2016 年 12 月期第 2 四半期決算説明会説明内容

2016 年 12 月期第 2 四半期決算説明会説明内容
スライド
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説明内容
本日はお忙しい中、また暑い中お集まりいただき誠にあり
がとうございます。社長の森下でございます。
2016 年 12 月期第 2 四半期決算の説明をさせて頂きます。
決算の概況につきましては、お手元の資料にあるとおり、
第 2 四半期の売上は減収となっておりますが、第 1 四半
期とほぼ横ばいという形で推移しております。
「Pokémon GO」が出てきて、
「パズドラ」に影響がある
のではないか、と思うかもしれませんが、実は私も多少は
影響あるかと思ったのですが、あまり影響なく、アクティ
ブユーザー、デイリー売上におきましても、ほぼ変わらな
いという状況でございます。
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業績は第 2 四半期、売上 297 億円、営業利益 125 億円と
なりました。特に第 2 四半期の売上につきましては、季
節的な変動要因もなく、前四半期対比で横ばいの推移とな
りました。また、アクティブユーザーにつきましても高水
準を維持しているという状況でございます。
本日は、今現在我々が進めているプロジェクト、今後の展
開についてご説明をしたいと思います。
大きく分けて、既存価値の最大化、新規価値の創造／海外
展開、これらの戦略についてご説明をしていきたいと思い
ます。
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私どもは、先ほど申し上げましたとおり、３つの成長戦略
として、新規価値の創造、既存価値の最大化、そして海外
展開というドライバーを持っております。
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まず、第一に既存価値の最大化として、「パズドラ」は、
おかげさまで国民的ゲームへと成長してきましたが、次の
ステップへの展開を行っております。
その中で、生涯顧客を育成し、20 年・30 年と愛されるブ
ランドへの成長を目指していきたいと考えています。
昨年は、ニンテンドー3DS 向けに「パズル＆ドラゴンズ
スーパーマリオブラザーズエディション」を発売しまし
た。そして、「パズドラ」は世界累計で 5000 万ダウンロ
ードを突破し、今年は 5 年目のサービスに突入している
状況でございます。
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今年の 5 月 29 日に開催しました「ガンホーフェスティバ
ル 2016」は、来場者数が 119,371 名ということで、昨年
と比較して来場者数が増えているという状況でございま
す。
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そして、先日 7 月 19 日に Android 版、7 月 20 に iOS 版
と、中国版の「パズドラ」をリリースしました。
中国・テンセント社提供の WeChat/QQ 上での配信とい
うことで、特に開発においては、現地のユーザーの嗜好性、
文化に合わせて改変し、
「パズドラ」初の中国展開版とい
うことで開発しました。ご覧のとおり、タイトル画面は当
然ですが、左から 2 つ目の画面がマップになっています。
ダンジョンマップは、日本の形式から完全に変えて全てグ
ラフィカルな形になっています。
そして、モンスターを集めるという部分につきましても、
今までと違い、より分かりやすく進行できるようになって
います。
今後、テンセント社と情報の開示ルール等協議の上、共同
で現状の「パズドラ」について発表できるようにしていき
たいと考えております。
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昨日、7 月 28 日に発売しました、
「パズドラ」のニンテン
ドー3DS バージョン最新作ということで、今回は 2 本の
パッケージで「パズドラクロス
神の章/龍の章」を発売
しました。
「パズドラ Z」が販売本数ベースで 150 万本を超えまし
て、未だにリピートを頂いているという作品ですが、今回
は、「パズドラ Z 2」という作品ではなく、完全新作とし
て開発しました。
大きく変わった部分は、パズルバトルの爽快感はそのまま
に、本格的な RPG の要素、ハック＆スラッシュを多分に
盛り込んだゲームとなっております。
まず、通常でクリアするのに 50-60 時間かかります。そ
してやり込んでプレイすると 200 時間から無限大まで遊
べるようになっています。なぜそこまできるのかという
と、配信機能があるためです。
これからもゲームのアップデート、モンスターやダンジョ
ンなど様々な要素が続々とダウンロード配信され、今後も
長く楽しんで頂けます。
そして、なんといっても「パズドラクロス」の今回の最大
の魅力は、協力プレイは当然のことながら、
「パズドラ」
初の対戦要素を取り入れているところです。
今回 2 パッケージで発売している最大のポイントは、
「パ
ズドラ Z」を発売した時にどうしても 1 人用のゲームにな
ってしまう、兄弟で持っていてもフレンド交換はできる
が、協力プレイができないということがありました。
特に小さなお子さんがニンテンドー3DS を持ち寄って、
一緒にプレイするという意味では協力プレイ、さらに集め
たモンスターや成長させたモンスターで対戦ができる新
しい要素でございます。
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「パズドラクロス」は、当社としては初めてのクロスメデ
ィア展開ということで、今月からテレビアニメ「パズドラ
クロス」をテレビ東京系 6 局ネットで毎週月曜日に放送
をしております。
当然、地上波で放送しながらも、インターネット、YouTube
でも映像配信をしておりまして、世界累計再生数が 400
万回を突破しました。
クロスメディアの展開については、ゲーム本編のメインス
トーリーを忠実に描きながらも、全てオリジナルのシナリ
オになっております。
ゲームプレイしてアニメも見て頂いたり、アニメを見て頂
いてからゲームを遊んで頂いても、いろんな箇所で通じて
いる部分があります。
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もう一つが、 D－ギアとアーマードロップという、タカ
ラトミーさんから発売されているホビー商品でございま
す。
D－ギアだけでもパズルの遊びができますが、さらにアー
マードロップという様々なドロップを発売しており、この
アーマードロップの QR コードを、ニンテンドー3DS の
本体にかざすと、アーマードロップに入っているモンスタ
ーをニンテンドー3DS に取り込むことができます。
こうしたホビー商品の展開を進めてまいります。
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クロスメディア展開としては、テレビアニメ、ホビー商品、
「コロコロコミック」での漫画連載を行っており、さらに
これから始まるイベント「パズドラクロスサマーフェス
タ」では全国 5 会場に向かいまして、対戦プレイを使っ
た大会などを開催し、お子様からファミリーまで、皆様に
お楽しみ頂けるよう展開してまいります。
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そして、「パズドラレーダー」です。
こちらは、第 1 四半期にサービスを開始しました。こち
らは位置情報を使用しており、「パズドラ」と「パズドラ
レーダー」が連動して遊べるものになっています。
コンセプトは、ライフログをゲーム化するということが
元々の開発コンセプトとして作られました。ライフログと
いうのは、日常の生活習慣であったり、生活サイクルをゲ
ーム化するということで、この一つの要素としては位置情
報を使ったものになっています。位置情報を使って、ドロ
ップやトレジャーを獲得し、「パズドラ」本編で使用でき
るモンスターやダンジョンと交換することができるもの
となっています。また、すれちがい機能により、近くにい
る人と同じリーダーモンスターを設定していると、検索し
て助っ人として使うこともできるようになっています。
トレジャーと呼ばれるダンジョンについては、例えば今日
は金曜日ですが、月曜ダンジョンをゲットして、金曜日で
も月曜ダンジョンを遊ぶことができます。
遊んで頂くお客様にとっては、プラスのメリットしかあり
ません。今のところは無課金で遊べるようになっていま
す。位置情報を活用し、様々な場所に行って、その周辺に
あるダンジョン、ドロップを集めてもらう遊びになってい
ます。
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そして、もう一つの展開としては「パズドラレーダー」に
よるリアル店舗との連携・コラボレーションです。今まで
も、サーティワンアイスクリームのキャラクターとコラボ
などは実施していました。
今回は、実店舗と GPS を使って、まず、全国のソフトバ
ンクショップで Pepper に会うと、パズドラのダンジョン
を入手することができ、そのダンジョンにチャレンジして
頂くことで、手に入れられるものが出てきます。今回は
Pepper・全国のソフトバンクショップとコラボを行って
まいりますが、今後は様々なお店と店舗コラボを展開して
いき、お互いの相乗効果を目指していけるものを今後も展
開していこうと考えています。
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「パズドラレーダー」は、まだまだ他の要素を追加してい
く計画があります。先ほど紹介した「パズドラクロス」は、
ニンテンドー3DS とアーマードロップが連動するだけで
はなく、実は「パズドラレーダー」とも連動しています。
スマートフォンからでもアーマードロップを活用できま
す。
アーマードロップを持っているお客様に関しては、ニンテ
ンドー3DS「パズドラクロス」でも、
「パズドラレーダー」
でも、モンスターを獲得できます。
「パズドラレーダー」
で獲得できるということは、「パズドラ」本編でも楽しん
で頂くことができるという形になります。
このクロスメディア展開で、全てのハードウェアとの垣
根、リアルとの垣根を全て取っ払って、全く新しい形で展
開を行ってまいります。
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そして、さらに対戦モードでは、
「パズドラレーダー」上
で集めてきたモンスターを編成して、位置情報を使った対
戦ゲームを実装してまいります。まだ開発中の画面です
が、集めた自分のモンスターと対戦相手で対戦バトルがで
きるようになっています。レーダー上で様々なところに行
ってモンスターを集め、チームバトルやアーマードロップ
の登録が可能になっています。
こちらの方のアップデートにつきましては、今後スケジュ
ール等の詳細を発表してまいります。
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「パズドラレーダー」では位置情報を使いますので、とに
かく安全性に配慮したゲーム設計ということで、歩きスマ
ホをした場合、ゲーム画面の中にオーバーレイで注意画面
を表示し、歩きスマホを抑制するよう注意を促していま
す。最初だけ出てくるのではなく、何度も何度も出てくる
ようにしています。そして、遊び方の基本はある特定エリ
アまで行き、画面範囲の 1 キロ以内であれば、ドロップ・
トレジャーが取れるようになっています。スマホ画面をず
っと見ながらプレイしないように設計しているのも一つ
の特長です。
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このように、
「パズドラ」
、位置情報を使った「パズドラレ
ーダー」、ニンテンドー3DS「パズドラクロス」、ホビー商
品、コミック、様々なクロスメディア展開で、新しい「パ
ズドラ」ブランドの経済圏を形成して、既存価値の向上を
目指していきたいと考えています。
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このように、
「パズドラ」に関しては、これから、拡張性・
多様性・安全性を重視して展開していきます。そんな中で、
「パズドラ」ブランドを構築し、生涯顧客を育成していく、
というのが一つのテーマとなっています。
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それでは、事業の概況の 2 番目としまして、新規価値の
創造と海外展開につきましてご説明いたします。
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まず「LET IT DIE」
、PlayStation®4 向けのオンライン
アクションゲームです。
2016 年内に北米から先行して配信する予定です。
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こちらのゲームは PlayStation®4 ながらもフリートゥプ
レイのオンラインゲームです。PlayStation®4 を前提に開
発しており、国内のみではなく、グローバルを主眼に開発
をしております。弱肉強食の骨太なローグ型ハック＆スラ
ッシュアクションということで、とにかく男気のあるスト
イックなゲームを目指して開発しました。さらにハイパー
バイオレンスとゴアアクションということで、派手なアク
ションと血が噴き出すというゲーム性です。
非同期で対戦ができて PvP の要素が入っています。キャ
ラクターも日本よりも海外を意識したキャラクターで開
発しています。
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こちらは参考までのものですが、「LET IT DIE」をアメ
リカの「E3」や「PAX EAST」で出展しました。注目度
は非常に高く、
「PAX EAST」ではプレイするのに 1 時間
半から 2 時間くらいお待ちいただいて、高い評価を得ら
れました。様々なメディアが様々な評価をしていまして、
メディアの評価も非常に高いタイトルです。これは年内に
北米へ先行配信していきます。
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このようにスマートフォン向けだけではなく、当社が得意
とする家庭用ゲームにおきましてもオンラインゲームの
ノウハウを活かしてフリートゥプレイの家庭用オンライ
ンゲームを展開していきたいと考えております。
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また、日本と北米におけるオンラインゲーム市場ですが、
家庭用オンラインゲームの市場は北米においても伸びて
きております。
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このような市場環境の中、デジタルコンテンツの利用率は
非常に増加していることが海外にも見受けられる状況で
す。
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そこで、新規価値の創造として、家庭用ゲーム機、ニンテ
ンドー3DS 向けの「パズドラクロス」や PlayStation®4
向けのハイエンドなゲームも開発していきます。そして、
スマートフォン向けの新作ゲーム、そして新分野として
VR 等の新しいゲームを開発しております。
こちらにつきましては作品の発表ができる段階になりま
したら、お知らせしてまいります。
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最後に今後の展望につきまして、
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国内のゲーム市場の推移を見てみますと、「パズドラ」を
リリースした 2012 年からスマートフォンゲーム市場はど
んどん大きくなっている状況ですが、
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当社は今後も様々なプラットフォームに展開していき、
新分野の研究開発にもチャレンジしてまいります。
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今日私が言いたかったことは、「パズドラクロス」がやっ
と発売できたということと、「パズドラレーダー」をリリ
ースしましたが、今後の向かうべき方向性として、拡張性、
多様性を持たせ、一つのブランドとして着実に成長させて
いくことです。
また、今後につきましては、新作タイトルを発表できるタ
イミングになりましたら、発表していきたいと思います。
以上

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