保健体育 ラジオ 学習メモ 第 17 回 [保健]現代社会と健康 心肺蘇生法 今回の学習内容 目の前に意識を失った人が倒れていたり、けがで苦しんでいる人がいたりする場合にどの ように行動すれば良いのか……。今回はいざというときに人の命が救えるように胸骨圧迫や AED を使用した心肺蘇生法のやり方をしっかり学びましょう。 講師 武市可奈子 壇蜜 先生 (学習メモ執筆) 心肺蘇生法の意味と目的 「心肺停止」:ケガや病気で、心臓と呼吸の正常な機能が停止してしまった状態 ▼ ⬇ 命にかかわる大変危険な状態 (3分から4分経つと脳は回復出来なくなる程のダメージを受ける) 一刻も早く血液の流れを再開させる必要がある! ⬇ 心肺蘇生法を行う ⃝胸骨圧迫と人工呼吸 ⃝AEDを使用 心臓を元通りに動かして、血液の循環と呼吸を確保 心肺蘇生法の手順 傷病者を発見/安全の確認 ⬇ 反応の確認/救護の依頼(119 番・AED) 体重が垂直に加わるように両肘 をまっすぐのばす。 ⬇ 呼吸の観察 胸骨圧迫 30 回 ⬇ (1 分間に 100 〜 120 回のスピードで) 胸骨圧迫/人工呼吸 人工呼吸 2 回の割合でおこなう。 (人工呼吸はできる場合のみ) AED が到着した場合は ⬇ 胸骨圧迫よりも先に使用する AED の使用 − 30 − 高校講座・学習メモ 保健体育 17 [保健]心肺蘇生法 AED の使い方 AEDが手元に ⃝ある場合……ふだん通りの呼吸がないことを確認したらただちに使用 ⃝ない場合……心肺蘇生を続け、届きしだいすぐに使用 AED は、音声メッセージにしたがって操作すればよいので誰にでも簡単に使用できる ❶ AED を傷病者の頭の近くに置き、ケースを開け電源を入れる ❷ 電極パッドをはる ❸ AED が心電図の解析をする。 ➡ ➡ 除細動の指示があった場合 除細動の指示がなかった場合 ❹ 除細動ボタンを押す ❹ 音声メッセージの指示に従ってただちに ❺ 胸骨圧迫を行い、心肺蘇生を再開する 胸骨圧迫を行い、心肺蘇生を再開する ❻ 以後心肺蘇生と AED の手順を繰り返す ▼ ⃝心電図の解析中、電気ショックの実行時は、誰も傷病者に触れない ⃝電気ショックをおこなったあとは、ただちに胸骨圧迫を再開する ⃝救急車が到着したら AED の使用も含め、傷病者の状況を正確に伝える AED レスキューキット (ニトリルグローブ/蘇生用マウス ピース/タオル/ハサミ/カミソリ) − 31 − AED が設置され ている様子 高校講座・学習メモ
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