第22回 MX問題(超難問)

第22回 MX問題(超難問)
本邦の買手Mは、特殊関係のないA国の食肉販売業者X(売手)と締結した売買契約に基づき、
売手Xから羊肉を購入(輸入)します。当該輸入貨物の仕入書価格は、2,000,000円(FOB)です。
買手Mは、上記売買契約に基づき、上記仕入書価格に加えて、上記輸入貨物の再販売により
得られる純利益(再販売価格から直接費(仕入書価格及び下記aからeの費用)を控除した額。)
の40%を売手Xに支払うこととなっています。
買手Mは、上記輸入貨物に関し、次の費用を負担します。
a.輸出港から輸入港までの運賃及び保険料
b.関税
c.輸入諸費用及び国内運賃
d.国内再販売経費
200,000円
課税価格の20%
100,000円
150,000円
買手Mは、上記輸入貨物の一定数量を本邦の卸売業者Cに販売し、残りは、買手Mが加工し、
包装した上で、本邦の小売業者Dに販売します。なお、当該加工・包装に要した費用、卸売業者C、
小売業者Dへの再販売価格は以下の通りです。
e,小売業者Dへの販売のための切り分け及び包装に要した費用
f.卸売業者Cへの再販売価格
g.小売業者Dへの再販売価格
300,000円
2,700,000円
1,250,000円
買手Mと売手Xとの間の上記輸入取引に関し、関税定率法第4条第2項各号に揚げる事情は存在しない
ことから、上記輸入貨物の課税価格は、関税定率法第4条第1項の規定により計算されます。
上記輸入貨物の課税価格は関税定率法第4条第1項の規定によりどのように計算されますか。