「地方文化と教育」((公財)大原美術館 大原理事・名誉理事長)

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2016・07・13
地方文化と教育
公益財団法人大原美術館
名誉理事長
大原謙一郎
1)まず、地方と文化と教育を考える
倉敷と、武庫郡住吉村のコミュニティーと、美術館のでき方、生き方、働き方
G7 倉敷教育大臣会議で見たこと、聞いたこと、考えたこと
日本の地方が「世界で一流の地方」であるために
2)「文化・芸術・人文学は、万能ではないが無力でもない」ということについて
アインシュタインのバイオリンと、皇太子殿下の古美術展について
フランスはこの力を意識してきた。オーストリア、中国、韓国も?
世界が大きく動いている今、日本でも「文化、芸術、人文学」の復権が不可欠
3)「文化・芸術・人文学の復権」のために
人間文化研究機構(共同機構)
、日文研(国立)、高等研(民間)で感じたこと
文化、芸術、人文学への社会の認知を深めなければこの国は危うい
大原美術館も、アートとアーティストのため、日本と世界のために、働きます
4)再び、地方と文化と教育を考える
この国の知性の劣化と風格の凋落は何としても食い止めなければならない
参考文献
「大原孫三郎――善意と戦略の経営者」兼田麗子著 中公新書
「倉敷からはこう見える――世界と地方と文化について」大原謙一郎著 山陽新聞社