グローバルな経験を積む

電気情報物理工学科
Department of Electrical, Information and Physics Engineering
グローバルな経験を積む
海外研修、留学、国際学会への参加、さらには自分の研究成果の国際学会での発表。
電気情報物理工学科では、自分が希望すれば、
たくさんのグローバルな経験を積むことができる環境が用意されています。
先輩たちが積んだグローバルな経験の様子をご紹介します。
る奨学金制度に加え、工学部独自の奨学金制度も用意されています。
数週間のショートプログラムとしては、東北大学グローバルラーニングセンターが夏休み・春休み期間に提供する短期海外研修(スタディア
ブロードプログラム/ SAP)を利用することができます。
また工学部では、学生国際工学研修として、毎年夏休みに海外の大学・企業の訪問、史跡見学などを行うプログラムも用意されています。
さらに本学科独自の制度として、Step-QIスクールに参加すれば、海外で開催される学会へ聴講参加する際の旅費を補助する制度も設けら
れており、学部生の時から国際学会を体験することが可能です。
4年(電気工学コース)
先端社会エネルギーシステム[中村]研究室
山梨県立甲府東高等学校卒業
平成27年度 本学科学生の海外研修先一覧
留学先:イリノイ工科大学(アメリカ合衆国)
留学期間:2015 年8月~2016 年5月
新たな自分と価値観に出会えた充実の 10カ月間
人々の暮らしを快適にするエンジニアに憧れ、ものづくり分野で最先
事業名
ながらノーベル賞受賞者を何人も輩出している名門です。1クラス 15
端を導く東北大学に入学しました。電気情報物理工学科で幅広い学び
人程度の少人数制で先生の面倒見がよいことも魅力でした。交換留学
に出会い、現在は環境に貢献する電気自動車のモータ技術に興味を
生でしたので、授業料はかかりません。折角の貴重な機会ですので専
持っています。
門科目以外も積極的に履修しました。グローバルシカゴという社会科
実を言うと、入学当初は英語への苦手意識もあり留学にそれほど積
学系の授業では、英語力で劣る分意見で勝つという意気込みで全力投
極的ではありませんでした。しかし大学で勉強するうちに、研究する上
球。受け身の日本と違い、発言しなければ何も始まらないアメリカの
でもエンジニアとして成長する上でも英語や海外の人と一緒になって課
授業スタイルに苦労しながらも、自分の存在感をアピールする力が身
題解決に取り組んでいく力は欠かせないと痛感。留学生との交流や留
についたと思います。また、授業以外では日本の文化を広めるイベン
学した先輩方の体験談、
さらには 2 年生の時に本学のスタディアブロー
トを企画から運営まで行い、成功を納めたことも貴重な経験です。
ドプログラムで 1ヶ月間イギリスでの海外研修を体験したことなどから、
本格的な留学を考えるようになりました。
住まいは、大学の近く、歩いて5分ほどのところある大学の寮でした。
エンジニアを目指す学生ばかりで気の合う友だちも大勢できました。休
留学を決意してからは英語の勉強にも意欲的に取り組み、その甲斐
日には家に招待してもらったり、ニューヨークやワシントンへ一緒に旅
もあって、
「東北大学基金 グローバル萩海外留学奨励賞」に採択され
行したりとアメリカ滞在の楽しみも満喫。海外生活は危険と言われます
て大学から資金援助をいただけることになりました。渡航前の準備に
が、きちんと注意を払えば安全に過ごせることも身をもって学びました。
ついても工学部国際交流室の先生方が親身にアドバイスしてくださった
多様なバックグラウンドを持つ人々と交流を深め、さまざまな経験を
ので、不安はありませんでした。
交換留学制度では、留学先の大学に学費を支払うことなく、海外の大学に1年以下の期間留学することができます。大学同士で協定を締結
している機関が 207 機関(35ヶ国・地域)あり、これに加えて工学部・工学研究科独自で協定を締結している機関も約70あります。大学によ
実りあるアメリカ留学が
エンジニアの夢へ近づく一歩に
市川 優太さん
東北大学では、留学や海外での経験などを積みたいと考えている学生のためにさまざまなプログラムを提供しています。
交換留学
く、自分に自信を持ち、今後の目標を明確に描くことができるようにな
りました。帰国後は社会貢献活動に積極的に取り組むなど、以前の私
には考えられない行動力も得ることができたと思います。また「大学を
何を得て何ができるようになって卒業するか、ということが大事と考え
失うものは何ひとつない。
るようになりました。その実現のため、大学院進学後も好機があれば
大 学 院 進 学 後 も好 機 が
さらに海外経験を積みたいと考えています。
あれば海外経験を積み、
留学中は国籍を問わず誰もが「日本の製品はすばらしい」と言って
将来の選択肢をふやして
くれました。日本の技術の高さを誇りに思うとともに、自分も世界で活
エンジニアの道を切りひ
躍できるエンジニアになりたいと改めて強く感じています。留学で得た
らいていきたい。
ものを糧にさらなる経験を積んでいけば、きっと世界が見えてくると信
じて、勉強にも研究にも力を尽くしていきたいです。
中国
部局間協定
フランス
期間
氏名(学年・実施時)
清華大学
訪問先
5 ヶ月
小笠原良介(3 年)
トロイ工科大学
7 ヶ月
珊瑚彩主紀(3 年)
10 ヶ月
市川 優太(3 年)
クレムゾン大学
9 ヶ月
菅原 諒(3 年)
ミシガン大学アナーバー校
8 ヶ月
古橋大治郎(3 年)
吉岡希利子(4 年)
イリノイ工科大学
アメリカ合衆国
COLABS
(Cooperative Laboratory Study Program-Outbound)
自然科学系短期共同研究留学生派遣特別プログラム
アメリカ合衆国
カリフォルニア大学デイビス校
34 日間
カリフォルニアで学ぶ多文化・多民族社会
アメリカ合衆国
カリフォルニア大学リバーサイド校
26 日間
ハワイで学ぶ環境問題
アメリカ合衆国
ハワイ大学マノア校
19 日間
スタディ
アブロード
ドイツで学ぶ IT ビジネス
プログラム
(Summer 2015)
ベトナムで学ぶ文化と産業発展
スタディ
アブロード
プログラム
(Spring 2016)
ドイツ
バーダーボーン大学
18 日間
目黒 巧巳(2 年)
佐藤 翔太(2 年)
齋田 亜希(1 年)
澤田石尚太郎(2 年)
奈良 由紀(2 年)
髙橋 明久(1 年)
ベトナム
ハノイ貿易大学
19 日間
アメリカ合衆国
カリフォルニア大学リバーサイド校
18 日間
カリフォルニアで学ぶ多文化・多民族社会
アメリカ合衆国
カリフォルニア大学リバーサイド校
26 日間
シェフィールド大学
26 日間
ニューサウスウェールズ大学
33 日間
オーストラリアで学ぶ
アカデミック・イングリッシュ
柴山 享佑(2 年)
佐藤 祥多(4 年)
アメリカで体験する市民ボランティア
イギリスで学ぶ実践英語
卒業する」ということについて、何歳で卒業するかということではなく、
留学で得るものは無限、
派遣国等
アメリカ国際教育協会
GE3(Global Engineering Education
Exchange Program)
重ねた 10カ月。専門分野のより深い理解や英語力を高めただけでな
私が留学先として選んだ米国・シカゴのイリノイ工科大学は、小規模
プログラム名
大学間協定
イギリス
オーストラリア
塚本 竜広(2 年)
石井 美咲(1 年)
佐々木祥一朗(2 年)
永澤 幹太(2 年)
田口 雄大(3 年)
伊藤 勇輝(1 年)
尾坪 良(2 年)
大津 諭史(2 年)
對馬 裕樹(1 年)
青木 翔太(2 年)
イギリスで学ぶ英語と文化
イギリス
ヨーク大学
26 日間
中島 克仁(2 年)
フランスの文化探求プログラム
フランス
国立応用科学院リヨン校、
リヨン中央理工科学校
12 日間
鈴木 優聖(1 年)
シンガポール
シンガポール国立大学
11 日間
珊瑚彩主紀(3 年)
スウェーデン
スウェーデン王立工科大学、
チャルマース工科大学
7 日間
齊藤 悠一(1 年)
アメリカ合衆国
Compound Semiconductor Week
(CSW)
8 日間
アメリカ合衆国
MMM(Magnetism and Magnetic
Materials)-Intermag 2016 Joint
Conference
9 日間
遠藤 勇(1 年)
協定校主催サマープログラム
学生国際工学研修
Step-QI スクール
4 年次発展コース
国際会議聴講参加
谷口 弘樹(4 年)
細谷 友崇(4 年)
堀内 伸一(4 年)
※学部生の派遣のみ掲載しています。なおこれら以外にも研究室独自で多くの国際学会等に学生を派遣しています。
東北大学は留学プログラムや奨学金制度が整っており、サポート体
制も万全です。そんな恵まれた環境を生かして後輩の皆さんも留学に
挑戦し、自分の可能性を広げてほしいと思います。
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