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シニア職員編
国税組織の中核として
本庁課長
国家の礎を築いていくために
課税部 法人課税課長
S61.4 間税部 酒税課
S62.7 大阪国税局 調査部 国税調査官
H1.7 貿易研修
H2.7 長官官房 人事課
H3.7 長官官房 人事課 係長
H5.7 氏家税務署長
H6.7 課税部 所得税課 審理室 訟務専門官
H7.7 大蔵省 銀行局 保険部 保険第二課
課長補佐
H10.7 長官官房 人事課 課長補佐
H11.7 課税部 酒税課 課長補佐
H13.7 調査査察部 査察課 課長補佐
H15.7 広島国税局 課税第二部 次長
H16.7 東京国税局 課税第二部 次長
H17.7 造幣局 東京支局 総務課長
H19.7 大阪国税局 課税第二部 次長
H20.7 長官官房 総務課 国税企画官
H22.7 関東信越国税局 課税第一部長
H23.7 札幌国税局 総務部長
H24.7 東京国税局 徴収部長
H25.7 徴収部 徴収課長
H27.7 現職
S59.4 直税部 法人税課
S60.7 東京国税局 調査第二部 国税調査官
S61.7 長官官房 総務課 国際業務室
S62.7 広島国税局 直税部 国税実査官
S63.7 間税部 酒税課
H1.7 間税部 酒税課 係長
H3.7 中村税務署長
H4.7 金沢国税局 総務部 企画課長
H6.7 大蔵省 大臣官房 調査企画課 課長補佐
H8.7 課 税部 所得税課 審理室 課長補佐
H9.7 徴収部 管理課 課長補佐
H11.7 調査査察部 査察課 課長補佐
H13.7 財務省理財局 総務課 課長補佐
H15.7 仙台国税局 調査査察部長
H17.7 名古屋国税局 査察部長
H18.7 長官官房 総務課 国税企画官
H20.7 東京国税局 徴収部長
H22.7 仙台国税局 総務部長
H24.7 徴収部 徴収課長
H25.7 長官官房 広報広聴官
H26.7 課税部 法人課税課長
H27.7 現職
新井 智男
成長を実感できる組織
徴収部 管理運営課長
脇本 利紀
す。また、グローバル化など経済社会の
す。将来を見据えて幅広く議論を行い、
現在、国税庁の管理運営課長として、
したうえで、法的側面、納税者利便の側
ドによる納付制度を導入しようとしてい
部門では、国の租税収入で大きなウェイ
構造変化や、電子商取引の進展など取引
改革を実行に移してきました。その積み
税務署の管理運営部門が担う申告書等の
面、課税の公平確保の側面などから本質
ます。国税庁は常に自己改善を行ってい
トを占める法人税、法人の消費税及び源
手法の多様化に的確に対応していくため
重ねが業務実績につながり、国を支える
入力、国税債権の管理や還付手続といっ
を見失うことなく部下同僚との議論をリ
る組織ですので、私自身、理論と実践の
泉所得税等の適正・公平な課税を確保す
の方策の検討、さらには、国税組織の業
行政機関としての評価と信頼につながっ
た内部事務、延納・物納事務、納税証明
ードしていくことが求められます。私自
両面について実に多くのことを経験し学
るため、企業や給与の支払いなどがある
務プロセスをより高度化していくために、
ていると思います。私は、そのような文
書の発行、国税の領収、税に関する一般
身、振り返ってみれば、新入庁時から徐
び、課長職に就いた今となっても、新た
個人、法人の源泉徴収義務者からの相談
将来の法人課税事務のあるべき姿につい
化と伝統を持つ組織の一員として仕事を
相談といった窓口事務などに係る企画立
々に責任を与えられ、国税庁や財務省で
なことに挑戦し、学び続けているという
ても、検討を行っています。
してきたことを、誇りに思っています。
案を担当しています。重要な申告情報等
の企画立案部署、国税局や税務署などの
実感があります。組織の一員として組織
政指導を行っています。
税は国家の礎と言われます。それは単
を管理し、また、納税者に一義的に接す
様々な現場を経験することで、また、そ
とともに成長していると言っても良いか
そうした税務署の日々の取組みを直接
に国家運営の歳入を確保するという意味
る部門であることから、国税庁の関係各
の過程で多くの真摯な職員と深い人間関
もしれません。
指導・監督しているのは、各国税局です
に止まらず、社会の動向に対応した税務
課等と頻繁に協議し事務運営方針や処理
係を構築していくことで、知識やスキル
が、税制の適正な執行のため、法人税法
行政の良し悪しが、その社会の有り様に
手順を策定し、あるいは新たなシステム
などをなんとか身につけてきたように思
をはじめ関係法令の解釈・適用の統一を
少なからず影響を与えることをも含んだ
の導入を検討するなど常に事務の効率化
います。
図るとともに、税務調査等について、全
言葉と思います。そのような重要な任務
や納税者利便の向上を念頭に置いて執務
国ベースでの統一的な運営方針を企画・
を担っている国税庁において、明日の税
を行っています。
立案し、時代の変化に対応した戦略や重
務行政を創る一員として、より良い日本
実を検討するに際しては、改正税法等へ
点的な取組事項を打ち出していくことが、
を築いていくために、貴方も知力を奮っ
の対応はもとより、国際化やICT化な
本庁である国税庁の役割です。
てみませんか。
ど経済社会の進展にも遅れることは許さ
税務行政の執行に当たっては、高い専
国税庁の法人課税課では、毎年の税制
れません。管理運営課が所掌する国税の
門性を維持するとともに、チームで仕事
改正を踏まえて、法令解釈通達の改正と
領収を見ても、現金に領収書を添えて金
を推し進めていきますので、国税庁は明
全国に524ある税務署の法人課税担当
に応じるとともに、税務調査や各種の行
納税環境の整備、調査・滞納整理の充
その周知広報を行うとともに、全国の法
国税庁は、約56,000人が勤務する大組
融機関や税務署の窓口で納付する方法の
るく風通しが良く、挑戦を許容してくれ
人課税事務をマネジメントする立場から、
織ですが、各セクションが課せられた業
ほかに、インターネット・バンキングな
る職場であるとも思います。何事にも積
税務調査等が効果的に実施されているか、
務を着実に遂行する一方で、環境の変化
国税庁の課長職では様々な事項に係る
どを利用した電子納税、コンビニ納税、
極的に立ち向かっていく熱い気持ちをお
関係部署が全体として円滑に運営されて
に対応するため、組織や業務運営の在り
判断を短期間で行うことが求められます。
ダイレクト納税といった多様な納付手段
持ちの皆さんとご一緒に仕事ができます
いるかなどについて、目配りをしていま
方を常に見直してきた歴史を持っていま
現場の実情を正確に把握し、課題を設定
を順次導入し、現在ではクレジットカー
ことを楽しみにしています。
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National Tax Agency 2016
National Tax Agency 2016
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