「授業の基本」+「視聴覚教材とアクティブラーニング」

1.プログラム名
「授業の基本」+「視聴覚教材とアクティブラーニング」ワークショップ
2.日時
2016 年 7 月 28 日(木)
、29 日(金)
※1 日目のみ参加、2 日間連続参加の 2 種類の選択が可能です。ただし、関西FD各校で開
催された「授業の基本」研修会参加経験者は、2 日目のみの参加も可能です。
3.場所
神戸薬科大学 4 号館 3 階
K431
4.プログラムの概要
◆講師:滋賀県立大学教育担当副学長 倉茂好匡
◆時間割
1日目 「授業の基本」
第1講 10:00~12:00 授業の基本①-基本の基本-
第2講 13:00~15:00 授業の基本②-授業展開上の罠-
第3講 15:15~17:30 授業づくりワークショップ
2 日目
「視聴覚教材とアクティブラーニング」
第1講 10:00~12:00 視聴覚教材の選び方・作り方
第2講 13:00~15:00 アクティブラーニングの基本と視聴覚教材
第3講 15:15~17:30 アクティブラーニング導入ワークショップ
◆内容:
このワークショップでは、発声、板書、立ち位置といった基本的なことから、授業構成、
発問、教材研究といった内容について講義のみならずワークショップ形式で行います。ま
た、2 日目には、視聴覚教材選定や作成の基本およびアクティブラーニングの基本を学んだ
うえで、皆さんのご担当科目にアクティブラーニングを導入したときの授業案を作成して
いただきます。
(1) 授業の基本① -基本の基本-
皆さんが大学生時代に受講してきた講義を思い出してみましょう。面白いなあと感じる講
義もあった半面、とても退屈で眠くなる講義もあったことでしょう。いったい、なぜこん
な差が出るのでしょうか?
そこで、私自らが「悪い授業」と「良い授業」を演じてみます。いったいどこが違うのか、
自ら感じ取ってください。その上で「授業を行う上での基本的スキル」を学んでいただき
ます。
(2) 授業の基本② -授業展開上の罠-
大学の先生方の授業を見学させていただくと、「このやり方だったら、学生は居眠り続出必
至だなあ」と感じる授業をしばしば見かけます。そのような授業には共通点があり、それ
を私は「総論大好き症候群」
「具体例欠乏症」と呼んでいます。逆に言うなら、このような
症状から脱却した授業をすれば、学生は興味を持って受講してくれます。
この時間も、実際に「問題の多い授業」と「それを改善した授業」とを演じてみます。そ
して、その「改善」には「教材研究」が欠かせません。その実際を体験してください。
(3) 授業づくりワークショップ
グループワークで「教材研究」を実際にしていただきます。そして、各グループで5分の
授業をつくり。グループの代表の方に授業を行っていただきます。「教材研究」を行うこと
でどんなに授業に変化が出るか、きっと実感していただけるでしょうし、皆さんが授業準
備をするときの教材研究にも役立つと思います。
(4)視聴覚教材の選び方・作り方
近年、大学の多くの授業でパワーポイントファイルなどの画像ファイルが使用されてい
ます。ところが、そのような授業では「学生が寝てしまう」ことが生じがちです。いった
いなぜでしょうか? また、VTRを授業に使用する場合も多いものです。この場合にも、
下手をすると「学生が寝てしまう」ものです。いったいどうすればよいのでしょうか?
この時間では、まずVTR教材の選び方を学びます。その次に、効果的パワーポイント
ファイル作成法の基本を学びます。そのうえで、視聴覚教材を効果的に使用するための「し
かけ」について理解していただきます。キーワードは「個人ワーク」と「グループワーク」
です。
(5)アクティブラーニングの基本と視聴覚教材
前講でも触れたように、視聴覚教材を使用する場合、個人ワークなりグループワークな
りに誘導しないと「学生が寝る」ことが多くなります。そこで、本講では授業に個人ワー
クやグループワークを導入していくときの基本的考え方を学んだうえ、そのバリエーショ
ンを広げていきます。この延長線上に、最近話題の「反転授業」なども存在するのです。
個人ワークやグループワークなどのアクティブラーニングの要素を授業に導入すると、
びっくりするくらい学生の目つきが変わります。教師が説明に少々ドジっても、学生が勝
手に理解し、満足して帰っていく場合すらあるのです。このような私の体験についてもご
紹介します。
(6)アクティブラーニング導入ワークショップ
まず、個人ワークで皆さんの授業にアクティブラーニングを導入したときの指導案を作
成していただきます。90分の授業の中に、なんらかの形でアクティブラーニングの要素
を入れてみてください。そのうえで、各グループ内でそれぞれの指導案を紹介しあい、優
れている指導案あるいはユニークな指導案を選んでください。
そのうえで、各グループで1つの科目の指導案のプレゼンテーションをしていただき、
参加者全員で共有したいと思います。
5.申込先、申込方法
神戸薬科大学
教務課
柳川
まで、電子メールで7月15日(金)までにお申し込みく
ださい。
お申し込みの際に、①コンソーシアム加盟校であること②所属③氏名④参加形態(1 日目の
み、2 日間連続、2 日目のみ)を明記してください。
アドレスは yanagawa[at]kobepharma-u.ac.jp です。([at]を@に置き換えてください。
)
6.プログラム実施担当者とその連絡先
神戸薬科大学教務課 柳川貴志
Tel:078-441-7509 Fax:078-441-7613
7.参加にあたっての条件
◆定員:先着 40 名(参加費無料)
※2日目には、各自担当科目について実際に指導案を作っていただきます。各自のご担
当科目のどこか1講分の現在の指導案を持ってきて下さい。まだ授業を担当したこと
のない参加者は「将来自分が担当するであろう科目を想定し、その科目の指導案を練
って」きて下さい。
以上