroidOS であれば Google Play から入手可 能とするために必要な手続(アカウント及びライセンス取得等)を行う。 ・開発したアプリを平成29年3月1日(水)までに配信する。また、公開にあたっ て必要な動作検証を行う。 ・ドメインについては、現在の kusatsu-kosodate.jp/の継続利用を前提とすること。 ドメインの維持管理費用も本業務に含めること。 ・開発したアプリとサイトは一部機能を除き同期しており、管理者は基本的にサイト の情報を更新することとする。 ・機能設計・構築の内容は別紙に基づくこと。 (2)サイトの開発及び公開 ・現在の草津市子育て応援サイト http://kusatsu-kosodate.jp/と同程度の子育て支援施 策を掲載し、検索・閲覧することができるようにする。 ・開発したサイトを平成29年3月1日(水)までに公開する。また、公開にあたっ て、2月初旬には必要な動作検証を行えるスケジュールとすること。 ・機能設計・構築の内容は別紙に基づくこと。 ・レスポンシブ化すること。 (3)メール配信システム(メールマガジン)の導入 ・メールアドレスを登録している市民へ向けて一斉メール及びグループ配信できる仕 組みを提供すること。 ・サイトに連動して、新着情報などを自動配信できること。 ・配信内容・配信先・配信日時・配信グループを任意に設定し、メールマガジンを送 信できること。また、開封確認ができること。 ・配信グループ、登録者数を追加・削除できること。なお、メール配信数や配信グル ープ、登録者数に制限はなく、追加に伴い費用が発生しないこと。 ・発注者の配布するデータを初期登録すること。 ・無効なメールアドレスについて、一定期間を超えた場合、自動的に削除されること。 (4)管理画面の設計・構築 ・情報の登録・更新・削除の方法については、HTML などの専門的な知識のない市役所 職員や支援団体の職員でも扱えるよう操作性や操作手順に配慮したシステムを導入し 構築すること。 ・管理画面は、ブラウザで利用可能で、専用ソフトウェアのインストールが不要なシ ステムであること。なお、端末の環境は次のとおりである。 Microsoft Internet Explorer 9.0 以降 (5)ユーザ管理画面での権限の範囲について ・ユーザ管理画面で行えることができる権限の範囲については、発注者と協議のうえ 認定すること(三段階を想定) (6)SEO 対策の実施 ・本サイトが検索エンジンを対象として、適切に検索結果の上位に表示されるように、 検索エンジンへの最適化の工夫を行うこと。また、そのための適切な検索キーワード の検討も行うこと。 (7)アクセシビリティについて ・JIS X 8341-3:2016 のレベル AA に準拠すること。 仕様書における「準拠」という表記は、情報通信アクセス協議会ウェブアクセシビリ ティ基盤委員会「ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドライン 2016 年 3 月版」で定められた表記による。 (8)データ移行 ・現在システムにおける平成29年3月1日以降に開催されるイベント情報について は反映すること。 ・本サイトの目的を遂行するために必要なデータの内容を発注者と協議し、データの 棚卸を横断的に行うこと。 (9)運用および保守 本システムに必要となるサーバやバックアップ装置などを含むすべての機器は本市庁 舎内に設置しない方式とし、機器・ネットワーク回線等の維持管理等の一切を受託事 業者が行うものとする。 ・運用に関する問い合わせ窓口、障害受付窓口を用意すること。 ・24 時間 365 日、有人にて運用可能な体制を確保すること。 ・緊急時には、本市職員からの問い合わせに対応すること。 ・構築に当たっては十分なセキュリティ対策を講じること。SSL 暗号化通信に対応さ せること。なお、SSL の更新手続きについては受託者が責任を持って行うこと ・定期的に運用の報告をすること。 ・新サーバへのドメイン移行などの作業費及びサーバの維持管理費は費用に含めるこ と。 ・サイトおよびアプリ開発着手後から委託期間終了までの間、サイトおよびアプリの 運用・保守管理を行い、必要な対応(iOS 及び AndoroidOS のバージョンアップに伴 う対応、動作検証、不具合等の修正等)を行う。 ・業務履行期間内に軽微な修正・追加を本市が要望する場合、速やかに内容を協議の うえ、対応すること。 ・App Store および Google play でのダウンロード数、各アプリ画面・各サイトページ へのアクセス数、アプリへ寄せられたレビューの内容(アプリの評価、改善要望等) 、 障害内容等の概要を毎月末に報告すること。報告様式については事前に発注者の承 認を得ること。 ・管理者の変更については、本市からの連絡を受けてID、パスワードの発行・削除 を行うこと。 ・閲覧者の利用端末(パソコン・スマートフォン・タブレット・フィーチャーフォン 等)の各種ブラウザで正常に画面表示ができること。動作保障ブラウザは次のとお りとする。最新バージョンが公開された場合は、速やかに対応すること。 Microsoft Internet Explorer (9.0 以降) Mozilla Firefox 最新版 Google Chrome 最新版 Android 標準ブラウザ及び Mobile Safari 最新版 Edge12.1 以上 ※フィーチャーフォンについては、本市と協議のうえ可能な限り対応すること。 ・定期的にデータのバックアップを行うこと。詳細については、提案書にて提案する こと。 ・定期的に保守の報告をすること。 (10)セキュリティ対策 ・システム開発の設計段階において、可能性、完全性、機密性の面からセキュリティ に関する設計内容を明確にし、本市の合意を得る。 ・システム開発を行う環境は、可能な限り、物理的に別の環境を用意し実施する。 ・開発工程ごとの単体試験、結合試験などの段階で、プログラムの実行権、関連ファ イルのアクセス制御機能、入出力チェック機能等セキュリティに関わる項目を試験 計画書に明記し実施する。また、セキュリティに関する要求仕様に漏れがないか確 認する。 ・本システムへの不正アクセスを防止・検知する機能をもつこと。 ・開発用機能またはシステム検証での遠隔ルート等が作成されている場合は、不正ア クセス防止のため、確実に除去する。 ・通信を行う場合には、独自に取得した SSL により暗号化処理を行うこと。 (SSLの取得については本契約費用の範囲内で受託者が行うものとする。 ) (11)研修会の実施 ・ホームページ運営にあたって市職員または活動団体に対して研修会を行うこと。研 修会は2回程度とする。会場は市の会議室等で行うものとする。 ・研修の実施方法、内容、実施時期について提案すること。 ・資料については、受注者にて用意を行うものとする。 (12)運営マニュアルの作成 ・ホームページ及びアプリケーションを円滑に運営していくため、市職員に対しての 運営マニュアル、活動団体に対しての運営マニュアルを作成すること。専門用語は 極力使わず平易な表記または、各マニュアルは研修会時の資料として活用すること。 また、マニュアルは、電子ファイル(PDF等)として別途活用可能にしておくこ と。 7 開発体制について (1)本件従事者の名簿について 受注者は、本件従事者の氏名・本件における担当業務・主な保有資格及び業務実績 を記載した従事者名簿を提出すること。 (2)本件に関する再委託について 本件に関する一部業務の再委託を行う場合は、委託先会社及び委託業務を記載した 開発体系図を作成し、事前に発注者に承認を得ること。 (3)業務責任者について 業務責任者は同様同規模の開発構築業務責任者経験があること。 (4)従事者について 構築にあたり、必要な技術を有するものを従事させること。 (5)データセンター要件について 別紙データセンター要件を満たすこと。 8 使用機器 受注者は、当該業務を実施するために発注者に設置されている機器を使用する場合は、 発注者の指示に従い、善良な管理者の注意のもと、使用することとする。 9 進捗管理方法 (1)受注者は契約後、速やかに事業計画書を作成し、発注者の承認を得ること。 (2)開発期間中は原則週に1回はメール等による進捗報告を実施すること。 (3)開発期間中は、月に1回、定例会を実施すること。なお、この定例会にかかる出 張費等は、見積りに含めておくこと。 (4)画面・機能設計については実際の操作がイメージできる資料を用意し、市の意見 を汲み取った上で開発を行うこと。 (5)開発に必要なハードウェア・ソフトウェアについては、すべて受注者が用意する こと。 10 運搬責任 委託業務にかかわる物品、資料及び納品すべき物品等の運搬が必要な場合は、別に 定めがある場合を除き、受注者の責任で行うものとする。 11 著作権について 本業務の履行により設計・構築したサイトおよびアプリの著作権は、発注者に帰属 する者とする。ただし、本業務履行前に、受注者が所有している著作権については、 この限りでない。 12 瑕疵担保責任(保証) (1)保守対応作業あるいは運用作業の完了後一年以内の間に、受注者の行った作業に 瑕疵が発見された場合は、受注者はその修補の義務を負うものとする。 (2)受注者が本条第一項に基づく修補を実施したにもかかわらず、瑕疵が解消されな かった場合、受注者は当該瑕疵によるシステム運用への影響を最小限に抑えるため のシステム改修案を提示し、発注者の了解を得たうえで、無償でシステム改修を実 施するものとする。 13 損害賠償 受注者は、前条の事由により相手方に損害を与えた場合は、本契約の解除の有無に かかわらず、発生した直接間接の損害額について、発注者に賠償するものとする。 14 納品物 ・ アプリケーションおよび WEB サイト公開時のプログラム及びデータ一式(画像含 む) ・ アプリケーションおよびサイト構成図 ・ 企画書 PDF データ ・ 更新マニュアル ・ 動作検証報告書(各ブラウザなどにおける画面画像等を含む) ・ 他サイトへのリンク用バナー(大・小) ・ 上記を格納した光学式メディア等 ・ 職員への操作研修 15 その他 (1)委託業務における総合的企画、業務遂行管理、業務の手法の決定及び技術的な判 断等は、再委託することはできない。ただし、本業務の一部を第三者に委託する場 合、事前に発注者の承諾を得れば再委託可能とする。 (2)契約後、仕様書に疑義が生じたときは、発注者と受注者の協議によるものとする。 (3)開発工程終了時に受注者が実施する最終確認期間を設けること。この期間は発注 者からの問い合わせやソフトウェアの不具合修正を迅速に実施できる体制をとるこ と。 (4)委託作業期間中に受注者の業務履行状況を確認する目的で、受注者(再委託先を 含む)の作業場所に立ち入り検査を実施することがあるので協力すること。 (5)利用期間満了後、市の希望により、市と受注者で協議のうえ、別途契約を締結し 当該システムを継続して利用することがあるので留意のこと。 以上 別紙 サイトおよびアプリケーションの構築に際しては、以下の要件に基づき機能を設計し構築 すること。 1.パーソナライズ機能 利用者が属性情報を登録することによって、対象を絞って情報の配信ができる機能 (サイト・アプリ共通事項) (1)利用者(子ども)の性別、生年月日、ニックネーム、居住地域が登録できること。 (個人が特定できないように情報を取り扱うこと。 ) (2)産前・産後の状況に分けて登録ができること。 (3)複数人の子どもが登録できること。 (4)設定の変更が任意のタイミングで行えること。 (5)イベント表示、お知らせ表示などの際に対象が絞れること。 (6)イベントおよび施設のお気に入り登録ができること。 (7)利用者(保護者)の属性を把握できる仕組みを提供すること。そのデータは市の 職員がいつでも取り出せること。 (8)お気に入り登録機能 (アプリのみ) (9)パーソナライズに基づくプッシュ通知 2.プッシュ通知機能 子育て情報が配信と同時に自動で利用者のスマートフォン上に表示される機能 (アプリのみ) (1)市職員が任意のタイミングでプッシュ通知を行えること。 (2)配信タイミングの設定も可能なこと。 (例:妊娠●週目、産後●ヶ月) (3)プッシュ通知された項目がアプリ上に一覧で表示されること。 (4)パーソナライズ機能と連動すること。 (5)起動直後のお知らせ画面にプッシュ通知された項目が一覧表示されること。 (6)お知らせ画面の一覧は、お知らせ情報の期間が過ぎた時点で自動的に削除される こと。 3.イベント機能 子育て応援イベントや保健相談事業などの行事一覧が表示される機能 (サイト・アプリ共通事項) (1)表示される項目をタップ(クリック)すると、イベントの詳細内容が表示される こと。 (2)URLやメールアドレス、電話番号、住所を掲載する場合は、リンクとして選択 でき、接続できるようにすること。 (3)条件(開催日・対象者など)で絞り込んで、イベントを検索・申し込みできるこ と。 (4)イベント申込者へ当選者・落選者別にメール送信できること。また、開封確認が できること。 (5)配布物やチラシ等については、ダウンロードができるようにする。 (6)イベント検索のカテゴリについては、発注者が自由に追加できるようにすること。 (7)パーソナライズ機能と連動すること。 (8)サイトで子育て支援イベント情報を検索・閲覧・申し込みができるようにする。 4.マップ検索機能 市内の子育て関連施設が地図上に一覧で表示される機能 (サイト・アプリ共通事項) (1)イベント、遊び場スポット、病院、赤ちゃんの駅、休憩所などがカテゴリごと に地図表示されること。 (2)施設のアイコンをタップ(クリック)すると、詳細情報が表示されること。 (3)施設については、同時に複数のカテゴリを選択可能とすること。 (4)施設の詳細情報に機能の特徴を表せるアイコンや写真が掲載できること。 (5)ルート検索などができること。 (アプリのみ) (6)GPS機能と連動ができること。 5.データ検索機能 子育てに関する市の実施事業全般を利用者の関心に従って探すことができる機能 (サイト・アプリ共通事項) (1)掲載する事業内容については、市ホームページを基本として発注者が指示した内 容に基づくこと。 (2)タグ付けの制限は無制限とすること。 6.投稿及びレビュー機能 情報の充実を図るために、市民等から情報提供していただく機能 (サイト・アプリ共通事項) (1)イベントや施設情報に対し、アプリ利用者がコメントの書き込みをできること。 (2)書き込まれた情報は即時に反映されること。 (3)コメントだけでなく、スタンプを選択することで、反応を示すこともできること。 (4)スタンプのデザインについては、市と協議を行うこと。 (5)書き込まれた情報は時系列に一覧表示されること。 (6)各コメントには、パーソナライズ機能で取得した属性情報(子どもの年齢、性別 等)の情報が自動表示されること。 (7)誹謗中傷等の書き込みがあった場合には、管理者の権限で削除が可能なこと。 7.支援団体専用ページの作成 許可された支援団体および市民がそれぞれ専用ページをもち、各自の情報(イベン ト情報、活動内容の紹介、子育て支援情報など)を発信することができること。 (サイトのみ) (1)支援団体は ID(支援団体 ID)及びパスワードで管理画面にログインし、情報を登 録する。 (2)支援団体は管理画面において、自身の情報以外は編集及び閲覧ができないこと。 (3)登録された情報はサイト管理者(市)が内容をチェック・承認したうえで掲載さ れるようにすること。 (4)公開後であっても管理者が、支援団体の情報を修正できること。 (5)管理者が、団体の発信情報のステータスを簡易に把握できるようにすること。 (6)支援団体が発信するイベント情報も、項3のイベント機能の表示内に反映され、 同様の検索機能を活用できること。 (7)支援団体数は初期構築時では 200 団体程度を想定しており、市が提供するデータ に基づき、団体専用ページを作成すること。また、運用中に団体数の増減にも対応 ができること。 8.画面設計 (サイト・アプリ共通事項) (1)トップ画面には、1~7の機能にワンタップ(ワンクリック)でアクセスできる アイコンを配置すること。 (2)デザインについては、子育て世代が親しみやすいものとし、詳細については市と 協議すること。 (3)利用者が子どもを抱いているような状態でも、分かりやすくタップ(クリック)で きるようなUXデザインに配慮した画面にすること。 (4)色や簡易な配置については、市民の意見を反映すること。 (市民の意見については、 市で開催する会議に同席し、見本の提示を行うこと。) 9.自由提案 仕様書で指定する事項以外に、草津市における子育て環境や子育て世代ニーズを把 握した魅力的なアプリケーションおよびホームページを制作するための提案をする こと。また、リリース以降のランニング費用を抑える工夫の提案、構築におけるオ ープンデータの利活用についての提案をすること。 10.その他 (1)緊急時や災害時、警報の情報にはトップ画面などに表示やアクセスできるように すること。 (2)市本体サイト子育てカテゴリの更新情報(RSS)を受信して、一覧化掲載するこ (3)発注者で作成された CSV のイベント情報及び施設情報をサイト及びアプリに一括 登録するとともに、発注者が独自のタイミングで情報の更新をできるようにするこ と。CSV フォーマットは発注者と協議のうえ受託者が提供すること。 (4)イベント情報及び施設情報などの情報については、web データから CSV でデータ を取得できるようにすること。このデータについては、二次利用できるライセンス で公開すること。 (5)バナーの掲載を可能とすること。 以上
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