中根・金田台地区公園緑地他基本計画等見直し検討業務 特記仕様書

別添-1
中根・金田台地区公園緑地他基本計画等見直し検討業務
特記仕様書
第1章
総則
第1条
適用
本特記仕様書は、「中根・金田台地区公園緑地他基本計画等見直し検討業務」(以下
「本業務」という。)に適用する。本業務を実施するにあたっては、本特記仕様書によ
るほか、監督員の指示による。
第2条
業務範囲
業務範囲は、別紙位置図に示す範囲とする。
なお地区面積は、研究学園都市計画事業中根・金田台特定土地区画整理事業地区(以
下「中根・金田台地区」という。)約 189.9ha である。
第3条
履行期間
本業務の履行期間は、契約締結日の翌日から平成 29 年 3 月 15 日までとする。
第4条
管理技術者資格要件
管理技術者は、技術士(建設部門(都市及び地方計画)又は総合技術監理部門(建
設))、あるいはシビルコンサルティングマネージャー(以下「RCCM」という。)
(都市計画及び地方計画部門)、あるいは「RCCM」(造園部門)の資格保有者と
する。
第5条
打合せ
1.設計業務等を適正かつ円滑に実施するため、請負者と監督員は常に密接な連絡を
とり、業務の方針及び条件等の疑義を正すものとし、その内容についてはその都
度請負者が打合せ記録簿に記録し、相互に確認しなければならない。
2.業務の区切りにおいて、管理技術者と監督員は打合せを行うものとし、その結果
について請負者が打合せ記録簿に記録し相互に確認しなければならない。
3.管理技術者は、仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、速やかに
監督員と協議するものとする。
第6条
業務計画書
1.請負者は、契約締結後 15 日以内に業務計画書を作成し、監督員に提出しなけれ
ばならない。
2.業務計画書には、契約図書に基づき下記事項を記載するものとする。
・業務概要
・実施方針
・業務工程
・業務組織計画
・打合せ計画
・成果品の内容、部数
・使用する主な図書及び基準 ・連絡体制(緊急時含む)
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・その他(特記事項)
第7条
再委託
1.契約書第4条第1項に規定する「主体的部分」とは、次の各号に掲げるものを
いい、請負者は、これを再委託することはできない。
・設計業務等における総合的企画、業務遂行管理、手法の決定及び技術的判断
・解析業務における手法の決定及び技術的判断
・設計の中核となる図面等の作成
・打合せ等
2.請負者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、計算処理、トレース、資料整理、
模型製作などの簡易な業務の再委託にあたっては、発注者の承諾を必要としない。
3.請負者は、第1項及び第2項に規定する業務以外の再委託にあたっては、発注
者の承諾を得なければならない。
4.請負者は、設計業務等を再委託に付する場合、書面により協力者との契約関係
を明確にしておくとともに、協力者に対し設計業務等の実施について適切な指導、
管理のもとに設計業務等を実施しなければならない。
なお、協力者は、機構の建設コンサルタント業務等指名競争参加資格者である
場合は、指名停止期間中であってはならない。
第8条
業務成績評定対象業務
本業務は、業務成績評定対象業務である。受注者には、業務完了後、業務成績評定
点を通知する。付与した業務成績評定点は、将来業務発注時に価格以外の評価項目
として使用することがある。
第2章
業務内容
第1条
目的
中根・金田台地区では公園緑地に加え歴史的緑空間用地や緑住街区など特色ある
土地利用計画がなされており、今後事業完了に向けて処分の推進や将来管理者等と
の協議調整を推進する必要がある。
本業務では今後の緑関係の土地利用の処分や管理者への引継ぎを促進するために、
上位計画や既往調査、事業計画変更の経緯を踏まえ、全体的な緑関係計画の再整理
と基本計画の見直しを行い、土地利用ごとの基本計画・整備計画の検討を行うこと
を目的とする。
第2条
使用する技術基準等
本業務にあたっては、本特記仕様書、業務請負契約書によるほか、機構の設計基
準、指針及び仕様書、設計協議図書、関係法令並びに技術基準等によること。なお、
設計に使用する基準等については、監督員の承諾を得ること。また、成果品におい
て出典根拠を明確にしておくこと。
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第3条
貸与する資料等
本業務の実施にあたって貸与する関係資料は、次のとおりとする。
・中根・金田台地区公共施設等基本計画策定業務
・中根・金田台地区第4回変更事業計画(案)の土地利用計画図データ
・中根・金田台地区土地利用計画見直しその他検討業務報告書
・その他監督員が指示する資料
第4条
業務内容
(1) 公園・緑地等に係る基本コンセプト・基本計画の見直し検討
上位計画、既往調査、事業計画変更(第4回)等の内容を踏まえ、当地区の
公園、公共・民有緑地、歴史的緑空間用地、緑住街区など緑計画全般に係る基
本コンセプトの見直しを行う。合わせて、今後整備を予定する公園・緑地の土
地利用、造成計画等を踏まえ基本計画の見直しを行う。
・地区全体の緑計画・基本コンセプトの見直し
・公園・公共緑地 基本計画の見直し
(2) 地区縁辺部における大規模法面の緑地化に係る検討
A15 街区、教育施設用地等の大規模法面について、緑地化することを目的と
し、現況調査の上、周辺を含めたゾーニングを検討するとともに、緑地の整備
計画を検討する。
・現況調査(植生調査含む、必要に応じ簡易測量を行う)
・周辺を含めたゾーニングの検討
・緑地の整備計画の検討(雨水排水計画、法面の安全性の検証、管理用通路
計画、概算数量・工事費を含む)
(3) 歴史的緑空間用地に係る引渡し条件等の検討
①当該用地全体約52haについて、つくば市への譲渡時の引渡しの基本的考え方
を整理するとともに、将来的な利活用の検討(管理方策を含む)を行う。
②史跡利用予定地(約16ha)について、現況調査を行い、赤道の利用状況、不
法投棄、その他支障物件等の把握を行い、安全管理対策等の引渡し条件を検
討する。
③史跡利用予定地を除く部分(約36ha)について、現況調査を行い、赤道の利
用状況、植生・貴重動植物、埋蔵文化財、不法投棄、その他支障物件等の把
握を行い、安全管理対策等の引渡し条件を検討し、これらを踏まえた整備計
画の検討(概算数量・工事費を含む)を行う。
(4) 歴史的緑空間用地の用地取得に係る国庫補助導入に向けた検討
史跡利用予定地のうち国指定史跡用地以外の約8.9haの販売促進に向け、ま
ちづくり交付金等の補助導入の検討を行う。
・補助メニュー、補助要件等の整理
・申請に必要な計画書等の作成
(5) 近隣公園の基本計画の見直し検討
近隣公園の整備主体であるつくば市に円滑に引継ぐため、現況調査を十分に
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行った上で、引渡し条件を整理するとともに、
基本計画の見直し案を検討する。
・現況調査
・引渡し条件の検討
・基本計画の検討
第5条
成果品
提出する成果品は、以下のとおりとする。
(1)報告書:製本5部
(2)関係機関等との協議に係る必要資料
一式
(3)打合せ記録簿 一式
(4)その他監督員が指示するもの 一式
(5)(1)~(4)の電子データを格納したCD-R 一部
※提出方法等
なお、本業務にパソコンを使用する場合のOSは「WINDOWS形式」とし、ワープ
ロソフトは「Word形式」
、表計算ソフトは「Excel形式」、図面等はAutoCAD及び
AdobeIllustratorCS2を使用し、これらを電子媒体(CD-R)にコピーして提出するも
のとする。
本業務において作成し提出すべき用紙については、「国等による環境物品等の調達
推進等に関する法律(グリーン購入法)」の施行に伴い、印刷及び再生紙の使用等の
基準に則り作成すること。
第3章
その他
第1条
業務カルテの作成
受注者は、契約時又は完了時において、請負金額 100 万円以上の業務について、
受注時は契約後 10 日以内に、
登録内容の変更時は変更があった日から 10 日以内に、
完了時は完了後 10 日以内に、測量調査設計業務実績情報サービス(TECRIS)
に基づき、「業務カルテ」を作成し、監督員の確認を受けた後に、(財)日本建設
情報総合センターに提出するとともに、(財)日本建設情報総合センター発行の「業
務カルテ受領書」の写しを監督員に提出しなければならない。
第2条
守秘義務
1.請負者は、契約書第 35 条第1項の規定により、業務の実施過程で知り得た秘密
を第三者に漏らしてはならない。
2.請負者は、成果品の発表に際しての守秘義務については、第 35 条第2項の承諾
を受けた場合はこの限りではない。
第3条
協議資料の作成
業務履行にあたり、関係機関との協議が必要となるが、監督員と打合せのうえ、協
議用資料を作成する。
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第4条
業務の完了及び誤りの訂正
本業務の完了は、成果品を提出し、検査に合格した時点とする。
なお、検査の合格後であっても誤りが発見された場合には、請負者の負担で速やかに
これを訂正する。
以
5
上
別紙位置図
研究学園都市計画事業
中根・金田台特定土地区画整理事業
土地利用計画図
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