2016 年 7 月 27 日 学生の皆さんへ 名古屋外国語大学 海外渡航に関する注意喚起 皆さんも報道などでご存じのように、イスラム過激派組織「イスラム国」 (ISIL)に よるものと見られる事件が海外で頻発しております。さらに海外においては、暴動、 路上犯罪、疫病、自然災害などにより、常に安全が脅かされる状況が存在します。大 学としましても、これから海外渡航をする、もしくは現在海外で過ごしている皆さん が、決してこうした事件や事故に巻き込まれること、犯罪のターゲットとなってしま うこと、感染症に羅漢してしまうこと、などが無いことを切に願っています。 そこで、対象の皆さんに向けて、下記に留意点を上げました。一般的に日本人は、 自国の治安が良い半面、とかく海外に行くと危険に対して無防備になりがちです。海 外においては、 「自分は大丈夫」と安易に考えることなく、常に危機回避に向けた慎重 な行動を心がけるようにしてください。 記 1.海外渡航・滞在する際必ずすべきこと 日本国外務省より「退避」や「渡航延期勧告」が出されている国や地域への渡航は 絶対にしないようにしてください。本学においては、下記「海外安全ホームページ」 にある国・地域別の安全度を示す 4 段階の指標のうち、レベル 1「十分注意してく ださい」以上が発せられた所に渡航することの自粛を求めています。 ■外務省「海外安全ホームページ」 http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html 2.渡航の際留意すること (1)現地滞在先、訪問先等の緊急連絡先等を家族間で共有しておき、不測の事態に備え て携帯電話やネットワークアクセス等の連絡手段を携行するようにしてください。 (2)海外での滞在中、不測の事態発生時に在外公館から緊急連絡を受けたり、避難指示 等に関する情報を提供してもらったりできるため、下記サイトから必ず外務省海外 旅行登録「たびレジ」への登録(滞在が3か月未満)、または「在留届」の提出(滞 在が3か月以上)を行ってください。 ■外務省「海外へ渡航される皆様へ」 https://www.ezairyu.mofa.go.jp/ *** テロへの備えと対応(参考) *** 【遭遇を避けるために】 1. イスラム過激派によるテロの標的となりやすい宗教関連施設(モスク、教会など)、 政府・軍や警察関係施設には近づかないこと。 2. 混雑する時間帯の市場やショッピングセンターの利用は控えること。 3. イスラム教の教義に反する酒類、料理を提供・販売するレストランやバー等の利用 は極力控えること。 4. 主要な欧米系ホテルの入口やフロントロビー周辺等の不特定多数の人が立ち入る 場所にはできるだけ長時間留まらないこと。 5. 滞在中、公共交通機関を利用する場合は周囲の状況や安全確保に十分注意を払うこ と。 6. 知らない人物から日本語で話しかけられても日本語では応じないこと。 7. 公的な場所において大声で日本語を話すなどの行為は控えること。 8. 現地人や周囲に馴染んだ目立たない服装と行動に心がけること。 【万が一テロ等に遭遇してしまった場合】 1. 現地の日本国大使館又は総領事館に即座に連絡を入れること。 2. 爆破テロ事件が発生した場合は、爆発による直接的な被害のほか、爆風によって割 れた窓ガラスなどが甚大な被害をもたらすため、近くで爆発が起こったら速やかに 頭をバッグや手で覆い、その場に伏せるなどして積極的に身体を防御し、速やかに その場から離れて安全な場所に避難すること。 3. 爆発事件現場では、2つめの爆発が連続して発生する可能性もあるため、事件現場 には決して興味本位で近づかないこと。 【その他】 主要都市の空港及び駅ではテロ防止のための監視パトロールやセキュリティが強化 され、これに伴い空港到着までの幹線道路や鉄道駅などでの検問、空港到着後のセ キュリティ・チェック(荷物、身体検査)が実施される。利用予定航空便に乗り遅 れることのないよう、出発時刻の 3 時間以上前までに空港に到着するなど、余裕を もった行動を心がけること。 以上
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