栃木県議会政務活動費調査会報告書 本調査会は、県議会各会派から

栃木県議会政務活動費調査会報告書
本 調査 会は 、 県議 会各会 派か ら議長 に提出 された 平成27年度 政務活 動
費の収支報告書等について、次のとおり調査を実施いたしました。
Ⅰ
栃木県議会政務活動費調査会の活動状況
1
平成27年度第1四半期~第3四半期分調査
(1)
平成28年2月15日
本県における政務活動費制度の概要確認
本調査会の概要及び調査会の基本的な進め方の確認、質疑
及び意見交換
(2)
平成28年3月16日
栃 木 県 議 会 政 務 活 動 費 調 査 会 ( 3 月 23日 開 催 分 ) の 進 め 方
の確認、質疑及び意見交換
調査予定案件の概要確認、質疑及び意見交換
(3)
平成28年3月23日
調査案件及び全般的事項について会派との質疑及び意見交換
2
平成27年度全体分調査
(1)
平成28年6月6日
栃 木 県 議 会 政 務 活 動 費 調 査 会 ( 6 月 16日 ・ 17日 開 催 分 ) の 進
め方の確認、質疑及び意見交換
調査予定案件の概要確認、質疑及び意見交換
(2)
平成28年6月16日
追加提出された調査予定案件の概要確認、質疑及び意見交換
調査案件及び全般的事項について会派との質疑及び意見交換
(3)
平成28年6月17日
調査案件及び全般的事項について会派との質疑及び意見交換
Ⅱ
栃木県議会政務活動費調査会調査結果
1
各 会派 か ら提 出さ れた調 査案件 につい て、 提出さ れた領 収書等 の
関係 書類 の チェ ック や各会 派との 意見交 換を 通じて 内容の 確認を 行
うと 共に 、 各会 派が 持つ疑 義等に ついて 、専 門的見 地はも とより 、
社会 通念 上 の考 えを 斟酌し て、以 下のと おり 指導・ 助言を 行いま し
た。
2
調 査案 件 は、 広聴 広報費 や事務 所維持 費の 按分に よる支 出の考 え
方、 自家 用 車の 燃料 代相当 額の範 囲、職 員雇 用や事 務所賃 借の契 約
相手 方を 親 族と する 場合の 取扱い 、会議 費の 対象と する会 合の考 え
方 な ど 、「 栃 木 県 政 務 活 動 費 マ ニ ュ ア ル 」( 以 下 、「 マ ニ ュ ア ル 」 と
いう )に 記 載さ れた 内容の 解釈に 関する 疑義 を中心 に、多 岐にわ た
りま した が 、調 査案 件に対 する提 出会派 の見 解は、 概ね「 栃木県 政
務活動費の 交付に関する条例 」(以下 、「条 例」という)及び「 マニ
ュアル」の主旨に適うものでありました。
3
ま た 、 会 派 と の 意 見 交 換 に お い て は 、「 マ ニ ュ ア ル 」 の 見 直 し や
広報 紙編 集 上の 作成 例の追 加など に関す る意 見も述 べられ ました の
で、「マニュアル 」7(4)に基づき 、「政 務活動費経理責任者 連絡
会議 」に お ける 協議 の必要 性の当 否につ いて 検討す るよう 、助言 い
たしました。
4
なお、
「条例」で定める「証拠書類の添付様式(別記様式第6号)」
及び「政務活動費支払証明書(別記様式第7号)」の「使途の内容」
欄 に つ い て 、 調 査 し た 範 囲 で は 、「 マ ニ ュ ア ル 」 で 定 め る 政 務 活 動
と推 認で き る程 度の 記載は 認めら れます が、 一部に は、金 額、用 務
等の 最低 限 の記 載に とどま る事案 も散見 され たこと から、 政務活 動
費の 使途 の 透明 性の 更なる 向上に 資する ため 、調査 研究活 動を抑 制
する こと と なら ない よう留 意しつ つ、更 なる 記載内 容の充 実を図 る
ことが必要と思料されます。
5
本 調査 会 とし ては 、今後 とも、 県議会 議員 が県民 の負託 に応え 、
政務 活動 費 が適 切に 有効活 用され るよう 、各 会派と の意見 交換に 努
め、適切な指導・助言を行っていくことといたします。
栃木県議会議長
五月女
裕久彦
様
平成28年 7 月25日
栃木県議会政務活動費調査会委員
小
沼
洸一郎
栃木県議会政務活動費調査会委員
黒
本
敏
夫