仕様書(PDF:107KB)

平成 28 年度「ソフトウェア検証産業育成事業補助金」
企画提案仕様書
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補助事業名
ソフトウェア検証産業育成事業
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補助事業期間及び補助金額
事業期間:交付決定日から平成 29 年3月 15 日まで
補助金額:20,732 千円以内
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事業実施の背景
本県は、これまで情報通信関連産業振興施策を推進したことにより、387
社のIT企業が立地し、約 27,000 人の雇用創出を実現している。
また、IT津梁パークでの情報通信機器検証拠点施設などITインフラ
の整備や「モバイル機器等検証拠点形成促進事業」により検証に関するノ
ウハウの蓄積や検証事業者の集積が始まっており、平成 26 年4月には、
「情
報通信機器相互接続検証事業」が情報通信産業特別地区の特定情報通信事
業の対象事業に追加され、1社が事業認定を受けたところである。
今日では、あらゆるモノがインターネットを通じてつながる「IoT技
術」が進展する一方、製品同士の相互通信により、ウイルスや不正アクセ
スなどの脅威が顕在化し、自動車、医療機器、情報家電など、重要生活機
器の組込システムの、セキュリティ確保が求められている。これに対応し
て、県では、平成 27 年度から、これまでの事業を踏まえ、全国に先駆け「生
活機器セキュリティ基盤形成促進事業」を実施しており、付加価値の高い
セキュリティ検証ビジネスの創出に取り組んでいる。
さらに、沖縄 21 世紀ビジョン基本計画においては、県内企業の高度化・
活性化に関して、人材の育成・確保等に対する多角的な支援を行い産業の
高付加価値化を図ることとしており、ソフトウェア検証技術者を育成する
ことで、検証に関するノウハウを蓄積し、国内メーカーからの業務受注等
を通じた、産業振興と雇用創出を図ることとしている。
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事業の目的
地域産業の競争力強化のため、沖縄県内において失業者を雇用し、ソフ
トウェアの検証技術に特化した知識及び技術を習得させ、継続的な雇用機
会の創出に取り組む事業者に対して必要な経費の一部を補助することによ
り、ソフトウェア検証産業における雇用の拡大を図るとともに、同産業の
集積と高度化を促進することを目的とする。
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想定事業内容
本事業においては、以下の事業項目を支援することとしているため、項目
を網羅した企画提案とすること。
(1) 新規雇用者育成事業
失業者を雇用することにより、ソフトウェアの検証技術に特化した知識
及び技術を習得させ、失業者の継続的な雇用機会を創出する。
ア 県内失業者の募集・採用
イ ソフトウェアの検証技術等を活用した業務に従事するために必要な知
識・技術を習得させるための基礎研修及び演習(OFF-JT研修)
ウ 補助事業者の検証現場に参加し、OFF-JT研修で習得した検証技
法の現場業務における活用等、OJTによる実践的研修
エ 事業終了後の継続雇用に係る就業支援
(2) 上記事業を実施するために必要な事業管理
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企画提案の内容
次に掲げる項目を網羅した企画提案とすること。
(1) 体制の整備
本事業を円滑に進めるために、事務局を設置し、事業管理・経理等を行
う体制を整えること。
(2) 企画提案書の記載内容
企画提案募集要領及び本仕様書を踏まえたものとし、次に掲げる内容を
含めること。
ア 事業実施方針
本事業を実施するに当たっての基本的な考え方を記載すること。
イ 事業計画
新規雇用者育成事業に関する実施内容、実施方法について具体的に記
載すること。
ウ 事業実施スケジュール
失業者の募集・採用から新規雇用者育成事業に係る研修実施までの一
連のスケジュールを具体的に記載すること。
エ 採用計画等
失業者の採用に当たっての募集方法、雇用期間、雇用予定者数及び労
働条件(単価及びその理由)等と併せて継続雇用見込みや就労支援の内
容について記載すること。
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オ
その他
事業を円滑に実施する上で必要な管理体制について記載すること。
また、上記アからエ以外で、事業目的を達成するために効果的な提案
がある場合は、その理由を含めて記載すること。
(3) 事業の成果目標
県においては本事業における平成 28 年度の成果目標を以下の通り設定し
ていることから、これを上回る事業内容とすること。
事業実施後の継続雇用者数 12 人
(4) 企画提案書の編てつ
原則としてA4判、左綴りで 30 ページ以内とする。(ただし、グラフ・
表等は必要に応じてA3判にして織り込むなど、見やすいよう適宜工夫す
ることは可能)
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経費の計上
(1) 本事業の対象とする経費は、事業の遂行に直接必要な経費及び事業成果
の取りまとめに必要な経費であり、以下の経費が対象となる。
経費項目
1人件費
2謝金
内容
事業に直接従事する者の直接作業時間に対する給与等で、雇用
した失業者の給料その他の手当、OJT研修を行うため従事し
た職員の給料その他の手当、事業管理を行うため従事した職員
の給料その他の手当等
OFF-JT研修を行うため必要な謝金等
3旅費
OFF-JT研修を行うために必要な講師等旅費その他事業
実施のため必要な出張に係る経費
4教材費
研修実施のために必要な教材の作成、購入及び印刷に必要な経
費
5需要費
事業を行うために必要な物品(ただし、当該事業のみで使用さ
れることが確認できるもの)の購入に要する経費及び事業で使
用するパンフレット・リーフレット、事業成果報告書等の印刷
製本に関する経費等
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6役務費
7使用料
及び
賃借料
事業を行うため必要となるサービスを受けるための経費であ
って通信運搬(郵便料、運送代、通信・電話料等)に要する経
費及び失業者の採用等業務の広報に要する経費等
事業を行うために必要な機械器具等のリース・レンタル及び研
修会場の使用に要する経費等
※経費項目毎に積算された詳細について、適正なものか確認するため、積
算根拠や見積書等を整備すること。
(2) 直接経費として計上できない経費
ア 建物等施設に関する経費
イ 事業内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書
棚等の什器類、事務機器等)
ウ 事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費
エ その他事業に関係のない経費
(3) 事業費積算に当たっての特記事項
人件費とは、事業に直接従事した者の直接作業時間に対する給与等であ
り、基本給、通勤手当等の諸手当(社内規定等において、支給が義務づけ
られているものに限る。)、社会保険料(雇用保険料、労災保険料等含む。)
に係る事業主負担分から算定された費用であること。
なお、新規雇用者の人件費については労働条件、市場実勢等を踏まえ、
適切な水準を設定すること。
所定時間外労働の賃金等(いわゆる「残業代」)については、平日に所
定時間外労働が必要不可欠な場合及び休日出勤が必要である場合で、補助
事業者が手当を支給している場合のみ補助対象とする。
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事業の開始
県からの補助金交付決定後に事業を開始することになるが、以下の点に留
意すること。
(1) 申請内容の公表
交付決定を受けた事業については、申請者の事業者名及び事業の概要等
を公表することがある。なお、公表する内容については、事前に調整を行う。
(2) 交付決定の取り消し
申請内容の虚偽、補助金の重複受給等が判明した場合は、交付決定後で
あっても交付決定を取り消し、補助金の返還請求、罰則の適用が行われるこ
とがある。
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(3) 補助金の支払い
本事業における補助金の交付は、一部概算払いを行うものとし、補助事
業終了時に提出される実績報告書に基づき、最終の精算払いを行う。
(4) 補助金の経理
補助事業者は、補助金に係る経理について、その収支の事実を明確にし
た証拠書類を整理し、かつ、これらの書類を事業期間の終了年度の翌年度以
降5年間保存する必要がある。
(5) 事業の終了
ア 実績報告書の提出
本補助事業が完了したときは、その日から起算して 30 日を経過した日
又は事業実施年度の 3 月 31 日のいずれか早い日までに、報告書及び電子
ファイル(CD-R 等)を提出すること。
イ 取得財産の管理
本補助事業により取得し、又は効用が増加した財産の所有権は補助事業
者にあるが、この財産の処分については一定の制限がある。また、これ
ら財産を処分したことにより当該補助事業者に収入があったと認められ
るときは、その収入に相当する額の全部又は一部を沖縄県に納付するこ
と。
ウ 成果報告書の提出
補助事業の終了後は、知事の求めに応じて成果報告書を提出すること。
エ 産業財産権等に関する届け出
補助事業者は、補助対象事業に基づく発明、考案等に関して特許権、実
用新案権、意匠権若しくは商標権等(以下「産業財産権」という。)を
取得した場合、又はこれらを譲渡し若しくは実施権を設定した場合には、
遅滞なく財産権届出書を知事に提出すること。
(6)その他
業務の遂行にあたっては沖縄県と随時協議を行い、その指示に従うこ
と。
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その他
本仕様書に記載されていない事項が発生した場合、あるいは本仕様書の記
載事項に疑義が生じた場合は、沖縄県(商工労働部情報産業振興課)と協議
すること。
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