平成 28 年度秋期特別展「岩橋千塚とその時代―紀ノ川流域の古墳文化

平成 28 年度秋期特別展「岩橋千塚とその時代―紀ノ川流域の古墳文化―」
実施に伴う文化財資料の運搬等業務 特記仕様書
この仕様書は、平成 28 年度秋期特別展「岩橋千塚とその時代―紀ノ川流域の古墳文化―」
実施に伴う文化財資料の運搬等業務に適用する。
1
業 務 の 内 容
下記の関係機関等が所蔵する文化財資料を適切な梱包を施したうえ運搬
し、県立紀伊風土記の丘の指定された場所において開梱する。返却作業
においても、県立紀伊風土記の丘で適切な梱包を施したうえ、運搬し、
下記の関係機関の指定された場所において開梱する。
2
関 係 機 関 等
和歌山市立博物館(和歌山市湊本町 3 丁目 2 番地)
同志社大学歴史資料館(京都府京田辺市多々羅都谷 1-3)
奈良国立博物館(奈 良 市 登 大 路 町 50 番 地 )
京都大学総合研究博物館(京都市左京区吉田本町)
関西大学博物館(大阪府吹田市山手町 3 丁目 3 番 35 号)
3
作
業
場 所
4
対象文化財資料
6
業 務 期 間
和歌山県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋 1411)他
埴輪、土器、金属製品ほか(詳細は別紙のとおり)
契約締結後から平成 28 年 12 月 25 日まで。
ただし、作業の実施日は別途指示する。
作業日数は事前調査 1 日、移動・運搬作業 6 日、開梱・展示 1 日、梱包
1 日とする。
人員については、事前調査は 1 人/日とする。移動・運搬、開梱・展示、
梱包は 2 人/日とし、運転手等との兼務はないものとする。以下に詳細
を記す。
事前調査
①奈良国立博物館
同志社大学歴史資料館
1日
1 人/日
梱包・運搬方法に係る事前打ち合わせ
集荷・運搬作業
②同志社大学歴史資料館
1日
2 人/日
梱包・運搬
③京都大学総合研究博物館
奈良国立博物館
1日
2 人/日
梱包・運搬
④関西大学博物館
和歌山市立博物館
1日
2 人/日
開梱・展示作業
梱包・運搬
⑤和歌山県立紀伊風土記の丘
1日
2 人/日
開梱・展示
梱包作業
⑥和歌山県立紀伊風土記の丘
1日
2 人/日
梱包
返却・運搬作業
⑦同志社大学歴史資料館
1日
2 人/日
運搬・開梱
⑧京都大学総合研究博物館
奈良国立博物館
1日
2 人/日
運搬・開梱
⑨関西大学博物館
和歌山市立博物館
1日
7.損害保険の加入
2 人/日
運搬・開梱
運搬及び展示中の作品に関わる損害保険は、展示一貫保険として補償
総額1億円で加入すること。
8.留 意 事 項
①過去5年間に、国宝・重要文化財の梱包・輸送を受注した実績があ
ること。
②美術品梱包輸送技能取得士 2 級以上の資格を有する者が常勤で所属
していること。また、作業にあたっては、美術品梱包輸送技能取得
士 2 級以上の資格を有する者、またはその指導を十分に受けた者を
現場責任者に定めること。
③作業実施にあたっては、対象物品が貴重な文化財資料であるため、
作業の安全確保に留意するとともに、文化財資料を損傷・毀損する
ことがないよう、運搬等業務に支障のない人員(アルバイトは不可
とする)を配置のうえ、細心の注意を払って作業を行うこと。
④開梱・展示作業においては、重要文化財 大日山 35 号墳出土品の常
設展示室内における移動・展示作業を伴う。
⑤梱包材、結束材、養生材その他、文化財資料を安全に運搬移動する
ために要する資材等は、受託者が負担すること。
⑥輸送にあたっては、美術品輸送専門車を使用すること。
⑦集荷・返却には当館学芸員が美術品輸送専門車に同乗する。
⑧作業の実施にあたっては紀伊風土記の丘の担当職員と十分協議し、
その指示に従うこと。
別紙
番号
指定
1
資料名
遺跡名
金製垂飾
背見山古墳
法量
(㎝)
所蔵・保管
住所
備考
長1.5 幅0.7
和歌山市立博物館
和歌山市湊本町3丁目2番地
通常梱包
2
県指定
金製勾玉
車駕之古址古墳
長1.8 幅0.8
和歌山市立博物館
和歌山市湊本町3丁目2番地
通常梱包
3
県指定
囲形埴輪
車駕之古址古墳
高さ35 幅55 奥行43
和歌山市立博物館
和歌山市湊本町3丁目2番地
木枠使用
4
須恵器 器台
楠見遺跡
高43 底部44 和歌山市立博物館
和歌山市湊本町3丁目2番地
通常梱包
5
人物埴輪(角杯をもつ武人)
井辺八幡山古墳
高さ70 幅25 奥行20
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
木枠使用
(要事前調査)
6
人物埴輪(入れ墨のある顔)
井辺八幡山古墳
高さ15 幅15 奥行15
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
7
双脚輪状文形埴輪
井辺八幡山古墳
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
本体1、石膏1、突起部2の4つの破
片に分離
8
蓋形埴輪 立飾部
井辺八幡山古墳
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
立飾部破片は別梱包
長65 幅50 厚1.5
本体 高47 幅53 奥行40
立飾部破片 長34 幅14
9
蓋形埴輪 笠部
井辺八幡山古墳
高41 径47 同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
10
円筒埴輪
井辺八幡山古墳
高76 径36 同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
木枠使用
(要事前調査)
11
須恵器 装飾付器台
井辺八幡山古墳
高72 口径42 底径30 同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
木枠使用
(要事前調査)
12
須恵器 耳杯
井辺八幡山古墳
高17 幅18 奥行27
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
13
朝顔形埴輪
雨が谷3号墳
高47 口径35 底径15
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
14
円筒埴輪
雨が谷3号墳
高37 径21
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
15
石見型埴輪
雨が谷3号墳
高44 底径18
同志社大学歴史資料館
京都府京田辺市多々羅都谷1-3
通常梱包
番号
指定
資料名
遺跡名
16
鉄地金銅張蒙古鉢形眉庇付冑
五條猫塚古墳
17
珠文鏡
18
埴製枕
法量
(㎝)
所蔵・保管
住所
本体 高17 幅22 奥行30
軸部(復元)長6
受鉢部 径5
奈良国立博物館
奈良市登大路町50番地
五條猫塚古墳
径9
奈良国立博物館
奈良市登大路町50番地
通常梱包(要事前調査)
五條猫塚古墳
高16 幅31 奥行25
奈良国立博物館
奈良市登大路町50番地
通常梱包(要事前調査)
接合部の接着剤の劣化部分あり要
注意
19
金銅装眉庇付冑復元品
西小山古墳
高さ34 幅27 奥行30
20
衝角付冑復元品
西小山古墳
高さ25 幅22 奥行25
21
頸甲・肩甲復元品
西小山古墳
22
三角板・横矧板併用鋲留短甲復元品
西小山古墳
高さ46 幅45 奥行25
高さ47 幅50 奥行30
京都大学総合研究博物館
京都市左京区吉田本町
備考
本体はトレイ状箱に設置
庇部は特に注意を要し、下部に緩
衝材のみとする
梱包箱はトライウォールを使用
(要事前調査)
①アクリル製支持具(幅30 奥行30
高さ40)ごと梱包(本体を載せた
高さ58)
②既存の木製枡箱(幅44.8 奥行き
39.6 高さ9.2)に本体を載せた支
持具を収納
③段ボール箱に収納
関西大学博物館 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
通常梱包
関西大学博物館 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
支持具ごと梱包
枡箱使用
関西大学博物館 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
枡箱使用