クロージングレポートを配信いたしました

報道関係各位 2016 年 7 月 27 日
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ART OSAKA 2016 多くの来場者で賑わい閉幕
入場者数 3000 名(昨年比 3760 名)
売上総額 4200 万円(昨年比 4100 万円)
今年で 14 回目を迎える『ART OSAKA 2016』が 7 月 1 日(金)プレビュー、2 日(土)、3 日(日)が一般公開の計 3 日間、
ホテルグランヴィア大阪 26 階にて開催されました。
ご来場頂いた皆様にフェアをゆっくりご覧頂きたいという主催者側の想いから、今年は招待券の配布枚数を減らして臨んだ
結果、功を奏し、会期を通して招待客・一般入場者ともに減少がみられたものの、セールスは昨年より少し多い 4200 万円
を記録。お客様からは「ゆっくり、
じっくり鑑賞できた」という声、出展ギャラリーからは「セールスをするには良い環境だっ
た」という声を多く頂きました。
今年のラインナップは、韓国、台湾、フランスから 8 軒の海外ギャラリー、国内からは、大阪をはじめ、京都、奈良、愛知、東京、
北海道より 44 軒の、総勢 52 軒(初出展 11 軒)の現代美術ギャラリーによる展示が、ホテルの 26 階フロアを満たしました。
具体的な構成としては、ギャラリーによる展示が、通常の展示室 52 室と Exhibition Plus(個展形式、またはテーマに基づ
いた展示)12 室、加えて 3 室の企画展で構成されました。
なかでも注目を集めていたのは、鴻池朋子(ギャルリー宮脇、京都)の未知の生き物や人間の身体を想起させるような素焼
き作品やペインティング、
たんたん(GALLERY 麟、
東京)の線や点を様々な色彩で表現した抽象作品、内田有(ジルダールギャ
ラリー、愛知)のアイスキャンデーと白クマをモチーフに、時間と社会性を表現したカラフルでポップな彫刻作品、蓮輪友
子(YIRI ARTS、台湾)のヤシの木などをモチーフに光のあり方を独自の感覚で描いた作品などでした。
1. ギャルリー宮脇 展示風景 ( 左額装)フィリップ・ザクサー作品 ( 右平面、立体 ) 鴻池朋子 作品 写真:待夜由衣子(Yuiphotop) 2. GALLERY 麟 展示風景 たんたん作品
写真:待夜由衣子(Yuiphotop)
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3. ジルダールギャラリー展示風景 内田有 作品
写真:待夜由衣子(Yuiphotop) 4. YIRI ARTS 展示風景 ( 左 ) 蓮輪友子作品 ( 右 )CHEN, Sheng-Wen 作品
写真:待夜由衣子(Yuiphotop)
3 つの企画展とは、毎年おなじみとなった京都市立芸術大学とのコラボレーション展「アートで目覚める vol.4」と、こちら
も昨年よりのシリーズ展「進撃!抽象絵画」
、そして ART OSAKA に縁のあるギャラリー「ピクチャーフォトスペース」代
表の故・相野正人氏の追悼展「須藤絢乃個展」です。中でも「進撃!抽象絵画」では 30 ~ 40 代の若手作家のエネルギッシュ
でフレッシュな抽象作品をご紹介するなかで、会期中の土日には 2 名ずつ、出展作家 7 名のギャラリートークも開催し、普
段あまり聞くことのできない、作品の裏側にある作家の想いや技巧の話に、多くの人々が熱心に耳を傾けていました。
5. 京都市立芸術大学「アートで目覚める vol.4」展示風景
( 手前)西久松友花 作品 ( 奥左 ) 東根美沙紀 作品 ( 奥右 ) 本山ゆかり 作品
写真:待夜由衣子(Yuiphotop) 6. ピクチャーフォトスペース 相野正人氏追悼展「須藤絢乃 個展」展示風景
写真:待夜由衣子(Yuiphotop)
7.「進撃!抽象絵画」トークイベントの様子
( 左)加藤義夫氏 / キュレーター ( 中 ) 内山聡氏 / 出展作家 ( 左 ) 江川純太氏 / 出展作家
写真:待夜由衣子(Yuiphotop)
8. 「進撃!抽象絵画」トークイベントの様子
( 左 ) マリアーネ氏 / 出展作家
写真:待夜由衣子(Yuiphotop)
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売り上げ金額に関しては、今年は総額 4200 万円(昨年 4100 万円)という、昨年よりやや増という結果となりました。細
かく内容を分析すると、売り上げ総額が 100 万円を超えたギャラリー数は昨年並みの 9 軒(昨年 9 軒)となり、うち 200
万円を超えたギャラリーは昨年を少し上回る 3 軒(昨年 2 軒)でした。 売約された作品の平均単価は 6 万円強という結果
でした。
「ART OSAKA」は大阪の夏の恒例アートイベントとして定着しつつあり、近年、安定してたくさんの来場者に恵まれる一方、
心地よい鑑賞空間、より良いセールスのための環境づくりをいかに行うべきかを、主催者で模索し続けています。
今回、招待券の配布方法や有効日数を変更したことで、一部のお客様にご不便をお掛けすることもございましたが、
「ART
OSAKA」は、既存のお客様を大切にしながら、一方、新しいお客様、若いお客様との出会いの場を新たに創造し、社会の中
でアートコレクションが広がっていくことを願っております。 どうかご理解頂き、今後共尚一層のご支援を頂ければ幸いに
存じます。
末筆になりますが、「ART OSAKA 2016」にご来場頂きました皆様、また開催にあたりご支援下さいました関係機関、関係
企業の皆様に心よりお礼申し上げます。
特別協力:ホテルグランヴィア大阪
協賛:アサヒビール ( 株 ) / ( 株 ) ライブアートブックス / ( 株 ) ダイム / ホルベイン工業 ( 株 ) /
( 株 ) ウエシマコーヒーフーズ
後援:Young Art Taipei / ART KAOHSIUNG / アートのある暮らし協会 / ワンピース倶楽部 / パトロンプロジェクト
イベント協力:京都市立芸術大学キャリアデザインセンター
メディアパートナー:KANSAI ART BEAT / アートコレクターズ / 美術手帖 / 月刊ギャラリー
主催:ART OSAKA 実行委員会
実行委員長:松尾良一(TEZUKAYAMA GALLERY)
実 行 委 員:林聡(ギャラリーノマル)
、
細川佳洋子(ギャラリーほそかわ)
、
石田克哉(MEM)
、
加藤義夫(加藤義夫芸術計画室)
八木光恵(アートコートギャラリー)
、井上佳昭(Yoshiaki Inoue Gallery)、森裕一(MORI YU GALLERY)
相談役:山口 孝(ギャラリーヤマグチクンストバウ)
事務局:フェアマネジャー / 宮本 典子 アシスタントマネジャー / 川西 遥、鈴木 香澄
エキシビターリレイションズ / 宮下 和秀(MUG)
写真撮影:待夜由衣子(Yuiphotop)
問い合わせ
ART OSAKA 事務局:c/o office N 担当:宮本、川西、鈴木
542-0062 大阪市中央区上本町西 4-1-68 T. 06-7506-9338 / E. [email protected]