平成28年上半期(1月~6 月)における救急概況 * 比較値については前年の確定値と比較しています。端数処理の関係上、表中の計算が合わない場合があります。 1 救急出場状況 平成28年上半期の救急出場件数は7,621件で、前年同期と比べると、118件増加して いる。これは、1日平均42件(34分に1件)の割合で救急車が出場していることになる。 搬送人員は7,097人で、前年同期と比べると、139人増加している。(第1図) 第1図 救急出場状況 (件・人) 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 H19年 7,124 6,620 出場件数 搬送人員 H20年 6,678 6,184 H21年 6,330 5,814 H22年 6,769 6,220 H23年 7,181 6,476 H24年 7,311 6,660 H25年 7,565 6,910 H26年 7,540 6,914 H27年 7,503 6,958 H28年 7,621 7,097 2 月別出場件数 救急出場件数を月別でみると、3月が1,390件で最も多く、次いで1月が1,304件と なっている。 前年と比べると、2月・3月が増加し、1月・4月・5月・6月は減少している。 (第2図) 第2図 月別出場件数 (件) 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 平成27年 平成28年 1月 1,464 1,304 2月 1,109 1,263 3月 1,224 1,390 4月 1,272 1,265 5月 1,254 1,236 6月 1,180 1,163 3 事故別出場状況 救急出場件数を事故種別ごとにみると、 急病が4, 978件、 次いで一般負傷が1,216件、 交通事故が736件の順となり、これら3種別で全体の91%を占めている。 (第3図) 第3図 事故別出場状況 交通 736件 9 .6 .% その他 691件 9 .1 % 救急出場件数 救急出場件数 7,621件 7,503件 一般負傷 1 ,2 1 6 件 1 6 .0 % 急病 4 ,9 7 8 件 6 5 .3 % ※ その他の件数にあっては、転院搬送、労働災害、自損行為、加害等の合計691件である。 4 年齢区分別搬送状況 搬送人員を年齢区分別にみると、高齢者が4,239人で全体の60%を占めており、次いで成 人が2,160人、乳幼児が401人、少年が295人、新生児が2人の順となっている。 (注1) (第4図) 第4図 年齢区分別搬送状況 乳幼児 401人 5 .7 % 成人 2 ,1 6 0 人 3 0 .0 % 少年 295人 4 .2 % 新生児 2人 0 .1 % 搬送人員 7,097人 高齢者 4 ,2 3 9 人 6 0 .0 % (注1)新生児 少 年 高齢者 生後 28 日以下 7 歳以上 17 歳以下 65 歳以上 乳幼児 成 人 生後 29 日以上 6 歳以下 18 歳以上 64 歳以下 5 診療科目及び管内外別搬送状況 搬送人員を診療科目別にみると、内科が2,135人で、次いで整形外科が1,287人、脳 神経外科が1,027人の順となっている。 搬送先医療機関については、全体の74%が市内で、26%を市外へ搬送している。 (第1表) 第1表 診療科目及び管内外別搬送人員 八尾市内 八尾市外 合 計(人) 科 1,760 375 2,135 循環器科 375 150 525 呼吸器科 313 129 442 小 児 科 121 214 335 新生児科 0 0 0 科 166 74 240 整形外科 945 342 1,287 脳神経外科 775 252 1,027 胸部外科 1 1 2 腹部外科 9 11 20 血管外科 2 1 3 口腔外科 4 5 9 小児外科 0 5 5 産婦人科 21 43 64 泌尿器科 83 30 113 皮 膚 科 9 1 10 耳鼻咽喉科 53 21 74 科 1 11 12 神経内科 595 130 725 精 神 科 22 42 64 科 0 5 5 そ の 他 0 0 0 5,255 1,842 7,097 内 外 眼 歯 合 計 6 症度別搬送人員状況 搬送人員を傷病程度別にみると、軽症が5,343人で全体の75%を占めており、次いで中 等症が1,574人、死亡が120人、重症が60人の順となっている。 (注2) (第5図) 第5図 傷病程度別搬送人員状況 死亡 120人 1.7% 重症 60人 0.8% 中等症 1,574人 22.2% 搬送人員 7,097人 (注2) 死 亡 重 症 中等症 軽 症 軽症 5,343人 75.3% 初診時において、死亡が確認されたもの 傷病の程度が3週間以上の入院加療を必要とするもの 傷病の程度が入院を要するもので重症にいたらないもの 傷病の程度が入院加療を要しないもの 7 応急手当の普及活動 救急車の要請から現場に到着するまでに要する時間の、上半期中の平均は7.6分である。 救急車が現場に到着するまでの間、救急現場近くの住民等による応急手当が適切に実施され れば、大きな救命効果が得られる。 消防本部では、住民の間に応急手当の知識と技術が広く普及するよう特に心肺停止状態の傷 病者を救命する心肺蘇生法(人工呼吸・胸骨圧迫・自動体外式除細動器(AED)の使用方法)技 術の修得に主眼を置き、住民体験型の普及啓発活動を積極的に推進している。 (注3)(第2表) 第2表 普及啓発活動状況 対象区分 普通救命講習Ⅰ 普通救命講習Ⅱ 普通救命講習Ⅲ 実施回数 23回 0回 1回 46回 17回 87回 受講人員 624人 0人 22人 1,858人 1,395人 3,899人 (注3)普通救命講習Ⅰ 普通救命講習Ⅱ 普通救命講習Ⅲ 応急手当訓練 自主防災組織 応急手当訓練 自主防災組織 合 計 心肺蘇生法(主に成人) ・AED・止血法の3時間講習 普通救命講習Ⅰの内容に効果測定を加えた4時間講習 心肺蘇生法(主に小児・乳児・新生児) ・AED・止血法の3時間講習 3時間に満たない心肺蘇生法・AED・止血法の講習 自主防災組織への心肺蘇生法等の普及啓発状況
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