市有施設の屋根を活用した太陽光発電設備の設置、維持管 理及び事業

別紙2
市有施設の屋根を活用した太陽光発電設備の設置、維持管
理及び事業終了後の措置等に関する仕様及び条件
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選定事業者は、関係法令を遵守すること。
本事業を継続して実施できる適切な計画内容、資金収支計画とすること。
太陽光発電設備の仕様、施工方法は構造上安全で、施設を損傷する恐れがない
こと。
4 募集対象施設は、太陽光発電設備の設置を技術的・構造的に保証するものでは
ないため、選定事業者は、構造設計一級建築士が構造計算によって安全性を確か
められた旨の証明書及び構造計算書を提出すること。
5 建築基準法の高さ制限(日影規制を含む。)を満たすこと。
6 施設への設備設置について、再エネ特措法第6条第1項に基づき、経済産業大
臣による設備認定(再生可能エネルギー発電設備認定)を受けること。
7 選定事業者は、募集要領、事業計画書、使用許可に付された条件及び協定書に
従って、適切に発電設備の維持管理を行うこと。
8 太陽光発電設備の設計、材料、設置、維持管理、公租公課、発電事業終了後の
原状回復及び各種手続き等にかかる一切の費用は選定事業者が負担すること。
9 各施設の屋根等については、現状にて使用許可を行うものとすること。
10 選定事業者は、災害時(送受電停止時)には、太陽光発電による電力を施設管
理者が無償で使用できるようにすること。
11 災害時の非常用電源としての活用方法は、蓄電池の配置、供給方法及び電力供
給能力量などを具体的に提案すること。
12 原則として、協定締結後1年以内に発電を開始することとし、設備認定の取得
後は、速やかに設置工事に着工すること。
13 設置する太陽光パネルについては、国産製品(国産メーカーが海外で生産した
ものを含む。)の使用に努めること。
14 発電設備の設置工事及びパネル清掃等の維持管理業務については、市内の企業
への業務委託に努めること。
15 設備の設置に必要な工事等は、事前に工法、スケジュール、電柱等の設置場所
等について施設管理者の了解を得たうえで、全て選定事業者の負担において行う
こと。
16 系統連系に必要な費用は、全て選定事業者が負担すること。
17 太陽光発電設備の設置工事にあたっては、事前に施設の利用や安全に支障がな
いように市等と十分に協議するとともに、設備の落下防止、雨漏りの発生防止対
策など、必要な措置を十分に講じること。
18 発電設備の設置に伴う光の反射や日影の影響などにより、周辺地域へ影響を及
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ぼさないこと。また、苦情等が発生した場合は、選定事業者が誠意をもって対応
すること。
19 事業期間中、市の職員、施設の保守・管理業者が行う施設の保守・管理のため
の屋根等の立入に支障を生じないようにすること。なお、その場合に感電防止等
の安全対策を講じること。
20 事業期間中、発電設備の稼動状況を定期的に確認するとともに、発電設備の落
下や雨漏り等が生じないように十分な措置を講じること。万一、発電設備の設置
に起因する雨漏りが生じた場合は、選定事業者の責任で原因部分の修繕工事を行
うこと。
21 太陽光発電設備の設置又は管理が原因で、雨漏りの発生等、施設に支障が及ぶ
事態が発生した場合や、施設の利用者又は第三者に身体又は財産上の損害を与え
たときに備え、選定事業者の負担で損害賠償保険に加入し十分な保障のための具
体的対応方策を講じること。
22 事業期間中の雨漏りが発電設備の設置に起因するのか、施設の老朽化等に起因
するのか、明確にならない場合が想定されますので、そうした場合の対応方針を
提案すること。
23 市が市有施設のメンテナンスや修繕を行うにあたり、万一、太陽光発電設備等
が作業の支障となる場合、事業者は太陽光発電設備等の全部又は一部を一時撤去
すること。なお、この場合における費用は事業者が負担することとし、撤去期間
中における発電事業の損失について、市は一切の責任を負わないこと。
24 太陽光発電設備の故障、その他非常事態が発生した時に、迅速に対応するため
の連絡体制、及び出務体制等を整備し、市へ届出ること。
25 選定事業者は、年間発電量に関するデータを各年度終了後、速やかに市へ報告
すること。
26 発電設備は、売電期間終了後、選定事業者の負担と責任において速やかに撤去
し原状回復することを基本とし、原状回復の具体的な方法等について、売電期間
終了の2年前に市と協議すること。
27 選定事業者は、太陽光発電事業の終了日から60日以内に、太陽光発電設備を撤
去して原状回復のうえ、市へ返還すること。ただし、市が認める時は、原状に復
さずに、市が指示した状態で使用部分を返還していただく場合がある。
28 発電設備撤去後の原状復旧箇所を原因とする雨漏りは、施設管理者と協議の上、
選定事業者により一定期間保証すること。
29 選定事業者が協定に定める義務を履行しない場合には、行政財産目的外使用の
許可を取り消すことがある。この場合、選定事業者の責任と負担により速やかに
原状回復し、返還すること。
30 天災その他やむを得ない事情により発電設備が使用できなくなった場合や施
設の敷地外の状況の変化により発電量が減少した場合、それによって生じた損失
について、市は一切責任を負わないこと。
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