2016 埼教組 のコンパニー 夏

2016 埼教組
夏 のコンパニー
【Aコース 基地の街横須賀散歩と軍港めぐり】
横須賀軍港めぐりは、日米で共同使用する軍港の意味を神奈川県平和委員会の鈴木さんから事
前学習をうけました。横須賀軍港は、2014年から横須賀を拠点とする米第7艦隊と情報共有
づくり、日米共同訓練で安全保障関連法を先取りした日米軍事一体化が進んでいます。
その後、基地の街、横須賀を歩きました。
軍港めぐりコース
補給艦(左)と護衛艦
日米の貯油槽がある吾妻倉庫地区
ドッグで修理点検する米軍艦船
どぶ板通りはアメリカン
案内は平和委員会の鈴木さん(中央)
【Bコース 要塞の島・猿島】
猿島は、横須賀の三笠公園の沖合にある自然の島です。幕末から江戸湾防衛で要塞化され、1
925年には本土防衛のため高射砲も配備。1945年の敗戦で米軍に接収されました。200
3年に国から横須賀市に無償譲渡され、今では釣り・海水浴・バーベキューなど、四季を通して
アウトドア・アクティビティな島になっています。猿島という名前の由来には、日蓮上人伝説が
ありました。歴史遺産散策として猿島公園専門ガイド連絡会のガイドさんに説明を受けながら島
めぐりをしました。
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【Cコース 横浜港・輸入食品の現場】
港湾労働組合の奥村委員長の案内で、港の倉庫に保管されている輸入食品を見学しました。そ
の後、港湾労働組合事務所に移り、輸入食品の実態、残留農薬、遺伝子組み換え、安心できない
検査体制、食糧主権などの話を聞き食料と農業について考えました。
【映画「戦場ぬ止み」上映会】
映画解説…
日本にあるアメリカ軍基地・専
用施設の 74%が密集する沖縄。今、
辺野古の海を埋め立てて最新のア
メリカ軍基地が作られようとして
いる。海でも陸上でもなんとか工
事を止めようと市民が立ちあがる。
国策に引き裂かれ、直接ぶつかり
合うのは県民同士だ。沖縄はずっ
といくさの島、それを押し付ける
のは日本政府だった。沖縄の怒り
は臨界点を超えた。11 月の県知事
選は保革を越えた島ぐるみ闘争に
発展。
「イデオロギーよりアイデン
ティティー」と新基地建設反対の翁長雄志氏が圧勝、続く衆院選でも民意を叩きつけた。しかし
国策は止まらない。海上の抗議活動を屈強な「海猿」たちが排除していく。日々緊張を増す現場
で負傷者や逮捕者が出る……。はたして今、沖縄で本当は何が起きているのか?
…感想…
■
メディアでは報道されない沖縄で生きる人たちの思いや願いが伝わってくる映画でした。事
実を知り、じっくり議論する必要性を感じました。
■ 映画に映し出されたものは、基地をめぐる新たな地上戦のように感じられました。
■
新聞やニュース番組等で沖縄の座り込みは知っていたけれど、戦争体験のあるおじいやおば
あの切実感や、ベトナム戦争ではアメリカ軍戦闘機が沖縄から飛び立って行ったこと、そこに
住んでいる人たちの思いなど、ひしひしと感じました。
■ 友人が普天間基地の北側に住んでいる。映画を見て改めて沖縄に対する構造的差別を感じる。
■ 普段ニュース等では決して見ることができないであろう、沖縄のリアルな姿を感じ取ること
ができました。改めて「教え子を戦場に送らない」という言葉の意味も深く考えるとともに、
政治についてもしっかり目を向けていきたいと思いました。
■ 実際に体験した人たちの言葉には、心を動かされる強さや重みがありました。同じ日本でお
きているとは思えないことが。立場に縛られた海保の葛藤も目にすると、対立だけではない、や
るせなさも含んだ沖縄の人たちの気持ちに少しでも寄り添っていければと思いました。
■ 敵は強大だが、あきらめた方の負けだから、何度つぶされても闘うのをやめるわけにいかな
いのだ、と思う。私は埼玉の地で何をすればいいのか、しっかり考えたい。
■ マスコミの報道には決して流れない沖縄の人たちの闘いが見られてよかった。知事が変わっ
たのに結局工事を進めてしまう。そんな理不尽はおかしいと、私は思った。