はるかなる衛星と会話する宇宙情報通信

川崎研究室
はるかなる衛星と会話する宇宙情報通信
◆はるかなる衛星との会話
ちきゅう
はな
えいせい
た ん さき
◆最新のクリーンルーム紹介
ちじょう
あいだ
地球 からはるかに離 れた衛星 や探査機 と地上 との 間 で、
えいせい
しゅとく
えいせいとう
ちじょう
ちじょう
えいせいとう
そうしん
こうでんりょく ぞ う ふ く き
ひらい
びしょう しんごう
こ うか んど
けんしゅつ
じつげん
でんし
じゅうよう
やくわり
は
こうせいのうか
てい
はいしっく
じつげん
せ か い さいこう
Circuit) デバイスを実現 するために、世界 最高 の ISO クラス
せんじょうど
ほこ
さいしん
レベル 1 の洗浄度 を誇 る最新 のスーパークリーンルームにて、
ていざつおん
ら 飛来 す る 微小 信号 を 高感度 に 検 出 す る た め の 低雑音
ぞ うふ くき
か
えんぽう
ハイパワーの信号 を送信 するための 高 電 力 増幅器や、遠方 か
こ が たか
スト化 を実現 するHySIC (Hybrid Semiconductor Integrated
つうしん
の命令(地上 から衛星 等 )などのデータを通信 するためには、
しんごう
か っ き て き はってん
宇宙 開発 に画期的 発展 をもたらす小型化 ・高性能化 ・低 コ
し せ い せいぎょ
衛星 が取得 したデータ(衛星 等 から地上 )や、姿勢 制御 など
めいれい
うちゅうかいはつ
まんぶん
ちょうびさい か こ う ぎじゅつ
ナノメートル
(1 ミリの 100万分 の 1)サイズの超微細 加工 技術
く し
あーるえふ
さくせい
ひ び けんきゅう
かいはつ
増幅器 などの電子デバイスが 重 要 な役割 を果たしています。
を駆使し、ナノ R F デバイス作成 など、日々 研 究 ・開発 を
うちゅうおうよう
おこな
め ざ
かいはつ
じょうほう つうしん
ぎじゅつ
宇宙 応用 を目指して開発 した 情 報 通信 デバイス技術 は、へ
ち
こ う ど えんかく いりょう
りよう
えいせい つうしん
行 っています。
おうよう
き地 への高度 遠隔 医療 などに利用 される衛星 通信 にも応用
されます。
高度遠隔医療
教育利用
ISOクラス1を実現する
高性能ファンユニット
10 nm Line&Spaceの描画
が可能な電子線描画装置
衛星通信で可能になるサービス例
◆ここでは何をしているの?
かわさき けんきゅうしつ
じんこう えいせい
とうさい
川崎 研 究 室 で は 人工 衛星 に 搭載 す る ア ン テ ナ な ど の
つうしんよう
てん もんがくよう
かいはつ
通信用 コンポーネントや天 文学用 センサの開発 や、これまで
でんりょく ゆ そ う
けいたい
む せ ん でんりょく でんそう ぎじゅつ
製作中のナノRFデバイス
(整流回路)
高周波プローブによる
デバイス評価
けんきゅう
にない 電 力 輸送の形態 となる無線 電 力 伝送 技術 の 研 究 ・
かいはつ
けんきゅうしつ
かいはつ
開発 をおこなっています。わたしたちの 研 究 室 で開発 された
ちょうこがた しん うちゅう た ん さ き
ぷろきおん
う ちの うら
川崎先生から一言
コンポーネントは 超小型 深 宇宙 探査機 「PROCYON 」や内之浦
うちゅう くうかん かんそく じょうち
ちょうきょ だい
し よ う
宇宙 空間 観測 所内 の 超 巨 大 パラボラアンテナですでに使用
む せ ん でんりょくでんそう ぎじゅつ
けんきゅう
いっかん
されています。また、無線 電 力 伝送 技術 の 研 究 の一環 とし
かいはつ
だいでんりょく ぞ う ふ く き
もち
ない
て、わたしたちが開発 した 大 電 力 増幅器を用 いたロケット内
じどうしゃ
む せ ん でんりょくでんそうじっけん
せいこう
センサシステムへの無線 電 力 伝送 実験 を成功 させました。
どうよう
じんこうえいせい
つうしんき
自動車やロボットと同様に人工衛星も センサー、通信機
でんし き き
じゅうよう
やくわり
は
といった電子機器が 重 要 な役割を果たしています。
ぎじゅつ
こ う ど えいせいぎじゅつ
かわさきけんきゅうしつ
ワイヤレス技術 による高度衛星技術 を 川崎 研 究 室 のブ
かん
ースで感じていってください。
◆もっと詳しく知りたい人のために
内之浦宇宙空間観測所
パラボラアンテナ
2016.7
川崎研究室 http://www.rfaia.isas.jaxa.jp/
ロケット内無線電力伝送実験
(5-3) はるかなる衛星と会話する宇宙情報通信