詳しくはこちらへ

高舘 千枝子「鎮魂の歌
巡礼の旅」10 月
「鎮魂の歌と共にハソウを楽しむ会」
1.日
時
2016 年 10 月 16 日(日)
午前 10 時~11 時(30 分程度)
2.会
3. 内
場
容
備前焼祭り会場(岡山県備前市伊部)
➀ステージ発表 「鎮魂の歌」と共にハソウを吹く
➁交流会・乾
杯 (備前焼の器で乾杯)
・自己紹介
・坂口憲一郎さんのお話し
「鎮魂の笛壺・平和の壺笛を吹き鳴らそう」
・歌 「鎮魂の歌」、オリジナルソング(各自)
(解散)
4.協
力
・備前焼「陶友会」
・「岡山ハソウを楽しむ会」
・岡山エスペラント会
☆「鎮魂の歌」を「鎮魂と平和の笛壺」と共に歌う参加者募集!
「鎮魂の歌」を歌い続けている方、小楽器で「鎮魂の歌」を楽しんでいる方
ハソウの体験をしてみたい方を募集します。
◆第 1 次期限:8 月 31 日
第 2 次期限:9 月 30 日
◆申し込み先:唐丹希望基金事務局 高舘千枝子
〒028-3603 岩手県紫波郡矢巾町西徳田 7-7
(TEL:019-697-3851
Mail:[email protected] )
(ハソウ)の発祥の地で聴く、鎮魂と平和の笛壺の音色は、長い歴
史の中で起きた、人々の涙、痛み、償いが、優しさ、いたわり、平和の尊さ
を語り掛けてくれることでしょう。
赤穂線は起点の相生駅、終点の東岡山駅間に 22 の駅があります。備前祭りの会場、
伊部駅はその中間の山際に差し掛かったところにあります。
10 月 15 日、16 日は備前祭り。鎮魂と平和の笛壺と共に、全国から参加した方た
ちと一緒に「鎮魂の歌」を歌わせていただきます。
「交流会」では、坂口憲一郎さん
の~鎮魂の笛壺、平和の壺笛を吹きならそう~のお話を聞きながら、旅の相棒「ほた
る」を片手に交流を深めたいと思います。秋の備前・伊部でお会いしましょう!
高舘千枝子
~鎮魂の笛壺・平和の笛壺を吹き鳴らそう~
坂口 憲一郎(岡山
を楽しむ会)
盛岡、東京から岡山に帰り、7月12日1本の映画を見た。30年近く取材をさせて戴い
た倉敷市在住の永瀬 隆さんのドキュメンタリー映画「クワイ河に虹をかけた男」である。
クワイ河は、タイ国に流れる川。映画「戦場にかける橋」のモデルになった所である。
日本軍は、タイとビルマを結ぶ重要なルートとして415キロの区間を、わずか1年3ケ月
ほどで完成させた鉄道で、動員された英連邦の捕虜6万8000人と20万とも30万と
もいわれるアジア各地の労務者が建設にあたり、焦熱地獄の過酷な気象条件とマラリアや
チフスが、人々を襲い、鉄道の枕木1本に、一人が亡くなり「死の鉄道」といわれた。
永瀬 隆さんは、憲兵隊通訳として捕虜の取り調べに立ち会った。日本軍降伏後、連合軍
の案内役を命令され、沿線の墓地埋葬調査に同行。現場で、初めて日本軍の行った行為、戦
争のむごたらしさを知ることになる。さらに10万人の日本兵が日本に引き揚げる時、タイ
国政府が、一人一人の飯盒に、コメと砂糖を支給してくれたことを責任者の永井海軍少佐か
ら打ち明けられる。日本兵が国に帰っても、食べる物もない状態だろうからとタイ国が支給
してくれたという。このことは永瀬さんしか知らないこととなる。というのは、永井海軍少
佐は、最後の引き揚げ船で帰る時、多くの兵を死なせた責任を取り、船から身を投げたと戦
友から聞かされ、あれは永井海軍少佐の自分に託した遺言なのだと思う。
その後、タイ国への恩返しと慰霊のため、海外渡航が許されるようになった1964年以降、
135回、タイを訪れ、貧しい子供たちへの教育支援を行ってきた。また、現地にタイ式の
寺院を建立し、敵味方を超え、戦争で亡くなった方の慰霊を続けてきた。
永瀬さんも、2011年6月、93歳で亡くなられた。
戦後50年の1995年、永瀬隆さん、青山学院大学教授の雨宮剛さん、国際基督教大学副
学長の斉藤和明さんの3人が呼びかけて始まった「英連邦戦没捕虜追悼礼拝」が、今年も、
8月6日(土)午前11時から、横浜市保土ヶ谷区狩場町の英連邦戦死者墓地で行われ、永
瀬 隆さんから託された「平和と和解のメッセージ」
が、世界へ発信される。
映画「クワイ河に虹をかけた男」は、東京では、8
月下旬から上映される予定。
映画の後半部分、永瀬さんの葬儀に寄せられたイギリ
ス人捕虜で、和解して親友となったエリック・ロマッ
クスさんの弔電代読をしている私もまさか出てくると
は思いもよらずびっくりしました。