食中毒事件概要

記 者 発 表 資 料
平成28年7月27日
(担当)健康福祉局生活衛生課
(内線)700-3263
(直通)214-8205
食中毒事件概要
1 発生概要
(1)発生月日
(2)原因施設
①屋号
②所在地
③営業者
(3)摂食者数
(4)発症者数
(5)原因食品
(6)原因物質
(7)主症状
(8)摂食時間
(9)発症時間
7月22日(金)
美食空間 きょういち (びしょくくうかん きょういち)
青葉区国分町二丁目11-8 MSCビル 2階
鈴木 弘(すずき・こう)
24名(11名、5名、6名、2名の4グループ)
9名(男9名(20代8名、40代1名))うち通院者6名(男6名(20代6名))
飲食店の食事(7月21日(木)夜に提供した食事)
調査中
下痢、発熱(37.1℃~40.0℃)、腹痛
7月21日(木)19時頃
7月22日(金)18時~25日(月)9時
2 発生の探知および調査の概要
(1)7月26日(火)14時15分頃、上記施設の利用者から青葉区保健福祉センター衛生課に、
「7
月21日(木)に上記施設を11名で利用したところ、複数名が胃腸炎症状を呈し、そのうち何
名かは医療機関を受診し、急性胃腸炎との診断を受けている。
」との連絡があった。
(2)直ちに青葉区保健福祉センター衛生課が発症者および店舗の調査を実施したところ、7月21日の
利用者24名中、連絡のあったグループ11名のうち7名が下痢、発熱、腹痛の症状を呈していた。
当日の利用客は、すべて予約客で11名のグループの他、3グループあったが、このうち5名のグ
ループ中2名も同様の症状を呈していることが分かった。
(3)市保健所では次のことから、当該施設が調理、提供した食事を原因とする食中毒と断定した。
①発症者に共通する食品は、当該飲食店における食事のみであること。
②発症者は同時期に下痢、発熱、腹痛等、同様の症状を呈していること。
③患者を診察した医師から、食中毒の届出があったこと。
3 提供食品
(1)3,500円コース(11名グループが飲食)
(豆腐の冷製あんかけソース、魚介(まぐろ、ぶり、サーモン、たこ)とアボカドの特製タル
タル、サラダ、つけもの、五目いなり寿司、くずもち、刺身(まぐろ、かつお、ひらめ、たこ)
、
鶏のグリルステーキ、まぐろ竜田揚げ)
(2)4,000円コース(5名グループが飲食)
(豆腐の冷製あんかけソース、魚介とアボカドの特製タルタル、サラダ、つけもの、五目いな
り寿司、くずもち、刺身(まぐろ、かつお、ひらめ、たこ、おきぼら)
、ポークステーキ、若鶏
のから揚げ、だし巻玉子)
4 検査状況(仙台市衛生研究所)7月27日(水)~
(1)施設ふきとり
5検体(検査中)
(2)調理従事者検便および発症者検便 検査予定
※検査項目:サルモネラ、カンピロバクター、病原大腸菌、ノロウイルス
5 行政処分等(仙台市保健所)
営業停止処分 7月27日(水)から 29日(金)まで3日間
裏面につづく
(参考)食中毒発生状況【宮城県内( )内仙台市分再掲】*今回の発表は含まない
発生件数
患者数
死亡者
本年1月から7月27日まで
17(8)
165(70)
1(0)
昨年同期
11(6)
362(97)
0(0)
(参考)原因物質別発生件数【宮城県内( )内仙台市分再掲】*今回の発表は含まない
原因物質
本年1月から
7月27日まで
ノロウイル カンピロバ
アニサキス
ス
クター
6(5)
1(0)
1(1)
自然毒
4(0)
化学物質
その他
(ヒスタミ (原因不明
ン、洗剤)
等)
2(2)
3(0)