9 観 光 - 北海道上川総合振興局

9
観
光
管内は、
「大雪山国立公園」など4つの自然公園を有し、山岳や湖沼、温泉など自然や観光資源に
恵まれ、道内外の皆さんに親しまれています。最近では、アウトドアスポーツや農業体験など体験
型観光も盛んになっています。
北部地域では、天塩川流域の豊かな自然や農村風景を背景に参加・体験型の観光開発が進められ
ています。
中部地域では、層雲峡や天人峡などの歴史のある温泉観光地があり、また、道北の交通の拠点で
ある旭川をはじめ、豊かな観光資源があります。
南部地域は、ラベンダーと丘の風景で多くの観光客が訪れており、テレビや映画のロケなども行
われています。また、アウトドアスポーツなど自然を生かした体験観光も盛んに行われています。
①
概況
平成 26 年度の上川管内の観光入込
客数(延べ数)は 1,861 万 5 千人と、
前年度(1,810 万 9 千人)と比較して
約 2.8%(505 千人)増加しました。
要因として、外国人観光客の入込が
大幅に増加したほか、
「青い池」や「雲
海テラス」などの観光スポットが根強
い人気で集客を伸ばしています。
(単位:千人)
20,000
18,841
19,000
〈上川管内の観光入込客数の推移〉
17,947
18,109
H24年度
H25年度
17,375
18,000
17,000
16,000
15,000
H22年度
H23年度
また、好天により冬季のアクティビ
ティの入込が好調だった地域があっ
たことなどから入込が増加しました。
②
H26年度
出典:北海道観光入込客数調査報告書
(北海道経済部観光局)
道外・道内別観光入込客数
平成 26 年度の道外客は 689 万 8 千人
と前年度(657 万 5 千人)に比べ 4.9%
増加しました。道内客は 1,171 万 7 千
人と前年度(1,153 万 5 千人)に比べ
1.6%の増加となりました。
<道外・道内別観光入込客数>
( 上川 )
全体に対する割合では、道外客
37.7%(前年度 36.3%)、道内客 62.9%
(前年度 63.7%)となっています。
③
18,615
道内
11,717
62.9%
道外
6,898
37.1%
( 全道 )
道内
92,875
69.6%
道外
40,559
30.4%
(単位:千人)
出典:北海道観光入込客数調査報告書
(北海道経済部観光局)
日帰り・宿泊別観光入込客数
<日帰り・宿泊別観光入込客数>
平成 26 年度の日帰り客は、1,594 万 6 千
人と前年度(1,552 万 4 千人)に比べ 2.7%
の増加、宿泊客は 266 万 9 千人と前年度
(258 万 5 千人)に比べ 3.2%の増加とな
宿泊
2,669
14.3%
( 上川 )
日帰り
15,946
85.7%
りました。
全体に対する割合では、日帰り客 85.7%
(前年度 85.7%)、宿泊客 14.3%(前年度
宿泊
24,207
18.1%
( 全道 )
日帰り
109,227
81.9%
(単位:千人)
出典:北海道観光入込客数調査報告書
(北海道経済部観光局)
14.3%)となっています。
- 17 -
④
季節別観光入込客数
<季節別観光入込客数>
平成 26 年度では、春季が 200 万 4
千人と前年度(190 万 7 千人)に比
べ 5.1%の減少、夏季が 1,050 万 2
冬季
3,847
20.7%
千人と前年度(1,057 万 2 千人)に
比べ 0.7%の減少、秋季が 226 万 2
千人と前年度(218 万 5 千人)に比
べ 3.5%の増加、冬季が 384 万 7 千
( 上川 ) 春季
秋季
2,262
12.2%
2,004
10.8%
夏季
10,502
56.4%
人と前年度(344 万 6 千人)に比
冬季 (
22,846
18.0%
全道 ) 春季
秋季
18,425
14.5%
19,979
15.7%
夏季
65,922
51.8%
11.6%増加となっています。
(単位:千人)
出典:北海道観光入込客数調査報告書
(北海道経済部観光局)
⑤
外国人観光客数
平成 26 年度の上川管内における訪日外国人宿泊者数(実人数)は、44 万 7,115 人で、前年度(33 万
8,190 人)と比較して 32.2%(10 万 8,925 人)増加しました。また、宿泊延数は 52 万 4,313 人となり、
前年度(39 万 2,497 人)と比較して 63.1%(13 万 1,816 人)増加し、いずれも過去最高となりました。
要因として、引き続く円安や東南アジア諸国に対するビザ要件の緩和、平成 26 年 7 月の旭川空港-上
海間、同-北京間の定期便就航をはじめとした道内空港における新規就航や増便などの外的要因に加え、
地域が連携して取り組む外国人観光客誘致活動の成果が現れたものと考えられます。
〈地域別構成比〉
〈訪日外国人の宿泊人数・延数〉
600,000
3,190
タイ 0.7%
33,051
7.4%
500,000
392,497
400,000
300,000
アメリカ
524,313
447,115
257,266
240,597
210,359
149,741
208,193
0
H22年度 H23年度 H24年度 H25年度
宿泊人数
中国
その他
23,930
5.4%
マレーシア
シンガポール
100,000
7,655
1.7%
H26年度
宿泊延数
(単位:人)
出典:北海道観光入込客数調査報告書
(北海道経済部観光局)
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25,843
5.8% 香港
44,491
10.0%
70,600
15.8%
韓国
10,780
2.4%
338,190
175,454
200,000
オーストラリア
台湾
14,182
3.2%
213,393
47.7%
(単位:人)
出典:北海道観光入込客数調査報告書
(北海道経済部観光局)