市制70周年 茅ヶ崎市民文化会館改修工事期間を活用したメモリ アル事業

マ
市制70周年 茅ヶ崎市民文化会館改修工事期間を活用したメモリ
アル事業
景
平成 29 年度に茅ヶ崎市は市制 70 周年を迎え、昭和 55 年から開館してきた茅
ヶ崎市民文化会館は平成 29 年 3 月から平成 30 年 9 月までの期間、耐震補強・
改修工事実施のため全館休館となる予定である。平成 29 年度は茅ヶ崎市にとって
も、茅ヶ崎市民文化会館にとっても、これまでの記憶を留めながら未来に向かって
羽ばたくための大切な年であると言える。
茅ヶ崎市文化生涯学習プランでは、文化会館事業を施策の方向の「文化芸術に親
しむ機会の提供」と位置付けて事業を推進してきたが、これからの約1年半という
改修工事期間を空白期間とするのではなく貴重な時間と捉え、茅ヶ崎の文化の発信
拠点として活用していくため、本事業を提案する。
本事業を市民協働で行い、多くの市民が参加することで市の施策としての「発表
の場の充実」や「文化に携わる人材育成などを支援する環境の整備」に寄与するこ
とも期待できる。
容
本事業は茅ヶ崎市市制 70 周年及び市民文化会館改修のためのメモリアル事業で
ある。メモリアル事業は2つの柱を考えている。市民(市内在住の若手アーティス
トなど)、企業、教育機関、子供たち、文化団体などを巻き込むことで事業を進め
ていきたい。
① 改修工事期間中の仮囲いの壁面を活用して、
「茅ヶ崎市のこれまでの歴史を振り
返る」「茅ヶ崎市の未来を創造する」などをテーマにした壁面アートスペースを市
民と制作する。
② 市民文化会館の改修工事で出る廃材を活用して地元のデザイナー、事業者など
の協力を得ながら廃材の再生、活用方法を検討する。
こ れ ま で の
市 の 取 り 組 み
市民文化会館は昭和 55 年に会館。築36年を経過したが、耐震性・施設の老朽
化等に課題があるため、平成 21年、22 年度に市民文化会館耐震補強・改修工事
の基本設計・実施設計を実施。平成 28 年1月より修正設計を実施。
市の文化生涯学習施策としては平成 24 年度より 9 年間を計画期間とした「茅ヶ
崎市文化生涯学習プラン」を策定し、推進している。
市 民 活 動 団 体 に
期 待 す る 役 割
・アート作品の選定・作品制作ワークショップ等の実施・完成後の展示計画・キャ
プションの作成
・アート作品制作者との折衝・チラシ制作・SNS 等を活用した情報発信
・市民、企業、教育機関、子供たち、文化団体等との連携、コーディネート
・プロジェクトの過程の記録・情報発信
・月2回程度の市との打ち合わせ
・廃材の活用事業のアイデア出し、活用場所の検討、情報発信
市 が で き る 役 割
・仮囲いスペースの提供・調整
(東面・南面計約60mの範囲に縦 2×横 3m のプリント作品最大 9 点程度、展
示期間は平成 29 年 9 月頃から平成 30 年 6 月頃までを想定)
・関係課との調整
・アート作品の選定(透明性の確保)
・工事施工業者の CSR 部門への働きかけ
・HP・広報ちがさき等の情報発信
・打ち合わせ場所・ワークショップ場所の確保
・茅ヶ崎市史・市民文化会館に関する資料・情報の提供
・廃材の活用事業に携わる民間事業者等に関する事前調整
協 働 の メ リ ッ ト
本事業は市制施行 70 周年及び市民に親しまれてきた文化会館のメモリアル事業
であることから、市だけで実施するのではなく市民(市内在住の若手アーティスト
など)や地元の事業者など様々な方々に関わっていただき事業を進めていきたいと
考えており、その調整・実施について協働事業としての実施を考えている。
この事業を協働事業として実施することで、市だけでは把握しきれない部分を市
民活動団体等が補いながら、この事業に協力いただける市民や業者の発掘を行い、
事業を進めていくことができる。また、協働で行う事で行政からは出てこないユニ
ークな発想や芸術文化活動の多様性の確保が期待できるなどのメリットもある。
事
(
1 年目
2 年目
事
提
事
業
案
テ
の
業
上
ー
背
内
業
限
額
費
)
担 当 部 課 か い
716,000 円
226,000 円
合計
942,000 円
文化生涯学習部
文化生涯学習課