9.海外での研究活動における公的研究費使用ルール

 9.海外での研究活動における公的研究費使用ルール
『物品購入』
(科学研究費助成事業等) (1)発注について
原則、海外の所属研究機関の発注ルールに従う。
ただし、明確なルール等がない場合は、『発注権限移譲による研究者の直接発注(*)』で行う。
*『発注権限移譲による研究者の直接発注』とは、研究者自身で直接発注を行うことです。
(2)検収について
原則、海外の所属研究機関に対し日本国内同様(本学)の検収体制を文書により依頼する。
ただし、日本国内と同様の検収体制が不可能な場合は、以下の方法で行う。
・研究者自身で、請求書又は納品書と現物を写真(画像)撮影し、メールで送信する。
・検収担当部署は、受信したメールの画像と書類が一致しているか検収確認します。
・検収確認終了後、支出担当部署へ連絡します。
(3)支払方法について
下記、いずれかの方法について海外の所属研究機関と協議し支払方法を選択し行う。
① 当該研究費を海外の所属研究機関に資金移動し、支出・管理を委任する。
② 研究者が直接、学事統括部へ請求書(メール等)を送信する。学事統括部は提出された書類確認後、海 外送金により業者へ支払う。(*送金手数料は直接経費からの支出になります)
『人件費・謝金』
(1)現地でのアルバイト雇用に係る出退勤管理について
海外では出退勤管理システムがないことが予想されるため、インターネットを利用した出退勤管理システ
ム ( * ) で管理する。原則、雇用契約時間内での管理としたいが、海外では難しい場合もあるので『勤務し
ているかどうかの確認』として『出勤と退勤の 1 日 2 回打刻』のみ管理することとする。
※ネット出退勤管理システムは、海外でも利用可能な下記のシステムを利用予定(有料)。
・タッチオンタイム http://www.digijapan.jp/kingtime/
【検討事項】
海外の研究機関の場合、公的研究費の支出・管理を委任することにより管理費(※間接経費を充当予定)
が発生することが想定されます。そのため、海外の研究機関の実情に合わせて「発注・検収・支払の使用ルー
ル」をその都度、決めていく必要があると思われます。
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