平成28年度熊本県県有財産売却等業務委託公募型プロポーザル実施要領(案) 1 趣 旨 この要領は、透明かつ公正な競争の下で民間事業者の創意と工夫を適切に反映させることにより、県有 財産の売却を促進させるとともに、業務の適正かつ効率的運営を確保することを目的に、県有財産売却等 業務の委託に関し、必要な事項を定めるものとする。 2 業務の概要 (1) 業務名 平成28年度熊本県県有財産売却等業務委託 (2) 委託期間 契約締結日から平成29年3月31日までとする。 (3) 予算額 1,585千円(消費税及び地方消費税の額を含む。) なお、提示額は、プロポーザル実施に当たっての目安(上限)となる額であり、契約額は別途設定する 予定価格の範囲内で決定することとなるため、提示した額とは必ずしも一致しない。 (4) 委託財産 業務委託の対象とする県有財産(以下「委託財産」という。)は、「平成28年度委託財産一覧表」(別紙 1)のとおりとする。ただし、業務委託契約締結後の事情により、委託財産の一部を取り消し、又は新たな 委託財産を追加することがある。 また、委託財産は、次表により区分するものとする。 区分 内容 売却留保物件 委託財産のうち売却企画提案の結果、売却を留保した物件 入札物件 委託財産のうち売却留保物件を除き、入札を実施した物件 媒介物件 入札物件のうち入札で売却が成立したものを除いた物件 未売却物件 媒介物件のうち売却が成立したものを除いた物件 (5) 業務内容 平成28年度委託財産一覧表(別紙1)及び必要関係書類に基づき、以下の業務を行う。なお、業務 の処理に当たっては、「委託業務の流れ」(別紙2)を参考とし、業務の詳細は「平成28年度熊本県県 有財産売却等業務委託仕様書(以下「仕様書」という。)」(別紙3)のとおりとする。 ① 売却企画提案業務(別紙1のうち6物件) 県有財産の売却処分に関する市場調査・分析をもとに、委託財産ごとに最善の売却方法や売却価 額等に関する意見を盛り込んだ売却企画提案書を作成すること。 ② 売却業務その1(入札物件に関する業務) 入札物件に関して、主な業務として以下のことを行うこと。 1)物件調査・物件調書作成 2)広報・宣伝、契約相手方の探索 3)売買契約締結の補助 4)物件の引渡し 5)事後対応 6)その他関連業務 -1- ③ 売却業務その2(媒介物件に関する業務) 媒介物件に関して、主な業務として以下のことを行うこと。 1)指定流通機構への登録 2)広報・宣伝、契約相手方の探索 3)売買契約締結の補助 4)物件の引渡し 5)事後対応 6)その他関連業務 (6) 業務委託に当たっての留意事項 ① 契約締結 予定価格の範囲内で委託契約(別紙4参照)を締結するため、事前に見積書を徴取する。 ② 入札物件に関する業務の特例 1)一般競争入札終了までの間、入札物件に関しては、専ら県の委託業務を行うものとし、買主に対し て中立公正な立場を確保するため、買主からの報酬の受領は一切行ってはならない。 2)この期間においては、指定流通機構への情報登録、契約時の重要事項説明等の媒介業務は行わ ないものとする。 ③ 媒介物件に関する業務の特例 1)媒介物件に関しては、宅地建物取引業法に基づく専属専任媒介に沿った業務を処理することとし、 指定流通機構への情報登録、契約時の重要事項説明等の媒介業務を行うこと。 2)媒介物件の売却が成立した場合、買主から媒介に係る報酬を受領してはならない。 3)媒介物件の売却価額は、県が決定した価額とし、価額の変更は行ってはならない。 ④ 業務の処理方法 業務に係る処理に当たっては、宅地建物取引業等の関係法令、本要項のほか、概ね「委託業務の 流れ」(別紙2)により処理すること。 なお、県から別途、委託業者に対し事務処理に必要な手引き(マニュアル)を貸与する。 ⑤ 公文書等の貸与 1)委託業者は、業務を行うために公文書等を借用しようとする場合には、必ず貸与管理簿に記載の うえ、県の承認を得なければならない。返却する場合も同様とする。 2)委託業者は、業務を行うために、光磁気ディスク等により公文書等の貸与を受けた場合には、パス ワード等によるセキュリティを確保のうえ、適切に管理し、業務以外の目的に供してはならない。な お、使用する光磁気ディスク等は、事前に最新パターンによるウイルスチェックを行い、ウイルス等 に感染していないことを確認すること。また、業務に関する契約期間が満了したとき又は契約が解 除されたときは、速やかに当該データ等を抹消しなければならない。 ⑥ 納品すべき成果物 委託業者は仕様書に定める売却企画提案書、物件調書、業務報告書を成果物として県に納品しな ければならない。 ⑦ 処理期間 業務スケジュールについては、協議の上決定する。 ⑧ 各種情報等の適正な管理等 処分等業務に係る情報が外部等に漏洩することがないよう厳格な情報管理を行うこと。 (7) 委託料の支払い等 ① 契約の形態及び委託料の支払い 契約の形態は業務委託契約(単価契約)とし、以下の委託料を支払うものとする。 1)上記2(5)①の売却企画提案に関する業務に係る費用は、県が別に定める。 2)上記2(5)②の入札物件に関する業務は、宅地建物取引業法に定める業務に準ずる業務として取 り扱うものとし、「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の -2- 額(昭和45年建設省告示第1552号。以下「告示報酬額」という。)」第2の定めによる告示報酬相当 額〔告示報酬額×(100%-割引率)〕を支払うものとする。 3)上記2(5)③の媒介物件に関する業務は、宅地建物取引業法に定める業務に該当するものである ため、告示報酬相当額〔告示報酬額×(100%-割引率)〕を支払うものとする。 ② 支払い時期 委託料は、次表の区分にしたがって支払うものとする。 物件区分 支払時期 支払額 売却企画提案の結果、県が売却を実 売却企画提案業 ① 売却留保物件 施しない旨決定した後に、適法な請求 務に係る委託料 書を受けた日から30日以内に支払う。 売却代金が完納され、かつ、所有権移 売却企画提案業 転登記に必要な書類の調製を終了し、 務に係る委託料、 ② 売却が成立した入札物件 業務報告書が提出され、県が当該書 売却業務に係る委 類を審査確認した後、適法な請求書を 託料 受けた日から30日以内に支払う。 売却代金が完納され、かつ、所有権移 売却企画提案業 転登記に必要な書類の調製を終了し、 務に係る委託料、 ③ 売却が成立した媒介物件 業務報告書が提出され、県が当該書 売却業務に係る委 類を審査確認した後、適法な請求書を 託料 受けた日から30日以内に支払う。 業務報告書が提出され、県が当該書 売却企画提案業 ④ 未売却物件 類を審査確認した後、適法な請求書を 務に係る委託料 受けた日から30日以内に支払う。 3 入札参加資格に関する事項 (1) 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 に該当しないものであること。 (2) 会社更生法(平成14年法律第154号)第17条の規定による更正手続き開始の申立てを行った者又は 申立てをされた者にあっては、裁判所から当該申立てに係る更正計画認可の決定を受けていること。 (3) 民事再生法(平成11年法律第225号)第21条の規定による再生手続開始の申立てを行った者又は申 立てをされた者にあっては、裁判所から当該申立てに係る再生計画認可の決定を受けていること。 (4) 手形交換所による取引停止処分、主要取引先からの取引停止等の事実があるなど、経営状態が著し く不健全なものでないこと。 (5) 消費税及び地方消費税並びに県税に滞納がないこと。 (6) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴 力団(以下「暴力団」という。)又はこれらと社会的に非難されるような関係を有するものでないこと。 (7) 法人又は法人格を有しない団体にあっては役員(法人にあっては法人登記簿に登載されている者、 法人格を有しない団体にあっては役員として活動している者)が、暴力団員又はこれらと社会的に非難 されるような関係を有するものでないこと。 (8) 熊本県物品購入等及び業務委託等契約に係る指名停止等の措置要領(平成14年熊本県告示第811 号)第2条第1項の規定による指名停止の期間中でないこと。 (9) 「熊本県中小企業振興基本条例」の基本方針に基づき原則として県内に本店、支店又は営業所等を 有する者であること。 (10) 宅地建物取引業法第3条第1項の規定による免許を受けている者又はこれらの者で構成されるグル ープで、県内に本店、支店又は営業所等を有数すること。 (11) 過去2年以内に宅地建物取引業法第65条第1項又は第3項の規定による指示を受けていないこと。 また、過去5年以内に同条第2項又は第4項の規定による業務停止の処分を受けていないこと。 (12) 共同企業体による参加の場合は、共同企業体を構成するすべての者が、上記(1)~(11)をすべて -3- 満たしていること。 4 応募手続 (1) 募集要項等の配布 ① 配布期間 平成28年7月29日(金)から平成28年8月10日(水)まで(土曜日・日曜日を除く) 午前9時から午後5時まで ② 配布場所 熊本県総務部総務私学局財産経営課(所在は、下記12の問い合わせ先参照) ※募集要項等は、熊本県ホームページの財産経営課ページからも入手可能。 ホームページアドレスは、「12 プロポーザルに関する問い合わせ先」参照。 (2) 質問 ① 質問事項がある場合には、様式1に質問内容をわかりやすく記載し、平成28年8月4日(木)午後5 時までに、電子メール又はFAXにより送付すること。メールアドレス及びFAX番号は「12 プロポーザ ルに関する問い合わせ先」参照。 ② 質問事項及び回答は、平成28年8月8日(月)を目途に、熊本県財産経営課ホームページに掲載す る。 (3) 提出書類 熊本県庁ホームページの財産経営課ページからダウンロードして利用すること。 ① 提出期限 平成28年8月10日(水)午後5時まで ② 応募書類 1)参加申込書(様式2) 2)会社概要(様式3) 3)業務実績(様式4) 4)企画提案書(様式5) 5)業務処理計画(様式6) 6)業務実施体制(様式7) 7)宅地建物取引士等担当者の経歴等(様式8) 8)業務委託概算費用計算書(様式9) 9)誓約書(様式第10) 10)印鑑証明書及び役員一覧(様式第11) 11)共同企業体協定書(共同企業体の場合のみ。任意様式。案でも可。但し、選定された場合は、契 約までに正式文書を提出すること。) 12)納税証明書(消費税及び地方消費税未納がないことの証明並びに熊本県税に未納がないことの 証明) ※物品購入契約等及び業務委託契約に係る競争入札参加者の資格等に関する要綱(平成18年熊 本県告示第 521 号)に基づく入札参加資格を有すると決定されたものは、9)、10)、12)の書類を省略 できる。 ③ 提出部数 上記応募書類のうち 1)、12)は各2部、それ以外は各5部とする。応募書類の作成にあたっては、様 式中で指示された箇所以外、自社の企業名(共同企業体の構成団体名を含む。)を記入しないこと。 ④ 提出方法 持参又は郵送(提出期限までに必着。「簡易書留」に限る。)とする。 持参の場合の受付時間は、閉庁日を除いた平日の午前9時から午後5時までとする。 提出先は、「12 プロポーザルに関する問い合わせ先」参照。 (4) 応募書類の内容 ① 参加申込書(様式2) -4- 共同企業体の場合は、代表企業名で申込書を提出すること。 ② 会社概要(様式3) 共同企業体の場合、構成団体ごとに作成すること。 ③ 業務実績(様式4) 不動産取引、コンサル業務の実績を記入すること。 ④ 企画提案書(様式5) 本県の業務委託の趣旨を踏まえ、次の事項について提案すること。 1) 業務実施の考え方 安定した業務を実施するための基本的な方針、業務全般において特に重視するポイント等を具体 的に記載すること。 ア)業務に対する社内(共同企業体)の位置付け イ)業務に対する取り組み姿勢 ウ)業務の実施全般に対する質の確保(仕様書記載内容に係る実施方針、業務の処理手法、広告 手法及び頻度等)についての考え方 ⑤ 業務処理計画(様式6) 1) 業務内容の処理計画全般 2) 日程等の実現性 3) 遠隔地所在財産や入札不調物件の対応 ⑥ 業務実施体制(様式7) 1) 組織体制、連絡体制等 2) 人員の配置、分担業務等 ⑦ 宅地建物取引士等担当者の経歴等(様式8) 1) 資格を証明できる書類の写しを添付すること。 2) 配置予定者ごとに記入すること。 ⑧ 業務委託概算費用計算書(様式9) 1) 業務委託に関する経費を算出し、計算書を提出すること。 2) 業務委託概算費用(定額分及び定率分の年間予定金額の合計(消費税込))は、予算額(1,585 千円)以下とする。 3) 売却企画提案に関する業務に係る費用は、1件あたりの単価に予定件数(8件)を乗じた金額を記 載すること。 4) 入札物件または媒介物件に関する業務に係る費用は、標準報酬額(※)に対して(100%-割引 率)と予定件数(8件)を乗じた金額を記載すること。 なお、標準報酬額は、142,000円とし、割引率の上限は、50%までとする。 ※標準報酬額とは、平成28年度委託予定財産の現時点での売却見込価格から得られた宅地建物 取引業法上の告示報酬額の概算平均額をいう。(今後、変動の可能性有り。) ⑨ 誓約書(様式第10) 1)誓約内容を理解のうえ提出すること。 ⑩ 印鑑証明書及び役員一覧(様式第11) 1)印鑑証明書は参加申込書(様式2)の提出日から3ケ月以内に発行されたものとすること。 ⑪共同企業体協定書(任意様式。共同企業体の場合のみ。) 1)構成団体の住所及び名称、代表企業の名称、業務分担、構成者相互間の責任の分担等を記載した ものであること。 ⑫ 納税証明書(消費税及び地方消費税未納がないことの証明並びに熊本県税に未納がないことの 証明) 1)各証明書は平成 27 年分に係るもので、参加申込書(様式2)の提出日から3ケ月以内に発行された ものであること。 ⑬ その他 -5- 補足資料がある場合は、添付すること。 (5) 留意事項 ① 文字サイズは、12ポイントを標準とし、使用する言語は日本語、通貨は日本国通貨によるものとす る。 ② 用紙は原則としてA4サイズ(縦)とし、A3サイズを使用する場合は、折り込みとすること。 5 選定方法等 委託業者の選定に当たり、次の日程で審査委員会を開催するので、応募者はプレゼンテーションを行う こと。ただし、応募者が5社を超える場合については、応募書類に基づいて次項に定める審査基準等により 事前審査し、上位5社を選出する。 プレゼンテーション参加の有無及び当日の集合時間については後日連絡するものとする。 (1) 日 付 平成28年8月26日(金) (2) 場 所 熊本県庁行政棟本館5階 財産経営課分室 (3) 出 席 者 配置予定の担当者を含み、各社2名まで (4) 時 間 15分以内 (5) 質疑応答 提出書類及びプレゼンテーション内容に基づき質疑応答を行う。 (6) その他 ① 提出済みの企画提案書に基づきプレゼンテーションを行い、追加資料は認めない。 ② 提出済みの企画提案書を改変するプレゼンテーションは認めない。 ③ プレゼンテーションは非公開で実施する。 6 審査基準等 (1) 審査方法 応募された企画提案書等により選定する。なお、必要があると認めるときは、企画提案書の内容に ついて応募者から聴き取りし、又は必要な書面の提出を求めることがある。 (2) 審査項目(【 】内の数字は、評価全体を100%とした場合の各審査項目の評価割合) ① 企業としての評価 【15%】 1)会社の不動産取引等に関する実績 2)業務全体の管理体制 ② 業務遂行能力に関する評価 【20%】 1)担当者の配置、業務分担 2)担当者の資格、取引実績等 ③ 業務処理計画 【20%】 1)業務内容の処理計画全般(日程等の実現性、遠隔地所在財産へ対応等) 2)広告手法及び頻度等 ④ 売却業務の実施の考え方に関する評価 【30%】 1)コンサルティング能力 2)売却業務の実施全般に対する質の確保 ⑤ 業務費用に関する評価 【15%】 1)売却企画提案に関する1件の単価 2)売却業務に関する費用の割引率(上限50%までとする。) (3) 最優秀提案者の選定 審査により、最も優秀と認められる者を1者選定する。 7 審査結果 -6- 審査結果については、委託業者の決定後に、プレゼンテーションに参加した応募者に書面で通知すると ともに、契約締結後、委託業者の氏名又は名称、決定理由について公表するものとする。なお、審査結果 に対する異議申立は受け付けないものとする。 8 契約の締結 最優秀提案者(優先交渉権者)として選定された者と契約内容等を協議のうえ見積書を徴取し、予定価格 の範囲内で委託業者として契約を締結する。なお、最優秀提案者(優先交渉権者)と契約を締結しないとき は、合格基準を満たす者のうち、得点の高い者から順に契約協議に入るものとする。 9 契約保証金 契約の相手方は、契約担当者が指定する日時までに、熊本県会計規則第77条の規定により、契約保証 金として契約金額の100分の10以上の金額を納付しなければならない。ただし、契約保証金の納付は、 同条第2項に規定する担保の提供をもって代えることができる。また、契約保証金以上の金額につき、保険 会社との間に熊本県を被保険者とする履行保証保険契約を締結し、当該履行保証保険契約に係る保険証 券を提出したとき(この場合、保険期間を契約締結予定日から委託契約期間の満了日までとること。)は契 約保証金を免除する。 10 委託業者の責務と講ずべき措置 (1) 業務遂行上の指示 県は、本要項に定める委託業務の適正かつ確実な実施を確保するため、必要と認めるときは、委託業 者に対し必要な措置をとるよう指示することができ、委託業者は、その指示に従わなければならない。 (2) 守秘義務 ① 委託業者(個人の場合はその者、法人の場合はその役員(理事、取締役、執行役、業務を執行する 社員及び監事、監査役又はこれらに準じる者をいい、相談役、顧問、その他いかなる名称を有する者 であるかを問わず、法人に対し、理事、取締役、執行役、業務を執行する社員及び監事、監査役又は これらに準ずる者と同等以上の支配力を有するものと認められるものを含む。)若しくは従業者その他 の業務担当者)は、委託業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。 ② 委託業者は、委託業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用することとならない場合であっても 委託業務の実施に関して知り得た情報を委託業務の用に供する目的以外に利用してはならない。ま た、委託業務において取得した個人情報について、自己の利益のため、自らが運営する不動産媒介 業務に活用する等、委託業務以外に利用してはならない。 (3) 公正な取扱い 委託業者は、委託財産の買主等委託業務の相手方に関して、自らが行う他の業務の利用の有無等に より区別してはならない。 (4) 売払代金等の取扱いの禁止 委託業者は、委託財産に関する契約保証金、売払代金及び登録免許税相当額その他名目のいかん を問わず、一切の現金及び小切手等の有価証券を預かってはならない。 (5) 委託財産の買受等の禁止 委託業者及びその従業者は、委託財産を直接あるいは間接に買い受け、又は当該財産に関する権利 を譲り受け、若しくは、転売の仲介を行ってはならない。 (6) 宣伝行為の禁止 ① 委託業者及び業務担当者は、業務の実施に当たって、自らが行う他の業務の宣伝を行ってはならな い。 ② 委託業者及び業務担当者は、業務の実施の事実をもって、第三者に対し誤解を与えるような行為を してはならない。 (7) 自らの事業の同時実施の禁止 委託業者は、業務を目的として契約相手方等その他の第三者と接触する際に、同時に他の業務に係 -7- る行為を行ってはならない。 (8) 法令の遵守 委託業者は、業務を実施するに当たり適用を受ける関係法令等を遵守しなくてはならない。 (9) 権利の譲渡 委託業者は、原則として本契約に基づいて生じた権利の全部又は一部を第三者に譲渡してはならな い。 (10) 権利義務の帰属等 ① 業務の実施が第三者の特許権、著作権その他の権利と抵触するときは、委託業者は、その責任に おいて、必要な措置を講じなくてはならない。 ② 委託業者は、業務の実施状況を公表しようとするときは、あらかじめ、県の承認を受けなければなら ない。 (11) 再委託の取扱い ① 委託業者は、業務の実施に当たり再委託をしてはならない。 ② ただし、あらかじめ書面により県に協議し、承認を得た場合はこの限りではない。 ③ 委託業者は、本契約締結後やむを得ない事情により再委託を行う場合には、再委託に関する事項を 明らかにした上で県の承認を受けなければならない。 ④ 委託業者が、上記②及び③により再委託を行う場合には、再委託先から必要な報告を徴収しなけれ ばならない。 ⑤ 再委託先は、委託業者と同様の義務を負うものとする。 (12) 契約解除 県は、委託業者が次のいずれかに該当すると認めるときは、本契約を解除することができる。 ① 偽りその他不正の行為により受託者となったとき。 ② 参加する者に必要な資格の要件を満たさなくなったとき。 ③ 本契約に従って売却等業務を履行しないとき、又はこれを履行することができないことが明らかにな ったとき。 ④ 上記③に掲げるほか、本契約において定められた事項について重大な違反があったとき。 ⑤ 法令又は本契約に基づく指示に違反したとき。 ⑥ 法令又は本契約に違反して、売却等業務の実施に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用したとき。 ⑦ 法令又は本契約に違反して、売却等業務の実施に関して知り得た情報を目的外に利用したとき。 ⑧ 暴力団員を売却等業務を統括する者又は従業員としていることが明らかになったとき。 ⑨ 暴力団又は暴力団関係者と社会的に非難されるべき関係を有していることが明らかになったとき。 ⑩ 暴力団又は暴力団関係者を再委託先としたとき。 ⑪ 再委託先が暴力団又は暴力団関係者と知りながら、それを容認して再委託契約を継続させていると き。 11 その他 (1) 応募に係る費用は、応募者の負担とする。 (2) 企画提案書等の提出が期限に遅れた場合や審査結果に影響を与えるような不適切な行為が認めら れた場合は審査対象外とする。 (3) 参加資格要件を満たさない場合、応募書類に虚偽の記載を行った場合及び記載すべき事項の全部 または一部が記載されていない場合等は無効とする。 (4) 応募書類を提出した後、本プロポーザルへの参加を辞退する場合は、県に届け出ること。(様式12) (5) 提出された書類一式は使用するため、返却しない。また、受託者の選定のため、応募書類の写しを作 成、使用することを承諾のうえ提出すること。 (6) 応募書類は、熊本県情報公開条例(平成12年熊本県条例第65号)に基づき公開することがある。 (7) 企画提案書の提出期限後において、記載された内容の変更は原則として認めない。また、企画提案 書等に記載された配置予定の担当者は原則として変更できない。ただし、病休、死亡、退職等のやむを -8- えない理由により変更を行う場合には、本県の了解を得なければならない。 (8) 選定された応募者の企画提案に係る著作権(著作権法(昭和45年法律第48号)第27条及び第28 条に規定する権利を含む。)は熊本県に帰属し、無償で譲渡されるものとする。 (9) 選定されなかった応募者の提案書に係る著作権は、応募者に帰属するものとする。 (10) 本プロポーザルによって収集した個人情報については、熊本県個人情報取扱事務委託基準を遵守 し、本業務以外には利用しない。 (11) 企画提案書の提出をもって、募集要項等の記載内容に同意したものとする。 (12) スケジュール ① 質問締切 ② 応募書類提出期限 ③ 審査委員会の開催・選考 ④ 選考結果の通知・公表 ⑤ 業務委託契約の締結 12 平成28年8月4日(木) 平成28年8月10日(水) 平成28年8月26日(金) 平成28年9月上旬 平成28年9月中下旬 プロポーザルに関する問い合わせ先 〒862-8570 熊本県熊本市中央区水前寺六丁目18番1号(熊本県庁行政棟本館2階西側) 熊本県総務部総務私学局財産経営課ファシリティマネジメント推進班 担当:髙田(たかた) 電話 096-333-2088(直通) FAX 096-384-3792 メールアドレス zaisankeiei@pref.kumamoto.lg.jp ホームページアドレス https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/8/ -9-
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