アプリケーションノート Vol. 2 ~ 高等動物をターゲットとした BTX in utero遺伝子導入法 ~ 霊長類や肉食動物といった哺乳動物の脳は、マウスなどに比べ複雑で発 達した構造を持っています。 高等動物における遺伝子導入技術は、いまだ発展途上ですが、その活用は 高次脳機能の解明に大きく役立ちます。 フェレット を 用 い た 子 宮 内 電 気 穿 孔 法 に より、効 果 的 な 遺 伝 子 導 入 ® 技 術 の 検 証 が 行 わ れ ました 。B T X E C M 8 3 0 と、ピ ン セット 型 電 極 (Tweezertroodes™ BTX450489)を使用することで、子宮内フェレッ ト胎児への導入が可能です。実際、生後2ヶ月までにフェレット大脳皮質に おいて導入遺伝子の発現が観察されました。また、同一ニューロンにおける 共発現も観察されました。 BTX遺伝子導入装置と in vivo 用電極を組み合わせることで、高等動物に おけるin utero遺伝子導入が可能です。 参考文献 Kawasaki, H. et. al., Rapid and efficient genetic manipulation of gyrencephalic carnivores using in utero electroporation. Molecular Brain 2012, 5:24 In utero electroporation procedure for ferrets Procedure for ferrets: Approximately 2-5 μl of DNA solution (0.5-1 mg/ml) was injected into the lateral ventricle at the indicated ages using a pulled glass micropipette. Electroporation Settings: ® ECM 830 square-wave pulse generator & tweezer-type electrodes with a diameter of 5 mm Choose Mode:LV Set Voltage:50-150 V Set Pulse Length:50 ms Set Number of Pulses: 5 times (at 1s intervals) Post Pulses Treatment: Care was taken to quickly place embryos back into the abdominal cavity to avoid excessive temperature loss. The wall and skin of the abdominal cavity were sutured, and the embryos were allowed to develop normally. 子宮内電気穿孔法による共発現観察 (A)大脳皮質ニューロンに共発現されたGFPと mCherryの蛍光が観察できます。 (B)GFPの発現は、大脳皮質深層部までみられ ます。 (C) (B)の白枠内の拡大写真です。GFPが発現し ている箇所では、同じくmCherryの発現も みられます。 Scale bars, 5mm(A), 1mm(B), and 200 μm(C) ▲ ECM® 830 ▲ BTX450489 遺伝子導入装置 カタログNo. ECM830 希望販売価格 ECM ® 830 ¥1,450,000 ピンセット型電極 カタログNo. 6 電極材質 BTX520 Tweezertrode BTX522 TweezertrodeTM 10mm TM 7mm 電極部径 全長 希望販売価格 ステンレス 7mm 12cm ¥185,000 ステンレス 10mm 12cm ¥185,000 BTX450486 Platinum Tweezertrode 1mm プラチナ 1mm 12cm ¥209,000 BTX450487 Platinum TweezertrodeTM 3mm プラチナ 3mm 12cm ¥227,000 BTX450488 Platinum Tweezertrode 7mm プラチナ 7mm 12cm ¥254,000 BTX450489 Platinum Tweezertrode 5mm プラチナ 5mm 12cm ¥227,000 TM TM TM
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