null

校長室だより
NO,6
一 期 一 会
平成28年7月19日
流山市立東深井小学校
校 長
平 田
義 高
明日終業式です。 みんながんばりました。
明日、子どもたちは通知票を持って家に帰ります。早いもので、新しいクラスでの生活も
4か月が過ぎました。子どもたちは、毎日の学習だけでなく、地域での体験学習、知見を広
げたり、体験を深めたりした林間学園や校外学習、3・4年生は今年度から先行で始めた外
国語活動等々、そして、新しい友だちとの学校生活を送り、充実した日々だったと思います。
ぜひ、通知票で成長したこと・努力したことを親子で認め合い、励まし合う材料にして欲
しいと思います。子どもの自己信頼感を培っていくためには、保護者の笑顔や自分を肯定す
る言葉がとても効果的です。子どもですから、どの子にも課題はあると思いますが、まずは
がんばった我が子をほめてあげて下さい。
「笑顔、やる気、元気いっぱい」の子どもにするた
めには、まずは自信(自己信頼感)をつけさせることが大切だと思います。
「学ぶ」は「真似る」から生まれた?
「僕は勉強が嫌いです。どうして勉強するの?」小中学生にありがちな質問ですね。
こんな時、
「はじめからできなくてもいいよ。勉強することを学ぶというね。学ぶという言葉は、真
似るという言葉から生まれたのだから。まずは、真似てやってみることが大切だよ。」
ドラマの1シーンに出てきそうな台詞です。大人なら誰もが一度は話したり、聞いたりし
たことのある言葉ではないでしょうか。また、そのとおりだなと感じさせてくれる言葉です。
私も何度も使ってきました。
しかし、語源を探ってみると「学ぶ」「真似る(まねぶ)」は同じ時代に見られる言葉で前
後関係がはっきりしないとか。そのため、
「学ぶ→真似る」という図式にはならないようです。
語源はともあれ、どちらの言葉も人間が成長していく上でとても大切なことであることには
間違いありません。
では、「なぜ学ぶのか?」と子どもに聞かれたら、皆様はどのようにお答えしますか。
難しい質問です。でも、親として回答を用意しておきたい質問でもあります。
明日のNO,7で私が我が子に話したことについて記載したいと思います。
4年生 落語教室
三遊亭 遊子 先生
4年生が落語教室を開きました。4年生は、国語の
学習で落語(ぞろぞろ)を学びます。そこで、「本物
の素晴らしさ、すごさ」を体験すべく、落語家の三遊
亭遊子さんを招き1時間の高座体験を行いました。
子どもたちとの楽しいやりとりの中で、着物の名称
や着方、扇子や手ぬぐいの使い方、そして、演目「四
人癖」。語りはもちろんのこと、発声から仕草までさ
すがだなと感じることが多く、私たち大人にも落語の
楽しさを教えていただきました。子どもたちは、貴重
な本物体験ができました。
「四人癖」
校長室だより
NO,7
一 期 一 会
平成28年7月20日
流山市立東深井小学校
校 長
平 田
義 高
東深井小学校にど根性ひまわり5世が咲きました!
本校の正門を入った先に2本のひまわりが咲いていま
す。このひまわりは「ど根性ひまわり」の5世です。
東日本大震災の後、地震、塩害に負けず石巻で咲いた「ど
根性ひまわり」。新聞、TV等でも紹介されていましたの
でご存じの方も多いかと思います。
苦難を乗り越え、咲いたひまわりは多くの人々を励まし、
勇気づけました。
今日の終業式で「ど根性ひまわりに負けないように、夏
休みは楽しく遊んで元気に過ごそう」と話しました。
日本が世界一?
日本人が発明したもの
終業式で、もう一つ話したのが「日本が世界一? 日本人が発明
したもの」です。
昔、日本は「発明品を工夫して改造し、よい製品を作るのが得意」
といわれていたそうですが、今では世界でも一番特許を多くとって
いる国になりました。
そこで、15種類ほど子どもたちに紹介しました。
・乾電池・青色発光ダイオード・光ファイバー・インスタントラー
メン・レトルトカレー・温水洗浄トイレ・シャープペンシル・カラ
オケ・おつりの出る自動販売機…
特許やノーベル賞とはいかないまでも夏休みに自由研究で、是非、
新しい学習(研究)にチャレンジしてほしいと思います。
(明治37年)おつりの出る切手・はがき自動販売機
「なぜ学ぶの?」
学ぶ目的はたくさんあると思います。我が子には『将来、自分の夢を叶え、自分で自分の
幸せをつかむための力を身に付けるため。』と話しました。実際は、この言葉以外にもたくさ
んの話をしましたが一番強調したのはこのことでした。
人が幸せに生活するためには、健康な体が一番。体育の学習、遊びなどを通して、体を鍛
えることが大切です。そして、子どもたちがこれから賢く、幸せに生きていくためには、多
くの知識とそれ以上に考える力が必要です。そのために、本を読み知識を得、授業を通して
頭を磨くことが大切です。さらに最も大切なものは、苦しいことに負けないために、心を鍛
えることです。自分の夢を叶え、自分の幸せをつかむために、進んで体を鍛え、頭を磨き、
心を鍛えてほしいと強く願っていることを話しました。
学ぶ目的は人それぞれ、どれが一番というのはないと思いますが、
「人が人として生きてい
く」ために必要なことは間違いないようです。
東深井小学校の子どもたちにもがんばってほしいと願っています。