水稲生育情報 Vol.6 平成 28 年 7 月 26 日 いもち病に注意が必要です! 芳賀農業振興事務所 00 ● 梅雨明けが遅れ、葉いもちの発生増加が懸念されます。 ● 稲の上位葉に葉いもちが多いと、穂いもちの発生が多くなります。 ● いもち病常発地や葉色が濃く経過したほ場(多肥、堆肥施用田、直 播)では、葉いもちの発生状況をよく観察し、適切に防除しましょう。 ◇ 梅雨入り以降、県内では葉いもちが発生しやすい気象となっています。 ◇ BLASTAM※(農業環境指導センター)によると、真岡市では6~7月に葉いもちの感 染好適条件日が5日出現し(図1)、葉色の濃いほ場等では葉いもちの発生が確認され ています。※BLASTAM(http://www.jppn.ne.jp/tochigi/file/data/Blastam/2016.htm) 写真 1 葉いもち(進展型病斑) ◇ 今後一か月も、気温は平年並か低い確率がともに 40%、日照時間は少ない確率が 50 %(気象庁地球環境・海洋部7月 21 日発表)であり、いもち病の拡大が懸念されます。 ◇ 常発地、葉色が濃く経過したほ場(飼料用米の多肥栽培、堆肥施用田や直播栽培)等 では、特に注意して葉いもちの発生状況を観察し、病斑を確認した場合は穂いもちに向 けた防除を行いましょう(表1)。 ◇ 無人ヘリ防除を実施するほ場では、体系的に防除を行いましょう。 表 1 いもち病に登録のある薬剤 農薬名 希釈倍数 使用時期 本剤の使用回数 ブラシンフロアブル ダブルカットフロアブル 1000 倍 1000 倍 収穫 7 日前まで 穂揃期まで 2 回以内 2 回以内 アミスターエイト 1000~1500 倍 収穫 14 日前まで 3 回以内
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