都心商業地域における来街者の回遊行動に与える影響要因の分析

都心商業地域における来街者の回遊行動に与える影響要因の分析
株式会社 大森廻漕店
神戸大学大学院海事科学研究科
石川工業高等専門学校
1.はじめに
神戸市都心部では、
コンパクトにまとまった市街地に、
個性豊かな地区が複数存在し、それらが都心の魅力を構
成している。しかし、来街者の訪問先は、鉄道駅周辺の
ごく限られた範囲内に留まっており、回遊性に乏しいこ
とが従来から問題となっている。そのため、これらの地
区を相互にネットワーク化することにより一体化し、来
街者による回遊性を高めることが重要な課題とされてい
る。こうしたことから、神戸市都心部における来街者の
回遊行動の現状を詳細に把握し、得られた実態にもとづ
いて、問題点や課題を明らかにすることが必要であると
考えられる。
そこで本研究では、神戸市の都心商業地域における来
街者への調査結果をもとに、歩行者による回遊行動の特
性を分析することを目的としている。以下では、回遊行
動を特徴づける諸指標(回遊時間・回遊距離・訪問店舗数・
消費金額)を算出し、
それらの指標に影響を及ぼす要因を
数量化Ⅰ類分析によって明らかにすることを試みる。
2.使用データの概要
筆者らは、都心商業地域への来街者を対象として、
2013 年より 3 年間にわたり、回遊行動に関する意識調
査を継続して実施してきた 1)。なお調査対象地域は、神
戸市の都心部で、三宮、元町、神戸ハーバーランドの 3
岡田 瑞記
小谷 通泰
寺山 一輝
地区であり、調査票は、大学、行政機関、民間会社、自
治会等の関係者を通じて配布し、郵送にて回収した。調
査の主たる内容は、①回答者の属性(年齢、性別、職業、
居住地、等)
、②来街日時、来街交通手段、回遊の起・
終点、同行者の構成、③回遊行動の内容(訪問店舗、訪
問目的、購入品目、支払金額)など、である。配布票数
は 1,400 部、回収票数は 400 部で、回収率は 29%であ
った。回答者の属性は、女性が 55%とやや男性よりも
多く、44%が 30 歳未満の若年層であった。また、就業
者が 42%で最も多く、次いで生徒・学生の 33%となっ
ていた。居住地は神戸市内が 54%で市外よりやや多か
った。
3.回遊行動の概要
(1)全回答者の訪問店舗と回遊経路
図-1 は、全回答者による訪問店舗と回遊経路の分布を
地図上に示したものである。なお、回答者による訪問店
舗の総数は計 256 店舗(一部、店舗以外の施設を含む)で、
訪問頻度の多い上位 15 位の店舗で全店舗の延べの訪問
回数の 56%を占めている。訪問店舗は、三宮、元町、ハ
ーバーランドの各地区で、訪問者が集中する核となる店
舗が存在し、
それらを中心に様々な店舗が点在している。
また三宮と元町地区間では、三宮センター街に沿って訪
問者数の多い店舗が連なっている。
図-1 回答者による
訪問店舗と回遊経路
(342 サンプル)
一方、回遊経路は、JR三ノ宮駅、元町駅周辺に集中
しており、三宮と元町地区を繋ぐ三宮センター街で通行
量が多くなっている。さらに、神戸駅とハーバーランド
地区を結ぶ経路上でも集中がみられる。しかし、三宮・
元町地区とハーバーランド地区の間では回遊経路はほと
んどみられない。
(2)回遊行動における 4 指標の算出
図-2~5 は、回遊時間(回遊終了時刻から開始時刻を
差し引いた時間)
、回遊距離、訪問店舗数、消費金額(1
人あたり)のそれぞれについて、頻度分布・累積分布お
よび平均値と標準偏差を示したものである。これらの図
より以下のことがわかる。
まず、回遊時間は、3~4 時間台で頻度が最も多く、全
体のほぼ 80%が 5 時間未満である。また、全被験者の平
均値は 238.2 分(3 時間 58 分)
、標準偏差は 124.1 分(2
時間 4 分)となっている。
回遊距離は、1,000m~1,500m 台で最も頻度が多く、
2,500m 未満で全回答者のほぼ 80%を占めている。また、
平均値は1,664.3m、
標準偏差は1,042.2mとなっている。
訪問店舗数は、3 店舗で最も頻度が多く、4 店舗以下
が全回答者の 80%を占めている。また、平均値は 2.9 店
舗、標準偏差は 1.9 店舗となっている。
消費金額は、2,000 円未満(0 円を除く)で最も頻度
が多く、10,000 円未満が全回答者の約 80%を占めてい
る。また、平均値は 6,562.4 円、標準偏差は 8,444.2 円
となっている。
80
70
回遊時間
4.回遊行動における 4 指標への影響要因の分析
数量化Ⅰ類分析によって、回遊行動に影響を及ぼす要
因を明らかにする。
目的変数は、回遊時間、回遊距離、訪問店舗数、消費
金額の 4 指標である。説明変数には、個人属性(年代、
性別、職業、居住地)
、訪問目的、訪問日、出発場所、出
発時間帯、同行者の構成、訪問店舗(百貨店訪問の有無)
などを用いる。
図-6~図-9 は、上述の 4 指標に関する要因分析の結果
を示している。なお、図中のレンジは、要因ごとに最大
カテゴリースコアと最小カテゴリースコアの差を示した
もので、レンジの大きい説明変数ほど目的変数に寄与し
ている。また、偏相関係数は、他の説明変数を除外した、
目的変数とある 1 つの説明変数との相関であり、レンジ
と同様に、その数値が高くなるほど目的変数への影響が
大きいことを示している。また、重相関係数は全体とし
ての推定精度を表すものであるが、4 指標で 0.42 から
0.63 となっており必ずしも良好な精度は得られなかっ
た。以下では 4 つの指標ごとに、影響要因について考察
する。
(1)回遊時間(図-6)
まず、レンジと偏相関係数の大きさから回遊時間に最
も寄与する要因は「出発時間」であり、次いで「同行者
構成」
、
「娯楽・レジャー目的の有無」
、
「出発場所」
、
「飲
食目的の有無」の順である。
100%
100
90%
90
80%
80
100%
90%
回遊距離
累積比率
累積比率
80%
60
平均値 : 238.2 分
標準偏差 : 124.1 分
309 サンプル
50
サ
ン
プ 40
ル
数
30
70%
70
60%
60
サ
ン
プ 50
ル
数
40
50%
40%
30%
20
20%
10
10%
0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
0%
13 時間
12
平均値 : 1664.3m
標準偏差 : 1042.2m
336 サンプル
50%
40%
30%
20
20%
10
10%
0
0%
0
500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 6500 7000 7500 8000
80
100%
90%
訪問店舗数
90%
70
累積比率
80
消費金額
累積比率
80%
平均値 : 2.9店舗
標準偏差 : 1.9店舗
365 サンプル
70
60
サ
ン
プ 50
ル
数
40
80%
60
70%
60%
70%
サ
ン
プ 40
ル
数
40%
30
30%
20
20%
10
10%
平均値 : 6562.4 円
標準偏差 : 8444.2 円
50
50%
30
60%
50%
310 サンプル
40%
30%
20
20%
10
図-4 訪問店舗数の頻度分布・累積分布
図-5 消費金額の頻度分布・累積分布
56000
54000
52000
50000
48000
46000
44000
42000
40000
38000
36000
34000
32000
30000
28000
26000
24000
22000
20000
0%
0
0%
8 店舗数
18000
7
16000
6
14000
5
8000
4
12000
3
6000
2
10000
1
4000
0
10%
0
2000
0
m
図-3 回遊距離の頻度分布・累積分布
100%
90
60%
30
図-2 回遊時間の頻度分布・累積分布
100
70%
円
次にカテゴリースコアの符号から、回遊時間には次の
ような傾向がみられる。出発時間では、早い時間帯に回
遊を開始した回答者ほど長くなる。同行者構成では、知
人友人/カップル/その他のグループで長く、家族、同行
者なしで短くなる。訪問目的は、娯楽・レジャー目的、
飲食目的を含む場合に長くなる。出発場所では駐車場発
で短くなる。
また、寄与度は大きくはないものの、カテゴリースコ
アの符号から、職業・性別は就業者の女性で、訪問日は
平日で、居住地は神戸市内よりも市外で、訪問目的は買
い物目的有り、散策目的有りの場合で、いずれも回遊時
間が長くなる。
(2)回遊距離(図-7)
まず、レンジと偏相関係数の大きさから回遊距離に最
も寄与する要因は、
「出発場所」であり、次いで「買い物
目的の有無」
、
「散策目的の有無」
、
「同行者構成」の順で
ある。
次にカテゴリースコアの符号から、回遊距離には以下
の傾向がみられる。
出発場所では、
神戸駅発で長くなり、
駐車場発で短くなる。訪問目的では、買い物目的、散策
目的を含む場合に長くなる。また、同行者構成では、知
人友人/カップル/その他のグループで長く、家族、同行
者なしで短くなる。
さらに、寄与度は小さいものの、カテゴリースコアの
符号から、年代では高齢者より非高齢者で、性別では女
性より男性で、居住地では神戸市外より市内で、訪問目
的では飲食目的有りの場合で、出発時間は早い時間帯に
出発する場合に、百貨店への訪問では無しで、回遊距離
がいずれも長くなる。
(3)訪問店舗数(図-8)
まず、レンジと偏相関係数の大きさから訪問店舗数に
最も寄与する要因は、
「買い物目的の有無」であり、次い
説明変数
カテゴリー
学生・男
学生・女
主婦
職業・性別
就業者・男
就業者・女
無職・その他
平日
訪問日
休日
神戸市内
居住地
神戸市以外
知人友人/カップル/その他
同行者構成
家族
同行者なし
無し
飲食目的
有り
無し
買い物目的
有り
無し
散策目的
有り
無し
娯楽・レジャー目的
有り
三ノ宮駅
元町駅
出発場所
神戸駅
駐車場
午前
出発時間
午後
夜間
無し
百貨店訪問
有り
定数項
重相関係数
カテゴリースコア
0.01
-0.04
0.02
-0.09
0.12
-0.22
0.17
-0.19
-0.26
0.27
0.80
-0.42
-0.64
-0.42
0.28
-0.36
0.13
-0.08
0.34
-0.22
1.08
0.10
0.01
0.06
-0.77
0.71
-0.23
-1.09
0.01
-0.02
4.03
レンジ
偏相関係数
で「散策目的の有無」
、
「飲食目的の有無」
、
「職業・性別」
、
「出発時間」である。
次にカテゴリースコアの符号から、訪問店舗数には以
下の傾向がみられる。
訪問目的については、
買い物目的、
散策目的、飲食目的を含む場合で多くなり、職業・性別
では学生(男女)で多く、就業者(男女)で少なくなる。
また、早い時間帯に出発するほど多くなる。
さらに、寄与度は大きくないものの、カテゴリースコ
アの符号から、居住地は神戸市内よりも市以外で、同行
者構成は知人友人/カップル/その他で、訪問目的は飲食
目的有り、娯楽・レジャー目的有りの場合で、出発場所
は神戸駅で(駐車場発は逆に少ない)
、百貨店への訪問有
りで、いずれも訪問店舗数が多くなる。
(4)消費金額(図-9)
まず、レンジと偏相関係数の大きさから「出発場所」
が最も寄与しており、次いで、
「百貨店訪問の有無」
、
「同
行者構成」
、
「買い物目的の有無」
、
「散策目的の有無」の
順となっている。
次にカテゴリースコアの符号から消費金額には以下の
傾向がみられる。出発場所については駐車場発で、百貨
店への訪問では有りで、同行者構成では同行者なしで多
くなる。訪問目的は、買い物目的有りで多くなるが、散
策目的有りでは逆に少なくなる。
さらに、寄与度は小さいものの、カテゴリースコアの
符号から、職業・性別は就業者の女性で、訪問日は休日
で、居住地は神戸市以外で、訪問目的は飲食目的、娯楽・
レジャー目的が有りの場合で、出発時間は夜間で、いず
れも消費金額が多くなる。
5.回遊行動に影響を及ぼす要因のまとめ
4.で得られた結果をもとに、以下では要因ごとに4
つの指標に及ぼす影響をまとめる。
説明変数
カテゴリー
非高齢者
高齢者
男性
性別
女性
平日
訪問日
休日
神戸市内
居住地
神戸市以外
知人友人/カップル/その他
同行者構成
家族
同行者なし
無し
飲食目的
有り
無し
買い物目的
有り
無し
散策目的
有り
無し
娯楽・レジャー目的
有り
三ノ宮駅
元町駅
出発場所
神戸駅
駐車場
午前
出発時間
午後
夜間
無し
百貨店訪問
有り
定数項
重相関係数
年代
0.34
-
-
0.05
0.36
0.11
0.53
0.16
1.44
0.33
0.70
0.19
0.49
0.12
0.42
0.10
1.30
0.28
0.87
0.14
1.81
0.36
0.03
0.01
-
-
カテゴリースコア
9.48
-163.62
60.99
-47.52
-2.01
2.20
46.18
-46.86
249.32
-230.92
-123.24
-90.46
66.42
-398.98
134.29
-106.01
412.66
-11.45
56.75
-29.52
-65.39
451.34
-265.12
105.31
-55.86
-99.94
79.45
-114.92
1700.73
-
0.42
0.63
図-6 回遊時間の要因分析結果
(268 サンプル)
図-7 回遊距離の要因分析結果
(274 サンプル)
レンジ
偏相関係数
173.09
0.04
108.51
0.05
4.21
0.00
93.04
0.05
480.24
0.18
156.88
0.07
533.27
0.21
518.67
0.21
68.20
0.02
716.46
0.17
205.25
0.08
194.37
0.08
-
-
① 職業、性別、年代、同行者構成:職業、性別、年代に
ついては、その影響は必ずしも顕著ではないが、就業者・
女性で「消費金額」の増加傾向がみられ、学生(男女と
もに)で「訪問店舗数」が多くなっている。さらに、高
齢者、女性は「回遊距離」が短くなる傾向がある。
同行者の構成は比較的影響が大きく、
知人友人/カップ
ルである場合は「回遊時間」
「回遊距離」の増加に顕著に
寄与しており、
「訪問店舗数」でもやや大きくなる傾向を
示している。そして、同行者が家族である場合、または
同行者がいない場合には逆の傾向を示している。また、
同行者がある場合よりも同行者がいない場合に、
「消費金
額」が顕著に大きくなる傾向にある。
② 訪問日、居住地:これらの属性の影響はあまり大きく
ないが、訪問日は、平日は「回遊時間」
、
「訪問店舗数」
が増加する傾向にあり、逆に、休日では「回遊距離」
、
「消
費金額」が増加する傾向にある。また、神戸市外に居住
している来街者は「回遊距離」が短くなるものの、反対
に、
「回遊時間」
、
「訪問施設数」
、
「消費金額」は増加する
傾向にある。
③ 訪問目的、百貨店訪問の有無:これらの属性の影響は
比較的顕著であり、飲食目的、買い物目的、娯楽・レジ
ャー目的が有りの場合、
「回遊時間」
、
「回遊距離」
、
「訪問
施設数」
、
「消費金額」のいずれも増加する傾向にある。
ただし、散策目的がありの場合は、
「消費金額」は減少し
ている。また、回遊中に百貨店を訪問すると「消費金額」
は増加する傾向にある。
④ 出発場所、出発時間帯:これらの属性については、そ
の影響は比較的顕著である。出発場所では、神戸駅を出
発した場合で「回遊距離」
「訪問店舗数」が増加する傾向
がある。一方、駐車場を出発した場合では「回遊時間」
「回遊距離」
「訪問店舗数」のいずれも減少し、
「消費金
説明変数
カテゴリー
学生・男
学生・女
主婦
職業・性別
就業者・男
就業者・女
無職・その他
平日
訪問日
休日
神戸市内
居住地
神戸市以外
知人友人/カップル/その他
同行者構成
家族
同行者なし
無し
飲食目的
有り
無し
買い物目的
有り
無し
散策目的
有り
無し
娯楽・レジャー目的
有り
三ノ宮駅
元町駅
出発場所
神戸駅
駐車場
午前
出発時間
午後
夜間
無し
百貨店訪問
有り
定数項
重相関係数
カテゴリースコア
0.21
0.29
0.07
-0.25
-0.17
-0.13
0.03
-0.03
-0.10
0.10
0.13
-0.13
-0.06
-0.36
0.24
-1.25
0.40
-0.13
0.54
-0.06
0.28
0.01
-0.03
0.20
-0.24
0.14
0.00
-0.33
-0.13
0.20
3.34
-
0.56
図-8 訪問店舗数の要因分析結果
(264 サンプル)
レンジ
偏相関係数
0.53
0.12
0.06
0.02
0.20
0.07
0.26
0.07
0.60
0.20
1.65
0.42
0.67
0.18
0.33
0.09
0.43
0.07
0.48
0.11
0.32
0.10
-
-
額」は顕著に増加する傾向を示している。また、出発時
間が早いほど、
「回遊時間」
、
「回遊距離」が増加し、
「訪
問店舗数」もやや増加する傾向にある。そして、夜間に
出発する場合で
「消費金額」
にやや増加傾向がみられる。
6.おわりに
本研究では、
回遊時間・回遊距離・訪問店舗数・消費金額
の4指標を用いて、来街者による回遊行動の特徴を把握
するとともに、数量化Ⅰ類分析を行ない回遊行動に影響
を及ぼす要因を明らかにすることができた。
今後は、訪問店舗(店舗以外の施設も含む)の空間分
布にみられる特性、それぞれの店舗が持つ魅力度を明ら
かにするとともに、本研究で得られた回遊行動への影響
要因を踏まえて、来街者による回遊行動のモデル化を図
りたい 2)~4)。さらに、構築したモデルを用いて、都心部
での歩行空間・商業空間の整備や立ち話・休息等のため
の滞留空間の整備など、回遊促進施策の実施による効果
について、予測・評価を行ないたい。
参考文献
1) 松島祥子・小谷通泰 (2014)「都心商業地域における歩行者の回遊行動
に関する分析-神戸三宮・元町・ハーバーランド地区を対象として」
、日
本都市計画学会関西支部研究発会講演概要集、Vol.12、pp.113-116
2) 伊藤創太・福山祥代・三谷卓摩・羽藤英二 (2012)「都心回遊モデルを
用いた都市空間改変効果の分析」
、土木計画学研究発表会・講演集、Vol.45
(CD-ROM)
3) 高田淳司・内田賢悦・杉木直 (2013)「回遊行動シミュレーションモデ
ルによる都心部整備効果分析に関する研究」
、第 33 回交通工学研究発表
会論文集, pp.515-522
4) 荒木雅弘・溝上章志 (2015)「まちなか回遊行動の詳細分析と政策シミ
ュレーションのための予測モデル」
、土木学会論文集 D3、Vol.7、No.5、
pp.323-336.
説明変数
カテゴリー
学生・男
学生・女
主婦
職業・性別
就業者・男
就業者・女
無職・その他
平日
訪問日
休日
神戸市内
居住地
神戸市以外
知人友人/カップル/その他
同行者構成
家族
同行者なし
無し
飲食目的
有り
無し
買い物目的
有り
無し
散策目的
有り
無し
娯楽・レジャー目的
有り
三ノ宮駅
元町駅
出発場所
神戸駅
駐車場
午前
出発時間
午後
夜間
無し
百貨店訪問
有り
定数項
重相関係数
カテゴリースコア
161.55
81.14
-207.61
-758.88
434.23
330.15
-345.57
406.73
-888.78
948.53
-1043.91
-2447.58
2230.60
-644.61
419.65
-2502.21
861.42
439.39
-1910.40
-127.41
697.41
38.62
-1313.22
-221.74
4634.33
-227.23
-216.12
986.32
-2206.08
3446.99
6905.78
-
-
レンジ
偏相関係数
1193.11
0.05
752.30
0.05
1837.31
0.11
4678.18
0.20
1064.26
0.06
3363.63
0.17
2349.79
0.12
824.82
0.04
5947.55
0.16
1213.54
0.06
5653.07
0.31
-
-
0.47
図-9 消費金額(1 人あたり)の要因分析結果
(246 サンプル)