平成 28 年 7 月 29 日 報道機関各社 様 平成 28 年度国民年金保険料の全額免除等の認定に係る 提供データの誤りについて 平成 28 年度国民年金保険料の全額免除及び納付猶予の審査(継続分)については、札 幌市から提供するデータをもとに日本年金機構が判定し、同機構から対象者あてに結果 を通知しておりますが、札幌市が提供したデータの一部に誤りがあり、国民年金の全額 免除等の承認がされるべき方に対して、同機構から却下通知が送付されたことが判明い たしました。 ご迷惑をお掛けした皆様にお詫びするとともに、今後このようなことがないよう再発 防止に努めてまいります。 1 誤った却下通知が送付された人数 1,129人 厚別区77人・清田区95人についても、誤った却下が行われているが、通知の送付 は行っていない。 対象者の納付案内書は未発送であったため、国民年金保険料の誤納付等の影響はない と考えている。 2 判明した経緯(いずれも平成 28 年) ○7 月 13 日(水)…札幌市から日本年金機構へデータ提供 ○7 月 22 日(金)…日本年金機構から対象者に審査結果通知送付 (新さっぽろ年金事務所管内である厚別区・清田区除く) ○7 月 25 日(月)…却下通知を受けた市民が日本年金機構へ相談。同機構から札幌市 のデータに誤りがないか問い合わせがあり、確認したところ、 データの一部に誤りがあることが判明。 3 判明後の対応 ○7 月 25 日(月)…データの一部に誤りがあったことを日本年金機構へ報告。誤って 却下通知が送られた方に対して、あらためて正しいデータによる 処分変更等により承認となるよう同機構に対応依頼。 また、誤って却下通知が送られた方の全額免除等が継続して承認 されることも確認済み。 直ちに対象となるプログラムを改修するとともに、処分変更とな る対象者の抽出を開始。 ○7 月 29 日(金)…日本年金機構へ誤りがあった方のリストを送付し処分変更依頼。 誤って却下通知が送られた方に対しては、8月5日(金)までに お詫びの文書を送付するとともに却下通知の返送を依頼。 4 原因 平成 27 年 10 月に新たな国保年金システムを導入した際のプログラム誤り(対象者 の所得データを作成するプログラムで、扶養親族の人数が反映されていなかったこと、 長期譲渡所得の算定が誤っていたこと)による。 今回、新システム導入後、初めてデータを作成したが、データ確認用に出力された 帳票には、データが正しく反映されていたことから、誤りに気付くことができなかっ た。 5 再発防止策 直ちに対象となるプログラムを改修するとともに、各要件がデータにきちんと反映 されているかなどの確認や検証を徹底してまいります。 6 その他 今回のデータ誤りのほか、本人以外(世帯主・配偶者)の税情報が未確定の方(税 の未申告者・市外転入者)にもかかわらず、その情報を日本年金機構に提供できてい なかったことから、全額免除等に必要な所得調査をする前に同機構から承認通知が送 付されているケースが確認されております。 今後の所得調査結果により処分が変更になる可能性があることから、現在、札幌市 で調査をしているところですが、税情報が未確定の方に対しては、所得調査を行った 上で、必要な事務処理を行うこととなります。 【問い合わせ先】 [国民年金に関すること] 保健福祉局保険医療部保険企画課 保険企画課長 木村 電話:211-2944 [システムに関すること] 総務局情報システム部システム調整課 システム調整課長 長沼 電話:211-2184
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