第10回 国際ライプニッツ会議 - Gottfried Wilhelm Leibniz Gesellschaft

第10回 国際ライプニッツ会議
「―私たちの幸福と他者の幸福のために」
2016 年 7 月 18 日-23 日
ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ大学(ドイツ)
ニーダーザクセン州シュテファン・ヴァイル首相後援
第一回開催通知
第 10 回国際ライプニッツ会議は、2016 年というライプニッツに関連する記念の年に行わ
れます。すなわち、彼の生誕 370 年、没後 300 年にくわえ、1966 年にハノーファーに設立
されたゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ協会もその創立 50 周年を祝います。
記念祭のなかで最も若いのは、2006 年から普遍学者の名を冠し、その改称 10 周年を祝う
ハノーファー・ライプニッツ大学です。さらに一連の行事が市内で計画されています。
最も主にはライプニッツの没後 300 年が機会となる訳で、普遍学者の最晩年の諸活動と諸
計画がとくに興味深いものとなるでしょう。それゆえ、ライプニッツの諸影響と、現在も
アクチュアルであり続けている諸々の発想や考察とを会議の中心にもってくることがふさ
わしいのです。このような意味において会議のモットーは、「-私たちの幸福と他者の幸
福のために」 (– ad felicitatem nostram alienamve)と称します。会議の重点をなすのは、した
がって、「共通善」(commune bonum)に関するライプニッツの諸著作となるはずです。
2011 年の前回会議以降、これまで未刊行だったテクストのうち数千頁がライプニッツの遺
稿から提供されています。そして 2016 年までには編纂の進捗によってさらに多くの史料が
これに続くでしょう。これらのテクストが会議での多くの研究発表において解明されるこ
とが期待されます。哲学の視点からは、ライプニッツの、そのどこまでもまたプラグマテ
ィックな諸契機を包括する合理性概念がここでとくに関心をひくでしょう。なぜなら実践
的な目標に関わる研究は、完全な概念分析なるものを待ってはいられないからです。合理
性が学的合理性と倫理とに分裂してしまうことは、近代の難問であって、ライプニッツは
統一の再獲得によってそれを解決しようと試みたのでした。しかしこうした重点と並んで、
会議はまたライプニッツ研究の他の諸テーマに対しても開かれています。
主催者は、関心をもつすべての研究者、専門家、友人たちが参加されるよう招待いたしま
す。研究発表の申し込みは、2015年11月14日までにお願いいたします。採用された発表に
ついては、その原稿は会議のために冊子として用意されますので、2016年3月31日までに、
データファイル、または写真写植可能な完成原稿 (10頁まで)をお送り願います。
会議の日程や発表の編成に関する詳細は、今後の開催通知および会議HPを御覧下さ
http://www.gottfried-wilhelm-leibniz-gesellschaft.de/kongress2016
なお、お問い合わせは、以下までお寄せ下さい: [email protected]
Gottfried-Wilhelm-Leibniz-Gesellschaft, Waterloostr. 8, D-30169 Hannover, Tel. +49 511 1267 331
(J. Herbst); +49 511 762 17539 (Prof. Dr. W. Li); Fax +49 511 1267 202.