診療科名:呼吸器内科 (アレルギー内科分野を含む)

関東労災病院 内科専門医プログラム
診療科名:呼吸器内科 (アレルギー内科分野を含む)
指導体制:
内科の一分野としての呼吸器内科(一部アレルギー内科も含む) 領域の診療を担当し、常
時約 30-40 名の入院患者を診療。疾患構成として、入院疾患は感染症、腫瘍性疾患、呼吸不
全の診療が主体であり、これらに加え、外来では喘息、COPD の慢性期管理、慢性咳嗽の診
断、治療、胸部異常陰影の対応等が加わる。外来診療は初診(他科依頼含む) と再診の 2 診
体制であり、その他日中のオンコール対応、月 1-2 回程度の内科系当直を担当する。これら
の診療を通して、内科専門医として望まれる呼吸器領域の診療経験を十分に積む事が可能で
ある。
(スタッフ 平成 28 年度)
部長
平居 義裕
昭和61年卒
日本内科学会指導医
日本呼吸器学会指導医
日本アレルギー学会専門医
副部長 西平 隆一
平成6年卒
日本内科学会指導医
日本呼吸器学会指導医
日本アレルギー学会専門医
医員
黒﨑 裕一郎
平成17年卒
日本内科学会指導医
臨床研修指導医講習会受講済
臨床研修指導医講習会受講済
日本呼吸器学会専門医
臨床研修指導医講習会受講済
医員
伊藤 俊輔
平成19年卒
日本内科学会指導医
日本呼吸器学会専門医
臨床研修指導医講習会受講済
その他、指導医以外の医員、後期研修医、初期研修医とグループ制にて診療を担当している。
1グループ10-15人程度の入院患者診療を行う。
一般目標(GIO:General Instruction Objects)
初期研修において得られた知識、経験を基盤とし、内科専門医として独立して診断、治
療を行う事が必須とされる呼吸器領域疾患の十分な診療経験と、すべての内科専門医が習
得すべき、呼吸器領域分野における手技、検査項目につき十分な経験を積み,独立して実施
し結果を解釈が出来、主治医として独立して診療が出来る事,必要に応じ呼吸器専門医にコ
ンサルト出来る事を目標とする。
行動目標(SBO:Structural Behavior Objects)
日本内科学会が提示している内科専門医制度では、
呼吸器領域に 8 疾患群 (呼吸器 1-8)、
アレルギー領域に 2 疾患群(アレルギー1-2) が分類され、各疾患群のうちいずれかを最低 1
疾患は経験する事が求められている。内科専門医制度研修プログラムの内、呼吸器・アレル
ギー分野における到達レベル A に相当する疾患と総合内科Ⅰ(一般) Ⅱ(高齢者)Ⅲ(腫瘍)の
項目中、呼吸器領域に関連する到達レベル A の疾患を、夫々の疾患群の中で最低 1 疾患は主
治医として経験する事を最低ラインとし、到達レベル B,C の診療経験があれば、A を習得し
たものとみなす。将来呼吸器を専門分野とする事を考慮している場合は到達レベル B,C の診
療経験を積極的に積む姿勢が望ましい。
研修内容
日本内科学会が提示している内科専門医制度における呼吸器・アレルギー領域のすべての
疾患群の内、本プログラムで概ね経験可能な疾患名を、求められる診療レベルに応じて、①、
②の 2 段階に分類しこれらの、診療経験を積む。
下記に提示した疾患名の右に内科学会が提示している疾患群番号を記載した。(例:呼吸器
-1)
なお、内科学会が提示している呼吸器、アレルギー領域の疾患群の内訳は以下の通りであ
る。
【呼吸器】
1 気道・肺の感染症
2 気道・肺の機能形態異常
患、外因性肺障害、じん肺
4
肺循環障害
隔膜の形態、機能異常 7
呼吸不全
3 気道・肺の免疫疾患、間質性肺疾
5 気道・肺の悪性腫瘍
6 胸郭・縦隔・横
8 呼吸調節障害
【アレルギー】
1 喘息・肺疾患 2 全身性疾患・その他
① 主治医として独立して診療出来る事が必須である疾患
(すべての内科専門医が主治医として独立して治療を行い、重症時や改善不良時には呼吸
器・アレルギー専門医にコンサルト出来るレベル)
・一般細菌性肺炎、胸膜炎、肺膿瘍、肺化膿症、膿胸 (診断、治療)
呼吸器-1
・医療介護施設・在宅関連肺炎、誤嚥性肺炎 (診断、治療)
呼吸器-1 総合内科Ⅰ-1,Ⅱ-1
・気胸 (診断、治療)
呼吸器-6
・気管支喘息の慢性期管理、発作対応 (診断・治療)
呼吸器-3 アレルギー -1
・COPDの慢性期管理、増悪の対応 (診断・治療)
呼吸器-2
・呼吸器疾患終末期病態 (非癌性慢性呼吸不全、呼吸器悪性腫瘍) の看取り (治療)
総合内科Ⅰ-1 Ⅲ-1
・呼吸器疾患終末期患者 (非癌性慢性呼吸不全、呼吸器悪性腫瘍) の緩和、対症療法 (治
療)
・上、下気道感染症の外来対応
総合内科Ⅰ-1 Ⅲ-1
(診断治療)
呼吸器-1
・胸水の原因鑑別(診断)
呼吸器-6
・在宅酸素療法の導入 (診断,治療)
呼吸器-7
・呼吸不全の鑑別と管理 (診断,治療)
呼吸器-7
・過換気症候群(診断,治療)
呼吸器-8
② 独立して診断、治療を進め、必要な段階や状況で呼吸器・アレルギー専門医にコンサ
ルトし、または診療を依頼する疾患(独立して診断,治療を進めてよいが、すべての内科
専門医が診療に習熟しなくてもよい疾患)
・間質性肺疾患
呼吸器-3
・呼吸器悪性腫瘍 (肺がん、胸膜中皮腫、縦隔腫瘍等)
呼吸器-5
・免疫関連呼吸器疾患 (サルコイド-シス、膠原病関連間質性肺疾患,血管炎群等)
呼吸器-3
・薬剤性肺炎
呼吸器-3 アレルギー-1
・アレルギー関連肺疾患(好酸球性肺炎,過敏性肺炎)
呼吸器-3 アレルギー-1
・好酸球増多症候群
アレルギー-2
・非定型呼吸器感染症 (マイコブラズマ、レジオネラ、クラミドフィラ肺炎等) 呼吸器-1
・呼吸器系抗酸菌感染症 (肺結核を含む)
呼吸器-1
・呼吸器系真菌感染症
呼吸器-1
・呼吸器系ウイルス感染症
呼吸器-1
・縦隔気腫
呼吸器-6
・無呼吸症候群
呼吸器-8
・非感染性胸膜炎
呼吸器-6
・急性肺障害(ALI) 急性呼吸促迫症候群(ARDS)
呼吸器-4
・肺高血圧症
呼吸器-4
・肺血栓・塞栓症
呼吸器-4
・気管支拡張症
呼吸器-2
・肺血管異常(肺動静脈瘻,蔓状血管腫など)
呼吸器-4
・アナフィラキシー
アレルギー-1
・その他①、②に属さない疾患 (希少疾患や他領域関連の呼吸器疾患など)
学習方法(LS:Learning Strategy)
1. 項目①の疾患群に関しては入院患者の主治医となり、診療を担当する。外来診療を経
験し、経過をフォローする。必要に応じて指導医の指導を受ける。
2. 項目②の疾患群に関しては入院患者の主治医となり、治療方針に関し指導医の指導を
受ける事を原則とする。一定以上の症例を経験し、自立して治療を担当する事が可能
と判断された疾患に関しては、必要に応じた指導医の指導を受け、外来診療も担当す
る。
3. 毎日の診療を主体的に行い、医療面接・身体診察・検査所見をもとに診療計画を立案
し、必要に応じて指導医とディスカッションし、診療内容,説明事項をカルテに遅滞な
く記載する。
4. 救急患者の診療にあたり、診断・治療法を修得する。
5. 週1回のカンファレンスにおいて担当患者のプレゼンテーションを行う。指導医,スタッ
フ医師との議論を通して、フィードバックを受け、知識・診療能力の向上に役立てる。
6. 呼吸器関連領域の研究会、学会に積極的に参加する。
経験した症例を日本内科学会、日本呼吸器学会などで、指導医・上級医の指導のもと学
会発表を行う。
週間スケジュール
月
火
7:30
午前
水
木
金
内科医局会
8:30~
回診
8:30~
回診
8:30~
回診
8:30~
回診
8:30~
回診
病棟業務
病棟業務
病棟業務
病棟業務
病棟業務
気管支鏡検査
病棟業務
病棟業務
15-17 時~
午後
病棟業務
カンファ
レンス
研修評価
【研修評価】(EV)
1. 研修医による自己評価:
内科専門医研修プログラムに沿って、疾患群の診療経験の充足、到達度と、基本的手
技・経験患者などについて適時自己評価する。
2. 指導医による評価:
内科専門医研修プログラムに沿って、疾患群の診療経験の到達度と基本的手技・経験患
者などについて評価する。