中国料理世界チャンピオン 皇朝 ( ミック)

中国料理世界チャンピオン 皇朝
(神奈川県)
(㈲ミック)
世界チャンピオンの確かな味を、
多彩なチャネルへ展開!
㈲ミックは、横浜中華街を中心に、
「中国料理世界チャンピオン 皇朝」ブランドの点心、レ
ストラン、中華惣菜を手掛ける。中国料理世界大会の歴代チャンピオン4人が監修する本格
料理は、看板商品の肉まんをはじめ、日本人に最適な味や大きさを実現。平成27年(2015
年)には市内末吉町にセントラルキッチン(CK)を設置し、百貨店へ中華惣菜の供給体制を
確立した。世界最大、年間2300万人以上が訪れる横浜中華街から、多彩な販売チャネル
へハイクオリティな味とサービスを提供していく。
中国料理世界チャンピオンの味
取締役が、横浜中華街に中華点心の店舗をはじ
めたことがスタートだ。
「 中国の食文化である点心
㈲ミックは平成16年(2004年)に設立。料理人
を日本に伝えたい」
「お客さまに心からの満足を
として寝る間を惜しんで鍋を振り、ハイレベルな
提供したい」
「ハイコストパフォーマンスの食事提
中国料理を提供してきた陳祖明(ちん そめい)代表
供をしたい」
という信念から、以来中華街で肉まん
などを扱う点心舗、食べ放題レストランの「皇朝レ
ストラン」、さらに高速道路のサービスエリア、百
貨店など、現在は13店舗を展開。直販形式では、
通信販売に加え、業務卸し、スーパーマーケットに
も展開を開始した。
同社の特徴は、何と言っても中国料理世界大会
の歴代チャンピオンが味を監修する所にある。4
年に一 度 開 催される世 界 最 大 規 模の大 会で、中
国料理の調理技術を競う
「中国料理版オリンピッ
ク」
ともいえる中国料理世界大会の点心部門・料
理部門でチャンピオンに輝いた3人の特級点心師
(注1)
と1人の特級調理師が同社の味を作る。4
らに、皇朝ブランドとして同じ味を別の場所で提
人の歴代チャンピオンの顔は中華街の店舗の看
供するためには、CKの設置が合理的となった。結
板 に掲 げられ 、手 掛 けられる商 品 が ハ イクオリ
果、横 浜タカシマヤだ けでなく、新 横 浜タカシマ
ティであることを物語っている。
ヤ、新宿タカシマヤ、玉川タカシマヤへも横展開が
チャンピオンらが監修する料理は日本人に最適
可能になり、より多くのお客さまに同社の味を伝え
な味と大きさを実現しており、特に、看板商品の肉
ることが可能になった。
まんは、これまでも多くのメディアで取り上げられ
た。横浜中華街の他店で売られている肉まんは、
通常大きめで皮が厚く、具も野菜などが多く入っ
「臨機応変」な味とサービスを提供
ていて、1つ400∼500円する。一方で皇朝ブラン
世界チャンピオンらによるこだわりの味を発信
ドの肉まんは、一口サイズと小型で、中身もほぼ肉
している同社だが、陳社長は「臨機応変」にお客さ
のみ。小さくても満足感を得られるよう、皮との比
まのニーズに対応することを重要視する。百貨店
率が絶妙で、価格も100円とリーズナブルだ。店舗
の中華惣菜では、チンジャオロースーなどの通常
ではエリアによる違いはあるが、連日大行列で賑
の惣菜に加え、ヘルシー志向に合わせた中華サラ
(にぎ)わっている。
ダも取り入れている。催事の時は、恵方巻きや丑の
通信販売も好調で、今年通販サイトの楽天市場に
日のウナギをアレンジした中華弁当も投入した。
よる最大級のイベント
「楽天エクスポ」で、関東・甲
こうした柔 軟 な 対 応 は、陳 社 長 が 掲 げる企 業
信越エリアでの地域特産品部門賞を受賞した。
方針による所が大きい。同社は、①お客さま第一
②仕事へのベストの力を注ぐ ③信義に従い誠実
(注1)中国労働部労働局によって与えられる国家
に ④職場は自分の家族と同じ、の四つを柱として
資格。2年に一度の試験を受け順に取得するもの
いる。お客さまに満足してもらうサービス内容と味
で、特級の資格を得るまで最低15年かかる。
を提供し、正直で誠実な対応を行うこと――結果、
横浜近郊に限らず、全国から皇朝ブランドへの多
より多くのお客さまに味を伝える
くのリピーターを獲得してきた。
平成27年(2015年)、横浜タカシマヤへの出店
エリア拡大へ人材育成に注力
を契機に、同社は横浜市中区末吉町に中華惣菜
を手掛けるセントラルキッチン(CK)を設置した。
かつて黒船が来航して以来、横浜中華街は国
この背景には、百貨店特有の事情がある。
際都市としての横浜の歩みと共に発展してきた。
通常、百貨店のバックヤードスペースは広くな
途中、関東大震災や戦渦により苦境に立たされた
く、火気厳禁である場合も多い。
しかし、中国料理
が、同地域に暮らす人々の不屈のフロンティアス
では大きな火力と調理スペースが必要となる。さ
ピリットで、不死鳥のようによみがえり、今日の発
展を築き上げてきたと言って良い。現在、横浜中
アップでさらなる組織力の強化を進めている。
華街には年間2300万人以上が訪れ、これは世界
同社の味はこれからも横浜中華街の味として、
各地のチャイナタウンの中でも突出した数値とい
多方面に多くのファンの獲得が期待されている。
わ れている。日常と観 光という二 つ の 条 件 が 重
なった地域でもあり、今後も根強い人気が予想さ
れている。
同社は今後の商圏拡大を見込み、人材育成に
注力している。教育では、現在店長クラスを中心
に2週間に1回、店舗運営を軸とした研修を実施。
昨今は食品業界でも人材の不足が叫ばれて久
しい が 、同 社 は 新 卒 採 用も含 め、各 人 のレ ベ ル
㈲ミック
設 立:平成16年(2004年)
本 社:神奈川県横浜市中区山下町218-4
代表者:代表取締役 陳 祖明
電 話:045-663-9856
ホームページ:http://www.ko-cho.com/
事業内容:中華食品製造、販売、中華レストラン、
卸し、外販事業 他、フランチャイズ形態に
よる飲食店業の技術、および経営指導