ディスクロージャー(2016)

JA のご案内
Disclosure 2016
は じ め に
日頃、皆さまには格別のご愛顧いただき厚く御礼
申し上げます。
JA 秋田ふるさとは、情報開示を通じて経営の透
明性を高めるとともに、当 JA に対するご理解を一
層深めていただくために、当 JA の主な事業内容や
組織概要、経営内容などについて、利用者のために
分かりやすくまとめたディスクロージャー誌
「Disclosure 2016」を作成しました。
皆さまが当 JA の事業をさらにご利用いただくた
めの一助として、是非ご一読いただきますようお願
い申し上げます。
今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう
お願い申し上げます。
平成 28 年 7 月
秋田ふるさと農業協同組合
プロフィール(平成 28 年 3 月末時点)
■設立・・・・・・・・・・・・・平成 10 年 4 月
■本店所在地・・・・・・・・・・・横手市駅前町
■出資金・・・・・・・・・・・・・7,037 百万円
■総資産・・・・・・・・・・・・102,358 百万円
■単体自己資本比率・・・・・・・・・・・15.24%
■組合員数・・・・・・・・・・・・・・17,555 人
■役員数・・・・・・・・・・・・・・・・・40 人
■職員数・・・・・・・・・・・・・・・・571 人
■支店、出張所数・・・・・・・9 支店、1 出張所
■営農センター数・・・・・・・・8 営農センター
※本冊子は、農業協同組合法第 54 条の 3 に基づいて作成し
たディスクロージャー誌です。
-1-
目
次
ごあいさつ ·································· 1
(2)医療系共済の入院共済金額保有高 ···· 55
経営理念・経営指針 ······················ 2
(3)介護共済の介護共済金額保有高 ···· 55
経営管理体制 ······························· 3
(4)年金共済の年金保有高 ·············· 56
事業の概況(平成 27 年度) ··········· 3
(5)短期共済新契約高 ···················· 56
事業活動のトピックス ················· 12
3.農業関連事業取扱実績
農業振興活動 ····························· 14
(1)買取購買品(生産資材)取扱実績 ···· 57
地域貢献に関する取り組み ··········· 15
(2)受託販売品取扱実績 ················· 57
リスク管理の状況 ······················· 18
(3)農業倉庫事業取扱実績 ·············· 57
自己資本の状況 ·························· 21
(4)利用事業取扱実績 ···················· 58
事業のご案内 ····························· 22
(5)加工事業取扱実績 ···················· 61
4.生活その他事業取扱実績
(1)買取購買品(生活物資)取扱実績 ···· 62
経営資料Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表 ····························· 33
(2)福祉・介護事業取扱実績 ··········· 62
2.損益計算書 ····························· 34
5.指導事業 ···································· 63
3.注記表 ··································· 35
4.剰余金処分計算書 ···················· 43
経営資料Ⅳ 経営指標
5.部門別損益計算書 ···················· 44
1.利益率 ······································· 64
2.貯貸率・貯証率 ··························· 64
経営資料Ⅱ 損益の状況
経営資料Ⅴ 自己資本の充実の状況
1.最近 5 事業年度の主要な
1.自己資本の構成に関する事項 ········· 65
経営指標 ································ 46
2.自己資本の充実度に関する事項 ······ 67
2.利益総括表 ····························· 46
3.信用リスクに関する事項 ··············· 69
3.資金運用収支の内訳 ················· 47
4.信用リスク削減手法に関する事項 ··· 72
4.受取・支払利息の増減額 ··········· 47
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の
取引相手のリスクに関する事項 ·············· 73
6.証券化エクスポージャーに関する事項 ··· 73
経営資料Ⅲ 事業の概況
1.信用事業
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ··· 73
(1)貯金に関する指標 ················ 48
8.金利リスクに関する事項 ··············· 75
(2)貸出金に関する指標 ············· 48
(3)内国為替取扱実績 ················ 53
経営資料Ⅵ 連結情報
(4)有価証券に関する指標 ·········· 53
1.グループの概況
(5)有価証券等の時価情報等 ······· 54
(1)グループの事業系統図 ·············· 76
2.共済取扱実績
(2)子会社等の状況 ······················· 76
(1)長期共済契約高・長期共済保有高 ···· 55
(3)連結事業概況(平成 27 年度) ··· 76
-1-
(4)最近 5 年間の連結事業
年度の主要な経営指標 ·········· 77
(5)連結貸借対照表 ··················· 78
(6)連結損益計算書 ··················· 79
(7)連結キャッシュ・フロー計算書···· 80
(8)連結注記表 ························· 81
(9)連結剰余金計算書 ················ 89
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況·· 89
(11)連結事業年度の事業別経常収支等 ·· 90
2.連結自己資本の充実の状況
(1)自己資本の構成に関する事項···· 91
(2)自己資本の充実度に関する事項 ···· 93
(3)信用リスクに関する事項······· 94
(4)信用リスク削減手法に関する事項 ···· 97
(5)派生商品取引及び長期決済期間
取引の取引相手のリスクに関する事項 ··· 98
(6)証券化エクスポージャーに関する事項 ··· 98
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項 ···· 98
(8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ···· 98
(9)金利リスクに関する事項······· 98
財務諸表の正確性等にかかる確認 ···· 99
JAの概要
1.機構図 ·································· 100
2.役員構成(役員一覧) ············· 101
3.組合員数 ······························· 101
4.組合員組織の状況 ··················· 102
5.特定信用事業代理業者の状況 ···· 103
6.地区一覧 ······························· 103
7.沿革・歩み ···························· 104
8.店舗等のご案内 ······················ 105
法定開示項目掲載ページ一覧 ········· 106
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ごあいさつ
組合員の皆さまには、日頃より農協事業に対し深いご理解とご協力賜り心
よりお礼申し上げます。
この度情報開示を通じて経営の透明性を高めるため、事業内容や組織概要、
経営状況をまとめた「JAのご案内 Disclosuer 2016」を作
成いたしました。当農協をご理解いただく冊子としてご高覧くだされば幸い
です。
今夏行われた第 24 回参院選で自民党は圧勝しましたが、平成 28 年 4 月 1
日に施行された改正農協法は「協同の精神」が置き去りにされたまま進みました。またTPPの協定文へ参加
各国は署名をしましたが、旗振り役であったアメリカは大統領選挙を機にTPP論争が再び過熱し混乱を極め
ています。そして平成 30 年の生産調整実質廃止についても、政府より明確な指針は未だありません。
政府は戦後から続く農政を総括することもなく、地域農業や農家を振り回す政策ばかり推し進めています。
今までもそうでした。しかし、そんな中でも農家は必死に生活し地域農業を守ってきました。農協の役割は皆
さまが安心して農業を営むことができるよう支えていくことです。農協に自主改革が求められている中、この
先どんな荒波にも挑む覚悟で農協運営に邁進してまいります。
そして新たな経営 3 ヵ年計画が始まります。前回の計画において、重点項目はほぼ取り組みましたが、経営
収支への明確な反映は簡単ではありませんでした。しかし、何もできなかったということはありません。農協
が進むべき方向性には手応えを十分に感じ、経営基盤の基礎体力を培い、本計画を達成するための糧となって
います。組合員の皆さまの期待を超える価値を創造するとともに、いかなる環境にも耐えうる強靱な経営基盤
の構築を目指してまいります。
農協は株式会社と異なり、
「協同組合」という理念に基づき事業を運営しています。数字が理念を支配する
ことはありませんが、しっかりとした理念を作り上げるための議論は必要です。組合員の皆さまと大いに議論
し、
「農協のあるべき姿」を描き、それを実現していくことで現状は必ず打開できると信じています。そして、
地域農業の主役が皆さまであり続けるために「本当に必要なサービス」を提供し、進化させ、強化してまいり
ます。全てを安心して任せていただける農協であるために役職員一同、「頭は低く、足は軽く、心は熱く」を
行動指針として誠心誠意、あるべき姿の実現に取り組んでまいります。
今後も一層のお力添えのほど、お願い申し上げます。
平成 28 年 7 月
秋田ふるさと農業協同組合
代表理事組合長 小田嶋 契
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経営理念・経営指針
JA秋田ふるさとは、この地域の農業をはじめとする産業・経済・文化の向上を願い、事業を展開してま
いります。事業の根底にある経営の経営理念・経営指針は次のとおりです。
経 営
理
念
私達「JA秋田ふるさと」は、農の営みを「競争」の20世紀から「共生」の21世紀時代と位置づけし、
人々が相互の役割を認めあい、恩恵を分かち合う「共生と連帯」によって、より豊かで安心して暮らせる農
村社会を目指し組織力を高め続けます。
経 営
指
針
[もうかる農業・最大サービス]
我がJAは、相互扶助の理念に基づき、総合業務機能の特性・事業施設機能および人的資源を効果的に発
揮し、儲かる農業の実現と組合員および地域の人々に最大限のサービスを提供する事業展開を進めます。
[ふれあい・声]
我がJAは、人と人との関わり合いを大切にし、組合員・地域の人々・役職員のふれあい活動の積極
的展開によって、連帯意識を高めるとともに、組合員・地域の人々・組織に働く人達の「声」に応える
運営を進めます。
[担い手組織育成・女性参画]
我がJAは、農業の維持発展の核となる担い手や営農組織の育成に全力を挙げると共に、女性農業者のJ
A運営参画を積極的に進めます。
[計
画 経
営]
我がJAは、目標達成に向けた施策展開の基盤となる強固な経営体を築くため、財務の健全化と経営収支
確立に向けた「計画経営」を推し進めます。
[経
営 改
革]
我がJAは、既成概念や形式主義を排し、常に組織・事業が効果的に機能するために、課題解決方式の運
営と経営改善・改革を積極的に進めます。
[遵
法・透
明]
我がJAは、組織の社会的使命・責任の重要性に鑑み、コンプライアンス(法令・諸規則等の遵守)を推
進するとともに、情報等の開示により透明性の高い運営を進めます。
[人材育成・職場づくり]
我がJAは、常に信頼され、新しい時代を切り開く有能な意欲ある人材育成に努めるとともに、この組織
に働く人々に喜びと生き甲斐のある職場づくりを進めます。
-2-
経営管理体制
当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定事
項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っています。ま
た、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。
組合の業務執行を行う理事には、組合員の各層の意思反映を行うため、女性理事の登用を行っています。
また、信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規定する常勤監事及
び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
事業の概況(平成 27 年度)
長引くデフレからの早期脱却と日本経済の再生のため、安倍内閣は「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、
「民間投資を喚起する成長戦略」を「三本の矢」として、一体的に取り組んでいるものの、地方ではその効果をいまだ
に実感することはできない状況下にあります。このような中、平成 27 年度は平成 25 年度からの 3 年間を計画期間と
する「中期経営計画」の最終年度として、「農業の持続的発展と安心な暮らしの実現」に向けた業務運営を着実に進
めてまいりました。
当年度は、比較的好天に恵まれ、園芸果樹は長期高品質生産となりました。しかし、稲作はカメムシの大量発生に
より、一等米比率は過去 10 年で最低となるなど課題が残りました。
また、太平物産による偽装肥料事件では、いち早く対策本部を立ち上げ対応を図りましたが、組合員の皆様には
ご心配とご迷惑をかけてしまいました。今後とも役職員一丸となり、これまで培ってきたJAブランドの信用と信頼の回
復に努めてまいります。
平成 27 年度決算状況については、主に資産自己査定基準の厳格対応に伴う貸倒引当金の増加により収支計画
は未達となり、事業総利益は 36 億 5 千 5 百万円(計画対比 1 億 2 千 5 百万円減)、当期剰余金 4 千 4 百万円(計
画対比 1 億 1 千 7 百万円減)の計上となりました。
なお、自己資本比率は 15.24%(前年度 15.54%)、不良債権比率 2.87%(前年度 2.76%)となっております。
主な事業活動と成果については以下のとおりです。
信用事業
平成 27 年度の信用事業は、農業を取り巻く環境が予想を上回る速さで変貌している中、組合員、利用者等のニー
ズに対応するため地域密着型のJA金融を推し進め、満足度向上と事業拡大に努めてまいりました。農業メインバンク
においては、融資渉外活動の展開とともに、地域社会に果たす役割を認識し組合員の現状を踏まえた融資相談機
能の充実を図ってまいりました。生活メインバンクにおいては、住宅ローンセミナー等の開催をはじめ、キャンペーン
等を実施し、年金、給与振込、JAカード一体型、定期、定積、住宅ローンの推進を展開してまいりました。特に年金
口座獲得の取り組みを強化し各種キャンペーンを実施、また平日来店できない利用者への対応として、毎月第 2 土
曜日(午前中)を主に金融共済相談窓口開催により利便性を図ってまいりました。結果、貯金については期末残高
874 億 9 千 9 百万円・計画対比 101.3%(前年対比 102.2%)と計画達成することが出来ました。また、余裕金運用に
ついては、預金の期末残高で 439 億 6 千 8 百万円・計画対比 108.6%(前年対比 105.4%)の実績となりました。引き
続き金利動向を注視しながら収益確保に向け適格かつ効率的な運用を図ってまいります。貸出金については、住宅
ローン、マイカーローン、教育ローンなどの生活資金が年間貸付目標を上回りましたが、農業関連資金が目標を下回
ったため、期末残高 311 億 2 百万円で計画対比 98.5%(前年対比 101.2%)と計画には達成しませんでしたが、前年
対比では残高の伸長を図ることが出来ました。
平成 28 年度は日本銀行によるマイナス金利導入に伴い一層厳しい環境の中、地域密着型のJA金融を推し進める
にあたり、貯金については金融専任渉外担当を配置し出向く体制の強化と、大口貯金者等の流出防止策を図り残高
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確保に努めてまいります。
貸出金については年々農業資金の需要が減少している中、利用拡大を図るため業者営業を行い資金需要の掘り
起こしを行ってまいります。また、3 年目となる「ローンセンター」の活用により、土曜・日曜・平日夜間の融資相談機能
の強化を図るとともに、出向く体制の強化はもちろんのこと、お客様が気楽にご相談できる体制に力を入れ各種生活
資金ニーズに積極的に対応してまいります。
共済事業
共済事業を取り巻く環境は、事業基盤の根源である組合員の構造変化に加え、少子高齢化の一層の進展による
人口の減少等により事業伸張を図るうえでは、大変厳しい状況下にあります。
このような環境の中で平成 27 年度は、共済事業の維持・拡大を図るために、「組合員、利用者全ての方に安心と
満足を提供する活動」の実践を基本方針に掲げ、外部環境や顧客ニーズの変化を捉えた地域特性に応じた「ひと・
いえ・くるま」の総合保障の提供に取り組むと共に、適正な事業推進、業務処理の徹底により信頼されるJA共済を目
指し、本支店一体となった事業展開に取り組んでまいりました。
ここ数年続いている自然災害等への備えとして、建物・家財等の保障点検・提案活動を行い、低保障・未保障世帯
の解消を図る為に、建物更生共済「むてき」のお知らせと、生命総合共済では、特に介護共済のご提案と、医療系商
品ニーズに対応した医療共済を主力に万全な保障提供活動を実践し、自動車共済では、カウンターセールスによっ
て継続契約のグレードアップに取組み、より大きな安心保障の提案を積極的に展開してまいりました。
事業実績は、推進目標ポイントで計画対比 95.9%と残念ながら計画を達成することができませんでした。長期共済
は生命総合共済新契約件数 4,335 件・前年対比 99.2%、建物更生共済新契約件数 1,010 件・前年対比 87.9%と前
年を下回る結果となりました。また、短期共済においては、自動車共済は掛金で計画対比 98.5%、自賠責共済は台
数で計画対比 95.6%、と計画を下回りましたが、火災共済は計画対比 122.0%と計画を達成することができました。共
済金支払実績は、満期および事故共済金等の支払が件数で 10,462 件、金額では 59 億 7 千 8 百万円で前年対比
86.2%となっております。
しかしながら、事業収益費用においては付加収入 9 億 8 百万円(計画対比 98.6%)、保険代理店手数料 1 千 8 百万
円(計画対比 94.6%)と計画を下回ったものの、特別配当金やエリア戦略助成金等の増加と費用圧縮等により事業
総利益では、8 億 9 千万円(計画対比 100.9%)の実績となり計画達成となっております。
平成 28 年度は、JA共済事業は組合員・地域の皆様と最も身近にある支店が主体になって取り組む事業活動であ
るということを再認識し、引き続き組合員・利用者および地域住民の皆様へ「安心」と「満足」をお届けし、保障充足拡
大に取り組み実践してまいります。
農業関連事業
平成 22 年 3 月に始まったTPP交渉は、日本が平成 25 年 7 月から参加、各国の利害が対立して交渉は難航して
いましたが、5 年半に及ぶ交渉の末、平成 27 年 10 月 5 日に大筋合意に達しました。米については現行の最低輸入
機会(ミニマムアクセス)による 77 万トンとは別に、米国に 7 万トン、オーストラリアに 8 千 4 百トンの無税の輸入枠を設
けることになりました。その他の品目についても高いレベルでの自由化を目指すTPPにより外国の農産品が安く輸入
されることで、日本国内の農家が打撃を受ける可能性が高まっています。
生産調整につきましては、米の消費減退等により転作率は年々上昇しており、横手市 41.97%(前年 39.9%)、美
郷町 41.1%(前年 39.0%)となりました。水稲による生産調整として昨年に引き続き「政府備蓄米と地域流通加工用
米」に取り組むとともに、生産調整の補完的役割である地域とも補償推進事業により、目標面積を達成することができ
ました。
平成 30 年には事実上の生産調整の廃止が予定されているとともに、TPP、農協改革等、農政の大転換期に直面
しております。これらへの対応と農家所得の確保・向上を最重要課題とし、JA秋田ふるさとでは平成 28~30 年度の地
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域農業振興計画を立案しております。これに従って柔軟で機動的な営農指導事業に努め、農家組合員の負託に応
えてまいります。
また、平成 28 年 3 月より専任指導班(稲作担当 6 名・園芸担当 8 名)を設置しており、出向く営農を中心に農家との
接点を拡充、技術指導の充実を図り農家所得の向上と園芸の生産拡大に向け、取り組みを強化してまいります。
販売事業
平成 27 年度の販売取扱高は、好天に恵まれたことや果実部門で雪害からの復旧基調にあること、全般的に販売
環境に恵まれたことから 175 億 4 千 7 百万円(前年対比 110.6%)の実績となりました。
①米穀・大豆部門
平成 27 年産米の水稲の作柄は、秋田県「103」・県南「103(581 ㎏/10a)」の「やや良」と発表され、作柄概況の総
評では、穂数は「多い」、全もみ数が「平年並み」、登熟が「やや良」で、総体的には「やや良」の収穫量となりました。
当管内の収量調査によると、出穂期以降高温傾向となったため、高温による品質低下が懸念されましたが、8 月中
旬から 9 月中旬までは平年より気温が低めに推移したことから、高温登熟障害は回避されました。その後は天候も回
復し登熟は全体的に順調に経過しました。品質面では、登熟は良い天候で推移したことから、登熟障害である白未
熟の発生はほとんど見られず、整粒歩合は近年になく向上しました。
買入れ数量は契約数量対比 103.8%で契約数量を 24,300 俵ほど上回りました。しかし米の検査状況については、1
等米比率 86.5%と 90%台を下回り、過去 10 年間で最低の結果となりました。2 等以下に格付けされた要因をみると、
全体の約 82.9%がカメムシ類による着色粒の混入によるもので、続いて、充実度不足の順となり、この 2 要因で格落
ち要因の 93.4%を占めました。
こうした中、「環境に配慮した米生産」、「低コスト省力型米生産」、「消費者ニーズにマッチした米の提供」の 3 つの
テーマのもと、環境保全型米「ふるさとecoらいす」取り組みの 3 年目に当たる平成 27 年産米は、出荷契約時に提出
していただいた「防除計画書」をみると 98.9%と高い取り組み率となりましたが、その後の「防除日誌」と「等級格付」に
より、最終認定は 92.9%(対象 4 銘柄)の集荷率となりました。農家の皆様の意識も高まってきており、さらなる取り組み
率向上へ向け基本となる防除体系の提示や講習会などを実施し、「より信頼される産地・売り切れる米産地」を目指し
て生産指導の強化を図ってまいります。
販売面では、出来秋は前年産在庫を抱えてのスタートでありましたが、主食用米の需要環境が徐々に改善されつ
つあり、前年産同時期を上回ってきております。しかし、販売環境が急激に改善するにはまだまだ課題が残る状況で
す。こうした米情勢も踏まえ、「より信頼される産地」を目指して「ふるさとecoらいす」生産によりふるさとブランドを確立
し、産地指定率の向上と当JA産の名声向上・販売強化に向け、全生産者の皆さんと一体になって取り組んでまいる
所存です。
平成 27 年産大豆は、全体で 768.3ha、前年より約 85.7ha 増加となりました。
播種期は、リュウホウで 6 月 6 日から、コスズで 6 月 10 日からと、前年と同時期となりました。播種後も降雨が少なく、
一部で乾燥による出芽の遅れや出芽不良が見られましたが、出芽は概ね良好となりました。7 月に入って、まとまった
降雨があったものの、期間を通した雨量は少なく推移したことにより、中耕培土作業も順調に行われ生育は良好とな
り、土壌の乾燥により分枝数が少なくなりましたが節数・着莢数は増加し、収量増の要因となりました。
収穫作業は、早い圃場で 10 月 10 日頃より始まり、収穫期間中の後半にかけては降雨があったものの、刈り残しも
なく作業を終えました。
検査数量は、42,792 袋/30kg で前年対比 129.0%、反収 167.1 ㎏/10a(前年 145.7kg/10a)と前年を上回るこ
とができました。品質面でも、1~3 等比率が 88.1%と前年より 13.9%上昇し、合格大豆・規格外大豆の数量が減少し
ました。2 等以下になった格付理由は 50.4%がシワ粒で、以下、汚損粒 18.6%、食害 17.9%となりました。
経営所得安定対策の交付金(数量払い)と品質加算の対象となる大豆生産量の増大に向け、当管内の大豆栽培
の課題である、連作圃場の土づくりと生育期間中の排水対策に重点を置き、今まで以上に高品質大豆の安定生産に
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取り組んでまいります。
②園芸部門
平成 27 年度の取扱量は前年に対して野菜 94.9%、花卉 104.1%、菌茸 96.7%と全体的にはほぼ前年並みの生
産量となりましたが、販売金額では園芸全体で前年を大幅に上回る 57 億 8 千万円(前年対比 110.6%)となりました。
雪解けも例年になく早く、4 月、5 月と好天候に恵まれ、定植後の生育も順調なスタートを切ることができました。ま
た、6 月に入り高温干ばつで推移したため、影響の出た品目も多少ありましたが、寒暖の差も大きく、果菜類の高品質
に繋がった年となりました。価格の面も殆どの品目で前年を上回る好結果を得ることができました。生産者の皆様には、
日頃の栽培努力の報われた年となりました。
部門別では、野菜 30 億 2 千万円 2 百万円(前年対比 121.8%)、花卉 6 億 4 千 5 百万円(前年対比 103.4%)、
菌茸 21 億 1 千 3 百万円(前年対比 99.7%)となりました。生産面では、重点品目を中心に野菜の生産量が前年を下
回りましたが、全ての品目で、堅調な販売が続き価格転嫁が図られた年となりました。
西瓜は、雪解けが早く、定植作業も順調に推移しました。定植後も好天に恵まれ、生育は順調に経過しましたが、6
月、7 月の干ばつ傾向により変形果が発生し摘果等を実施した結果、果実の肥大は順調なものの、着果数が少なく
収量減の要因となり、出荷量は前年対比 91.2%となりました。販売面では海の日以降の全国的な梅雨明けにより、消
費地の販売環境が好転し、旧盆前まで出荷減も影響し高単価で推移しました。旧盆以降も販売環境の良い中、kg 単
価は 221 円と過去最高の販売となり、計画を大幅に上回る 14 億 6 千万円の実績となりました。
アスパラガスは、雪解けが早かった事と 4 月の好天により収穫時期が例年になく早まり、春どりの出荷量は増加、近
年まれにみる太物中心の出荷となりました。夏どりは高温・過乾燥により、収穫量は平年並みとなり、旧盆以降は天候
不順や気温の低下により例年よりも少なく推移したものの出荷量は 105.6%と前年を上回りました。販売面では kg 単価
1,081 円の高単価で推移したため、販売金額でも 105.6%と前年を上回る実績となりました。
きゅうりは、春の好天により、平年より早い出荷開始となりました。メガ団地も一部稼働し 7 月も安定した出荷が継続
されました。8 月中下旬は、日照不足等で収穫量は若干落ち込みましたが、9 月は安定した出荷量に回復し、出荷量
は前年対比 106.2%となりました。販売面では全国的な数量不足の中、過去最高の kg 単価 292 円を記録し、販売額
も 2 億 6 千 8 百万円となりました。
トマトは、6 月中旬から出荷が始まりましたが、夜温がなかなか上がらず、前半の収穫量は少なく推移しました。その
分 7 月下旬に気温が上がると一気に出荷ピークとなり、旧盆まで潤沢な出荷となりました。旧盆明けは少雨と高温の
影響で小玉傾向となりましたが、品種の切り替えにより着果数が確保できたため、出荷量は前年対比 96.5%となりまし
た。販売面では全国的な過剰在庫の中、販売苦戦しておりましたが、予約相対販売の強化により、販売金額は前年
対比 106.1%という実績を確保することができました。
枝豆は、5 月後半からの土壌水分不足による発芽不良や播き直しが見られ、早生や中生を中心に出荷量に大きな
影響が出てしまいました。晩生作型も開花時期の高温・乾燥や天候不順の影響により着莢不良が見られましたが、作
付け割合が高い中晩生作型は、平年並みの生育環境で推移し、出荷量は前年対比 108.1%となりました。販売面で
は、9 月以降価格が徐々に下がりましたが、8 月後半までは高単価で推移し、前年対比 115.7%と実績を伸ばすこと
ができました。
花卉は、旧盆向けの輪菊が前進開花となり、7 月中に計画数量の半分以上が出荷されたものの小菊の出荷が順
調となり、菊類全体数量で前年対比 103.5%、販売金額で 102.2%となりました。洋花類は、各品目とも順調な販売と
なり、特にトルコギキョウは生産量が増加した上に高単価での販売となり 9 千万円を超える販売額となりました。シンビ
ジウムは、12 月の例年にない高温の影響でスタート時から販売に苦戦しており前年を下回る販売実績となりましたが、
花卉類全体では 6 億 4 千 5 百万円と過去最高の販売額を達成することができました。
菌茸類は春先の異常高温、7 月から 8 月にかけて連日のように夏日・猛暑日が続き、自然栽培においては収量の
減少、主力の空調栽培では光熱費の掛かり増しと、気苦労の絶えない生産環境でしたが、8 月下旬から 9 月にかけて
は比較的良好な温度経過に伴い、秋冬菌の発生が始まり、年末最需要期にも物量を確保でき年度末まで安定した
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出荷が続きました。全国の価格形成においても中心的な役割を果たしており、予約相対取引を中心に取り組んだ結
果、販売金額で 21 億円を達成することができました。
今後も県内一の複合産地として、「オール秋田ふるさと」を前面に出した販売戦略の構築、予約相対取引等の積極
的な導入により、生産者手取りの確保に努めてまいります。
③果樹部門
豪雪被害から 5 年目を迎えた平成 27 年産果実は、生産者の懸命な努力によって各品目とも生産量に回復が見ら
れ、果実全体の取扱数量は前年対比 125.3%の 5,695 トン、販売金額も同 121.3%、11 億 8 千 4 百万円の実績となり
ました。
りんごについては、開花期が早く結実も良好だったうえ、生育期間も比較的好天に恵まれたことから、肥大、着色と
も平年並み以上に推移。その結果、前年産を 2 割以上上回る集荷実績となりました。しかし、10 月の 2 度にわたる強
風によって、主力品種「ふじ」が大量に落果し、樹上に残った果実もキズ果の割合が高く、甚大な被害を受けました。
このためJAでは、行政等の支援を受けながら、落果品の受け入れと処分、キズ果の特別販売など、生産者への様々
な支援対策事業に取り組みました。
また販売面でも、被害果の値決め販売や計画出荷、宣伝販売等を積極的に進めた結果、比較的高単価だった前年
度並みの販売価格を維持することができ、販売金額は 7 億 8 千万円となりました。
西洋なしは、隔年結果の影響で当初から着果量が多く、集荷数量は前年実績を 5 割以上上回る豊作となりました。
生育自体はりんごと同様、概ね順調に経過し、品質的にも大きな問題はなく、販売価格も比較的安定したため、販売
金額は前年対比 146.2%の 1 億 3 千 2 百万円を記録しました。
ぶどうについても、豪雪被害からの復旧が進み、生育自体も順調に推移したことから、集荷量は前年対比 122.5%と
なりました。販売価格も終始安定し、主力品種で kg300 円以上を維持するなど、販売金額も前年産の 22.9%増となり
ました。また、有望品種「シャインマスカット」の取扱量が前年の 1.5 倍となり、今後も大幅な生産量アップが期待できる
状況です。
さくらんぼは、開花期の好天によって結実が良く、また前年産の不作の反動もあって、着果量は例年以上多くなり、
前年対比 181.8%の大豊作となりました。ただ販売面では市場出荷数量が増えた分、供給過多となり、販売単価は前
年対比 88%にとどまりました。
ももについても他品目と同様、雪害からの復旧に加えて、初成りした園地も増えてきていることから、集荷量は前年
産の 1.5 倍となりました。若木や新植園も多いことから、今後も大幅な伸びが期待されます。
果樹品目は永年作物という性格上、異常気象や自然災害等の影響を受けやすく、豪雪被害前の生産量の回復に
は一定の年数を要しますが、JAでは生産部会、関係機関と連携を図りながら、歴史ある銘柄産地の復活に向け、一
年でも早い復興に取り組んでまいります。
④畜産部門
平成 27 年度事業は、大きな飼養環境の変化による価格下落の要因がなく、ほぼ安定した相場で推移し販売総額
6 億 6 千 3 百万円(前年対比 95.6%)の実績となりました。
畜種別には、肉用牛では全国的な和牛子牛の生産頭数の減少による子牛相場の高騰、肥育牛の出荷頭数の減
少により枝肉相場が高値で推移し 2 億 9 千 8 百万円(前年対比 111.6%)、肉豚では豚流行性下痢(PED)等で出荷
頭数の減少により 1 億 9 千 1 百万円(前年対比 73.6%)、生乳では優良乳用牛の導入により 1 億 7 千 1 百万円(前
年対比 103.0%)の販売実績となりました。
依然続く近隣諸国での法定伝染病の発生、飼料価格の高止まり等の懸念材料を抱えておりますが、消毒の徹底
等疾病予防対策の強化と飼料自給率の向上に努めるとともに、各種支援対策事業を活用し、再生産可能な畜産経
営の維持拡大に努めてまいります。
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⑤JA直売所
JA直売の会「ふるさと安心畑」は、安全・安心で新鮮な地場農産物及び加工品を消費者にお届けして 13 年目を迎
えました。平成 27 年度の取扱実績はイオン店・平鹿総合病院店あわせて 1 億 4 千万円(前年対比約 101.8%)の販
売実績となりました。
年中無休で営業しておりますイオン店(イオンスーパーセンター横手南店のインショップ)では消費者のニーズに合
わせた、各種のイベントや即売会を開催するなど、お客様に喜ばれる企画を催し、「ふるさと安心畑」の販売向上を図
ってまいりました。また、JA南三陸への安心畑商品の提供、JA南三陸の特産であるいちご等の販売など交流事業も
おこなってまいりました。
毎週 2 回営業しております平鹿総合病院店も来院される皆様方に好評で、販売実績 1 千 2 万円の販売実績となり
ました。
今後も、品質管理を徹底し、地場産農産物・伝統の味にこだわった加工品の提供と豊富な品揃えと周年計画出荷
に向けた体制づくりに取り組んでまいりますので、皆様方のご協力をお願いいたします。
⑥安全・安心な農産物づくり
今年度で 13 年目を迎えた「JA秋田ふるさと安全・安心システム」を活用し、農産物の生産指導と販売を行ってまい
りました。このことにより、消費者にお届けする農産物の安全・安心を確保でき、消費地からの高い評価を得ることで、
販売戦略に活かすことができております。
また平成 23 年度から導入したJA秋田ふるさと版GAP(農業生産工程管理)については、平成 26 年度から秋田県
版GAPにバージョンアップし、より精度の高い管理ができるようになりました。農家が自分の営農を振り返り、反省点
を改善していくことで質の高い経営を続けていくために欠かせない事業として、取り組みを進めております。
この安全・安心な農産物づくりの信頼性をより高めるため、今年度も外部からの委員も含めた「内部検査委員会」
(年 3 回)で点検していただき、提示された改善事項等につきましては「安全・安心な農産物づくり推進協議会」(3 月
開催)に報告し、次年度に反映させております。
今後もこれまで同様に「安全・安心な農産物づくり」を目指すために、残留農薬分析や土壌分析、玄米の品質と食
味分析等を実施し、JA秋田ふるさと産農産物の有利販売に繋がるよう取り組みを継続して進めてまいります。
加工事業
加工事業のジュース加工については、販売高が 1 億 5 千 7 百万円(前年対比 94.9%)となり、前年度をやや下回る
結果となりました。平成 27 年度は夏季前半の猛暑によりジュース類の販売環境には恵まれ、「りんごジュース」は順調
に出荷されましたが、お盆過ぎからの不安定な天候により、「トマト」及び「シシリアンルージュ」の原料確保が計画を
下回り、出荷販売額の減少となりました。特に「シシリアンルージュ」については、栽培面積の激減によって製造数量
が前年の半数以下と大幅な落ち込みとなりました。
平成 27 年産りんごジュース用原料は、ふじを主体に良質な原料を確保できましたので、販路拡大と販売金額増に
努めてまいります。
また、缶詰加工や委託加工を中心に行っている味噌についても地域の人々にPRをして加工事業の利用拡大を図
ってまいります。組合員の皆様には、JA秋田ふるさとの加工品をご愛顧、ご利用下さるようお願いいたします。
利用事業
カントリーエレベーター事業は、利用面積で前年対比 105.6%、乾籾重量で前年対比 102.4%と前年を上回りまし
た。事業収支の前年対比は 101.6%となりました。
ライスセンター事業の利用面積は前年対比 104.9%、乾籾重量は前年対比 101.1%となりました。事業収支の前年
対比は 121.5%となりました。
大豆センター事業では、取扱い実績で前年対比 101.0%となりました。
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農用地利用調整事業(担い手支援・農地利用集積円滑化)
平成 27 年度も管内農業の中核を担う認定農家や集落営農組織、農業法人組織など担い手の効率的な農業経営
を目指し、出向く体制のもと農地の集積化や農業経営の組織化(集落営農組織、農業生産法人)推進と各経営体の
個別課題解決にむけて部門横断的に関連資金や施策を活用した各種支援にあたりました。
また、横手市農業再生協議会構成員として委託された農地中間管理機構事業においては行政や関係団体の協
力のもと一定の手続き業務の円滑化と効率化が図られ、受け手担い手農家の作業効率向上と経営基盤強化に繋げ
る農地集積事業に取り組みました。
引き続き管内担い手の農業所得確保と向上を図るため、部門横断的各種支援にあたり管内農業の振興に取り組
んでまいります。
①担い手の確保と育成支援
平成 27 年度は、集落営農組織等 4 経営体を法人化支援を行いました。また、平成 28 年度以降の法人設立計画
の 2 地区 2 集落での研修会や意見交換会へ出向き支援を継続し、新たな組織リーダー育成と組織後継リーダーの育
成支援にあたりました。そして、新規就農者・新規就農予定者 7 名には、新規就農認定制度や青年就農給付金制度
を活用するための支援を実施いたしました。
②担い手の経営支援
農業経営アドバイザー資格取得職員を中心に、随時経営体に出向き経営安定化に向けた経営データに基づく経
営分析、経営診断、経営コンサルティング等を実施するとともに支援強化の一端として会計処理支援、記帳代行サー
ビスを実施いたしました。
③担い手再生支援
経営が低迷している担い手経営体に対し、その原因究明と経営改善計画を策定し、債権の流動化や経営継続の
実現のため、各部門横断的に定期的支援を実施しております。
④その他の支援
地域園芸振興のモデル事業「横手市園芸メガ団地整備」は平成 29 年度までの 3 カ年整備計画でしたが、平成 27
年度で全て整備され、労働力確保と先輩栽培者作業場での労働者作業研修を実施。また、全国 JA グループによる
「農機具等リース応援事業(アグリシードリース)」など担い手への支援施策を迅速に伝達し、事業の導入に向け JA 関
係部署が連携して対応支援しました。
⑤担い手支援渉外(FAST)による訪問活動
担い手支援専任渉外担当者 4 名を配置し、管内担い手経営体を対象に「農機具等リース応援事業」などタイムリー
な情報提供やこまめな訪問活動を通じた意見要望等には信頼を頂けるよう常に迅速に出向く姿勢をもって累計
2,557 件の渉外活動にあたりました。
⑥地域営農ビジョンの策定・実践運動
前中期 3 カ年農業振興計画に掲げてありました各支店地域の将来像「地域営農ビジョン」を平成 27 年度に各支店
に検討委員会を立ち上げ作成し、配布報告させて頂きました。
⑦農地利用調整事業
農地利用集積円滑化事業の利用実績は、新規・継続契約として出し手農家 85 件より受け手農家 44 件に 57.5ha
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集積されました。しかし、平成 26 年度からの新たな農地中間管理機構への集積が主体となり、保有契約件数は出し
手農家 1,343 件、受け手農家 817 件と共に減少し、保有契約面積も昨年度末対比で 43ha 減少しております。
なお、農地中間管理事業受託業務においては、出し手 393 件から受け手 185 件に 397.6ha の農地集積に携わりまし
た。(横手市全体では 412.69ha)
購買事業
購買品供給高は、事業全体で 62 億 2 千 8 百万円となり事業計画対比で 8 百万円増の 100.1%、前年対比で 4 億
6 千 9 百万円増の 108.1%の結果となりました。
この主たる要因として、生産資材部門では 2 月、3 月の好天により雪解けが進み、平成 28 年度用資材予約購買品
の配送が順調に推移したこと、特に、農薬の伸長率が大きかったためです。また、農業機械部門では、6 月の全県統
一での農機大展示会や種苗交換会等での受注増によることが、供給高の増加に繋がりました。
購買事業計画達成にあたっては、肥料・農薬等 予約購買品の早期配送に関しまして、保管場所の確保等にご理
解とご協力をいただきました組合員皆様方のお力添えによるものと、深く感謝申し上げます。
平成 28 年度は、農産物の高品質安定生産と生産コストの低減をサポートできる購買事業を展開するとともに、JA
の基本である「指導購買」機能を今まで以上に充実させ、利用者の満足度の向上に努めてまいります。
①生産資材
平成 27 年度の生産資材については、農業生産コスト低減による農家所得確保に繋がるような取り組みを行ってま
いりました。
肥料については、基肥一発型省力化及び軽量化肥料を重点的に普及拡大に努めてまいりました。また、コスト削
減を目的とし、平成 28 年度用に向けた水稲肥料(基肥)の品目集約によるロットの拡大に取り組んでまいりました。
また、組合員皆様方からの要望でありました、当用供給時での肥料当用自己引取値引きを新設し、実施いたしまし
た。なお、ダンボール資材の当用自己引取値引きは従来通り継続いたしております。
農薬については、水稲育苗箱処理剤や水稲用除草剤の大型規格品(10kg 等)が着実な増加を示しており、さらな
る拡大普及に努めてまいります。
今後も、農家所得確保に向けた資材供給を念頭に、流通コストや仕入方法の改善、肥料の品目集約によるロットの
拡大等を実施し、安価供給体制構築の取り組みに傾注してまいります。
②農業機械
組合員への訪問活動の強化、アフターサービスの充実を図るとともに整備技術の向上、接客マナーの改善等を重
点目標に掲げ取り組んでまいりました。供給高については、当初事業計画7億円に対し、8 億 6 百万円(計画対比
115.2%)の実績となっております。
今後も農業機械の安全作業、事故防止の指導強化を図りながら整備技術の向上を目指すとともに、組合員の皆様
とのふれあいを大切になお一層サービスの充実に努めてまいります。
③生活資材
生活資材については、全体的な落ち込みに歯止めがかからず苦戦を強いられました。特に食材宅配事業・耐久消
費財・主食が伸び悩み、生活資材供給高で計画対比 95.6%の実績となっております。
生活資材の主力である食材宅配事業については、食材利用者新規獲得に向けた恒常普及推進を実施してまいり
ましたが、事業伸長に繋がる成果には至りませんでした
生活資材事業の今後の在り方を含めた事業方針等 再考する状況下にありますが、安全安心な生活購買品供給
を大きな柱として、女性部と連携した料理講習会又は品目研修会開催を通じてのエーコープマーク品の拡充に取り
組んでまいります。また、食材宅配事業のボリュームアップに繋がるようメニューの検討や恒常推進の強化に努めてま
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いります。
生活指導事業
生活指導事業では「食と農を基軸としたJAくらしの活動の実践」としてJAの特性を生かした、文化活動及び食農教
育活動の一環である学校農園・農業体験学習等を協力組織と一体となって活動してまいりました。
また、組織活動を通じたJA運営の参画を重点事項として、健康増進、助け合い活動、環境保全、文化活動など、
各事業を展開してまいりました。
健康増進活動では健康推進協議会が主体となり、「自らの健康は自らの手で」をモットーに、JA健康寿命 100 歳プ
ロジェクトに呼応し、自立して暮らせる健康管理の意識を高めるとともに助け合いのある住みよい地域社会づくりをめ
ざしてまいりました。毎日の健康づくりに役立てようと「歩こう会」の実施、健康推進大会では農作業事故を防ぐための
講演、レインボー体操、塩分と高血圧に関する講話などを実施いたしました。
助け合い活動では助け合い組織が主体となり、高齢社会が進む中で、高齢者や地域の人々が住み良い温もりの
ある地域づくりを目指して、「ミニデイサービス」や「高齢者ボランティア」活動等を実施してまいりました。
食農教育活動としては女性部等の協力を得て、りんごちゃんひろばでの収穫感謝祭など、次世代を担う子供たち
とふれあうことができました。青年部は、地元中学校の「横手清陵学院中学校」で 1、2 年生を対象にした食農教育交
流事業の実施や各地区小学校での学校農園、横手市の小中学校を対象に 1 日だけ横手産食材のみを使用した「横
手ごっつぉ給食」を実施し、横手産の食材と農業について知ってもらうために説明しながら生徒たちと一緒の給食の
時間を過ごし、農業に対する理解を深めてもらう活動を実施してまいりました。
教育文化活動では第 4 期「月イチ きらきら女性塾」(9 月~2 月)を開催し、受講生 19 名が「若手リーダーの育成」
「地域農業やJAファンづくり」等、充実した内容を受講するとともに交流を行い、仲間づくりをすることができました。
生活指導の各事業活動を実践するにあたり、女性部や青年部をはじめ、助け合い組織や健康推進協議会など協
力組織等の厚いご協力をいただき感謝申しあげます。
今後も、協力組織や生産部会等組織の協力を得ながら、生活文化活動や健康増進活動を通じてJAファンづくりに
努めることと、豊かな地域づくりを目指してまいりますので、皆様の積極的な参加をお願いいたします。
福祉事業
平成 12 年にスタートした介護保険制度は 3 年を 1 期として見直されており、第 6 期の初年度にあたる平成 27 年度
は、事業収入の要である介護報酬が 2.27%の減額改正となりました。
一方、現在の当JA管内は人口の 3 人に一人が 65 歳以上、要介護認定者は 5 千人を超えており、地域ぐるみの包
括ケアがますます求められる状況にあります。
厳しい環境の中、組合員をはじめとした地域の皆様の介護を支えるため、総合的な事業運営の利点を活かしなが
ら、スタッフ一体となってサービス提供に取り組んでまいりました。
ショートステイ「ほほえみ醍醐(定員 30 名)」は、一日平均 26.1 人、稼働率 87.1%(前年対比 105.2%)。デイサービ
ス「だいごの里(定員 30 名)」は、一日平均 23.9 人、稼働率 79.7%(前年対比 94.1%)の実績となりました。
訪問介護事業については、月平均 688.3 時間(前年対比 86.8%)。訪問看護事業は、月平均訪問回数 93 回(前
年対比 93.9%)。福祉用具貸与事業(福祉用具レンタル)は、利用件数月平均 224 人(前年対比 94.1%)の実績とな
りました。
居宅介護支援事業(ケアマネジャー)については、月平均 219 人、前年対比 104.3%の実績となりました。
平成 30 年の制度改正では、介護保険の対象がより重度者に絞られ、介護予防が重視される傾向にあります。また、
世代の移り変わりと共に求められる介護サービスもより多様化していくことが予想されます。
ショートステイ、デイサービスの施設利用をはじめ、各事業の満足度と利用率向上に向け、介護に関する悩み・不
安の軽減、利用者様それぞれの思いや人格を尊重したきめ細かな介護サービスの提供に努め、将来にわたって選
ばれる事業所づくりに邁進してまいりますので、今後ともご利用ご協力をお願いいたします。
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事業活動のトピックス①
業務用米 安定供給で販路拡大へ
産地指定需給米生産部会
を設立
当JAは実需者と栽培契約を結んだ特定品種などを生産
する「産地指定需給米生産部会」を設立しました。部会単
位で数量を確保して実需とつながりを強化し、販路拡大を
目指します。
平成27年度は大手卸の(株)ヤマタネ(東京都江東区)
と連携し、良食味多収品種「萌えみのり」を82ヘクター
ルに作付し、約525トンを出荷しました。
同部会では、平成30年産以降の米の生産数量目標の廃
止を見据えて、消費者ニーズに応じた生産を行い、契約栽
培の取り組み拡大を積極的に実践します。
現在、同品種の栽培農家58人が部会員として参加。今
後、省力・低コスト化や多収栽培技術の向上、情報の共有
などを重点的に進めてまいります。
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事業活動のトピックス②
稲作指導GOGO(55)運動
収量5%アップ・生産コスト5%ダウン
平成27年度、当JAでは米価下落対策として、指導機能強化と出向く営農指導を実践。目指せ!収量5%
アップ・生産コスト5%ダウンの「稲作指導GOGO(55)運動」を展開しました。収量の向上と生産コ
ストの削減で、農業者所得増大と農業生産拡大を図り、
「求められる米・産地づくり」を目指しています。
【収量5%アップ】
■目標
「あきたこまち」の反収
収量目標:540㌔/10㌃ → 570㌔/10㌃
■具体的な対応
①兼業農家を対象とした「稲作現地講習会」
②指導技術向上と「出向く稲作指導」
③「稲作指導講座」を開催
等
【生産コスト5%ダウン】
■目標
「低コスト省力型」の米生産
■具体的な対応
①農薬費の低減
「ふるさと eco らいす」の推進
「プール育苗」の導入の推進 等
②肥料費の低減
ふるさと専用肥料の見直し
肥料品目集約による安価な資材供給 等
園芸生産者大会
販売額69億6500万円。過去最高を記録
平成28年3月8日に「園芸生産者大会」を開き、全国
19の取引市場担当者や生産者など200人が参加しまし
た。平成27年度の園芸果樹の全般的な生産は、期間を通
じて好天に恵まれ、病害の発生も少なく長期高品質生産と
なりました。販売面でも安定した販売価格で推移し、全て
の主力品目の販売額が前年を上回りました。
その結果、平成27年度の園芸果樹の販売額は69億6
500万円となり、過去最高を記録することが出来ました。
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農業振興活動
横手市農業活性化支援に関する協定
横手市・JA・増田高が協定。(株)モ
スフードサービスも参画
地域の農業振興を相互の連携強化さらに進めよう
と、横手市とJA秋田ふるさと、増田高校は「横手
市農業活性化支援に関する協定」を結びました。
「モ
スバーガー」を展開する(株)モスフードサービスも
サポート企業として参画しました。
パルシステム秋田南部圏推進協
産地交流の意義再確認
設立10周年記念シンポ
首都圏を中心とする生協や、JA秋田ふるさと、
JAこまち、横手市や湯沢市など11団体で構成す
る「パルシステム・秋田南部圏食と農協推進協議会」
は設立10周年の記念シンポジウムを湯沢市にて開
催しました。
地場産農産物のおいしさPR
青年部「YOKOTE I believe」で農産市
J A 青 年 部 は 市 民 参 加 型 イ ベ ン ト 「 YOKOTE I
believe(横手アイビリーブ)
」において、農産物の
販売を行いました。
部員らが元気よく声をかけると、子供からお年寄
りまで多くの来場者が訪れ、地場産野菜の美味しさ
を楽しくPRしていました。
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地域貢献に関する取り組み①
JA秋田ふるさとの地域活性化への取り組み
当JAは、横手市・美郷町の一部を事業区域として、農業者を中心とした地域住民の方々が組合員となっ
て、相互扶助(お互いに助け合い、お互いに発展していくこと)を共通の理念として運営されている協同組
織であり、地域農業の活性化に資する地域金融機関です。
当JAの資金は、その大半が組合員の方々からお預かりした、大切な財産である「貯金」を財源としてお
ります。当JAは地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業活動を展開
しています。また、JAの総合事業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけでなく、地域の協同
組合として、農業や助け合いを通じた社会貢献に努めます。
貯金積金・出資金・賦課金等
(組合員数 17,555 人、出資金残高 7,037,320 千円)
組合員
・
利用者
ご融資・各種サービス
地域からの資金調達の状況
当JAでは、組合員の皆様、地域の皆様の着実な資産づくりのお手伝いをさせていただくため、サービス
の一層の充実に向け努力してまいります。
貯金・積金残高の内訳 組合員の皆様からの資金調達
組合員以外の地域の皆様からの資金調達
71,125 百万円
16,374 百万円
地域への資金供給の状況
皆様からお預け入れいただいた貯金積金につきましては、組合員・利用者の方々の様々な資金ニ―ズに応
え、地域経済の活性化に資するために、円滑な資金供給を行う形で組合員・利用者の方々や地域社会に還元
しております。
貸付金残高の内訳
組合員の皆様への資金供給
22,880 百万円
組合員以外の地域の皆様への資金供給
4,290 百万円
地方公共団体
3,931 百万円
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地域貢献に関する取り組み②
文化的・社会的貢献に関する事項(地域とのつながり)
JAバンク食農教育応援事業
管内の小学校19校に、食農教育補助教材を提供
学校教育における児童たちへの食農教育に役立ててもらおうと、
管内の小学校計19校を対象に食農補助教材を提供しました。
農産物ができるまでの様子などを記した補助教材本とDVDを計
969部贈呈し、各学校で社会科や総合学習の授業などで活用され
ました。
JA共済交通安全教室
ご当地ヒーローと楽しく交通安全を学ぶ
地元の幼児たちに交通安全の大切さを学んでもらおうと、JA共
済連秋田と共催で「JA共済交通安全教室」を土屋幼稚園で開きま
した。
秋田県のご当地ヒーロー「超神ネイガー」とともに、正しい横断
歩道の渡り方や信号機の見方などを学びました。
2015全日本バレーボール
産品贈呈で激励。チームに米とりんごジュース
バレーボール全日本男子代表チーム「龍神 NIPPON」へ横手市と合
同で、当JA産の米600キロとりんごジュース200パックを贈
呈しました。
残念ながらリオデジャネイロ五輪の出場は逃してしまいましたが、
次の目標に向けて代表チームが大いに活躍されることを期待してい
ます。
自まんこコンクール
良品、大物、珍品。農産物の出来映え競う
JA女性部金沢支部は大物野菜や珍品野菜などの出来映えを競う
「自まんこコンクール」を開きました。
名物の珍品部門には手のひらのように見える長いもなど、不思議
な形の農産物が集結し、見学に訪れた地域住民などは笑顔で見入っ
ていました。
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地域密着型金融への取り組み
農業者等への経営支援に関する取り組み
認定農業者や集落営農組織、農業法人など、管内農業の中核を担う「担い手」の支援強化をすべく、「担い手
支援室」を中心に、担い手の確保とその育成・担い手経営支援・担い手再生支援を基本に、管内農業の振興に
取り組んでおります。
また、当部署ではJAの総合機能を発揮すべく、農業経営アドバイザー資格取得職員や各部門職員との連
携による経営安定化支援や、経営改善計画策定による債権の流動化、経営継続に向けたチーム編成による部
門横断的な支援を実施しております。
JA地域営農ビジョンづくりと農業経営支援の強化
【取組方針】
① JA地域営農ビジョン策定・実践に向けた支援体制の整備
担い手支援室・営農経済部が連携し、地域の取組状況および全体の進捗管理を行います。また、地区毎に担当役
職員を配置し、部門横断的な「ビジョン策定・実践支援班」を設置のもと、本支店・部門間連携による支援体制を整
備します。支援班は担当地域において事務局機能を担い、地域のリーダーを支援しながら「人・農地プラン」との関
連整理、情報提供、取りまとめ等を通じてビジョンの策定実践を支援します。
② 担い手経営体への農地集積、組織化・法人化支援
ビジョンで明確化された担い手経営体に対して、これまでの農地利用集積円滑化事業での農地集積や、農地中間
管理機構事業による経営基盤の拡大・強化を支援します。さらに高齢化により担い手・労働力不足が懸念される中
で、諸政策を活用した新規就農者育成支援、JA 出資型農業法人等による担い手支援、地域住民を組織化した労働力
支援に取り組みます。
③ 担い手経営体の農業経営支援の強化およびJA総合事業対応の強化
担い手経営体の経営発展のため、経営分析・診断、経営改善コンサルタント、記帳代行サービスの実施など農業
経営支援を強化します。また、JA農業経営アドバイザー、担い手支援渉外担当者(FAST)、担い手金融リー
ダー、LA、営農指導担当者が連携し、担い手経営体への支援体制の構築と出向く体制のもと、ニーズの掘り起こ
しや、生きた情報提供とJA総合事業の機能を発揮して対応します。
④ 地域の特色ある産地づくりに向けたJA生産・販売提案
担い手経営体を核とした地域の特色ある産地づくりに向けて、連合会と連携を図り、直売所拠点の地産地消、産
直、新規作物の導入、実需者向けの契約栽培など、JA生産・販売戦略に基づく生産・販売提案を行います。また、
技術指導を強化し、品質向上・収量拡大による所得向上を図ります。
- 17 -
リスク管理の状況
リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保し、
信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「リスク管理基本
方針」を策定し、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備し
ています。
また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリ
スク管理体制の充実・強化に努めています。
①
信用リスク管理
信用リスクとは、貸出金等の与信先の財務状況の悪化等により、与信した資金の回収が困難となり、金融
機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、貸出金等の信用供与の額等に応じて支店で 1 次審査、本
店金融共済部で 2 次審査を行うとともに、融資部門に融資管理課と融資推進課を設置しそれぞれの課におい
て機能分担を図り、貸出先の財務内容、返済能力等を各支店と連携をしながら専門的かつ厳正に審査のうえ
貸出を行うとともに、並行して不良債権等の管理を専門的に行い、貸出債権の健全化に努めています。なお、
個別の重要案件又は大口案件については理事会においてその対応方針を決定しています。
また、貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産自己査定要領に基づき、資産自己査
定を厳正に実施しています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に努めてい
ます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当要領」に基づき必要額を計上
し、資産及び財務の健全化に努めています。
②
市場リスク管理
市場リスク管理とは、金利、株価、債権・為替相場等の様々な金融市場のリスク・ファクターの変動により、
資産・負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収
益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リスクと
は、金利変動に伴い損失を被るリスクであり、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産
価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、こうした金融リスクに対応するためALM委員会を定期的に開催し、資金運用全般について
検討しております。
③
流動性リスク管理
流動性リスクとは、予期せぬ資金の流出等により必要な資金が不足し、資金繰りに支障をきたすリスクで
す。当JAでは毎年度理事会において余裕金運用方針を決定するとともに当該方針に基づき月次の資金計画
を作成し、農林中央金庫への預け金を基本とした余裕金運用を行い、安定的な流動性確保に努めています。
④
オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切であること又は
外生的な要因により損失を被るリスクのことです。
当JAでは、事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続きを整備し、定期的に監査を実施する
とともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握できる体制を整備して、リスク発生後の対
応及び改善が迅速・正確に反映できるよう努めています。
- 18 -
⑤
事務リスク管理
事務リスクとは、金融機関の事務の多様化、高度化に伴い、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・
不正等を起こすことにより、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、こうした環境認識を踏
まえて、正確な事務処理を行うため各種事務手続きを整備し、事務水準の向上や事務リスクの軽減を図り、
不祥事件の防止策を講じてまいります。
また、日常の事務リスクに対応するため監査室を設置し、内部監査体制の充実・強化により、事務処理ミ
スの早期発見及び未然防止に努めています。
⑥
システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴い金融機関が損
失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被るリスクのことで
す。当JAでは、コンピュータシステムの安定稼動のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、システ
ムの万一の災害・障害に備え、
「電算設備保守防災要領」を策定しています。
法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判を鑑みれば、
組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますます重要
になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この徹底こそが
不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点に立ち、コンプライアンスを重視した
経営に取り組みます。
〔コンプライアンス運営態勢〕
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を
行うため、代表理事組合長を委員長とするコンプラ
イアンス委員会を設置するとともに、コンプライア
ンスの推進を行うため、本店各部門・各支店にコン
プライアンス担当者を設置しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書
「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研修
会を行い全役職員に徹底しています。
毎年度、
コンプライアンス・プログラムを策定し、
実効ある推進に努めるとともに、経営管理室を統括
部署として、その進捗管理を行っています。
また、組合員・利用者の皆様の声を真摯に捉え、
前向きに事業に反映するため、苦情・相談等の専門
窓口を設置しています。
- 19 -
◇金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホームページ・チラシ等で公
表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等解決を図
ります。
② 紛争解決措置の内容
紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
・ 信用事業
仙台弁護士会
右記の信用事業にかかる苦情等受付窓口または秋田県JAバン
ク相談所(電話:018-864-2030)にお申し出ください。
信用事業にかかる苦情等受付窓口
電
話:0182-35-2653
電 子 メ ー ル:[email protected]
受 付 時 間:午前9時~午後5時
(金融機関の休業日を除く)
・ 共済事業
㈳日本共済協会 共済相談所(電話:03-5368-5757)
㈶自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5031)
㈶日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724)
㈶交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756)
共済事業にかかる苦情等受付窓口
電
話:0182-35-2661
電 子 メ ー ル:[email protected]
受 付 時 間:午前8時半~午後5時
(土日・祝祭日及び 12 月 31 日~1 月 3 日を除く)
上記以外の連絡先については、右記にお問合せください。
内部監査体制
内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業務の遂行状況を、
内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の
維持・改善に努めています。
また、内部監査は、JAの本店、各支店・営農センターの全てを対象とし、各年度の内部監査計画に基づ
き実施しています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち、被監査部門に通知され、定期的に
被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報
告することとしていますが、特に重要な事項については、直ちに代表理事組合長、監事に報告し、速やかに
適切な措置を講じています。
- 20 -
自己資本の状況
自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、より多くの
資本と安定した財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでおります。内部留保に努めるとともに、
不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成 28 年 3 月末における自己資本比率は、15.24%とな
りました。
経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額
項
内
目
発行主体
秋田ふるさと農業協同組合
普通出資
資本調達の手段
コア資本に係る基礎項目に算入した額
容
7,085 百万円(前年度 7,129 百万円)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、
当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己
資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
また、平成 19 年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別
の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を
評価することにより、経営の健全性維持・強化を図っております。
- 21 -
事業のご案内
信 用 事 業
信用事業は、貯金・融資・為替など、いわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。
この信用事業は、全国のJAグループ(JA、信連、農林中金)で構成する「JAバンク」として地域の皆
さまに、より身近で便利、そして安心なメインバンクとなることを目指しています。
貯
金
業
務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。普通貯
金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額にあわせてご利用いた
だいています。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振込等もご利用
いただけます。
【
主な貯金商品一覧
貯 金 の 種 類
】
仕 組 み と 特 色
総
合
口
座
1冊の通帳に「貯める」
「受取る」
「支払う」
「借りる」という 4 つの機能をパック。いざという時に
は、定期貯金のお預入れ金額の 90%以内で最高 300 万円まで自動融資がご利用いただけます。
普
通
貯
金
いつでも出し入れ自由。おサイフがわりにご利用いただけます。
当
座
貯
金
手形・小切手の決済口座としてご利用いただけます。
財
形
貯
金
お勤め先の財形制度を通じて有利な条件で貯蓄ができます。給料から天引きされますので、知らず知
らずのうちに確実に財産づくりができます。
定
期
積
金
ライフサイクルに合わせ、コツコツ積立てていくのに最適です。
目的に合わせて掛金・期間が選べます。
貯
蓄
貯
金
有利な金利で増やしながら、普通貯金と同様自由にお引き出しができる貯金です。
期日指定定期貯金
有利な 1 年ごとの複利計算。お預け入れから 1 年たてば、いつでも必要な時にお引き出しになれます。
スーパー定期貯金
お預け入れは 1 円からという手軽さ。300 万円以上ならいっそう有利な利率となります。個人のお客
様は、半年複利でさらに有利に運用いただけます。
大 口定期貯 金
土地の売却代金、退職金など、まとまった余裕金の運用に最適な大型定期貯金です。
変動金利定期貯金
金利情勢に応じて途中で金利が変動します。マネープランの幅が広がります。
積立式定期貯金
月々の積立金を 1 本 1 本の期日指定式定期(1 年未満の場合はスーパー定期)でお預かりする有利な
貯金です。しかも、1 年間の据置期間後は積立金の一部をお引き出しになれますので有利です。
※ご利用にあたっては、次の点にご留意ください。
① 金利は店頭に表示しております。
② 預入期間、預入額などの詳しい内容については、窓口にお尋ねください。
- 22 -
貸
出
業
務
組合員・農業者の皆さまの農業の振興を図るための農業関連資金をはじめ、地域住民の皆さまの暮らし
に必要な資金の融資を行い、農業振興はもとより地域経済の質的向上・発展に努めてまいります。さらに、
株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関の代理貸付、個人向けローンも取り扱っていま
す。
【
種
類
主な貸出商品一覧
】
仕 組 み と 特 色
J A 農 機
ハ ウスロー ン
農業機械等の取得資金およびパイプハウス資材・建設費用にご利用いただけます。
アグリマイティー資金
農業生産に直結する設備資金・運転資金、農産物の加工・流通・販売または、地域の活性化・振興を
支援するための設備資金・運転資金としてご利用いただけます。
農業近代化資金
認定農業者・農業法人・集落営農組織が必要とする設備資金・長期運転資金としてご利用いただけま
す。
農用地等取得資金
農用地等の取得に必要な資金としてご利用いただけます。
横 手 市 農 業
経営安定化資金
横手市の農業者に対し、農業経営に関わる設備資金および運転資金としてご利用いただけます。
営 農 ロ ー ン
農業および生活に必要な資金としてご利用いただけます。
JA住宅ローン
住宅の購入・新築・増改築及び宅地の購入資金、および他の金融機関からの住宅ローンの借換にご利
用いただけます。
JAリフォームローン
住宅の増改築・改装・補修およびその他住宅に付帯する施設等の住宅関連設備資金としてご利用いた
だけます。
JAオートローン
自動車・バイクの購入、自動車の点検・修理・車検費用や車庫建設のための資金としてご利用いただ
けます。
JA教育ローン
就学されるご子弟の教育に関する資金(入学金・授業料・学費等)にご利用いただけます。
JAカードローン
組合員が必要とする一切の資金(ただし事業性資金を除く)としてご利用いただけます。
JAフリーローン
組合員が必要とする一切の資金(ただし事業性資金を除く)としてご利用いただけます。
※ ご利用にあたりましては、本店ローンセンターまたは各支店にご相談ください。
※ ホームページ上でも各種融資商品を紹介しております。
- 23 -
為
替
業
務
全国のJA・信連・農林中金の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、当JA
の窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実・迅速にでき
ます。
その他の業務及びサービス
コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や事業主のみなさまのた
めの給与振込サービス、自動集金サービスなど取り扱っています。
また、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金庫、コンビニエンス・ストアーなどでも現金引き
出しのできるキャッシュサービスなど、いろいろなサービスに努めています。
サービス
内
容
JAキャッシュサービス
キャッシュカードで、全国のJA、信連、農林中金をはじめ、銀行、信金、信組、労金等のCD(現
金自動支払機)
、ATM(現金自動預入・支払機)で、現金のお引き出し、残高照会等ができます。
給与振込サービス
給与・ボーナスがご指定口座に自動的に振り込まれます。振り込まれた資金はキャッシュカード等に
より必要な時にお引き出しができます。
自動受取・支払サービス
各種年金・配当金などがご指定の口座に自動的に振り込まれます。公共料金やクレジットの利用代金、
ローンの返済などをご指定の口座から自動的にお支払いたします。
J A カ ー ド
VISAと提携し、国内・国外を問わずショッピング、旅行、レジャーなどに幅広くご利用いただけ
るとともに、全国のJAや提携カード会社のCD・ATMで「キャッシングサービス」をご利用いた
だけます。
自動集金サービス
学費、駐車料、新聞代などご指定の口座から引き落としを行うとともに、お客様の取引先の指定口座
に自動的にお振込みいたします。
定額自動送金サービス
授業料、家賃、仕送りなど一定金額を毎月一定日にご指定の口座から引き落とし、ご指定の受取先に
自動的にお振込みいたします。
JAネットバンクシステム
インターネットに接続可能なパソコン・携帯電話でお取引口座の残高や取引明細のご確認はもちろ
ん、振込や振替などの各種のサービスが「24 時間いつでも、どこでも、簡単に」ご利用いただけるサ
ービスです。
※ ご利用にあたりましては、各支店にご相談ください。
- 24 -
【キャッシュカードによる入出金】
JAバンクのキャッシュカードは、全国のJAバンクのATMのほか、イーネットATMやローソンAT
M、セブン銀行、ゆうちょ銀行、
「秋田あったかネット」加盟金融機関などの他金融機関のATMでもご利用
いただけます。
ご利用いただけるサービス
お預入れ
お引出し
残高照会
ご利用可能時間
(JA秋田ふるさと)
平日 8:45~21:00
注)一部ATMを除く
土・日・祝 9:00~17:00
注)一部ATMを除く
※事情により、ゴールデンウィーク・年末年始は、営
業時間が変更となる場合がございます。
平日 8:00~21:00
セブン銀行
ローソンATM ※1※2
イーネットATM ※1※2
お預入れ
お引出し
残高照会(無料)
ゆうちょ銀行
お預入れ
お引出し
残高照会(無料)
ご利用手数料(消費税込み)
平 日 8:45~21:00
土日祝 9:00~17:00
・・・無料
平 日 8:45~18:00
土曜日 9:00~14:00
・・・無料
土・日・祝 9:00~17:00
※事情により、ゴールデンウィーク・年末年始は、営
上記以外
業時間が変更となる場合がございます。
・・・108円
平日 8:00~21:00
平 日 8:45~18:00
・・・無料
土・日・祝 9:00~17:00
※事情により、ゴールデンウィーク・年末年始は、営 上記以外
業時間が変更となる場合がございます。
・・・108円
平日 8:00~21:00
「秋田あったかネット」加盟
金融機関
※3
お引出し
残高照会(無料)
平 日 8:45~18:00
土・日・祝 9:00~17:00
・・・無料
※ATMコーナーによって営業時間が異なりますのでご
注意ください。
上記以外
※事情により、ゴールデンウィーク・年末年始は、営 ・・・108円
業時間が変更となる場合がございます。
※1:ローソンATMはローソン、イーネットATMはファミリーマート等のコンビニエンスストアに設置されています。
※2:コンビニエンスストア(ローソン、ファミリーマート等)の一部店舗では、対象外のATMが設置されている場合があります。
※3:秋田あったかネットは、秋田銀行、羽後信用金庫、秋田県信用組合、秋田信用金庫およびJAバンクあきた(県内15JA)による
ATM利用手数料無料化提携です。
- 25 -
【貯金関連手数料】※表示手数料は、税込み(税額8%)の金額です。
■振込手数料(1件につき)
扱い別
お振込み金額
当JA同一店内
あて
当JA本・支店
JA系統
金融機関
他金融機関
108円
216円
432円
108円
216円
432円
540円
540円
756円
1万円未満
窓口扱い
電信
1万円以上3万円未満
3万円以上
視覚障がい
者における窓
口扱い
ATM振込と同額
電信
1万円未満
ATM振込
(注1)(注2)
電信
無料
1万円以上3万円未満
無料
3万円以上
432円
432円
648円
108円
216円
(注1) ATMでのお振込みは、『県内JAキャッシュカードだけ』のご利用となります。
(注2) ATMでのお振込みにつきましては、平日15:00以降及び土曜・日曜・祝日は、
『翌営業日のお振込み』になります。
(注3) 当JA本・支店あての「店内振込依頼書」での振込は金額に関わらず『無料』となります。
■定時自動送金サービス手数料(1回の取引につき)
○表示手数料は振込手数料と取扱手数料を合計した金額です。
お振込み先
当JA同一店内あて
当JA本・支店
JA系統金融機関
他金融機関
お振込み金額
手数料
金額に関わらず
無料
1万円未満
108円
1万円以上3万円未満
216円
3万円以上
432円
540円
756円
3万円未満
3万円以上
■窓口両替手数料
両替枚数
金額
両替枚数
1~ 300枚
無料
1,001~ 3,000枚
301~ 500枚
216円
432円
864円
3,001~ 5,000枚
501~ 800枚
801~1,000枚
5,001~10,000枚
10,001~
金額
1,080円
2,160円
4,320円
8,640円
※窓口において、1回に両替する枚数とは、『お客様のご持参枚数』または『お客様への交付枚数』
のいずれか多い方の枚数を適用致します。また、この手数料には硬貨及び紙幣の包装依頼も含
めます。
- 26 -
■窓口硬貨入金手数料
入金枚数
金額
入金枚数
金額
1~ 300枚
無料
501~ 1,000枚
324円
301~ 500枚
216円
1,001~ 2,000枚
648円
※2,000枚を超える場合は、1,000枚毎に216円を加算させていただきます。
■代金取立・送金手数料(1通・1件につき)
手 数 料
代金取立・送金小切手による送金
普通扱い
JA系統金融機関あて
至急扱い
432円
他金融機関あて
648円
864円
新規発行
再発行(紛失・破損・盗難等)(注1)
更新時(注2)
無料
972円
586円
無料
■各種発行手数料
○キャッシュカード発行手数料
カード種類
内 容
ICキャッシュカード
1枚につき
JAカード(一体型)
1枚につき
無料
無料
(注1) お客様の過失による場合、再発行手数料をいただきます。婚姻等による氏名変更、キャッシュ
カードから一体型カードへの切替、JAの過失又は不具合に伴う再発行手数料は無料となります。
(注2) 『ICキャッシュカード』 、 『JAカード(一体型)』 は5年毎に更新になります。
○その他発行手数料
種 類
内 容
通帳・証書再発行(注1)
1冊・1通につき
残高証明書
1通につき
暗証番号照会(キャッシュカード)
1件につき
取引履歴照合表(注2)
1枚につき
手数料
540円
216円
540円
43.2円(税別)
(注1)「少額口座の通帳および証書再発行に関わる事務取扱要領」により残高千円未満は無料。
(注2) 枚数 × 43.2円 (税別) (1円未満は切り捨てとなります。)
■その他諸手数料
種 類
送金・振込組戻料
内 容
1件につき
取立手形組戻料
1通につき
不渡手形返却料(注1)
1通につき
(注1)但し、648円を超える取立経費を要する場合は、その実費がかかります。
- 27 -
手数料
648円
648円
648円
【融資関連手数料】※表示手数料は、税込み(税額8%)の金額です。
種 類
内 容
貸付実行の一取引について
不動産担保を設定する貸付金
(担保設定額1千万円未満)
金 額
216円
10,800円
融資事務手数料
(担保設定額1千万円以上1億円未満)
(担保設定額1億円以上)
返済期間・返済額の変更を伴う条件変更
条件変更手数料 (当JA都合による場合、地方公共団体等との取引は除く)
(期日前返済、当JA都合による場合、地方公共団体等との取引は除
繰上返済手数料 く。詳しくは支店までお問い合わせ下さい。)
JA住宅ローン繰上手数料
(金利選択型)
※ただし、当初約定返済期間80%経過後の繰
上償還については、手数料不要となります。
3,240円
3,240円
無料
一部繰上償還(固定金利特約期間中)
無料
全額繰上償還(変動金利期間中)
10,800円
全額繰上償還(固定金利特約期間中)
32,400円
一部繰上償還(繰上の都度)
※住宅ローンについては、すべての貸付が対
象となります。
32,400円
一部繰上償還(変動金利期間中)
次回以降の固定金利選択(3年・5年・10年)
住宅ローン繰上手数料
21,600円
5,400円
無料
全額繰上償還(お借入後3年以内)
32,400円
全額繰上償還(お借入後3年超5年以内)
21,600円
全額繰上償還(お借入後5年超7年以内)
10,800円
全額繰上償還(お借入後7年超)
- 28 -
5,400円
共 済 事 業
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆さまの生命・傷害・
家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を
実施しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。
【
主な共済商品一覧
共済の種類と商品
終
身
共
済
内
】
容
ご家族のためにしっかりとした「一生涯の万一保障がほしい」という方におすすめいたします。
養 老生命共 済
貯蓄しながら万一のときにも備えたいという方におすすめいたします。
こ ど も 共 済
お子さまの保障と、将来の教育資金を準備したいという方におすすめいたします。
が
ん
共
済
一生涯を通じて、あらゆる「がん」を手厚く保障いたします。
医
療
共
済
先進医療に備えて保障の期間も選べ、入院と手術の際に保障いたします。
引 受 緩 和 型
医 療 共 済
健康状態にかかわらず加入できる医療保障がほしい方におすすめいたします。
介
一生涯の保障ですので、高齢期に高まる介護の不安にもしっかり対応します。
護
共
済
予定利率変動型
年 金 共 済
老後の生活資金の準備を始めたい方に、確実に受け取れる安心と増える楽しみ、セカンドライフを支
えます。
建 物更生共 済
建物や家財を保障いたします。火災はもちろん自然災害にも備えられ、大きな保障で財産を守ります。
自 動 車 共 済
お車の事故によるケガや賠償、修理に備え幅広く保障いたします。
火災・傷害共済
手ごろな掛金で幅広い保障を提供いたします。
販 売 事 業
販売事業は、組合員が生産した農畜産物などを共同で販売することで、より高い収入を得られるようにし
ていこうというものです。消費者のみなさまへ「安全・安心な農産物」を安定的に提供できるよう生産・販
売体制の強化に取り組んでいます。組合員が生産した農畜産物を市場に出荷するほか、地産地消運動を推進
し、地元で生産された農産物を地域のみなさまに提供するため、インショップなどの直売事業についても積
極的に取り組んでいます。
農産物の供給を通じて消費者との連携をすすめ、農業の持続的発展を目指しています。
- 29 -
購 買 事 業
購買事業は、肥料や農薬など農業生産に必要な資材と生活に必要な物資を共同購入し、それを組合員や地
域のみなさまに供給する事業です。この事業は、計画的に大量購入することによって、できるだけ安い価格
で仕入れ、流通経費を節約して、組合員や地域のみなさまに安全・安心・良質な品物を供給するものです。
営 農 ・ 生 活 指 導 事 業
営農指導は、組合員の生産活動を指導・支援し、その改善を図っていくという根幹を成す事業です。単に
栽培技術指導を行うだけでなく、農産物を安定的に供給していくためのマーケティング対策や組合員の農業
経営全般について指導し、認定農業者や集落営農組織などの担い手育成確保を通じ、共同して合理的な農業
経営を確立するよう働きかけていくものです。生産から流通までの仕組みをJAの総合的な力で援助するこ
とによって、個々の農家では難しい所得の増大を集団の力で実現してまいります。
生活指導は、地域社会との共生や高齢化社会への対応等のため、
「生活指導を通じた安心で豊かな暮らしづ
くり」を目的としています。組合員および広く地域住民を対象に次の事業を展開し、地域社会の活性化に貢
献しています。
地域食文化活動
食農教育と地産地消活動を通じて「食」と「農」の大切さを伝える活動を行っています。活動としては、
親子での収穫体験(ふるさと農業体験)や食の集い、料理講習、直売活動、地域食文化継承活動等を行って
います。
健康増進活動
組合員とその家族が健康で生き生きと暮らし、さらに地域住民の健康志向に応えるため、厚生連病院と
の連携を図った健康診断や健康教室を行っています。
組織活動の支援
JAは、暮らしの活性化を目指して、世代別・目的別の活動を展開しており、JAはその自主的活動を
支援しています
- 30 -
福 祉 ・ 介 護 事 業
介護を必要とする組合員や地域の高齢者が、住み慣れた地域で安心して暮らすことが出来るよう、居宅介
護支援や短期入所施設など包括的な介護保険事業を展開し、利用者個々のニーズにあったサービスを提供し
ながら、自立した日常生活を営むための支援を行っています。
また、子育て支援事業「りんごちゃん広場」と併せて、地域に密着したJAの福祉事業として社会福祉の向
上に貢献できるよう努めています。
そ の 他 事 業
利
用
事
業
JAでは、カントリーエレベーター、ライスセンター、育苗センター等の共同利用施設を設置して、生産
振興の一助としてご利用いただいております。
加
工
事
業
地場産の原料で作った果汁 100%無添加りんごジュース等加工製品を製造、販売しております。
旅
行
事
業
組合員はもちろん地域住民のみなさまに、JR券、航空券、旅館・ホテルのご手配や㈱農協観光の企画旅
行のお取次ぎを行っています。
会
館
事
業
リーズナブルなご予算でご満足のいくお料理を提供する各種ご宴会・会合を取り扱っております。また、
ご法事、ご法要も取り扱っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
- 31 -
貯金者保護の取り組み
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険
制度(農水産業協同組合貯金保険制度)
」との 2 重のセーフティネットで守られています。
「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称です。
組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバンク会員の総力
を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業運営」を 2 つの柱としています。
「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再編強化
法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、
「JA
バンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳
しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定していま
す。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導を行いま
す。
「一体的な事業運営」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営シ
ステムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業運営の取り組みをしています。
貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護
し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信
金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。
- 32 -
経営資料Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表
(単位:千円)
科 目
平成 27 年度
平成 26 年度
平成 28 年 3 月 31 日
平成 27 年 3 月 31 日
科
目
(資産の部)
1
信用事業資産
76,064,754
(1)現金
968,855
791,608
(2)預金
43,968,900
41,700,029
43,900,905
41,657,217
67,995
42,811
2,598,796
2,608,107
系統外預金
(3)有価証券
国債
88,428,763
86,754,413
87,499,123
85,584,912
(2)借入金
282,676
376,211
(3)その他の信用事業負債
116,117
232,136
未払費用
34,695
31,329
その他の負債
81,422
200,807
2,608,107
30,711,654
93,668
110,628
未収収益
82,129
99,368
(2)共済資金
その他の資産
11,538
11,259
(3)共済未払利息
530,846
561,153
△552,105
△418,426
40,563
42,300
38,504
40,477
(6)債務保証見返
(7)貸倒引当金
2共済事業資産
(1)共済貸付金
(2)共済未収利息
(3)その他の共済事業資産
3経済事業資産
(1)経済事業未収金
(2)経済受託債権
(3)棚卸資産
購買品
409
472
1,649
1,349
5,592,431
5,479,040
2,505,332
2,423,404
862,729
908,437
1,798,388
2,077,677
1,712,750
1,994,509
その他の棚卸資産
85,638
83,167
(4)その他の経済事業資産
513,870
113,245
△87,890
△43,724
(5)貸倒引当金
4雑資産
5固定資産
(1)有形固定資産
建物
(4)債務保証
2共済事業負債
(1)共済借入金
(4)未経過共済付加収入
(5)その他の共済事業負債
3経済事業負債
(1)経済事業未払金
(2)経済受託債務
(3)その他の経済事業負債
361,404
6,313
5,981
1,650,866
773,993
381,402
282,061
1,214,133
485,533
383,401
(1)未払法人税等
112,702
29,638
(2)その他の雑負債
327,904
353,763
698,980
649,600
6諸引当金
(1)賞与引当金
123,862
65,379
(2)退職給付引当金
529,308
543,087
43,629
37,026
(3)役員退職慰労引当金
負債の部合計
2,677,652
472
353,506
440,606
8,319,979
2,606,570
316,211
409
5雑負債
8,147,889
機械装置
412,553
6,397
7再評価に係る繰延税金負債
1,543,663
40,379
320,000
803,322
11,960,809
38,504
280,000
8,383,070
1,551,054
561,153
724,450
4設備借入金
903,206
12,003,030
530,846
811,287
55,330
8,214,221
構築物
車輌運搬具
平成 27 年 3 月 31 日
(1)貯金
2,598,796
(5)その他の信用事業資産
平成 28 年 3 月 31 日
1信用事業負債
31,102,403
(4)貸出金
平成 26 年度
(負債の部)
78,711,365
系統預金
平成 27 年度
(4)睡眠貯金払戻損失引当金
2,179
4,106
443,753
443,770
92,754,258
90,049,629
8,439,999
8,458,642
7,037,320
7,080,810
(純資産の部)
1組合員資本
(1)出資金
449,839
419,663
(2)資本準備金
48,405
48,405
工具器具備品
1,176,130
1,169,523
(3)利益剰余金
1,410,783
1,365,796
土地
3,515,232
3,515,332
利益準備金
984,416
884,416
△13,153,967
△12,966,665
その他利益剰余金
426,366
481,379
66,331
63,091
施設更改積立金
300,000
200,000
8,698,781
8,698,756
特別積立金
8,698,781
8,699,756
当期未処分剰余金
減価償却累計額
(2)無形固定資産
6外部出資
(1)外部出資
系統出資
8,172,391
8,172,391
系統外出資
366,390
367,365
子会社等出資
160,000
160,000
(2)外部出資等損失引当金
7繰延税金資産
資産の部合計
-
△1,000
197,735
201,119
102,358,305
99,672,364
うち当期剰余金
(4)処分未済持分
2評価・換算差額等
(1)土地再評価差額金
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
- 33 -
1,487
1,487
124,878
279,891
44,942
188,825
△56,510
△36,370
1,164,048
1,164,092
1,164,048
1,164,092
9,604,047
9,622,734
102,358,305
99,672,364
2.損益計算書
科 目
1事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補填備金繰入)
(うち借入金利息)
役務取引等費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
(うち貸出金償却)
信用事業総利益
(3)共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の共済収益
(4)共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
共済保全費
その他の共済費用
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
修理サービス料
その他の購買収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の購買費用
(うち貸倒引当金繰入額)
購買事業総利益
(7)販売事業収益
販売手数料
その他の販売収益
(8)販売事業費用
販売費
その他の販売費用
(うち貸倒引当金戻入益)
販売事業総利益
(9)農業倉庫事業収益
(10)農業倉庫事業費用
農業倉庫事業総利益
(11)加工事業収益
(12)加工事業費用
加工事業総利益
(単位:千円)
平成 27 年度
自
至
平成 27 年 04 月 01 日
平成 28 年 03 月 31 日
3,655,654
1,102,984
998,902
(260,211)
(44,895)
(653,974)
(39,820)
54,672
11,180
38,228
524,637
68,109
(64,002)
(720)
(3,386)
10,398
446,129
(135,834)
1,113
578,346
974,227
908,374
954
64,898
83,549
953
57,276
8,687
16,633
890,677
6,538,173
6,228,723
57,056
252,393
5,678,763
5,433,646
84,785
848
159,483
(46,214)
859,409
800,689
615,537
185,152
89,937
33,813
56,123
(△136)
710,752
233,962
58,372
175,590
174,581
105,305
69,275
平成 26 年度
自
至
科
平成 26 年 04 月 01 日
平成 27 年 03 月 31 日
3,789,547
1,093,430
1,011,275
(254,310)
(32,775)
(691,674)
(32,515)
57,445
24,708
378,067
65,399
(60,611)
(774)
(4,013)
10,330
302,337
(△2,140)
(141)
715,362
994,207
935,422
1,060
57,723
89,404
1,061
59,551
8,475
20,315
904,802
6,100,436
5,759,048
60,419
280,968
5,223,060
5,012,262
87,001
949
122,846
(8,715)
877,375
777,077
584,268
192,808
92,209
37,464
57,745
(△2,787)
684,867
236,002
71,485
164,517
187,318
107,312
80,005
- 34 -
目
(13)利用事業収益
(14)利用事業費用
利用事業総利益
(15)農用地利用調整事業収益
(16)農用地利用調整事業費用
農用地利用調整事業総利益
(17)旅行事業収益
(18)旅行事業費用
旅行事業総利益
(19)福祉・介護事業収益
(20)福祉・介護事業費用
福祉・介護事業総利益
(21)指導事業収入
(22)指導事業支出
指導事業収支差額
2事業管理費
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費
事業利益
3事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当
(3)賃貸料
(4) 償却債権取立益
(5)雑収入
4事業外費用
(1)支払雑利息
(2)寄付金
(3) 賃貸資産関連費用
(4)雑損失
経常利益
5特別利益
(1)固定資産処分益
(2)一般補助金
(3)その他の特別利益
6特別損失
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
(3)減損損失
(4)外部出資評価損
税引前当期利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期剰余金
当期首繰越剰余金
再評価差額金取崩額
当期未処分剰余金
平成 27 年度
自
至
平成 27 年 04 月 01 日
平成 28 年 03 月 31 日
平成 26 年度
自
至
平成 26 年 04 月 01 日
平成 27 年 03 月 31 日
821,453
500,301
321,152
138,589
128,831
9,758
7,362
2,185
5,176
312,169
250,340
61,828
100,914
127,229
△26,315
3,600,274
2,503,686
164,844
138,107
781,165
12,469
55,379
223,230
1,656
120,417
69,500
3,704
27,952
75,420
3,523
52
67,962
3,883
203,189
153,209
206
153,003
170,797
17,794
153,003
185,601
137,291
3,367
140,658
44,942
79,891
44
804,877
495,698
309,179
145,095
141,209
3,886
7,257
2,617
4,639
315,790
249,024
66,766
94,727
116,583
△21,855
3,679,567
2,539,479
171,999
143,189
812,474
12,423
109,980
255,610
1,963
120,432
71,822
5,403
55,988
76,639
5,460
197
67,962
3,019
288,951
647
567
80
26,936
18,539
5,167
2,590
639
262,662
54,230
19,605
73,836
188,825
89,190
1,875
124,878
279,891
3.注記表
平成27年度
平成26年度
Ⅰ 重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.次に掲げるものの評価基準及び評価方法
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券...償却原価法(定額法)
② 子会社株式.........移動平均法による原価法
③ その他有価証券
ア) 時価のないもの......移動平均法による原価法
Ⅰ 重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.次に掲げるものの評価基準及び評価方法
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券...償却原価法(定額法)
② 子会社株式.........移動平均法による原価法
③ その他有価証券
ア) 時価のないもの......移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品..売価還元法による低価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品..売価還元法による低価法
その他の棚卸資産
(加工品)..総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下
による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産
(加工品)..総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の
低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産(原材料・貯蔵品)..最終仕入原価法
(原材料・貯蔵品)..最終仕入原価法
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法(ただし、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附
属設備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法
と同一の基準によっています。また、取得価額 10 万円以上 20 万円
未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3
年間で均等償却を行っています。
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附
属設備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方
法と同一の基準によっています。また、取得価額 10 万円以上 20 万
円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、 3
年間で均等償却を行っています。
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能
期間(5 年)に基づく定額法により償却しています。
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能期
間(5 年)に基づく定額法により償却しています。
3.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定規程、経理規程及び
資産の償却・引当要領に則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以
下「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務
者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額か
ら、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除
し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性
が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に係
る債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的
に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フロー
と債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可
能見込額を控除した残額との差額を引当てています。なお、債権残
高が 5,000 千円以下の債権については、貸倒実績率に基づき計上し
ています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入
限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定
した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定規程に基づき、融資担当部署等が資産査
定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査
しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
3.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定規程、経理規程及
び資産の償却・引当要領に則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以
下「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債
務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権
額から、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を
控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能
性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に
係る債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理
的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フロ
ーと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収
可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。なお、債権
残高が 5,000 千円以下の債権については、貸倒実績率に基づき計上
しています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰
入限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定
した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定規程に基づき、融資担当部署等が資産
査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監
査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち
当事業年度負担分を計上しています。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のう
ち当事業年度負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務
及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認め
られる額を計上しています。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの
期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっています。
②数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の
平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按
分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとし
ています。
過去勤務費用は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数(5年)による定額法により費用処理しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債
務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認
められる額を計上しています。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度まで
の期間に帰属させる方法については期間定額基準によっています。
②数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員
の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5 年)によ定額法により按分
した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとして
います。
過去勤務費用は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一
定の年数(5 年)による定額法により費用処理しています。
- 35 -
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期
末要支給額を計上しています。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく
期末要支給額を計上しています。
(5)外部出資等損失引当金
当JAの外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が
株式のものについては有価証券の評価と同様の方法により、株式以外
のものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる額
を計上しています。
(5)睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金者
からの払戻請求に基づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績に
基づく将来の払戻損失見込額を計上しています。
(6)睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金
者からの払戻請求に基づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績
に基づく将来の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上し
ています
4.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外の
ファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取
引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた
会計処理によっています。
5.消費税及び地方消費税の会計処理
4.消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は「雑資産」に計上
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は「雑資産」に計上し、
し、5 年間で均等償却を行っています。
5 年間で均等償却を行っています。
5.記載金額の端数処理等
記載金額は千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科
目については「0」で表示しています。
6.記載金額の端数処理等
記載金額は千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目に
ついては「0」で表示しています。
Ⅱ 会計方針の変更に関する注記
1.退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第 26 号 平成 24 年 5
月 17 日。以下「退職給付会計基準」といいます。)及び「退職給付に
関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 25 号 平成 24
年 5 月 17 日)が平成 26 年 4 月 1 日以後開始する事業年度の期首から適
用されることになったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等
を適用しています。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、割引率
の決定方法について、職員の平均残存勤務期間に近似した年数に基づく
割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反
映した単一の加重平均割引率を使用する方法へ変更しました。
退職給付会計基準等の適用については、当事業年度の期首において、
退職給付債務及び勤務費用の計算方法に伴う影響額を数理計算上の差
異として認識しています。
Ⅱ 貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
国庫補助金、工事負担金等により有形固定資産の取得価額から控除
している圧縮記帳額は 5,482,463 千円であり、その内訳は、次のと
おりです。
建
機
物
置
3,302,449 千円
1,838,969 千円
工 具 器 具 備 品
135,266 千円
械
装
構
築
物
車 両 運 搬 具
Ⅲ 貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
国庫補助金、工事負担金等により有形固定資産の取得価額から控
除している圧縮記帳額は 5,334,059 千円であり、その内訳は、次の
とおりです。
建
機
46,650 千円
159,127 千円
2.担保に供している資産
定期預金 2,500,000 千円を為替決済の担保に供しています。
設備借入金 280,000 千円の担保として、土地 74,998 千円、建物
707,606 千円を差し入れています。
物
置
3,178,949 千円
1,815,196 千円
工具器具備 品
134,817 千円
械
装
構
築
物
車 両 運 搬 具
45,200 千円
159,897 千円
2.担保に供している資産
定期預金 2,500,000 千円を為替決済の担保に供しています。
設備借入金 320,000 千円の担保として、土地 74,998 千円、建物
817,474 千円を差し入れています。
3.重要な係争事件に関する損害賠償義務
当組合は、平成 26 年 9 月 22 日付で岐阜米穀株式会社より、古代
米の栽培委託契約を結びながら契約通りに米を引渡さなかったのは
債務不履行に当たるとの主張から損害賠償請求訴訟を秋田地方裁判
所において提訴されており、現在係争中であります。
当該訴訟は当組合と全農あきたに対し、主位的請求金額 5,575 万
円を請求するものですが、当組合といたしましては本訴訟における
請求の根拠や損害の根拠は事実に基づくものではないと考えてお
り、今後も法廷の場で適切に対応していく方針です。
3.子会社等に対する金銭債権及び金銭債務
4.子会社等に対する金銭債権及び金銭債務
- 36 -
子会社等に対する金銭債権の総額
子会社等に対する金銭債務の総額
259,455 千円
282,522 千円
4.役員との間の取引による役員に対する金銭債権
理事及び監事に対する金銭債権の総額
91,250 千円
子会社等に対する金銭債権の総額
子会社等に対する金銭債務の総額
278,180 千円
328,165 千円
5.役員との間の取引による役員に対する金銭債権
理事及び監事に対する金銭債権の総額
232,200 千円
5.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
6.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 44,992 千円、延滞債権額は 846,924
貸出金のうち、破綻先債権額は 41,649 千円、延滞債権額は
千円です。
512,771 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継
していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の
続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償
済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸
却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)
倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)
のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第
のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項
3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が
第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事
生じている貸出金です。
由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債
及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払
権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の
を猶予した貸出金以外の貸出金です。
支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3か月以上延滞債権額はありません。
貸出金のうち、3 か月以上延滞債権額は 305,826 千円です。
3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日
3 か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌
から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該
日から 3 か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権
当しないものです。
に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図るこ
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図
とを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、
ることを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破
猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金
綻先債権、延滞債権及び3か月以上延滞債権に該当しないものです。
で、破綻先債権、延滞債権及び 3 か月以上延滞債権に該当しないも
破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額及び貸出条件緩
のです。
和債権額の合計額は 891,917 千円です。
破綻先債権額、延滞債権額、3 か月以上延滞債権額及び貸出条件緩
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
和債権額の合計額は 860,247 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
6.土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第
34 号)及び「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に
基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については当該
再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」とし
て負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」
として純資産の部に計上しています。
①再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
②再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評
価後の帳簿価額の合計額を下回る金額
1,477,255 千円
③同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年3月 31 日公布政令第
119 号)第2条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法第
341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳に
登録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行い算
出しています。
7.土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年 3 月 31 日公布法律第
34 号)及び「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」
に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については当
該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」と
して負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」
として純資産の部に計上しています。
①再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
②再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評
価後の帳簿価額を下回る金額
1,414,435 千円
③同法律第 3 条第 3 項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年 3 月 31 日公布政令
第 119 号)第 2 条第 3 号に定める、当該事業用土地について地方税
法第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税
台帳に登録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を
行い算出しています。
Ⅲ 損益計算書に関する注記
1.子会社等との取引高の総額
(1)子会社等との取引による収益総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
(2)子会社等との取引による費用総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
Ⅳ 損益計算書に関する注記
1.子会社等との事業取引による取引高の総額
(1)子会社との取引による収益総額
77,016 千円
うち事業取引高
12,428 千円
うち事業取引以外の取引高
64,588 千円
(2)子会社等との取引による費用総額
206,148 千円
うち事業取引高
185,207 千円
うち事業取引以外の取引高
20,941 千円
70,153 千円
12,002 千円
58,151 千円
190,157 千円
172,762 千円
17,395 千円
2.減損損失に関する注記
(1)資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は
資グループの概要
当JAでは、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実
施した結果、営業店舗については支店ごとに、また、業務外固定資
産(遊休資産と賃貸固定資産)については各固定資産をグルーピン
グの最小単位としています。
本店については独立したキャッシュ・フローを生み出さないもの
の、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与している
ことから、共用資産と認識しています。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場所
川西生活総合センター敷地
- 37 -
用途
遊
休
種類
土
地
その他
業務外固定資産
西成瀬給油所跡地
遊
休
土
地
業務外固定資産
(2)減損損失の認識に至った経緯
川西生活総合センター敷地、西成瀬給油所跡地については、遊休資
産とされ早期処分対象であることから、処分可能価額で評価しその差
額を減損損失として認識しました。
(3)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定
産の種類毎の減損損失の内訳
川西生活総合センター敷地
359 千円(土地)
西成瀬給油所跡地
2,231 千円(土地)
合 計
2,590 千円(土地)
(4)回収可能価額の算定方法
川西生活総合センター、西成瀬給油所跡地にかかる固定資産の回収
可能価額には正味売却価額を採用し、その時価は固定資産税評価額
に基づき算定しています。
Ⅳ 金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当JAは農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員
や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫
へ預けているほか、国債などの債券の有価証券による運用を行って
います。
Ⅴ 金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当JAは農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合
員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金
庫へ預けているほか、国債などの債券等の有価証券による運用を行
っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当JAが保有する金融資産は、主として当JA管内の組合員等に対
する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行
によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的で保有していま
す。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格
の変動リスクに晒されています。
借入金は、組合員への転貸用、支店・施設建設等の設備投資のため
として借り入れた、農林中央金庫、秋田県、日本政策金融公庫から
の借入金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒され
ています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当JAが保有する金融資産は、主として当JA管内の組合員等に
対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履
行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
当年度末における貸出金のうち、19.1%は農業に対するものであ
り、当該農業をめぐる経済環境等の状況の変化により、契約条件に
従って債務履行がなされない可能性があります。
また、有価証券は、債券であり、満期保有目的で保有しています。
これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変
動リスクに晒されています。
借入金は、組合員への転貸用、支店・施設建設等の設備投資のた
めとして借り入れた、農林中央金庫、秋田県、横手市、日本政策金
融公庫からの借入金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒さ
れています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において
対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本
店に融資管理課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を
行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローな
どにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な
審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資
産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っ
ています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資
産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒
引当金については「資産の償却・引当要領」に基づき必要額を計上
し、資産及び財務の健全化に努めています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において
対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本
店に融資管理課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を
行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローな
どにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な
審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資
産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っ
ています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資
産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒
引当金については「資産の償却・引当要領」に基づき必要額を計上
し、資産及び財務の健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的
確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っ
ています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランス
を重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実
施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に
努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの
投資環境分析及び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やA
LMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経
営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交
換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運
用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券
の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引につ
いてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェック
し定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
②市場リスクの管理
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを
的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図
っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラン
スを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを
実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築
に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなど
の投資環境分析及び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況や
ALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、
経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報
交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した
運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証
券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引に
ついてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェッ
クし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
(市場リスクに係る定量的情報)
- 38 -
当JAで保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外
の金融商品です。当JAにおいて、主要なリスク変数である金利リ
スクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその
他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。
当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年
程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金
利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度
末現在、指標となる金利が 0.25%上昇したものと想定した場合には、
経済価値が 76,067 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としてお
り、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、
算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実
行金額についても含めて計算しています。
当JAで保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外
の金融商品です。当JAにおいて、主要なリスク変数である金利リ
スクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその
他有価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。
当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年
年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額
を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用してい
ます。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年
度末現在、指標となる金利が 0.25%上昇したものと想定した場合に
は、経済価値が 77,809 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提として
おり、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、
算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未
実行金額についても含めて計算しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月
次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。ま
た、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要
素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえ
で、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月
次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。ま
た、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要
素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえ
で、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基
づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額
(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等
によった場合、当該価額が異なることもあります。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基
づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額
(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等
によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについて
は、次表には含めず(3)に記載しています。
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについ
ては、次表には含めず(3)に記載しています。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
預
価
差
貸借対照表計上額
43,960,808
△8,092
2,598,796
31,177,023
△
552,423
3,047,697
448,900
貸倒引当金控除後
30,624,600
31,759,869
経済事業未収金
貸倒引当金 (*3)
2,505,332
84,991
価
証
出 金
貸倒引当金
(*1)
(*2)
貸倒引当金控除後
貯
負
債
金
△
時
価
差
額
41,700,029
41,662,555
△37,473
2,608,107
30,793,329
△
418,701
2,815,830
207,722
貸倒引当金控除後
30,374,628
31,295,403
920,775
経済事業未収金
貸倒引当金 (*3)
2,423,404
40,672
有
貸
産
預
券
満期保有目的の債券
資
(単位:千円)
額
43,968,900
有
金
時
価
証
券
満期保有目的の債券
貸
出 金
貸倒引当金
1,135,269
2,420,340
2,420,340
-
計
79,612,638
81,188,715
1,576,077
資
金
87,499,123
87,519,692
△
20,568
貯
計
87,499,123
87,519,692
△
20,568
負
(*1)
(*2)
貸倒引当金控除後
産
債
△
2,382,732
2,382,732
-
計
77,065,496
78,156,520
1,091,024
金
85,584,912
85,559,397
△
25,514
計
85,584,912
85,559,397
△
25,514
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している従業員貸付金
74,620 千円を含めています。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ています。
(*3)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金
を控除しています。
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している従業員貸付
81,675 千円を含めています。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ています。
(*3)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金
を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【 資 産 】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることか
ら、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期
間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算
定しています。
②有価証券
債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映
するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、
時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっていま
す。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分
ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libo
r・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価
(2)金融商品の時価の算定方法
【 資 産 】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していること
から、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、
期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libo
r・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし
て算定しています。
②有価証券
債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映
するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、
時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっていま
す。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区
分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libo
r・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価
- 39 -
に代わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引
いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合
を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定し
ています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につい
て帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として
います。
に代わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、元利金の合計額
をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り
引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割
合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定
しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につ
いて、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額と
しています。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につい
て、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額とし
ています。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿
価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につ
いて、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額と
しています。
【
負 債 】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価
額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に
基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時
価に代わる金額として算定しています。
【
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のと
おりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていま
せん。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のと
おりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていま
せん。
貸借対照表計上額
外部出資(*1)
貸借対照表計上額 (単位:千円)
外部出資(*1)
外部出資等損失引当金
外部出資等損失引当金控除後
(単位:千円)
8,698,781
負 債 】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価
額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に
基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時
価に代わる金額として算定しています。
8,699,756
△1,000
8,698,756
(*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、
時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の
対象とはしていません。
(*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、
時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の
対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1 年以内
預
金
有 価 証 券
経済事業未収金(*4)
合
計
2 年 超
3 年以内
3 年 超
4 年以内
4 年 超
5 年以内
-
-
-
-
43,968,900
(単位:千円)
5 年 超
1 年以内
-
預
金
有 価 証 券
満期保有目的の債券
-
-
-
-
-
2,500,000
4,208,711
2,856,369
2,424,588
2,139,310
1,857,798
16,979,644
満期保有目的の債券
貸出金(*1,2,3)
1 年 超
2 年以内
2,371,084
-
-
-
-
-
50,548,695
2,856,369
2,424,588
2,139,310
1,857,798
19,479,644
貸出金(*1,2,3)
経済事業未収金(*4)
合
計
1 年 超
2 年以内
2 年 超
3 年以内
3 年 超
4 年以内
4 年 超
5 年以内
-
-
-
-
41,700,029
5 年 超
-
-
-
-
-
-
2,500,000
4,316,723
2,922,062
2,567,756
2,138,889
1,855,189
16,190,628
2,210,536
-
-
-
-
-
48,227,288
2,922,062
2,567,062
2,138,889
1,855,189
18,690,628
(*1)貸出金のうち、当座貸越 811,556 千円については「1年以内」
に含めています。
(*2)貸出金のうち、3 ヵ月以上延滞が生じている債権・期限の利益
を喪失した債権等 680,371 千円は償還の予定が見込まれないため、含め
ていません。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件
30,230 千円は償還日が特定できないため、含めていません。
(*4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を
喪失した債権等 134,248 千円は償還の予定が見込まれないため、含めて
いません。
(*1)貸出金のうち、当座貸越 910,748 千円については「1年以内」
に含めています。また、期限のない劣後特約付ローンについては「5
年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3 ヵ月以上延滞が生じている債権・期限の利益
を喪失した債権等 768,859 千円は償還の予定が見込まれないため、含
めていません。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件
33,220 千円は償還日が特定できないため、含めていません。
(*4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を
喪失した債権等 212,867 千円は償還の予定が見込まれないため、含め
ていません。
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年 超
2 年以内
2 年 超
3 年以内
84,747,970
1,361,379
1,121,947
193,348
71,953
2,523
84,747,970
1,361,379
1,121,947
193,348
71,953
2,523
1 年以内
貯金(*1)
合
計
3 年 超
4 年以内
4 年 超
5 年以内
(単位:千円)
5 年 超
1 年 超
2 年以内
2 年 超
3 年以内
81,405,409
2,590,643
1,199,586
190,605
198,007
659
81,405,409
2,590,643
1,199,586
190,605
198,007
659
1 年以内
貯金(*1)
合
計
3 年 超
4 年以内
4 年 超
5 年以内
5 年 超
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示
しています。
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示
しています。
Ⅴ 有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価
及びこれらの差額については、次のとおりです。
Ⅵ 有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価
及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
(単位:千円)
- 40 -
種類
貸借対照表
計上額
時価が貸借対照表計上額を超
えるもの
合
計
国
債
種類
時
価
貸借対照表
計上額
差額
2,598,796
3,047,697
448,900
2,598,796
3,047,697
448,900
時価が貸借対照表計上額を超
えるもの
合
計
国
債
時
価
差額
2,608,107
2,815,830
207,722
2,608,107
2,815,830
207,722
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券
当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券
当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。
売却額
売却益
売却損
債 券
2,032,240 千円
11,180 千円
国 債
2,032,240 千円
11,180 千円
合 計
2,032,240 千円
11,180 千円
-
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券はありません。
(4)当事業年度中において、保有目的が変更になった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありま
せん。
(4)当事業年度中において、保有目的が変更になった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありま
せん。
Ⅵ 退職給付に関する注記
1.退職給付に関する事項
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基づき、退職
一時金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基
づき退職給付の一部にあてるため、全国農林漁業団体共済会との契
約による退職金共済制度及びJA全共連との契約に基づく確定給付
企業年金制度を採用しています。
Ⅶ 退職給付に関する注記
1.退職給に関する事項
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基づき、退職
一時金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基
づき退職給付の一部にあてるため、全国農林漁業団体共済会との契
約による退職金共済制度及びJA全共連との契約に基づく確定給付
企業年金制度を採用しています。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
3,881,561 千円
勤務費用
155,592 千円
利息費用
29,286 千円
数理計算上の差異の発生額
66,744 千円
退職給付の支払額
△ 324,761 千円
期末における退職給付債務
3,808,424 千円
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
3,909,883 千円
勤務費用
160,202 千円
利息費用
29,557 千円
数理計算上の差異の発生額
46,221 千円
退職給付の支払額
△ 264,680 千円
期末における退職給付債務
3,881,182 千円
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
3,020,488 千円
期待運用収益
31,576 千円
数理計算上の差異の発生額
2,548 千円
特定退職共済制度への拠出金
103,138 千円
確定給付型年金制度への拠出金
95,739 千円
退職給付の支払額
△ 248,347 千円
期末における年金資産
3,005,145 千円
(3)年金資産の期首残高と期末の残高調整表
期首における年金資産
3,019,750 千円
期待運用収益
33,024 千円
数理計算上の差異の発生額
△ 84 千円
特定退職共済制度への拠出金
93,565 千円
確定給付型年金制度への拠出金
68,093 千円
退職給付の支払額
△ 193,859 千円
期末における年金資産
3,020,489 千円
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された
退職給付引当金の調整表
退職給付債務
3,808,424 千円
確定給付型年金制度
△ 1,179,367 千円
特定退職共済制度
△ 1,825,777 千円
未積立退職給付債務
803,279 千円
未認識過去勤務費用
10,478 千円
未認識数理計算上の差異
△ 284,449 千円
貸借対照表計上額純額
529,308 千円
退職給付引当金
529,308 千円
(4)退職給付債務等及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上され
た退職給付引当金の調整表
退職給付債務
3,881,182 千円
確定給付型年金制度
△ 1,152,927 千円
特定退職共済制度
△ 1,867,562 千円
未積立退職給付債務
860,693 千円
未認識過去勤務費用
21,564 千円
未認識数理計算上の差異
△ 339,170 千円
貸借対照表計上額純額
543,088 千円
退職給付引当金
543,088 千円
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
合計
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
△
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
△
合計
155,592 千円
29,286 千円
△ 31,576 千円
118,916 千円
△ 10,706 千円
261,512 千円
160,202 千円
29,557 千円
33,024 千円
147,954 千円
21,277 千円
283,411 千円
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
47.4%
年金保険投資
10.9%
一般勘定
39.3%
現金及び預金
2.4%
合計
100.0%
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
49.5%
年金保険投資
10.5%
一般勘定
38.2%
現金及び預金
1.8%
合計
100.0%
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想され
る年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産からの現在及び
将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想さ
れる年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産からの現在及
び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
- 41 -
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.765%
長期期待運用収益率(特退共)
0.95%
〃
(全共連)
1.20%
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.765%
長期期待運用収益率(特退共)
1.00 %
〃
(全共連)
1.25 %
2.特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団
体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合
法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存
続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出し
た特例業務負担金 34,146 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 28 年3月現在における平成 44 年3
月までの特例業務負担金の将来見込額は、524,146 千円となっていま
す。
2.特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業
団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組
合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合
(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠
出した特例業務負担金 38,766 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月ま
での特例業務負担金の将来見込額は、576,173 千円となっています。
Ⅶ 税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳は次のと
おりです。
繰延税金資産
貸倒引当金
144,764 千円
退職給付引当金
146,089 千円
賞与引当金
40,050 千円
役員退職慰労引当金
12,041 千円
未払事業税
8,174 千円
債権有税償却額
41,910 千円
貸出金未収利息有税償却額
21,333 千円
減損損失否認額
81,271 千円
その他
23,454 千円
繰延税金資産小計
519,092 千円
評価性引当額
△ 321,357 千円
繰延税金資産合計(A)
197,735 千円
繰延税金負債
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
197,735 千円
Ⅷ 税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳は次のと
おりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
96,444 千円
退職給付引当金
149,892 千円
賞与引当金
21,113 千円
役員退職慰労引当金
10,219 千円
未払事業税
3,026 千円
債権有税償却額
42,597 千円
貸出金未収利息有税償却額
19,471 千円
減損損失否認額
84,947 千円
その他
21,580 千円
繰延税金資産小計
449,295 千円
評価性引当額
△ 248,176 千円
繰延税金資産合計(A)
201,119 千円
繰延税金負債
繰延税金負債合計(B)
-
繰延税金資産の純額(A)+(B)
201,119 千円
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因は次のとおり
です。
法定実効税率
27.6%
( 調 整 )
交際費等永久に損金に算入されない項目
10.02%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
△ 3.75%
住民税均等割等
2.63%
評価性引当金の増減
39.43%
その他
△ 0.15%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
75.78%
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差
異が法定実効税率の 100 分の5以下であるため注記を省略していま
す。
- 42 -
4.剰余金処分計算書
剰余金処分計算書
科
(単位:千円)
目
平成 27 年度
1 当期未処分剰余金
科
124,878
2 剰余金処分額
75,000
1 当期未処分剰余金
279,891
2 剰余金処分額
200,000
100,000
(2)任意積立金
50,000
(2)任意積立金
100,000
50,000
49,878
施設更改積立金
3 次期繰越剰余金
1
種類
79,891
積立目標額、取崩基準は以下のとおりです。
施設更改積立金
種類
将来の施設更改または新たな事業展開を図
施設更改積立金
将来の施設更改または新たな事業展開を図
るための施設取得にあたり、施設更改・取得
積立目的
後の経営負担の軽減と財務の健全化に資す
るための積立金
るための施設取得にあたり、施設更改・取得
後の経営負担の軽減と財務の健全化に資す
るための積立金
400,000 千円
積立目標額
400,000 千円
積立目標額に達するまで、積立金の取崩は原
積立目標額に達するまで、
積立金の取崩は原
則として行わないものとする。ただし、欠損
則として行わないものとする。ただし、欠損
金が生じた場合は、特別積立金を取崩して補
取崩基準
填した後、なお、欠損金に残高がある場合に
金が生じた場合は、
特別積立金を取崩して補
填した後、なお、欠損金に残高がある場合に
任意積立金から当該金額を取崩すものとす
任意積立金から当該金額を取崩すものとす
る。
る。
積立開始時期
平成 25 年度
積立開始時期
平成 25 年度
積立終了時期
目標額に達するまで
積立終了時期
目標額に達するまで
2
100,000
任意積立金における目的積立金の種類及び積立目的、
積立目標額、取崩基準は以下のとおりです。
取崩基準
平成 26 年度
(1)利益準備金
任意積立金における目的積立金の種類及び積立目的、
積立目標額
目
25,000
3 次期繰越剰余金
積立目的
(単位:千円)
(1)利益準備金
施設更改積立金
1
剰余金処分計算書
次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業
2
次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業
の費用に充てるための繰越額 7,000 千円が含まれていま
の費用に充てるための繰越額 15,000 千円が含まれていま
す。
す。
- 43 -
5.部門別損益計算書
(平成 27 年度)
区
分
(単位:千円)
計
信
用
共
済
農業関連
事
業
事
業
事
生活その
業
他事業
営
農
共通管理費等
指導事業
事業収益
①
11,205,109
1,102,984
974,227
8,229,643
797,339
100,914
事業費用
②
7,549,455
524,637
83,549
6,179,008
655,091
107,168
3,655,654
578,346
890,677
2,050,635
142,248
△ 6,253
事業管理費 ④
3,600,274
560,964
682,828
1,738,770
336,579
281,131
(うち減価償却費⑤)
(472,202)
(19,304)
(13,137)
(394,341)
(33,249)
(12,170)
(うち人件費 ⑤’
)
(2,503,686)
(454,803)
(598,019)
(990,790)
(217,456)
(242,615)
うち共通管理費 ⑥
137,179
150,958
556,677
123,664
45,412
△1,013,891
(うち減価償却費⑦)
(2,664)
(2,932)
(10,813)
(2,402)
(882)
(△19,694)
(83,557)
(91,950)
(339,079)
(75,325)
(27,661)
(△617,575)
55,379
17,381
207,848
311,865
△ 194,330
△ 287,384
223,230
89,298
46,249
69,360
14,074
4,247
12,652
13,923
51,345
11,406
4,188
9,827
10,814
42,666
8,859
3,253
9,827
10,814
39,879
8,859
3,253
203,189
96,852
243,284
338,559
△ 189,115
△ 286,391
153,209
20,729
22,811
84,119
18,686
6,862
20,729
22,811
84,119
18,686
6,862
23,108
25,430
93,776
20,832
7,650
23,108
25,430
93,776
20,832
7,650
94,473
240,665
328,902
△ 191,260
△ 287,179
58,570
70,824
116,307
41,477
△ 287,179
35,902
169,841
212,594
△ 232,737
事業総利益③
(①-②)
(うち人件費
事業利益
⑦’)
⑧
(③-④)
事業外収益
⑨
うち共通分⑩
事業外費用
⑪
75,420
うち共通分⑫
経常利益 ⑬
(⑧+⑨-⑪)
特別利益
⑭
うち共通分⑮
特別損失
⑯
170,797
うち共通分⑰
税引前当期利益 ⑱
185,601
(⑬+⑭-⑯)
営農指導事業分配賦額
⑲
△ 93,517
△ 72,634
△ 153,209
△ 170,797
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益 ⑳
185,601
(⑱-⑲)
(注)1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。
(1) 共通管理費等 (人頭割+共通管理費配賦前の人件費を除いた事業管理費割+事業総利益割)の平均値
(2) 営農指導事業 均等割(50%)+事業総利益割(50%)
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。
区
分
信
用
共
済
農業関連
事
業
事
業
事
業
生活その
他事業
共 通 管 理 費 等
13.53%
14.89%
54.91%
12.20%
営 農 指 導 事 業
20.40%
24.66%
40.50%
14.44%
- 44 -
営
農
指導事業
4.48%
計
100%
100%
(平成 26 年度)
区
(単位:千円)
分
計
信
用
共
済
農業関連
事
業
事
業
事
生活その
業
営
他事業
農
共通管理費等
指導事業
事業収益
①
10,756,221
1,093,430
994,207
7,758,588
815,267
94,727
事業費用
②
6,966,673
378,067
89,404
5,744,139
647,812
107,249
3,789,547
715,362
904,802
2,014,449
167,454
△ 12,522
事業管理費 ④
3,679,567
604,151
621,677
1,763,840
368,941
320,956
(うち減価償却費⑤)
(479,775)
(21,940)
(14,052)
(393,918)
(36,530)
(13,333)
(うち人件費 ⑤’
)
(2,539,479)
(481,584)
(528,777)
(1,005,629)
(243,414)
(280,074)
うち共通管理費 ⑥
150,346
157,642
543,842
128,671
44,280
△1,024,784
(うち減価償却費⑦)
(3,012)
(3,158)
(10,895)
(2,577)
(887)
(△20,530)
(90,223)
(94,602)
(326,362)
(77,216)
(26,573)
(△614,978)
109,980
111,211
283,124
250,608
△ 201,486
△ 333,478
255,610
93,338
49,154
91,026
17,346
4,745
15,989
16,765
57,839
13,684
4,709
11,146
11,687
40,983
9,539
3,282
11,146
11,687
40,319
9,539
3,282
288,951
193,403
320,592
300,651
△ 193,679
△ 332,015
647
83
87
381
71
24
83
87
300
71
24
3,951
4,143
14,294
3,382
1,163
3,951
4,143
14,294
3,382
1,163
189,534
316,535
286,738
△ 196,990
△ 333,155
72,987
81,286
129,903
48,977
△ 333,155
116,546
235,249
156,834
△ 245,968
事業総利益③
(①-②)
(うち人件費
事業利益
⑦’)
⑧
(③-④)
事業外収益
⑨
うち共通分⑩
事業外費用
⑪
76,639
うち共通分⑫
経常利益 ⑬
(⑧+⑨-⑪)
特別利益
⑭
うち共通分⑮
特別損失
⑯
26,936
うち共通分⑰
税引前当期利益 ⑱
262,662
(⑬+⑭-⑯)
営農指導事業分配賦額
⑲
△ 108,989
△ 75,975
△ 567
△ 26,936
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益 ⑳
262,662
(⑱-⑲)
(注)1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。
(1) 共通管理費等 (人頭割+共通管理費配賦前の人件費を除いた事業管理費割+事業総利益割)の平均値
(2) 営農指導事業 均等割(50%)+事業総利益割(50%)
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。
区
分
信
用
共
済
農業関連
事
業
事
業
事
業
生活その
他事業
共 通 管 理 費 等
14.671%
15.383%
53.069%
12.556%
営 農 指 導 事 業
21.908%
24.399%
38.992%
14.701%
- 45 -
営
農
指導事業
4.321%
計
100 %
100 %
経営資料Ⅱ 損益の状況
1.最近の 5 事業年度の主要な経営指標
項
目
平成27年度
経常収益(事業収益)
信用事業収益
共済事業収益
農業関連事業収益
生活その他事業収益
営農指導事業収益
経常利益
当期剰余金
(単位:千円、口、人、%)
平成26年度
平成25年度
平成24年度
平成23年度
11,205,109
1,102,984
974,227
8,229,643
797,339
100,914
203,189
44,942
10,756,221
1,093,430
994,207
7,758,588
815,267
94,727
288,951
188,825
13,124,230
1,115,716
976,115
10,050,178
885,900
96,320
514,868
474,919
11,585,970
1,157,959
1,048,243
8,377,944
902,249
99,573
264,318
141,028
10,078,310
1,103,492
899,692
7,084,177
867,024
123,922
18,518
△84,094
7,037,320
(1,407,464)
7,080,810
(1,416,162)
7,132,605
(1,426,521)
7,183,405
(1,436,681)
6,303,740
(1,260,748)
純資産額
9,604,047
9,622,734
9,495,108
9,064,274
7,446,478
総資産額
102,358,305
99,672,364
99,632,965
98,631,177
83,526,822
87,499,123
31,102,403
2,598,796
85,584,912
30,711,654
2,608,107
85,268,281
29,781,062
1,607,873
83,726,802
29,511,875
1,616,713
71,459,948
26,187,020
1,001,838
-
-
-
-
出資配当額
-
事業利用分量配当額
-
-
-
-
571
586
596
631
566
15.24
15.54
16.48
15.67
15.11
出資金
(出資口数)
貯金等残高
貸出金残高
有価証券残高
剰余金配当金額
職員数
単体自己資本比率
-
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成 18
年金融庁・農水省告示第 2 号)に基づき算出しております。なお、平成 24 年以前は旧告示(バーゼ
ルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。
2.利益総括表
項
(単位:千円、%)
目
資金運用収支
役務取引等収支
その他信用事業収支
信用事業粗利益
(信用事業粗利益率)
事業粗利益
(事業粗利益率)
平成27年度
平成26年度
増 減
930,793
945,876
△15,083
44,274
47,115
△2,841
△407,901
△277,629
△130,272
578,346
(0.73)
715,362
(0.93)
△137,016
3,655,654
(3.47)
3,789,547
(3.26)
△133,893
- 46 -
3.資金運用収支の内訳
項
(単位:千円、%)
平成27年度
目
平均残高
資金運用勘定
うち預金
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
息
利
回
平均残高
利
息
利
回
77,957,744
959,080
1.23
76,323,592
978,759
1.28
43,386,623
260,211
0.60
43,214,961
254,310
0.59
3,359,077
44,895
1.34
2,404,235
32,775
1.36
31,212,043
653,974
2.10
30,704,396
691,674
2.25
89,929,805
68,109
0.08
88,731,796
65,398
0.07
89,577,397
64,722
0.07
88,317,684
61,385
0.07
352,408
3,386
0.96
414,112
4,013
0.97
0.68
-
うち有価証券
うち貸出金
利
平成26年度
うち借入金
総資金利ざや
-
-
-
0.70
(注)1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、農林中央金庫からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨
励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額
項
受
目
(単位:千円)
平成27年度増減額
取 利 息
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
支
払 利 息
うち貯金・定期積金
うち借入金
差引
平成26年度増減額
△ 19,679
△14,628
5,901
△17,238
12,120
10,921
△ 37,700
△48,639
2,711
1,230
3,337
1,541
△ 627
△833
△ 22,390
△15,858
(注)1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、農林中央金庫からの事業利用分量配当金、貯蓄
増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
- 47 -
経営資料Ⅲ 事業の概況
1.信 用 事 業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
種
(単位:百万円、%)
類
平成27年度
平成26年度
増
減
流
動 性 貯 金
40,181(44.9)
38,810(43.9)
1,371
定
期 性 貯 金
49,186(54.9)
49,361(55.8)
△175
そ の 他 の 貯 金
208(0.2)
144(0.1)
64
89,577(100.0)
88,317(100.0)
1,260
合
計
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.
( )内は構成比です。
② 定期貯金残高
種
(単位:百万円、%)
類
平成27年度
定期貯金
平成26年度
増
減
45,565(100.0)
45,581(100.0)
△16
うち固定金利定期
45,553(99.9)
45,569(99.9)
△16
うち変動金利定期
12(0.1)
12(0.1)
0
(注)1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.
( )内は構成比です。
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
種
類
(単位:百万円、%)
平成27年度
平成26年度
増
減
証書貸付
28,349(90.8)
27,761(90.4)
588
当座貸越
834(2.7)
915(2.9)
△81
2,028(6.5)
2,028(6.6)
-
31,212(100.0)
30,704(100.0)
508
金融機関貸付
合
計
(注)
( )内は構成比です。
②
貸出金の金利条件別内訳残高
種
類
(単位:百万円、%)
平成27年度
平成26年度
増
減
固定金利貸出
20,906(67.2)
19,766(64.3)
1,139
変動金利貸出
8,982(28.8)
9,459(30.8)
△477
1,213(3.9)
1,485(4.9)
△271
31,102(100.0)
30,711(100.0)
390
その他貸出
合
計
(注)1.
( )内は構成比です。
2.
「その他貸出」は当座貸越、無利息等固定、変動の区分がないものです。
- 48 -
③
貸出金の担保別内訳残高
種
類
(単位:百万円)
平成27年度
減
96
115
△19
不動産
10
12
△2
106
128
△21
7,334
8,036
△702
10,879
9,350
1,529
18,213
17,386
827
12,781
13,196
△414
31,102
30,711
390
計
農業信用基金協会保証
その他保証
小
計
信 用
合
計
債務保証見返額の担保別内訳残高
種
類
(単位:百万円)
平成27年度
平成26年度
信 用
合
⑤
増
貯金・定期積金等
小
④
平成26年度
計
類
減
530
561
△31
530
561
△31
貸出金の使途別内訳残高
種
増
(単位:百万円、%)
平成27年度
平成26年度
増
減
設備資金
21,313(68.5)
19,905(64.8)
1,409
運転資金
4,992(16.1)
5,638(18.4)
△645
その他資金
4,792(15.4)
5,165(16.8)
△371
31,102(100.0)
30,711(100.0)
390
合
計
(注)
( )内は構成比です。
⑥
貸出金の業種別残高
種
類
(単位:百万円、%)
平成27年度
平成26年度
増
減
農業
4,875(15.6)
5,453(17.8)
△578
林業
26(0.0)
27(0.0)
0
水産業
20(0.0)
21(0.0)
0
製造業
733(2.4)
711(2.3)
22
建設・不動産業
511(1.6)
452(1.5)
58
電気・ガス・熱供給・水道業
100(0.3)
121(0.4)
△20
運輸・通信業
143(0.4)
127(0.4)
16
金融・保険業
2,130(6.8)
2,135(7.0)
△4
卸売・小売・サービス業・飲食業
2,887(9.3)
2,555(8.3)
331
3,931(12.6)
3,710(12.1)
220
15,739(50.6)
15,393(50.1)
345
31,102(100.0)
30,711(100.0)
390
地方公共団体
その他
合
計
(注)
( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
- 49 -
⑦主要な農業関係の貸出金残高
1) 営農類型別
(単位:百万円)
種
類
平成27年度
穀作
平成26年度
増
減
1,290
1,386
△96
233
269
△36
26
30
△4
-
3
△3
95
170
△75
養鶏・鶏卵
-
-
-
養蚕
-
-
-
3,068
3,086
△18
-
-
-
4,714
4,948
△234
野菜・園芸
果樹・樹園農業
工芸作物
養豚・肉牛・酪農
その他農業
農業関連団体等
合
計
(注)1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経
営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス
業、農業所得が従となる農業者等が含まれます。
3.「農業関連団体等」には、JA や全農とその子会社等が含まれています。
2) 資金種類別
〔 貸出金 〕
(単位:百万円)
種
類
平成27年度
平成26年度
増
減
プロパー資金
3,046
3,315
△269
農業制度資金
1,667
1,633
34
619
585
34
1,047
1,047
0
4,714
4,948
△234
農業近代化資金
その他制度資金等
合
計
(注)1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをい
います。
2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体
が利子補給等を行うことで JA が低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するもの
があり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS 資金)や農業経営負担軽減支援資金な
どが該当します。
〔 受託貸付金 〕
種
(単位:百万円)
類
平成27年度
日本政策金融公庫資金
その他
合
計
平成26年度
増
減
249
306
△57
33
70
△37
282
376
△94
(注)日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
- 50 -
⑧
リスク管理債権の状況
区
分
(単位:百万円)
平成27年度
平成26年度
破綻先債権額
増 減
44
41
846
512
3ヵ月以上延滞債権額
-
305
貸出条件緩和債権額
-
-
891
860
延滞債権額
合
計
(注)1.
「破綻先債権」とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由に
より元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出
金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法
施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じてい
る貸出金をいいます。
2.
「延滞債権」とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支
援を図ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.
「3ヵ月以上延滞債権」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞して
いる貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.「貸出条件緩和債権」、債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の
支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破
綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
⑨
金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
債権区分
保全額
債権額
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
(単位:百万円)
担保
保証
引当
合計
798
296
68
427
792
危険債権
99
42
25
20
89
要管理債権
0
0
0
0
0
小
計
898
正常債権
30,792
合
31,691
計
(注)
上記の債権区分は、
「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律
第132号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとお
り区分したものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として
同法の定める基準に従い、債権額を掲載しております。
1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権
2.危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができな
い可能性の高い債権
3.要管理債権
3ヵ月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権
4.正常債権
上記以外の債権
⑩
元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
- 51 -
- 52 -
対
象
債
権
その他
の債権
業況が良好、かつ、財務内容にも特段の問題がないと認められる
債務者
●正常先
要管理先以外の要注意先に属する債務者
●その他の要注意先
要注意先の債務者のうち当該債務者の債権の全部または一部が次
に掲げる要管理先債権である債務者
ⅰ 3か月以上延滞債権
元金または利息の支払いが、約定支払日の翌日を起算日として3
か月以上延滞している貸出債権
ⅱ 貸出条件緩和債権
経済的困難に陥った債務者の再建または支援をはかり、当該債権
の回収を促進すること等を目的に、債務者に有利な一定の譲歩を与
える約定条件の改定等を行った貸出債権
●要管理先
現状経営破綻の状況にはないが、経営難の状態にあり、経営改善
計画等の進捗状況が芳しくなく、今後経営破綻に陥る可能性が大き
いと認められる債務者
●破綻懸念先
法的・形式的な経営破綻の事実は発生していないものの、深刻な
経営難の状態にあり、再建の見通しがない状況にあると認められる
等実質的に経営破綻に陥っている債務者
●実質破綻先
債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、同
項第一号から第三号までに掲げる債権以外のものに区分される債権
●正常債権
三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権(経済的困難に陥った債
務者の再建又は支援を図り、当該債権の回収を促進すること等を目
的に、債務者に有利な一定の譲歩を与える約定条件の改定等を行っ
た貸出債権
●要管理債権
債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営
成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りが
できない可能性の高い債権
●危険債権
●破産更正債権及びこれらに準ずる債権
信用事業
以外の
与信
破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由に
より経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる
債権
正常債権
要管理債権
危険債権
破産更正債権及び
これらに準ずる債権
貸出金
信用事業総与信
法的・形式的な経営破綻の事実が発生している債務者
正常先
その他要注意先
要管理先
破綻懸念先
実質破綻先
破綻先
その他
の債権
信用事業
以外の
与信
< 金 融 再 生 法 債 権 区 分 >
●破綻先
要
注
意
先
貸出金
信用事業総与信
< 自 己 査 定 債 務 者 区 分 >
ク
管
貸出金
信用事業総与信
ス
延滞債権
破綻先債権
リ
債
権
>
信用事業
以外の
その他
与信
の債権
理
債務者の経営再建等を図ることを目的として、金利の減免、利息
の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利とな
る取決めを行った貸出金(破綻先債権、延滞債権及び3か月以上延
滞債権を除く)
●貸出条件緩和債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延してい
る貸出金(破綻先債権及び延滞債権を除く)
●3か月以上延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再
建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以
外の貸出金
●延滞債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の
事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとし
て未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施
行令第九十六条第一項第三号 のイからホまでに掲げる事由又は同
項第四号 に規定する事由が生じている貸出金
●破綻先債権
貸出条件緩和債権
3か月以上延滞債権
<
⑪
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成27年度
区
分
平成26年度
期中減少額
期中
期中減少額
期中
期首残高
期末残高
増加額
目的使用
その他
-
114
115
期首残高
期末残高
増加額
目的使用
その他
116
114
-
116
114
一般貸倒引当金
114
115
個別貸倒引当金
349
524
4
345
524
356
349
13
342
349
463
639
4
459
639
473
463
13
458
463
合
⑫
計
貸出金償却の額
(単位:百万円)
項 目
平成27年度
貸出金償却額
平成26年度
1
0
(3)内国為替取扱実績
種
代金取立為替
為
合
平成 27 年度
類
送金・振込為替
雑
(単位:千件、百万円)
替
計
仕
向
平成 26 年度
被 仕 向
仕
向
被 仕 向
件
数
19
202
19
201
金
額
28,712
33,226
24,558
32,876
件
数
0
0
0
0
金
額
1
57
7
60
件
数
1
0
1
0
金
額
3,321
16
3,449
18
件
数
20
202
20
202
金
額
33,035
33,300
28,014
32,955
(4)有価証券に関する指標
①
種類別有価証券平均残高
種
国
平成27年度
平成26年度
増
減
債
3,359
2,404
955
政府保証債
-
-
-
3,359
2,404
955
合
②
類
(単位:百万円)
計
商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はありません。
- 53 -
③
有価証券残存期間別残高
種
類
1年以下
(単位:百万円)
1年超3
3年超
5年超
7年超
年以下 5年以下 7年以下 10年以下
10年超
期間の定めの
ないもの
合
計
平成27年度
債
-
-
-
-
217
2,381
-
2,598
政府保証債
-
-
-
-
-
-
-
-
金 融 債
-
-
-
-
-
-
-
-
債
-
-
-
-
-
2,608
-
2,608
政府保証債
-
-
-
-
-
-
-
-
金 融 債
-
-
-
-
-
-
-
-
国
平成26年度
国
(5)有価証券等の時価情報等
①
有価証券の時価情報等
平成 27 年度
保有区分
売 買 目
(単位:百万円)
取得価額
時
平成 26 年度
価
評価損益
取得価額
時
価
評価損益
的
-
-
-
-
-
-
満期保有目的
2,598
3,047
448
2,608
2,815
207
-
-
-
-
-
-
2,598
3,047
448
2,608
2,815
207
そ
の
合
他
計
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3. 満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額としてと計上しております。
4. その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
②
金銭の信託の時価情報等
該当する取引はありません。
③
デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
該当する取引はありません。
- 54 -
2.共 済 取 扱 実 績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
種
類
終身共済
生
命
総
合
共
済
(単位:百万円)
平成27年度
新契約高
平成26年度
保有高
新契約高
保有高
7,398
155,199
9,502
160,068
定期生命共済
34
1,992
68
2,023
養老生命共済
3,522
122,161
4,311
134,554
527
20,632
543
21,189
医療共済
445
2,740
350
2,588
がん共済
-
407
-
465
定期医療共済
-
2,887
-
3,153
介護共済
176
487
150
329
年金共済
-
40
-
40
9,390
165,681
12,118
170,399
20,967
451,597
26,501
473,622
うちこども共済
建物更生共済
合
計
(注)金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死
亡給付金額(付加された定期特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)
を表示しています。
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
種
類
(単位:百万円)
27年度
新契約高
26年度
保有高
新契約高
保有高
医療共済
7
74
8
68
がん共済
3
14
1
11
定期医療共済
0
4
0
4
11
93
10
85
合
計
(注)金額は、入院共済金額を表示しています。
(3)介護共済の介護共済金額保有高
種
類
介護共済
合
計
(単位:百万円)
27年度
新契約高
26年度
保有高
新契約高
保有高
400
1,204
426
876
400
1,204
426
876
(注)金額は、介護共済金額を表示しています。
- 55 -
(4)年金共済の年金保有高
種
類
(単位:百万円)
27年度
新契約高
26年度
保有高
新契約高
保有高
年金開始前
72
700
46
678
年金開始後
-
244
-
239
72
945
46
917
合
計
(注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
(5)短期共済新契約高
種 類
火災共済
(単位:百万円)
平成27年度
金額
掛金
15,142
自動車共済
金額
25
掛金
14,765
1,034
傷害共済
定額定期生命共済
賠償責任共済
自賠責共済
合
平成26年度
計
20
1,028
62,208
12
66,827
13
32
0
34
0
0
0
321
322
1,395
1,386
(注)1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
- 56 -
3.農 業 関 連 事 業 取 扱 実 績
(1)買取購買品(生産資材)取扱実績
種
(単位:千円)
平成26年度
平成27年度
類
供給高
粗収益
供給高
粗収益
肥
料
1,364,581
236,463
1,327,429
232,117
飼
料
612,313
6,099
626,884
6,772
包装資材
506,088
102,469
502,217
101,478
保温資材
59,127
12,897
56,939
13,296
薬
1,332,883
153,215
914,209
107,406
農業機械
806,684
133,374
721,435
125,441
自 動 車
78,602
1,537
77,710
1,617
預託家畜
19,441
192
16,521
163
そ の 他
1,021,483
79,090
1,077,421
86,125
合
5,801,202
725,336
5,320,765
674,415
農
計
(2)受託販売品取扱実績
種
(単位:千円)
平成27年度
類
販売高
米
麦・豆・雑穀
平成26年度
手数料
販売高
手数料
9,114,656
438,529
8,745,121
426,310
355,174
9,892
219,912
8,805
野
菜
2,952,133
70,001
2,480,356
57,414
果
実
1,156,928
27,491
975,773
22,677
630,590
14,931
624,280
14,336
花き・花木
菌
茸 類
2,063,917
49,184
2,118,273
49,130
畜
産 物
658,237
5,506
693,919
5,596
16,931,635
615,534
15,857,634
584,268
合
計
(3)農業倉庫事業取扱実績
項
目
(単位:千円)
平成26年度
平成27年度
保
管
料
153,573
162,341
収
荷
役
料
30,967
24,019
益
そ
の
他
49,421
49,642
233,962
236,002
倉 庫 材 料 費
309
471
費
倉 庫 労 務 費
27,398
31,505
用
そ の 他 の 費 用
30,663
39,509
計
58,372
71,485
計
- 57 -
(4)利用事業取扱実績
①
カントリーエレベーター
項
目
(単位:千円)
平成26年度
平成27年度
乾
燥
料
132,810
128,227
調
製
料
73,703
82,343
搗
精
料
648
723
収
保
管
料
27,927
28,595
益
荷
役
料
3,993
5,130
運
搬
料
475
483
雑
収
入
3,089
2,053
242,648
247,556
計
労
務
費
11,933
11,561
資
材
費
2,451
1,639
運
搬
費
472
1,505
水 道 光 熱 費
37,434
46,280
費
賃
借
料
1,570
1,535
用
業
務
費
2,881
2,183
修
繕
費
7,783
6,000
車
両
費
2,888
3,734
費
2,209
2,831
69,625
77,271
雑
計
②
ライスセンター
項
(単位:千円)
目
平成26年度
平成27年度
利
用
料
91,178
88,117
収
運
搬
料
139
107
益
雑
収
入
1,508
1,240
92,826
89,466
計
労
務
費
10,816
11,494
資
材
費
904
984
運
搬
費
295
282
水 道 光 熱 費
14,340
16,265
費
賃
借
料
3,326
3,358
用
業
務
費
8,997
7,313
修
繕
費
5,332
8,667
車
両
費
604
1,170
費
1,747
1,703
46,365
51,235
雑
計
- 58 -
③
選果場
(単位:千円)
項
共
収
益
目
平成26年度
料
94,810
86,945
受 取 運 賃
67,765
61,307
冷
蔵
料
45,794
39,103
利
用
料
12,102
7,642
受 取 資 材
105,084
90,878
4,400
3,387
329,957
289,263
雑
選
平成27年度
収
入
計
労
務
費
63,882
55,950
資
材
費
113,444
99,407
費
支 払 運 賃
65,143
58,371
用
施
費
36,435
35,570
費
4,007
4,421
282,913
253,722
設
雑
計
④
育苗センター
項
収
益
費
用
⑤
益
費
用
目
平成27年度
平成26年度
水稲育苗センター収益
23,402
37,016
野菜育苗センター収益
10,366
10,668
計
33,769
47,684
水稲育苗センター費用
21,262
34,360
野菜育苗センター費用
11,521
9,915
計
32,783
44,276
旅行センター
項
収
(単位:千円)
(単位:千円)
目
平成27年度
平成26年度
旅行取扱手数料
985
638
受託事務手数料
737
795
受 託 手 数 料
5,196
5,262
442
561
計
7,362
7,257
旅 行 推 進 費
1,697
2,255
旅 行 雑 費
488
362
2,185
2,617
雑
収
計
入
- 59 -
⑥
会館事業
項
(単位:千円)
目
平成27年度
平成26年度
宴 会 収 入
11,001
11,251
会 館 賃 貸 料
10,325
10,340
貸会議室収入
1,763
1,814
会 館 雑 収 入
564
578
計
23,654
23,984
会 館 労 務 費
2,040
377
費
会 館 供 給 費
4,923
4,998
用
会 館 雑 費 用
815
918
7,778
6,293
収
益
計
⑦
その他の事業
項
収
益
費
用
⑧
(単位:千円)
目
平成26年度
平成27年度
リ ー ス 事 業
5,087
9,138
大豆センター
28,692
28,460
種子センター
17,716
18,052
畜産利用事業
1,428
1,970
精 米 収 益
19,111
20,257
そ の 他 利 用
26,560
29,044
計
98,597
106,924
リ ー ス 事 業
3,407
3,496
大豆センター
23,352
22,238
種子センター
11,400
12,823
畜産利用事業
1,428
1,970
精 米 費 用
15,098
15,778
そ の 他 利 用
6,146
6,966
計
60,834
63,278
農用地利用調整事業
項
目
(単位:千円)
平成26年度
平成27年度
円滑化事業受取賃借料
127,551
140,138
円滑化事業手数料
2,809
2,988
農用地利用調整補助金
1
1
8,227
1,967
計
138,589
145,095
円滑化事業支払賃貸料
127,551
140,138
費
農用地利用調整費用
987
1,023
用
農地中間管理事業費用
292
47
128,831
141,209
収
益
農地中間管理事業委託料
計
- 60 -
(5)加工事業取扱実績
①
りんごジュース
項
(単位:千円)
目
平成27年度
平成26年度
製 品 販 売 高
157,876
166,288
収
受 託 加 工 料
3,426
3,349
益
雑
1,987
1,698
計
163,290
171,335
原 材 料 費
38,501
28,872
労
費
15,199
14,072
包 装 資 材 費
26,494
33,234
そ の 他 経 費
13,248
16,257
計
93,443
92,435
費
用
②
収
務
入
その他加工事業
項
(単位:千円)
目
平成27年度
平成26年度
製 品 販 売 高
5,123
6,620
収
受 託 加 工 料
5,989
9,069
益
雑
178
294
計
11,291
15,983
原 材 料 費
3,397
4,087
労
費
3,951
8,165
費
委 託 販 売 費
-
-
用
包 装 資 材 費
71
118
そ の 他 経 費
4,441
2,507
計
11,861
14,877
収
務
入
- 61 -
4.生 活 そ の 他 事 業 取 扱 実 績
(1)買取購買品(生活物資)取扱実績
種
(単位:千円)
平成27年度
類
供給高
平成26年度
粗収益
供給高
粗収益
米
11,531
1,105
12,959
1,201
その他食品
69,493
11,776
71,773
11,931
衣 料 品
8,671
1,020
7,156
1,099
耐久消費財
13,691
1,447
19,611
2,024
その他生活用品
93,903
9,881
83,917
8,997
材
216,995
42,442
230,541
45,173
組織購買
13,230
2,065
12,326
1,945
427,514
69,736
438,283
72,370
食
合
計
(2)福祉・介護事業取扱実績
項
福
収
益
費
用
業
129
訪 問 介 護 事 業 収 益
34,295
40,125
訪 問 看 護 事 業 収 益
13,628
12,977
通 所 介 護 事 業 収 益
73,085
79,430
短期入所介護事業収益
95,930
92,438
その他福祉介護事業収益
95,124
90,689
計
312,169
315,790
用
477
495
訪 問 介 護 事 業 費 用
27,696
26,886
訪 問 看 護 事 業 費 用
17,310
13,372
通 所 介 護 事 業 費 用
58,086
63,130
短期入所介護事業費用
67,637
66,057
その他福祉介護事業費用
79,131
79,082
計
250,340
249,025
事
業
収
平成26年度
104
祉
事
平成27年度
益
福
祉
目
(単位:千円)
費
- 62 -
5.指 導 事 業
(単位:千円)
項
賦
目
課
平成27年度
平成26年度
金
47,321
47,605
収
指導事業補助金
33,921
32,128
入
実 費 収 入
19,672
14,993
計
100,914
94,727
営 農 改 善 費
78,541
65,859
支
生 活 文 化 費
2,177
2,330
出
教 育 情 報 費
46,511
48,392
計
127,229
116,583
- 63 -
経営資料Ⅳ 経営諸指標
1.利益率
項
(単位:%)
目
平成27年度
平成26年度
増
減
総資産経常利益率
0.19
0.25
△0.06
資本経常利益率
2.11
3.09
△0.98
総資産当期純利益率
0.12
0.16
△0.04
資本当期純利益率
1.30
2.02
△0.72
(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率
=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
区
貯貸率
貯証率
分
期
平成27年度
末
期中平均
期
(単位:%)
末
期中平均
(注)1.貯貸率(期
平成26年度
減
35.55
35.88
△0.33
34.84
34.77
0.07
2.97
3.05
△0.08
3.75
2.72
1.03
末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期
増
末)=有価証券残高/貯金残高×100
- 64 -
経営資料Ⅴ
自己資本の充実の状況
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
1.自己資本の構成に関する事項
(単位:千円)
項 目
経過措置による
不算入額
平成27年度
経過措置による
不算入額
平成26年度
コア資本に係る基礎項目
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
8,439,999
8,458,642
7,085,725
7,129,215
-
-
1,410,783
1,365,796
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
-
-
△ 56,510
△ 36,370
115,804
114,464
115,804
114,464
-
-
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基
礎項目の額に含まれる額
-
-
うち、回転出資金の額
-
-
うち、上記以外に該当するものの額
-
-
-
-
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本
調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額
に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相
当する額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含
まれる額
コア資本に係る基礎項目の額(イ)
578,808
651,184
9,134,612
9,224,290
コア資本に係る調整項目
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除
く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以
外の額
19,209
28,814
9,135
36,542
-
-
-
-
19,209
28,814
9,135
36,542
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
-
-
-
適格引当金不足額
-
-
-
-
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
-
-
-
-
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算
入される額
-
-
-
-
前払年金費用の額
-
-
-
-
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る10パーセント基準超過額
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関
連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関
連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するも
のの額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関
連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関
連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するも
のの額
コア資本に係る調整項目の額(ロ)
19,209
- 65 -
9,135
項 目
経過措置による
不算入額
平成27年度
経過措置による
不算入額
平成26年度
自己資本
自己資本の額((イ)-(ロ)) (ハ)
9,115,402
9,215,154
信用リスク・アセットの額の合計額
52,461,722
51,850,714
資産(オン・バランス)項目
52,065,815
51,425,064
△ 6,959,417
△ 6,951,534
28,814
36,542
-
-
-
-
8,596,032
△ 8,596,039
1,607,801
1,607,862
395,906
425,650
-
-
-
-
リスク・アセット等
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合
計額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によ
るとしてリスク・アセットの額に算入されることになったもの
の額のうち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・
サービシング・ライツに係るものを除く。)に係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によ
るとしてリスク・アセットの額に算入されることになったもの
の額のうち、繰延税金資産に係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によ
るとしてリスク・アセットの額に算入されることになったもの
の額のうち、前払年金費用に係るものの額
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクス
ポージャーに係る経過措置を用いて算出したリスク・ア
セットの額から経過措置を用いずに算出したリスク・アセッ
トの額を控除した額( △)
うち、上記以外に該当するものの額
オフ・バランス項目
CVAリスク相当額を8パーセントで除して得た額
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセット
の額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8 パーセントで除して得
た額
7,344,918
7,422,455
信用リスク・アセット調整額
-
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
-
59,806,640
59,273,169
15.24%
15.54%
リスク・アセット等の額の合計額(ニ)
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
(注)1.農協法第 11 条の 2 第 1 項第 1 号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に
係る算式に基づき算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用
については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあ
たっては基礎的手法を採用しています。
3.当 JA が有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
- 66 -
2.自己資本の充実度に関する事項
①
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
平成27 年度
平成26 年度
エクスポージャ リスク・アセッ
ーの期末残高
ト額 a
所要自己資本額
b=a×4%
エクスポージャ リスク・アセッ
ーの期末残高
ト額 a
所要自己資本額
b=a×4%
我が国の中央政府及び中央銀行向け
2,609,009
-
-
2,618,223
-
-
我が国の地方公共団体向け
3,931,693
-
-
3,710,956
-
-
地方公共団体金融機構向け
-
-
-
-
-
-
我が国の政府関係機関向け
-
-
-
-
-
-
地方三公社向け
-
-
-
-
-
-
43,974,388
8,794,688
351,795
41,705,790
8,341,158
333,646
780,008
575,786
23,031
862,988
650,690
26,027
16,433,540
12,146,234
485,849
15,438,826
11,385,681
455,427
446,959
155,946
6,237
507,632
176,794
7,071
-
-
-
-
-
-
925,856
467,372
18,694
848,666
878,710
35,148
7,354,900
726,870
29,074
8,067,334
796,674
31,866
38,504
-
-
40,477
-
-
出資等
2,131,031
2,131,031
85,241
2,132,006
2,131,006
85,240
他の金融機関等の対象資本調達手段
金融機関及び第一種金融商品取引業
者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等保証付
共済約款貸付
8,596,032
21,490,082
859,603
8,596,039
21,490,098
859,603
特定項目のうち調整項目に算入され
ないもの
複数の資産を裏付けとする資産(所
謂ファンド)のうち、個々の資産の把
握が困難な資産
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
-
-
経過措置によるリスク・アセットの
額に算入・不算入となるもの
-
△6,959,417
△278,376
-
△6,951,634
△278,065
上記以外
標準的手法を適用するエクスポージャ
ー別計
11,163,605
10,185,519
407,420
13,756,291
12,951,534
518,061
101,132,990
52,461,722
2,098,468
98,285,235
51,850,714
2,074,028
CVA リスク相当額÷8%
-
-
-
-
-
-
中央清算機関関連エクスポージャー
-
-
-
-
-
-
信用リスク・アセットの額の合計額
101,132,990
52,461,722
2,098,468
98,285,235
51,850,714
2,074,028
オペレーショナル・リスク相当
額を 8%で除して得た額
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相当
額を 8%で除して得た額
所要自己資本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
オペレーショナル・リスクに対する所
要自己資本の額
<基礎的手法>
7,344,918
所要自己資本額計
293,796
7,422,455
296,898
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
A
b=a×4%
a
b=a×4%
59,806,640
- 67 -
2,392,265
59,273,169
2,370,926
(注)1.
「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポ
ージャーの種類ごとに記載しています。
2.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.
「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、
「法人等向け」等に
おいてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.
「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.
「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以
上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかか
るエクスポージャーのことです。
6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象
資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地
再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当し
ます。
7.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政
府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産
等)
・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免
責額が含まれます。
8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
- 68 -
÷8%
3.信用リスクに関する事項
①
標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。また、
信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、非依頼格付
は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)
「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のこと
です。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコアは、主に以下のと
おりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
カントリー・リスク・スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー(長期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
法人等向けエクスポージャー(短期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
- 69 -
②
信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージ
ャーの期末残高
(単位:千円)
平成 27 年度
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
うち貸出金
等
-
2,490
709,699
709,699
-
6,136
1,696
-
-
1,910
1,910
-
-
26,022
26,022
-
-
44,536
44,536
-
-
46,014,209
2,028,282
-
-
43,749,462
2,028,289
-
-
453,694
453,693
-
82
678,732
678,732
-
245
6,540,702
3,931,693
2,609,009
-
6,329,180
3,710,956
2,618,223
-
9,270,051
555,841
-
8,294
9,032,314
332,558
-
-
個人
27,034,228
22,867,022
-
914,988
26,622,553
2,334,643
-
842,284
その他
11,153,792
1,726
-
-
11,116,844
2,077
-
-
101,132,990
30,446,812
2,609,009
925,856
98,285,235
30,855,195
2,618,223
848,666
42,712,832
739,823
41,433,356
1,435,202
-
1 年超 3 年以下
1,955,076
1,929,583
2,328,945
2,238,945
-
3 年超 5 年以下
2,510,542
2,510,542
2,642,612
2,642,612
-
5 年超 7 年以下
2,183,104
2,183,104
2,104,342
2,104,342
-
7 年超 10 年以下
4,964,927
4,746,545
218,382
5,151,627
5,151,627
-
10 年超
20,108,649
17,187,176
2,390,627
19,010,438
15,831,061
2,618,223
期限の定めのないもの
26,697,857
1,150,037
25,703,912
1,451,404
-
101,132,990
30,446,812
98,285,235
30,855,195
2,618,223
農業
建設・不動産業
法
電気・ガス熱供給・
水道業
金融・保険業
人
卸売・小売・飲食・
サービス業
日本国政府・地方公
共団体
上記以外
業種別残高計
1 年以下
残存期間別残高計
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
うち貸出金
等
638,591
580,835
1,696
平成 26 年度
うち債券
2,609,009
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
うち債券
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エク
スポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含
みます。
2.
「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バラ
ンスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間および融
資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出
金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.
「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以
上延滞しているエクスポージャーをいいます。
4.
「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
5.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しており
ます。
- 70 -
③
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
平成27年度
区
分
平成26年度
期中減少額
期中
期末残高
増加額
目的使用
期中減少額
期中
期首残高
期首残高
期末残高
増加額
その他
目的使用
その他
一般貸倒引当金
114,463
115,804
-
114,463
115,804
116,796
114,463
-
116,796
114,463
個別貸倒引当金
349,437
524,509
4,073
345,364
524,509
356,219
349,437
13,292
342,926
349,437
463,901
640,314
4,073
459,827
640,314
473,016
463,900
13,292
459,723
463,900
合
④
計
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
平成27年度
区分
期首
残高
農業
製造業
法 建設・不動産業
人
運輸・通信業
卸売・小売・飲
食・サービス業
個人
業種別残高計
平成26年度
期中減少額
期中
増加額
目的使用
12,028
11,360
-
-
-
-
-
-
-
-
-
958
期末
残高
その他
12,028
貸出金
償却
期首
残高
期中減少額
期中
増加額
目的使用
期末
残高
その他
貸出金
償却
11,360
-
3,698
12,028
-
3,698
12,028
-
-
-
2,958
-
2,938
20
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
227
705
253
227
-
988
958
-
988
958
-
336,451
512,922
3,368
333,083
512,922
1,113
348,575
336,451
10,354
338,221
336,451
141
349,437
524,509
4,073
345,364
524,509
1,113
356,219
349,437
13,292
342,926
349,437
141
(注)当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
⑤
信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250%を適用する残高
平成 27 年度
格付
格付
あり
なし
(単位:千円)
平成 26 年度
計
格付
格付
あり
なし
計
信用リ リスク・ウエイト 0%
-
7,548,062
7,548,062
-
7,161,266
7,161,266
スク削 リスク・ウエイト 2%
減効果 リスク・ウエイト 4%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
勘案後 リスク・ウエイト 10%
残高
リスク・ウエイト 20%
-
7,354,900
7,354,900
-
8,067,334
8,067,334
-
43,985,926
43,985,926
-
41,721,172
41,721,172
リスク・ウエイト 35%
-
446,959
446,959
-
507,632
507,632
リスク・ウエイト 50%
-
442,083
442,083
-
4,759
4,759
リスク・ウエイト 75%
-
16,433,540
16,433,540
-
15,438,826
15,438,826
リスク・ウエイト 100%
-
17,830,530
17,830,530
-
17,615,600
17,615,600
リスク・ウエイト 150%
-
8,727,601
8,727,601
-
9,422,182
9,422,182
リスク・ウエイト 200%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト 250%
-
-
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト 1250%
-
-
-
-
-
-
- 102,769,601
102,769,601
-
99,864,547
99,938,775
計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポ
- 71 -
ージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付
なし」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載してい
ます。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリ
スク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したもの
についても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・
デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%
を適用したエクスポージャーがあります。
4.信用リスク削減手法に関する事項
①
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続きの概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エ
クスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーの
リスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リスク・アセッ
ト額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、
「適格金融資産担保」、
「保証」、
「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用してい
ます。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または取
引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JAでは、
適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が国の
地方公共団体、地方公営企業等金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際
開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与しているも
のを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権
のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
ただし、証券化クスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付がA-またはA3
以上で、算定基準日に長期格付がBBB-またはBaa3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、
エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウエイトに
代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類
する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有してい
ること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定
することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と
自組合貯金の相殺後の額が、監視および管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下
にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直し行っています。
なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
- 72 -
②
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
平成 27 年度
区
分
適格金融
平成 26 年度
保証
適格金融
資産担保
保証
資産担保
地方公共団体金融機構向け
-
-
-
-
我が国の政府関係機関向け
-
-
-
-
地方三公社向け
-
-
-
-
金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け
-
-
-
-
801
-
11,819
-
25,657
210
32,029
972
抵当権住宅ローン
-
-
-
-
不動産取得等事業向け
-
-
-
-
三月以上延滞等
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
中央清算機関関連
-
-
-
-
上記以外
-
-
-
-
26,458
210
43,848
972
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
合計
(注)1.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.
「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、
「法人等向け」等に
おいてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以
上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかか
るエクスポージャーのことです。
4.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政
府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産
等)が含まれます。
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
①
出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続きの概要
「出資等」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定の株式又は出資として計上されてい
るものであり、当JAにおいては、これらを㋐子会社および関連会社株式、㋑その他有価証券、㋒系統およ
び系統外出資に区分して管理しています。
- 73 -
㋐子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効率的
運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析等適切な
業況把握に努めています。
㋑その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把握およ
びコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及びポートフォリ
オの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構成するALM委員会を定期
的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方針及び
ALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部
門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の
測定を行い経営層に報告しています。
㋒系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議を通
じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資等の評価等については、㋐子会社および関連会社については、取得原価を記載し、毀
損の状況に応じて子会社等損失引当金を、㋑その他有価証券については時価評価を行った上で、取得原価と
の評価差額については、
「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上しています。㋒系統および系
統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。ま
た、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。
②
出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
平成 27 年度
貸借対照表計上額
上
平成 26 年度
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
場
-
-
-
-
非上場
8,698,781
8,698,781
8,699,756
8,699,756
合
8,698,781
8,698,781
8,699,756
8,699,756
計
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
③
出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
該当する取引はありません。
④
貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価証券とし
ている株式・出資の評価損益)
該当する取引はありません。
⑤
貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
- 74 -
8.金利リスクに関する事項
①
金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在す
る中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、市場金利が上下に 2%変動した時に受ける金利リスク量を算出しています。
要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出される要求
払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、当JAでは、普
通貯金等の額の 50%相当額を 0~5 年の期間に均等に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定してい
ます。
金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク(1,236 百万円)
=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:千円)
平成 27 年度
金利ショックに対する損益・経
済価値の増減額
1,236,999
- 75 -
平成 26 年度
1,199,088
経営資料Ⅵ 連結情報
1.グループの概況
(1)グループの事業系統図
JA秋田ふるさとのグループは、当JA、子会社 3 社で構成されています。
このうち、当年度及び前年度において連結自己資本比率を算出する対象となる連結子会社は 3 社です。
JA秋田ふるさと
〔JA〕
◇本店、9 支店 1 出張所
◇営農センター8 ヵ所
〔子会社〕
葬祭関連事業
自動車関連事業
石油関連事業
㈱ふるさと葬祭アグレム
㈱ふるさとオートランド
㈱ふるさと燃料サービス
(2)子会社等の状況
事業の内容
設 立
年月日
㈱ふるさと 横手市大雄
葬祭アグレム 字本庄道北堰間 13
葬祭業
㈱ふるさと 横手市安田字堰端
オートランド 96 番地
㈱ふるさと 横手市婦気字大堤
燃料サービス 婦気前 122 番地 2
名
称
主たる営業所又は
事務所の所在地
(単位:千円、%)
資本金
又は出資金
当JAの
議決権比率
他の子会社等
の議決権比率
平成 14 年
7月1日
40,000
75.0
-
自動車販売及
び修理整備業
平成 15 年
4月1日
30,000
100.0
-
石油類・LP
ガス販売
平成 17 年
2 月 15 日
100,000
100.0
-
(3)連結事業概況(平成 27 年度)
①
事業の概況
平成 27 年度の当JAの連結決算は、子会社 3 社を連結しております。
連結決算の内容は、連結経常利益 294 百万円、連結当期剰余金 105 百万円、連結純資産 9,981 百万円、連
結総資産 103,073 百万円で、連結自己資本比率は 16.58%となりました。
- 76 -
②
連結子会社等の事業概況
【株式会社ふるさと葬祭アグレム】
弊社の横手市内死亡者に対する葬儀施行のシェアは 38.1%と比較的高い施行率となっておりますが、家族
層・直葬等の小規模な葬儀が増加傾向にあり、葬儀費用の平均額は緩やかな低下傾向にあります。
このような情勢の中、平成 27 年度は施行件数 550 件、うちホール葬儀 337 件(利用率 61.3%)ととなり、
当初計画施行件数に対して 10 件の不足となりましたが、管理費の圧縮により税引き前当期利益は対前年比
118.3%の 33,196 千円となりました。
また「みどりの会」会員は平成 27 年度末において 8,260 件となり、目標達成に至りました。管内の組合員
と准組合員に対しての加入率は 53.1%であり、引き続き会員獲得に向け様々な企画提案、会員特典の拡充を
図って参ります。
【株式会社ふるさとオートランド】
少子高齢化と人口減少が顕著な秋田県において、新車登録届出台数は前年度を 8.5%下回る 4 万 9 千台と
なっております。特に軽自動車は 2 年連続の減少となり、一昨年の消費増税や昨年の軽自動車税率の引き上
げの影響で販売が苦戦しているものとみられます。
このような状況下でも、当社は検査ラインの入れ替えなど整備工場のリニューアルを行った結果、整備部
門のみでの売上高は 1 億 7,900 万円にのぼり、全体の売上高は前年対比 5,900 万円増の 4 億 7,700 万円とな
りました。引き続き、お客様にご満足いただけるサービスの提供を目指し、全社員一丸となって努力してま
いります。
【株式会社ふるさと燃料サービス】
自動車用燃料事業は低燃費車の増加や人口減少などにより燃料油の需要は減少傾向にあります。またガス
事業は廃屋の増加、オール電化市場の拡大により需要は減少傾向にあります。
このような環境下でも、平成 27 年度の売上総利益は当初計画を上回る 6 億 600 万円を計上し、当期純利益
も当初計画を上回る 3,000 万円を計上することができました。
平成 28 年度は新たに灯油配送センターが稼働します。仕入コストや配送コスト削減により低価格灯油の供
給と併せ、心地よいサービス提供のため更なる社員レベルの向上に図ってまいります。
(4)最近 5 年間の連結事業年度の主要な経営指標
項
目
連結経常収益
(事業収益)
平成27年度
平成26年度
(単位:千円、%)
平成25年度
平成24年度
平成23年度
15,609,980
15,614,694
18,533,571
16,798,661
14,722,381
信用事業収益
1,513,092
1,085,440
1,107,383
1,147,521
1,091,806
共済事業収益
973,496
993,527
975,541
1,047,670
899,199
11,334,870
11,745,256
14,579,313
12,987,601
11,260,012
1,788,522
294,955
1,790,471
453,816
1,871,334
645,076
1,615,869
372,866
1,471,364
71,563
105,364
285,794
542,839
207,664
△58,153
連結純資産額
9,981,360
9,902,816
9,620,133
9,397,402
7,715,872
連結総資産額
103,073,558
16.58
100,455,603
16.84
100,606,306
16.29
99,406,490
15.79
84,220,386
14.97
農業関連事業収益
その他事業収益
連結経常利益
連結当期剰余金
連結自己資本比率
(注)「連結自己資本比率」は、
「農業協同組合等がその経営の安全性を判断するための基準」(平成 18 年金融
庁・農水省告示第 2 号)に基づき算出しております。なお、平成 24 年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基
づく連結自己資本比率を記載しています。
- 77 -
(5)連結貸借対照表
科 目
(単位:千円)
平成 27 年度
平成 26 年度
平成 28 年 3 月 31 日
平成 27 年 3 月 31 日
科
目
(資産の部)
平成 27 年度
平成 26 年度
平成 28 年 3 月 31 日
平成 27 年 3 月 31 日
(負債の部)
信用事業資産
78,501,686
75,807,724
1信用事業負債
88,126,383
86,426,496
(1)現金及び預金
44,986,646
42,512,005
(1)貯金
87,196,744
85,256,995
85,256,995
376,211
376,211
1
(2)有価証券
(3)貸出金
(4)その他の信用事業資産
(5)債務保証見返
(6)貸倒引当金
2共済事業資産
(1)共済貸付金
2,598,796
2,608,107
30,842,962
30,433,486
93,668
110,628
530,846
561,153
△551,233
△ 417,657
40,563
38,504
412,553
316,211
(3)その他の共済事業負債
360,229
367,859
3,631,928
3,683,230
(2)棚卸資産
1,881,667
2,178,151
(1)有形固定資産
724,450
40,477
(1)受取手形及び経済事業未収金
5固定資産
530,846
811,287
42,300
1,822
4雑資産
(4)債務保証
2共済事業負債
232,136
232,136
561,153
40,379
5,911,903
(4)貸倒引当金
116,117
38,504
2,058
(3)その他の経済事業資産
282,676
(2)共済資金
5,917,421
(2)その他の共済事業資産
3経済事業資産
(2)借入金
(3)その他の信用事業負債
513,870
113,245
△110,045
△ 62,724
944,328
842,078
8,833,622
8,995,510
8,762,716
8,929,273
(1)共済借入金
1,879,225
1,069,236
(1)支払手形及び経済事業未払金
609,761
577,304
(2)その他の経済事業負債
3経済事業負債
1,269,463
491,931
4設備借入金
280,000
320,000
5雑負債
524,259
544,000
126,929
33,869
(1)未払法人税等
(2)その他の負債
6諸引当金
(1)賞与引当金
397,330
510,131
1,027,289
1,024,832
150,871
93,834
12,412,449
12,262,368
(2) 退職給付に係る負債
818,167
873,975
構築物
1,582,697
1,575,306
(3)役員退職慰労引当金
43,629
40,825
機械装置
2,707,289
2,763,128
(4) 睡眠貯金引当金
2,179
4,106
499,809
457,840
(5) ポイント引当金
12,441
12,091
器具備品
1,230,433
1,322,495
7再評価に係る繰延税金負債
土地
3,786,918
3,787,018
負債の部合計
△13,456,881
△13,238,885
70,906
8,538,881
66,236
13,238,885
8,538,856
8,538,881
297,053
建物
車輌運搬具
減価償却累計額
(2)無形固定資産
6外部出資
(1)外部出資
(2)外部出資等損失引当金
7繰延税金資産
(純資産の部)
1組合員資本
(1)出資金
8,912,536
8,870,757
7,037,320
7,080,810
8,539,856
48,405
48,405
△1,000
(3)利益剰余金
1,884,220
1,778,811
317,229
(4)処分未済持分
△56,510
△ 36,370
△900
△ 900
(5)子会社の所有する親組合出資金
2評価・換算差額等
(1)土地再評価差額金
(2)退職給付に係る調整累計額
3被支配株主持分
純資産の部合計
103,073,558
443,770
90,552,787
(2)資本剰余金
、、、
資産の部合計
443,753
93,092,198
100,455,603
負債及び純資産の部合計
- 78 -
965,693
934,146
1,164,048
1,164,092
△198,354
△ 229,946
103,131
97,912
9,981,360
9,902,816
103,073,558
100,455,603
(6)連結損益計算書
科 目
(単位:千円)
平成 27 年度
平成 26 年度
自:平成 27 年 4 月 01 日
至:平成 28 年 3 月 31 日
自:平成 26 年 4 月 01 日
至:平成 27 年 3 月 31 日
科
目
平成 27 年度
平成 26 年度
自:平成 27 年 4 月 01 日
至:平成 28 年 3 月 31 日
自:平成 26 年 4 月 01 日
至:平成 27 年 3 月 31 日
1事業総利益
4,593,070
4,805,253
(9)その他事業収益
1,788,522
1,790,471
(1)信用事業収益
1,513,092
1,085,440
(10)その他事業費用
1,161,069
1,171,782
991,538
1,003,298
その他事業総利益
627,453
618,688
(260,211)
(254,310)
2事業管理費
4,387,224
4,472,349
(44,895)
(32,775)
(1)人件費
3,064,054
3,097,142
(646,610)
(683,697)
(2)業務費
204,871
215,362
(39,820)
(32,515)
(3)諸税負担金
147,984
153,422
54,672
57,442
(4)施設費
957,166
992,820
-
-
13,147
13,600
事業利益
205,846
322,904
3事業外収益
164,581
198,110
1,672
1,972
118,917
118,932
24,895
26,620
3,704
5,403
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補填備金繰入)
(うち借入金利息)
役務取引等費用
466,880
24,698
941,851
378,033
68,088
65,376
(63,981)
(60,589)
(5)その他事業管理費
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当
(720)
(774)
(3,386)
(4,013)
10,398
10,330
(5)雑収入
15,391
45,181
75,472
77,197
3,464
5,919
163
296
67,962
67,962
3,883
3,019
(3)賃貸料
(4) 償却債権取立益
863,364
302,326
4事業外費用
(うち貸倒引当金戻入益)
(551,233)
(1,917)
(1)支払雑利息
(うち貸出金償却)
(1,113)
(141)
信用事業総利益
571,241
707,406
(3)共済事業収益
973,496
993,527
(4)雑損失
907,643
934,743
経常利益
294,955
453,816
64,898
58,783
5特別利益
153,209
647
79,975
86,485
(1)固定資産処分益
-
-
共済推進費及び共済保全費
62,729
65,332
(2)一般補助金
206
567
その他の共済費用
16,293
21,152
(3)その他特別利益
153,003
80
6特別損失
その他経常費用
共済付加収入
その他の共済収益
(4)共済事業費用
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
(2)寄付金
(3) 賃貸資産関連費用
893,520
907,042
170,797
26,936
10,534,181
10,968,179
(1)固定資産処分損
17,794
18,539
10,105,726
10,572,879
(2)固定資産圧縮損
153,003
5,167
328,521
395,298
(3)臨時損失
-
-
8,746,508
9,082,146
(4)減損損失
-
2,590
8,414,891
8,879,774
-
639
購買品供給費
100,442
105,068
その他の購買費用
223,286
97,303
(106,488)
(8,489)
1,787,672
1,886,032
△793
19,725
800,689
777,077
法人税等合計
166,284
134,170
販売手数料
615,537
584,268
当期利益
111,082
293,356
その他の販売収益
被支配株主に帰属する当期利益
5,718
7,562
105,364
285,794
その他の購買収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
(うち貸倒引当金繰入額)
購買事業総利益
(7)販売事業収益
185,152
192,808
(8)販売事業費用
87,507
90,994
販売費
31,495
36,318
その他の販売費用
56,011
54,675
(△136)
(△2,787)
713,182
686,083
(うち貸倒引当金戻入益)
販売事業総利益
- 79 -
(5) 外部出資評価損
-
-
税金等調整前当期利益
277,366
427,527
法人税、住民税及び事業税
167,077
114,445
(6)加工品回収関連費用
法人税等調整額
当期剰余金
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
科目
平成27年度
平成26年度
自:平成27年4月1日
至:平成28年3月31日
自:平成26年4月1日
至:平成27年3月31日
科目
1.事業活動によるキャッシュ・フロー
277,366
427,527
減価償却費
545,174
553,472
減損損失
平成26年度
自:平成26年4月1日
至:平成27年3月31日
32,456
△400,942
経済受託債務の純増減 (△)
728,599
△73,881
その他経済事業負債の純増減
48,932
422
支払手形及び経済事業未払金の純増減(△)
税金等調整前当期利益
平成27年度
自:平成27年4月1日
至:平成28年3月31日
-
2,590
貸倒引当金の増減額(△は減少)
180,896
△9,538
(その他の資産及び負債の増減)
その他の資産の純増減
△ 102,249
56,929
賞与引当金の増減額(△は減少)
57,037
301
その他の負債の純増減
△ 97,705
△18,180
未払消費税等の増減額
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)
△ 12,173
41,435
3,147
5,897
役員退職慰労引当金の 増減額(△は減少)
2,804
△25,191
信用事業資金運用による収入
978,268
985,210
睡眠貯金引当金の増減額(△は減少)
△ 1,926
2,826
信用事業資金調達による支出
△ 64,757
△65,137
外部出資等損失引当金の増減額(△は減少)
△ 1,000
1,000
共済貸付金利息による収入
1,017
1,031
349
1,583
共済借入金利息による支出
△ 1,016
△1,033
信用事業資金運用収益
△ 961,029
△979,858
△ 66,251
917,645
信用事業資金調達費用
68,088
65,376
120,589
120,904
共済貸付金利息
△ 954
△1,060
共済借入金利息
953
1,061
△ 120,589
△120,904
3,464
5,919
2.投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,868
9,075
17,588
18,539
ポイント引当金の増減額(△は減少)
受取雑利息及び受取出資配当金
支払雑利息
有価証券関係損益(△は益)
固定資産売却損益 (△は益)
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増 (△)減
小 計
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
△ 3,464
△5,919
法人税等の支払額
△ 103,492
△93,318
事業活動によるキャッシュ・フロー
△ 52,618
939,312
有価証券の取得による支出
△ 2,021,060
△1,009,310
有価証券の売却による収入
2,032,240
-
153,003
5,167
補助金の受入による収入
△ 409,475
△995,697
固定資産の取得による支出
△ 536,101
△405,359
預金の純増 (△)減
△ 3,000,000
30
固定資産の売却による収入
△ 17,777
△12,341
貯金の純増減 (△)
1,939,778
197,823
△ 180
△4,600
信用事業借入金の純増減 (△)
△ 93,535
△57,012
その他信用事業資産の純増減
30,028
52,657
その他信用事業負債の純増減
△ 149,657
△44,709
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増(△)減
その他共済事業資産の純増減
共済借入金の純増減 (△)
外部出資による支出
外部出資の売却等による収入
投資活動によるキャッシュ・フロー
1,972
△1,536
560
639
△ 388,720
△ 1,425,804
△ 40,000
△40,000
3.財務活動によるキャッシュ・フロー
設備借入れの償還による支出
△ 299
1,155
出資の増額による収入
2,940
3,120
出資の払戻しによる支出
△ 46,460
△54,955
△ 1,874
1,438
持分の取得による支出
△ 36,370
△26,965
96,342
40,279
持分の譲渡による収入
36,370
26,965
未経過共済付加収入の純増減
△ 7,898
△11,774
非支配株主持分への配当金支払額
△ 500
△500
その他共済事業負債の純増減
331
△2,382
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 84,020
△ 92,335
受取手形及び経済事業未収金の純増(△)減 5,594
1,441,556
共済資金の純増減 (△)
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
その他経済事業資産の純増減
経済受託債権の純増 (△)減
棚卸資産の純増 (△)減
-
-
5.現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 加 額 ( 減 少 額 )
△ 525,359
△ 578,827
4.現金及び現金同等物に係る換算差額
△ 400,625
5,557
6.現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高
10,105,738
10,684,566
45,707
316,453
7.現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高
9,580,379
10,105,738
296,484
△510,071
- 80 -
(8)連結注記表
平成 27 年度
平成 26 年度
Ⅰ.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
1.連結の範囲に関する事項
(1)連結される子会社及び子法人等
3社
会社名
株式会社 ふるさと葬祭アグレム
会社名
株式会社 ふるさとオートランド
会社名
株式会社 ふるさと燃料サービス
(2)非連結の子会社及び子法人等
0社
2.持分法の適用に関する事項
(1)
(2)
持分法適用の非連結の子会社及び子法人等、関連法人等
持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等、関連法人等
Ⅰ.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
1.連結の範囲に関する事項
(1)連結される子会社及び子法人等
3社
会社名
株式会社 ふるさと葬祭アグレム
会社名
株式会社 ふるさとオートランド
会社名
株式会社 ふるさと燃料サービス
(2)非連結の子会社及び子法人等
0社
2.持分法の適用に関する事項
0社
0社
3.連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
連結される子会社及び子法人等の決算日は次のとおりです。
3 月 31 日
3社
(1)
(2)
持分法適用の非連結の子会社及び子法人等、関連法人等
持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等、関連法人等
0社
0社
3.連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
連結される子会社及び子法人等の決算日は次のとおりです。
3 月 31 日
3社
4.連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価に関する事
項
連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価については、
全面時価評価法を採用しています。
4.連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価に関する事
項
連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価については、
全面時価評価法を採用しています。
5.連結調整勘定の償却方法及び償却期間
当年度の連結決算において連結調整勘定は発生しませんでした。
5.連結調整勘定の償却方法及び償却期間
当年度の連結決算において連結調整勘定は発生しませんでした。
6.剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づ
いて作成しております。
6.剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基
づいて作成しております。
7.連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範
7.連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範
囲
囲
(1)現金及び現金同等物の資金の範囲
(1) 現金及び現金同等物の資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物は、手許
連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物は、手
現金(ATM 現金含)、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能であり、 許現金(ATM 現金含)、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能で
かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から 3 か
あり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日か
月以内に償還期限の到来する預金等からなっています。
ら 3 か月以内に償還期限の到来する預金等からなっています。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科
目の金額との関係
現金及び預金勘定
44,986,646 千円
別段預金及び定期性預金及び譲渡性預金
△32,406,297 千円
現金及び現金同等物
9,580,379 千円
(2)現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科
目の金額との関係
現金及び預金勘定
42,512,005 千円
別段預金及び定期性預金及び譲渡性預金 △32,406,297 千円
現金及び現金同等物
10,105,738 千円
Ⅱ.重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.次に掲げるものの評価基準及び評価方法
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
①満期保有目的の債券 ·················· 償却原価法(定額法)
②子会社株式 ·························· 移動平均法による原価法
③その他有価証券
ア)時価のないもの ················· 移動平均法による原価法
Ⅱ.重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.次に掲げるものの評価基準及び評価方法
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
①満期保有目的債券 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・償却原価法(定額法)
②子会社株式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・移動平均法による原価法
③その他有価証券
ア)時価のないもの ・・・・・・・・・・・・・・移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品 ····················· 売価還元法による低価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品・・・・・・売価還元法による低価法
その他の棚卸資産
(加工品) ············ 総平均法による原価法(貸借対照表価額は
収益性の低下による簿価切下げの方法)
(原材料・貯蔵品) ···· 最終仕入原価法
その他の棚卸資産
(加工品)・・・・・・・・・・・・総平均法による原価法(貸借対照表価額は収
益性の低下による簿価切り下げの方法)
(原材料・貯蔵品)・・・最終仕入原価法
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法(ただし、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附属
設備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法
と同一の基準によっています。また、取得価額 10 万円以上 20 万円未
満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間
で均等償却を行っています。
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法(ただし、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附属設
備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法
と同一の基準によっています。また、取得価額 10 万円以上 20 万円未
満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3 年間
で均等償却を行っています。
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能
期間(5年)に基づく定額法により償却しています。
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能
期間(5 年)に基づく定額法により償却しています。
3.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
3.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
- 81 -
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定規程、経理規程及び
資産の償却・引当要領に則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下
「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以
下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額から、担保
の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除し、その残
額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性
が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に係る債
権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積
もることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の
帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を
控除した残額との差額を引当てています。なお、債権残高が 5,000 千
円以下の債権については、貸倒実績率に基づき計上しています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入
限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定し
た金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定規程に基づき、融資担当部署等が資産査
定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査し
ており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
貸倒引当金は、予め定めている資産査定規程、経理規程及び資産の
償却・引当要領に則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以
下「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務
者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額か
ら、担保の処分可能見込額および保証による回収可能見込額を控除
し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性
が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に係る
債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見
積ることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の
帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額
を控除した残額との差額を引当てています。なお、債権残高が 5,000
千円以下の債権については、貸倒実績率に基づき計上しています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入
限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 9 により算定し
た額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定規程に基づき、融資担当部署等が資産査
定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査し
ており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち
当事業年度負担分を計上しています。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のう
ち当事業年度負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務
及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認めら
れる額を計上しています。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの
期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっています。
②数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の
平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分
した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしてい
ます。
過去勤務費用は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数(5年)による定額法により費用処理しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債
務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認
められる額を計上しています。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの
期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっています。
②数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の
平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分
した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしてい
ます。
過去勤務費用は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数(5年)による定額法により費用処理しています。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期
末要支給額を計上しています。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期
末要支給額を計上しています。
(5)外部出資等損失引当金
当JAの外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態
が株式のものについては有価証券の評価と同様の方法により、株式
以外のものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認めら
れる額を計上しています。
(5)睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金者か
らの払戻請求に基づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績に基づ
く将来の払戻損失見込額を計上しています。
(6) 睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金
者からの払戻請求に基づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績
に基づく将来の払戻損失見込額を計上しています。
4.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のフ
ァイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引
を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会
計処理によっています。
4.消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は「雑資産」に計上し、
5年間で均等償却を行っています。
5.消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は「雑資産」に計上し、
5 年間で均等償却を行っています。
5.記載金額の端数処理等
記載金額は千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科
目については「0」で表示しています。
6.記載金額の端数処理等
記載金額は千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科
目については「0」で表示しています。
Ⅲ.会計方針の変更に関する注記
1.退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」
(企業会計基準第 26 号 平成 24 年
5 月 17 日。以下「退職給付会計基準」といいます。
)及び「退職給付
に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 25 号 平
成 24 年 5 月 17 日)が平成 26 年 4 月 1 日以後開始する事業年度の期
首から適用されることになったことに伴い、当事業年度よりこれら
の会計基準等を適用しています。これに伴い、退職給付債務及び勤
- 82 -
務費用の計算方法を見直し、割引率の決定方法について、職員の平
均残存勤務期間に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支
払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均
割引率を使用する方法へ変更しました。退職給付会計基準等の適用
については、当事業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費
用の計算方法に伴う影響額を数理計算上の差異として認識していま
す。
Ⅲ.連結貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
国庫補助金、工事負担金等により有形固定資産の取得価額から控除し
ている圧縮記帳額は 5,482,463 千円であり、その内訳は、次のとおり
です。
建
物
3,302,449 千円
構
物
46,650 千円
機 械 装 置
1,838,969 千円
車 輌運 搬具
築
159,127 千円
工具器具備品
135,266 千円
Ⅳ.連結貸借対照表に関する注記
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
国庫補助金、工事負担金等により有形固定資産の取得価額から控除
している圧縮記帳額は 5,334,059 千円であり、その内訳は、次のと
おりです。
建
2.担保に供している資産
定期預金 2,500,000 千円を為替決済の担保に供しています。
設備借入金 280,000 千円の担保として、土地 74,998 千円、建物 707,606
千円を差し入れています。
物
3,178,949 千円
構
物
45,200 千円
機 械 装 置
1,815,196 千円
車 輌運 搬具
築
159,897 千円
工具器具備品
134,817 千円
2.担保に供している資産
定期預金 2,500,000 千円を為替決済の担保に供しています。
設備借入金 320,000 千円の担保として、土地 74,998 千円、建物
817,474 千円を差し入れています。
3. 重要な係争事件に関する損害賠償義務
当組合は、平成26年9月22日付で岐阜米穀株式会社より、古
代米の栽培委託契約を結びながら契約通りに米を引渡さなかったの
は債務不履行に当たるとの主張から損害賠償請求訴訟を秋田地方裁
判所において提訴されており、現在係争中であります。
当該訴訟は当組合と全農あきたに対し、主位的請求金額 5,575 万
円を請求するものですが、当組合といたしましては本訴訟における
請求の根拠や損害の根拠は事実に基づくものではないと考えてお
り、今後も法廷の場で適切に対応していく方針です。
3.役員との間の取引による役員に対する金銭債権
理事及び監事に対する金銭債権の総額
91,250 千円
4.役員に対する金銭債権 ・ 債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
4.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 44,992 千円、延滞債権額は 846,924
千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続
していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見
込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を
行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、
法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイか
らホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸
出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権
及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を
猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3か月以上延滞債権額はありません。
3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日か
ら3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当し
ないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図るこ
とを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻
先債権、延滞債権及び3か月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額及び貸出条件緩
和債権額の合計額は 891,917 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
5.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 41,649 千円、延滞債権額は 512,771
千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継
続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁
済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸
倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)
のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項
第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事
由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債
権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の
支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3か月以上延滞債権額は 305,826 千円です。
なお、3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払
日の翌日から3か月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延
滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図る
ことを目的として、金利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶
予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金
で、破綻先債権、延滞債権及び3か月以上延滞債権に該当しないも
のです。
破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額及び貸出条件
緩和債権額の合計額は 860,247 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
5.土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34
号)及び「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づ
き、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については当該再評価
差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の
部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資
産の部に計上しています。
①再評価を行った年月日
平成 12 年 3 月 31 日
②再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価
後の帳簿価額の合計額を下回る金額
1,477,255 千円
③同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年3月 31 日公布政令第
119 号)第2条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法第
341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳に登
録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行い算出し
6.土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34
号)及び「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基
づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については当該再
評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として
負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」と
して純資産の部に計上しています。
① 再評価を行った年月日
平成 12 年3月 31 日
② 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再
評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額
1,414,435 千円
③ 同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年3月 31 日公布政令第
119 号)第2条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法
第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台
帳に登録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行
- 83 -
232,200 千円
ています。
い算出しています。
Ⅴ.連結損益計算書に関する注記
1.減損損失に関する注記
(1)資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産
又は資産グループの概要
当JAでは、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施
した結果、営業店舗については支店ごとに、また、業務外固定資産
(遊休資産と賃貸固定資産)については各固定資産をグルーピング
の最小単位としています。
本店については独立したキャッシュ・フローを生み出さないもの
の、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与している
ことから、共用資産と認識しています。
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場所
用途
種類
その他
川西生活総合センター敷地
遊
休
土
地
業務外固定資産
西成瀬給油所跡地
遊
休
土
地
業務外固定資産
(2) 減損損失の認識に至った経緯
川西生活総合センター敷地、西成瀬給油所跡地については、遊休
資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価額で評価しその
差額を減損損失として認識しました。
(3) 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定
産の種類毎の減損損失の内訳
川西生活総合センター敷地
359 千円(土地)
西成瀬給油所跡地
2,231 千円(土地)
合
計
2,590 千円(土地)
(4)回収可能価額の算定方法
川西生活総合センター、西成瀬給油所跡地にかかる固定資産の回収
可能価額には正味売却価額を採用し、その時価は固定資産税評価額に
基づき算定しています。
Ⅳ.金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当JAは農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員
や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ
預けているほか、国債などの債券の有価証券による運用を行っていま
す。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当JAが保有する金融資産は、主として当JA管内の組合員等に対
する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行に
よってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的で保有していま
す。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の
変動リスクに晒されています。
借入金は、組合員への転貸用、支店・施設建設等の設備投資のため
として借り入れた、農林中央金庫、秋田県、日本政策金融公庫からの
借入金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒され
ています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において
対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店
に融資管理課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っ
ています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどによ
り償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準
を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性
の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不
良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取
り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については
「資産の償却・引当要領」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の
健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的
確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図って
います。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重
視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、
金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めてい
ます。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの
Ⅵ.金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当JAは農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員
や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ
預けているほか、国債などの債券の有価証券による運用を行っていま
す。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当JAが保有する金融資産は、主として当JA管内の組合員等に対
する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行に
よってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的で保有していま
す。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の
変動リスクに晒されています。
借入金は、組合員への転貸用、支店・施設建設等の設備投資のため
として借り入れた、農林中央金庫、秋田県、横手市、日本政策金融公
庫からの借入金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されて
います。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において
対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店
に融資管理課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っ
ています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどによ
り償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準
を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性
の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不
良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取
り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については
「資産の償却・引当要領」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の
健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的
確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図って
います。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重
視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、
金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めて
います。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの
- 84 -
投資環境分析及び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やAL
Mなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層
で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び
意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及
びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリ
スクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク
管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリス
ク量の測定を行い経営層に報告しています。
投資環境分析及び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やA
LMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営
層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及
び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針
及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買や
リスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリス
ク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的に
リスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当JAで保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の
金融商品です。当JAにおいて、主要なリスク変数である金利リスク
の影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価
証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。
当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年
程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利
の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末
現在、指標となる金利が 0.25%上昇したものと想定した場合には、経済
価値が 76,067 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としてお
り、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、
算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行
金額についても含めて計算しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次
の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、
市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位
置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用
方針などの策定の際に検討を行っています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当JAで保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の
金融商品です。当JAにおいて、主要なリスク変数である金利リスク
の影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価
証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。
当JAでは、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年
程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利
の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末
現在、指標となる金利が 0.25%上昇したものと想定した場合には、経
済価値が 77,809 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としてお
り、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、
算定額を超える影響が生じる可能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行
金額についても含めて計算しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次
の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、
市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位
置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用
方針などの策定の際に検討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づ
く価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(こ
れに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定において
は一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった
場合、当該価額が異なることもあります。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づ
く価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(こ
れに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定において
は一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった
場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価に関する事項
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
(1)金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、
次のとおりです。
次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについて
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについて
は、次表には含めず(3)に記載しています。
は、次表には含めず(3)に記載しています。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
預
44,006,538
有
金
価
証
出
金
(*1)
(*2)
貸倒引当金控除後
貸倒引当金
(*3)
負
債
預
金
2,598,796
3,047,697
448,900
価
貸
出
△551,551
30,366,030
証
金
(*1)
貸倒引当金
31,500,428
1,134,397
(*2)
貸倒引当金控除後
貸倒引当金
2,651,419
-
計
79,622,784
81,197,990
1,575,205
資
金
87,196,744
87,217,312
△20,568
貯
計
87,196,744
87,217,312
△20,568
負
(*3)
債
41,671,298
△37,473
2,608,107
2,815,830
207,722
31,017,236
919,820
30,515,162
△417,746
30,097,415
△40,672
2,382,470
2,382,470
-
計
76,796,766
77,886,835
1,090,068
金
85,256,995
85,231,480
△25,514
計
85,256,995
85,231,480
△25,514
貸倒引当金控除後
産
差額
41,708,772
2,423,142
経済事業未収金
△107,146
時価
券
満期保有目的の債券
30,917,582
2,651,419
貸倒引当金控除後
貯
△8,092
2,758,565
経済事業未収金
産
貸借対照表計上額
有
貸倒引当金
資
43,998,446
(単位:千円)
差額
券
満期保有目的の債券
貸
時価
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している従業員貸付金
74,620 千円を含めています。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ています。
(*3)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金
を控除しています。
(*1)貸出金には、貸借対照表上雑資産に計上している従業員貸付金
81,675 千円を含めています。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し
ています。
(*3)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金
を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【 資 産 】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることか
ら、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間
に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワ
(2)金融商品の時価の算定方法
【 資 産 】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることか
ら、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間
に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワ
- 85 -
ップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定して
います。
②有価証券
債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映す
るため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価
は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分
ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わ
る金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い
た額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗
じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定していま
す。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につい
て帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につ
いて、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額とし
ています。
ップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定し
ています。
②有価証券
債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映す
るため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価
は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分
ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代
わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い
た額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗
じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定していま
す。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につい
て帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として
います。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につい
て、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として
います。
⑤経済受託債権
経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額
にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等につい
て、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として
います。
【 負 債 】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価
額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基
づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートで
ある円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代
わる金額として算定しています。
【 負 債 】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価
額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に
基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレート
である円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に
代わる金額として算定しています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のと
おりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていませ
ん。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとお
りであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれていませ
ん。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
8,538,881
外部出資(*1)
(単位:千円)
貸借対照表計上額
8,539,856
△1,000
8,538,856
外部出資(*1)
外部出資等損失引当金
外部出資等損失引当金控除後
(*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、
時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示
の対象とはしていません。
(*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、
時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価
開示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1 年以内
預金
44,006,538
1 年 超
2 年以内
-
2 年 超
3 年以内
-
3 年 超
4 年以内
-
4 年 超
5 年以内
-
5 年 超
1 年以内
-
有価証券
預金
41,708,772
1 年 超
2 年以内
2 年 超
3 年以内
3 年 超
4 年以内
4 年 超
5 年以内
-
-
-
-
5 年 超
-
有価証券
満期保有目的の債券
貸出金(*1,2,3)
経済事業未収金 (*4)
合
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
計
-
-
-
-
-
2,500,000
4,180,489
2,832,640
2,400,448
2,114,719
1,832,666
16,846,020
2,539,264
-
-
-
-
-
50,811,343
2,832,640
2,400,448
2,114,719
1,832,666
19,346,020
(*1)貸出金のうち、当座貸越 811,556 千円については「1年以内」
に含めています。
(*2)貸出金のうち、3 ヵ月以上延滞が生じている債権・期限の利益
を喪失した債権等 680,371 千円は償還の予定が見込まれないため、含
めていません。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件
30,230 千円は償還日が特定できないため、含めていません。
(*4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を
喪失した債権等 134,248 千円は償還の予定が見込まれないため、含め
ていません。
満期保有目的の債券
貸出金(*1,2,3)
経済事業未収金 (*4)
合
計
-
-
-
-
-
2,500,000
4,278,997
2,893,840
2,544,026
2,115,268
1,831,509
16,049,441
2,539,264
-
-
-
-
-
48,527,033
2,893,840
2,544,026
2,115,268
1,831,509
18,549,441
(*1)貸出金のうち、当座貸越 910,748 千円については「1年以内」に含
めています。また、期限のない劣後特約付ローンについては「5 年超」に含
めています。
(*2)貸出金のうち、3 ヵ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪
失した債権等 768,859 千円は償還の予定が見込まれないため、含めていま
せん。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件 33,220
千円は償還日が特定できないため、含めていません。
(*4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失
した債権等 212,867 千円は償還の予定が見込まれないため、含めていませ
ん。
- 86 -
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(5)有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
2 年超
3 年超
4 年超
2 年以内
3 年以内
4 年以内
5 年以内
84,445,591
1,361,379
1,121,947
193,348
71,953
2,523
84,445,591
1,361,379
1,121,947
193,348
71,953
2,523
1 年以内
貯
金(*1)
合計
1 年超
(単位:千円)
5 年超
2 年超
3 年超
4 年超
2 年以内
3 年以内
4 年以内
5 年以内
81,077,492
2,590,643
1,199,586
190,605
198,007
659
81,077,492
2,590,643
1,199,586
190,605
198,007
659
1 年以内
貯 金(*1)
合計
1 年超
5 年超
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示
しています。
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示
しています。
Ⅴ.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及
びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
Ⅶ.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価
及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
時価が貸借対照表計上額
を超えるもの
合
計
国債
貸借対照表
計上額
時価
差額
2,598,796
3,047,697
448,900
2,598,796
3,047,697
448,900
時価が貸借対照表計上額
を超えるもの
合
計
国債
貸借対照表
計上額
時価
差額
2,608,107
2,815,830
207,722
2,608,107
2,815,830
207,722
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券
当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券
当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。
売却額
売却益
売却損
債
券
2,032,240 千円
11,180 千円
国
債
2,032,240 千円
11,180 千円
合
計
2,032,240 千円
11,180 千円
-
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券
当事業年度中に売却したその他有価証券はありません。
(4)当事業年度中において、保有目的が変更になった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありま
せん。
(4)当事業年度中において、保有目的が変更になった有価証券
当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありま
せん。
Ⅵ.退職給付に関する注記
1.退職給付に関する事項
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時
金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基づき退
職給付の一部にあてるため、全国農林漁業団体共済会との契約による
退職金共済制度及びJA全共連との契約に基づく確定給付企業年金制
度を採用しています。
Ⅷ.退職給付に関する注記
1.退職給付に関する事項
(1)採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、職員退職給与規程に基づき、退職一
時金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基づき
退職給付の一部にあてるため、全国農林漁業団体共済会との契約によ
る退職金共済制度及びJA全共連との契約に基づく確定給付企業年
金制度を採用しています。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
3,881,561 千円
勤務費用
155,592 千円
利息費用
29,286 千円
数理計算上の差異の発生額
66,744 千円
退職給付の支払額
△324,761 千円
期末における退職給付債務
3,808,424 千円
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
勤務費用
利息費用
数理計算上の差異の発生額
退職給付の支払額
期末における退職給付債務
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の発生額
特定退職共済制度への拠出金
確定給付型年金制度への拠出金
退職給付の支払額
期末における年金資産
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の発生額
特定退職共済制度への拠出金
確定給付型年金制度への拠出金
退職給付の支払額
期末における年金資産
3,020,488 千円
31,576 千円
2,548 千円
103,138 千円
95,739 千円
△248,347 千円
3,005,145 千円
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された
退職給付引当金の調整表
退職給付債務
3,935,753 千円
確定給付型年金制度
△1,179,367 千円
特定退職共済制度
△1,938,218 千円
未積立退職給付債務
818,167 千円
未認識過去勤務費用
10,478 千円
未認識数理計算上の差異
△284,449 千円
貸借対照表計上額純額
544,196 千円
退職給付引当金
544,196 千円
3,909,883 千円
160,202 千円
29,557 千円
46,221 千円
△264,680 千円
3,881,182 千円
3,019,750 千円
33,024 千円
△84 千円
93,565 千円
68,093 千円
△193,859 千円
3,020,489 千円
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された
退職給付引当金の調整表
退職給付債務
4,010,704 千円
確定給付型年金制度
△1,152,927 千円
特定退職共済制度
△1,983,802 千円
未積立退職給付債務
873,975 千円
未認識過去勤務費用
21,564 千円
未認識数理計算上の差異
△339,169 千円
貸借対照表計上額純額
556,369 千円
退職給付引当金
556,369 千円
- 87 -
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
合計
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
合計
73,040 千円
9,286 千円
31,576 千円
18,916 千円
10,706 千円
78,960 千円
175,824 千円
29,556 千円
△33,024 千円
147,954 千円
△21,276 千円
299,033 千円
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
47.4%
年金保険投資
10.9%
一般勘定
39.3%
現金及び預金
2.4%
合計
100.0%
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
49.5%
年金保険投資
10.5%
一般勘定
38.2%
現金及び預金
1.8%
合計
100.0%
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想され
る年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産からの現在及び
将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予
想される年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産から
の現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.765%
長期期待運用収益率(特退共)
0.95%
〃
(全共連)
1.20%
(8) 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.765%
長期期待運用収益率(特退共)
1.00%
〃
(全共連)
1.25%
2.特例業務負担金の将来見込額
2.特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団
体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法
体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合
等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組
法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存
合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出した特例
続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用にあてるため拠出した
業務負担金 41,536 千円を含めて計上しています。
特例業務負担金 38,766 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 28 年 3 月現在における平成 44 年3月
なお、同組合より示された平成 27 年3月現在における平成 44 年3
までの特例業務負担金の将来見込額は、633,168 千円となっています。 月までの特例業務負担金の将来見込額は、685,015 千円となっていま
す。
Ⅶ.税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳は次のとおり
です。
繰延税金資産
貸倒引当金
退職給付にかかる負債
賞与引当金
役員退職慰労引当金
未払事業税
債権有税償却額
貸出金未収利息有税償却額
減損損失否認額
無形固定資産償却否認額
ポイント引当金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
貸倒引当金連結調整額
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
退職給付に係る負債
賞与引当金
未払事業税
役員退職慰労引当金
債権有税償却額
貸出金未収利息有税償却額
減損損失否認額
無形固定資産償却否認
ポイント引当金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
貸倒引当金連結調整額
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
152,454 千円
226,916 千円
50,946 千円
12,042 千円
8,568 千円
41,911 千円
21,333 千円
81,432 千円
12,261 千円
4,354 千円
19,261 千円
631,478 千円
△ 334,185 千円
297,293 千円
△240 千円
△240 千円
297,053 千円
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因は次のとおりで
す。
法定実効税率
27.6%
( 調 整 )
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
評価性引当金の増減
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
Ⅸ.税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳は次のと
おりです。
103,020 千円
242,201 千円
32,523 千円
5,751 千円
11,549 千円
42,598 千円
19,472 千円
85,218 千円
11,164 千円
4,232 千円
20,965 千円
578,693 千円
△ 261,200 千円
317,493 千円
△ 264 千円
△ 264 千円
317,229 千円
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な要因
法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因は次のとおり
です。
法定実効税率
27.6%
( 調 整 )
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
評価性引当額の増減
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
6.9%
△2.5%
2.0%
26.4%
△0.5%
59.9%
- 88 -
10.6%
△5.7%
1.3%
△2.4%
△0.1%
31.3%
(9)連結剰余金計算書
科目
(単位:千円)
平成 27 年度
平成 26 年度
(資本剰余金の部)
1
資本剰余金期首残高
48,405
48,405
2
資本剰余金増加高
-
-
3
資本剰余金減少高
-
-
4
資本剰余金期末残高
48,405
48,405
1,778,811
1,491,141
105,408
287,669
44
1,875
105,364
285,794
-
-
配当金
-
-
当期損失金
-
-
1,884,220
1,778,811
(利益剰余金の部)
1
利益剰余金期首残高
2
利益剰余金増加高
再評価差額金取崩額
当期剰余金
3
4
利益剰余金減少額
利益剰余金期末残高
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
区 分
破綻先債権額
平成27年度
(単位:千円)
平成26年度
増 減
44,992
41,648
3,344
846,924
512,771
334,153
3ヵ月以上延滞債権額
-
305,827
△305,827
貸出条件緩和債権額
-
-
-
891,917
860,246
31,671
延滞債権額
合
計
(注)1.
「破綻先債権」とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の
事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上し
なかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)
のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に
規定する事由が生じている貸出金をいいます。
2.
「延滞債権」とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建
又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.
「3ヵ月以上延滞債権」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延
滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.
「貸出条件緩和債権」とは、債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減
免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行
った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当しないものをいい
ます。
- 89 -
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
区
分
項
信 用 事 業
共 済 事 業
農業関連事業
そ の 他 事 業
計
目
(単位:千円)
平成 27 年度
平成 26 年度
事業収益
1,513,092
1,085,440
経常利益
96,852
193,403
資産の額
78,501,686
75,807,724
事業収益
973,496
993,527
経常利益
243,284
320,592
資産の額
40,563
42,300
事業収益
1,134,870
11,745,256
経常利益
338,559
300,651
資産の額
6,861,749
5,911,903
事業収益
1,788,522
1,790,471
経常利益
△383,740
△360,830
資産の額
17,669,560
18,693,670
事業収益
15,609,980
15,614,694
経常利益
294,955
453,816
資産の額
103,073,558
100,455,603
(注)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。
2.連結自己資本の充実の状況
◇ 連結事業の概況
平成 28 年 3 月末における連結自己資本比率は、16.58%となりました。
連結自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○普通出資による資本調達額
項
内
目
発行主体
秋田ふるさと農業協同組合
普通出資
資本調達の手段
コア資本に係る基礎項目に算入した額
容
7,085 百万円(前年度 7,129 百万円)
- 90 -
(1)自己資本の構成に関する事項
(単位:千円)
項 目
経過措置による
不算入額
平成27年度
経過措置による
不算入額
平成26年度
コア資本に係る基礎項目
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
8,912,535
8,870,756
7,085,725
7,129,215
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
-
-
1,884,220
1,778,811
うち、外部流出予定額(△)
-
-
うち、上記以外に該当するものの額
△ 57,410
△37,270
コア資本に算入される評価・換算差額等
-
-
-
-
コア資本に係る調整後非支配株主持分の額
103,131
97,912
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
871,768
954,952
871,768
954,952
-
-
-
-
うち、回転出資金の額
-
-
うち、上記以外に該当するものの額
-
-
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額
のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相当する額のう
ち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
578,808
651,184
非支配株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる
額
-
-
10,466,242
10,574,804
うち、退職給付に係るものの額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項
目の額に含まれる額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に
含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額(イ)
コア資本に係る調整項目
無形固定資産( モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計
額
19,209
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む。)の額
28,814
9,135
36,542
-
-
-
-
19,209
28,814
9,135
36,542
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
-
-
-
適格引当金不足額
-
-
-
-
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
-
-
-
-
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
-
-
-
-
退職給付に係る資産の額
-
-
-
-
自己保有普通出資等( 純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る10パーセント基準超過額
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの
額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの
額
-
-
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
-
-
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの
額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの
額
-
-
-
-
-
-
-
-
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額(ロ)
19,209
- 91 -
9,135
(単位:千円)
項 目
経過措置による
不算入額
平成27年度
経過措置による
不算入額
平成26年度
自己資本
自己資本の額((イ)-(ロ)) (ハ)
10,427,033
10,565,669
信用リスク・アセットの額の合計額
53,689,809
53,232,347
資産(オン・バランス)項目
53,293,903
52,806,697
△ 6,959,417
△6,951,634
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリス
ク・アセットの額に算入されることになったものの額のうち、無形固定資
産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)に
係るものの額
-
-
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリス
ク・アセットの額に算入されることになったものの額のうち、繰延税金資
産に係るものの額
1,636,615
1,644,405
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例によるとしてリス
ク・アセットの額に算入されることになったものの額のうち、退職給付に
係る資産に係るものの額
-
-
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに
係る経過措置を用いて算出したリスク・アセットの額から経過措置を用
いずに算出したリスク・アセットの額を控除した額( △)
△ 8,596,032
△8,596,039
リスク・アセット等
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、上記以外に該当するものの額
-
-
395,906
425,650
CV Aリスク相当額を8パーセントで除して得た額
-
-
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセットの額
-
-
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8 パーセントで除して得た額
9,179,176
9,500,144
信用リスク・アセット調整額
-
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
-
62,868,985
62,732,491
16.58%
16.84%
オフ・バランス項目
リスク・アセット等の額の合計額(ニ)
連結自己資本比率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
- 92 -
(2)自己資本の充実度に関する事項
①
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
平成27 年度
平成26 年度
エクスポージャ
ーの期末残高
リスク・アセット額
所要自己資本額
b=a×4%
エクスポージャ
ーの期末残高
リスク・アセット額
我が国の中央政府及び中央銀
行向け
2,609,009
-
-
2,618,223
-
-
我が国の地方公共団体向け
3,931,693
-
-
3,710,956
-
-
地方公共団体金融機構向け
-
-
-
-
-
-
我が国の政府関係機関向け
-
-
-
-
-
-
地方三公社向け
-
-
-
-
-
-
44,012,025
8,802,404
352,096
41,714,533
8,342,906
333,716
779,270
575,786
23,031
862,988
650,690
26,027
15,566,541
11,546,396
461,855
15,159,704
1,179,131
47,165
446,959
155,946
6,237
507,632
176,794
7,071
-
-
-
-
-
-
487,530
486,969
19,478
867,576
906,885
36,275
8,067,334
796,674
31,866
金融機関及び第一種金融商品
取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
a
信用保証協会等保証付
a
所要自己資本額
b=a×4%
38,504
-
-
40,477
-
-
出資等
1,971,131
1,971,131
78,845
1,972,106
1,971,106
78,844
他の金融機関等の対象資本調
達手段
特定項目のうち調整項目に算
入されないもの
8,596,032
21,490,082
859,603
8,596,039
21,490,098
859,603
-
-
-
-
-
-
複数の資産を裏付けとする資産(所
謂ファンド)のうち、個々の資産の
把握が困難な資産
-
-
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
-
-
経過措置によりリスク・アセットの
額に算入・不算入となるもの
-
△6,959,417
-
-
△6,951,634
-
11,185,491
10,187,645
407,505
14,861,594
14,669,693
586,787
100,775,729
52,127,141
2,085,085
98,979,169
53,221,282
2,128,851
CVA リスク相当額÷8%
-
-
-
-
-
中央清算機関関連エクスポージャー
-
-
-
-
-
100,775,729
52,127,141
98,979,169
共済約款貸付
上記以外
標準的手法を適用するエクスポー
ジャー別計
信用リスク・アセットの額の合計額
オペレーショナル・リスクに対す
オペレーショナル・リスク相当額
を 8%で除して得た額
る所要自己資本の額
a
<基礎的手法>
所要自己資本額計
2,085,085
53,232,348
2,128,851
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
所要自己資本額
b=a×4%
a
b=a×4%
9,179,176
367,167
9,500,144
380,005
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
62,868,985
2,514,759
62,732,491
2,509,299
(注)1.
「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポー
ジャーの種類ごとに記載しています。
2.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.
「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債務
- 93 -
者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、
「法人等向け」等におい
てリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.
「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上
のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエ
クスポージャーのことです。
6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入、不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資
本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)及び土地再評
価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入したものが該当します。
7.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府
等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・
間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額が
含まれます。
8.当連結グループでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用してい
ます。
<オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
÷8%
(3)信用リスクに関する事項
①
リスク管理の方法及び手続きの概要
当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける信用リスク管理の方針
及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容
(p.18)をご参照ください。
(注)単体の「リスク管理の状況」の項目に記載。
② 標準的手法に関する事項
連結自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。また、信用リ
スク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、非依頼格付
は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)
「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のこと
です。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコアは、主に以下のと
おりです。
エクスポージャー
適格格付機関
カントリー・リスク・スコア
金融機関向けエクスポージャー
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー(長期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
法人等向けエクスポージャー(短期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
- 94 -
③ 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージ
ャーの期末残高
(単位:千円)
平成 27 年度
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
うち貸出金
等
-
2,490
709,699
709,699
-
6,136
1,696
-
-
1,910
1,910
-
-
22
22
-
-
36
36
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
46,051,847
2,028,282
-
-
43,758,205
2,028,289
-
-
220,252
220,252
-
82
445,064
445,064
-
245
6,540,702
3,931,693
2,609,009
-
6,329,180
3,710,956
2,618,223
-
9,110,151
555,841
-
8,294
8,872,414
332,558
-
-
個人
27,034,228
22,867,022
-
914,988
26,622,553
23,346,433
-
842,284
その他
12,154,904
1,726
-
-
12,240,103
2,077
-
-
101,752,398
30,187,371
2,609,009
925,856
98,979,169
30,577,027
2,618,223
848,666
42,685,525
712,516
-
41,395,631
1,397,476
-
1 年超 3 年以下
1,907,206
1,881,712
-
2,186,992
2,186,992
-
3 年超 5 年以下
2,460,818
2,460,818
-
2,595,311
2,595,311
-
5 年超 7 年以下
2,134,656
2,134,656
-
2,055,416
2,055,416
-
7 年超 10 年以下
4,904,095
4,685,713
218,382
5,091,484
5,091,484
-
10 年超
20,080,805
17,159,332
2,390,627
18,978,319
15,798,942
2,618,223
期限の定めのないもの
27,579,291
1,150,037
-
26,676,014
1,451,404
-
101,752,398
30,184,787
2,609,009
98,979,169
30,577,027
2,618,223
建設・不動産業
電気・ガス熱供給・
水道業
法 運輸・通信業
人 金融・保険業
卸売・小売・飲食・
サービス業
日本国政府・地方公
共団体
上記以外
業種別残高計
1 年以下
残存期間別残高計
,
うち貸出金
等
638,591
580,835
1,696
平成 26 年度
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
農業
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
うち債券
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
うち債券
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エク
スポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を
含みます。
2.
「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バラ
ンスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間および融
資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出
金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.
「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以
上延滞しているエクスポージャーをいいます。
4.
「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
5.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しており
ます。
- 95 -
④
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
平成27年度
区
分
期中減少額
期中
増加額
期首残高
期末残高
目的使用
一般貸倒引当金
113,786
115,804
個別貸倒引当金
369,347
545,792
483,133
661,596
合
⑤
計
平成26年度
期中減少額
期中
増加額
期首残高
その他
期末残高
目的使用
その他
113,786
115,804
120,550
113,786
-
120,550
113,786
4,473
364,874
545,792
370,700
369,347
13,292
357,408
369,347
4,473
478,660
661,596
491,250
483,133
13,292
477,958
483,133
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
平成27年度
区分
期首
残高
農業
製造業
法 建設・不動産業
人
運輸・通信業
卸売・小売・飲食・
サービス業
個人
業種別残高計
平成26年度
期中減少額
期中
増加額
目的使用
期末
残高
その他
貸出金
償却
期首
残高
期中減少額
期中
増加額
目的使用
期末
残高
その他
貸出金
償却
12,028
11,360
-
12,028
11,360
-
3,698
12,028
-
3,698
12,028
-
-
-
-
-
-
-
2,958
-
2,938
20
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
958
227
705
253
227
-
988
958
-
988
958
-
356,361
534,142
3,768
352,593
534,205
1,513
363,056
356,361
10,354
352,702
356,361
141
369,347
545,729
4,473
364,874
545,792
1,513
370,700
369,347
13,292
357,408
369,347
141
(注)当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
⑥
信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250%を適用する残高
平成 27 年度
格付
あり
格付
なし
(単位:千円)
平成 26 年度
格付
あり
計
格付
なし
計
信用リ リスク・ウエイト 0%
-
7,559,314
7,559,314
-
7,161,264
7,161,264
スク削 リスク・ウエイト 2%
減効果 リスク・ウエイト 4%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
勘案後 リスク・ウエイト 10%
残高
リスク・ウエイト 20%
-
7,354,900
7,354,900
-
8,067,334
8,067,334
リスク・ウエイト 35%
-
446,959
446,959
-
507,632
507,632
リスク・ウエイト 50%
-
464,237
464,237
-
4,759
4,759
リスク・ウエイト 75%
-
16,154,500 16,154,500
- 15,438,826 15,438,826
リスク・ウエイト 100%
-
17,670,627 17,670,627
- 26,211,637 26,211,637
リスク・ウエイト 150%
-
8,727,601
8,727,601
-
826,143
826,143
リスク・ウエイト 200%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト 250%
-
-
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
-
-
リスク・ウエイト 1250%
-
-
-
-
-
-
102,412,335 102,412,335
-
計
-
-
44,034,197 44,034,197
- 41,721,171 41,721,171
100,632,710 100,632,710
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポ
- 96 -
ージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みま
す。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付
なし」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載してい
ます。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリ
スク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したもの
についても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・
デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%
を適用したエクスポージャーがあります。
(4)信用リスク削減手法に関する事項
①
信用リスク削減手法に関するリスク管理のの方針及び手続きの概要
連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」において定めていま
す。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリスク管理の方針及び手続に準じて行ってい
ます。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(p.18)をご参照ください。
②
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
平成 27 年度
区
分
適格金融
資産担保
平成 26 年度
適格金融
資産担保
保証
保証
地方公共団体金融機構向け
-
-
-
-
我が国の政府関係機関向け
-
-
-
-
地方三公社向け
-
-
-
-
金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け
-
-
-
-
801
-
11,819
-
25,657
210
32,029
972
抵当権住宅ローン
-
-
-
-
不動産取得等事業向け
-
-
-
-
三月以上延滞等
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
中央清算機関関連
-
-
-
-
上記以外
-
-
-
-
26,458
210
43,848
972
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
合計
(注)1.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.
「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、
「法人等向け」等に
おいてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以
上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかか
るエクスポージャーのことです。
4.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政
府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産
等)が含まれます。
- 97 -
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAのリスク管理及びその手
続に準じたリスク管理を行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内
容(p.18)をご参照ください。
(8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
①
出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかる出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理は、子会社において
はJAのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等
の具体的内容は、単体の開示内容(p.18)をご参照ください。
②
出資その他これに類するエクスポージャーの連結貸借対照表形状額及び時価
平成 27 年度
貸借対照表計上額
(単位:千円)
平成 26 年度
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
場
-
-
-
-
非上場
8,538,881
8,538,881
8,539,856
8,539,856
合
8,538,881
8,538,881
8,539,856
8,539,856
上
計
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
③
出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
該当する取引はありません。
④
連結貸借対照表で認識され、連結損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価
証券としている株式・出資の評価損益)
該当する取引はありません。
⑤
連結貸借対照表及び連結損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
(9)金利リスクに関する事項
①
金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、
JAの金利リスクの算定方法に準じた方法により行っています。
JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容(P.76)をご参照ください。
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:千円)
平成 27 年度
金利ショックに対する損益・経
済価値の増減額
1,236,999
- 98 -
平成 26 年度
1,199,088
財務諸表の正確性等にかかる確認
確
1
認
書
私は当JAの平成27年4月1日から平成28年3月31日までの事業年度にかかるディスクロージ
ャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な点において、農業協同組合施行規則
に基づき適正に表示されていることを確認いたしました。
2
この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効に機能しているこ
とを確認しております。
(1)業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備されております。
(2)業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証しており、重要
な事項については理事会等に適切に報告されております。
(3)重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。
平成28年7月27 日
秋田ふるさと農業協同組合
代表理事組合長
- 99 -
小田嶋 契
- 100 -
ラ
イ
ス
セ
ン
タ
ー
増
田
営
農
セ
ン
タ
ー
り
ん
ば
ん
ひ
ろ
ご
ち
ゃ
タ
ー
ベ
ー
レ
エ
リ
ー
カ
ン
ト
十
文
字
営
農
セ
ン
タ
ー
ほ
ほ
え
み
醍
醐
大 育
豆 苗
セ セ
ン ン
タ タ
ー ー
大
森
営
農
セ
ン
タ
ー
だ
い
ご
の
里
タ
ー
ベ
ー
レ
エ
リ
ー
カ
ン
ト
種
子
セ
ン
タ
ー
農
産
物
検
査
員
班
味
噌
加
工
米
穀
畜
産
販
売
課
大
豆
セ
ン
タ
ー
大
雄
営
農
セ
ン
タ
ー
ジ
ュ
ー
ス
加
工
所
タ
ー
ベ
ー
レ
エ
リ
ー
カ
ン
ト
ラ
イ
ス
セ
ン
タ
ー
雄
物
川
営
農
セ
ン
タ
ー
野
菜
選
果
場
タ
ー
ベ
ー
レ
エ
リ
ー
カ
ン
ト
園
芸
果
樹
課
大
豆
セ
ン
タ
ー
平
鹿
営
農
セ
ン
タ
ー
営農経済部
タ
ー
ベ
ー
レ
エ
リ
ー
カ
ン
ト
営
農
企
画
課
育
苗
セ
ン
タ
ー
分
農
析
産
セ
物
ン
総
タ
ー合
ラ
イ
ス
セ
ン
タ
ー
横
手
営
農
セ
ン
タ
ー
資
材
課
山
内
資
材
店
舗
組 合 長
(管理部門担当)
専 務
(営農経済部門担当)
椎
茸
セ
ン
タ
ー
果
樹
選
果
場
各種諮問委員会
理 事 会
食
材
セ
ン
タ
ー
野 ラ
菜 イ
育
ス
苗
セ
セ
ン ン
タ タ
ー ー
金
沢
営
農
セ
ン
タ
ー
農
業
機
械
課
事
故
相
談
課
共
済
業
務
課
店
支
田
増
共
済
推
進
課
店
支
字
文
十
融
資
推
進
課
店
支
森
大
金融共済部
ロ
ー
ン
セ
ン
タ
ー
専 務
(金融共済部門担当)
店
支
雄
大
店
支
川
物
雄
融
資
管
理
課
常勤理事会
店
支
鹿
平
金
融
企
画
課
㈱ふるさと葬祭アグレム
店
支
内
山
平
鹿
病
院
出
張
所
店
支
手
横
人
事
課
店
支
沢
金
総
務
課
総 務 部
㈱ふるさとオートランド
旅
行
セ
ン
タ
ー
シ
ャ
イ
ニ
ー
パ
レ
ス
経営管理室
監 査 室
常勤監事
代表監事
監事会
■ 〔営農センター〕 金沢地区…金沢営農センター、横手・山内地区…横手営農センター、平鹿・里見地区…平鹿営農センター、雄物川地区…雄物川営農センター、大雄地区…大雄営農センター、大森地区…大森営農センター、十文字地区…十文字営農センター、増田地区…増田営農センター
担い手支援室
㈱ふるさと燃料サービス
■ 〔支店〕 金沢地区…金沢支店、横手・山内地区…横手支店、山内支店、平鹿・里見地区…平鹿支店、雄物川地区…雄物川支店、大雄地区…大雄支店、大森地区…大森支店、十文字地区…十文字支店、増田地区…増田支店
育
苗
セ
ン
タ
ー
福
祉
課
福 祉 部
会 長
地区・JA運営委員会
部門担当理事部会
総 代 会
組 合 員
JA の概要
1.機構図(平成 28 年 4 月 1 日現在)
2.役員構成(役員一覧)
役
員
(平成 28 年 7 月現在)
氏
代表理事組合長
小田嶋
代表理事専務
佐藤
代表理事専務
鷹 田
会
長
理
名
役
員
氏
名
契
理
事
藤 原
誠一
理
事
髙 田
直
理
事
佐藤
木村
一男
理
事
高 橋
事
菊地
寛之
理
事
髙階
ヤス子
理
事
鈴木
敏美
理
事
髙 橋
柳 作
理
事
佐藤
芳夫
理
事
本 間
理
事
山本
輝悦
理
事
小野 佐左衞門
理
事
小野
太咲
理
事
柿﨑
大二朗
理
事
柴 田
忍
理
事
中 村
正 子
理
事
福岡
正樹
理
事
野 中
長 一
理
事
橋 本
暁
理
事
高 橋
康 男
理
事
髙 橋
稔
代 表 監
事
赤 川
昭 夫
理
事
柿﨑
孝一
常 勤 監
事
皆 方
理
事
田 中
隆
監
事
髙 橋
理
事
加藤 堅之助
監
事
佐々木
理
事
佐藤 レイ子
監
事
菊地
理
事
柴田
多一
監
事
大久保
理
事
堀田
忠久
監
事
佐 藤
理
事
髙橋
英俊
監
事
田 口
3.組合員数
区
(単位:人、団体)
分
平成27年度
正組合員
平成26年度
増
減
13,161
13,296
△135
個
人
13,090
13,229
△139
法
人
71
67
4
4,394
4,178
216
准組合員
個
人
3,870
3,651
219
法
人
524
527
△3
17,555
17,474
81
合
計
- 101 -
英 樹
孝
忠太郎
司
恒
均
康 夫
哲也
喜久男
清助
和 弘
哲
4.組合員組織の状況
(単位:人)
組 織 名
構成員数
組 織 名
生 産 組 織
稲作部会
大豆生産部会
園芸振興連絡協議会
西瓜部会
きゅうり部会
構成員数
協 力 組 織
1,015
支部
659
163
青年部
323
9
女性部
2,938
349
88
かがやき部会
248
フレッシュ部会
304
トマト部会
64
枝豆部会
170
助け合い組織連絡協議会
まごころの会
22
アスパラ部会
140
なごみの会
27
花卉総合部会
110
ひらり
39
きのこ総合部会
132
いなほの会
10
りんご部会
1,075
けやきの会
16
ぶどう部会
254
さくら会
14
22
167
ねぎ部会
63
ほのぼの会
食用菊部会
21
月見草
アスパラ菜部会
30
健康推進連絡協議会
そら豆部会
21
横手支部
813
和牛部会
34
平鹿支部
926
酪農部会
9
養豚部会
10
安心畑
雄物川支部
年金友の会連絡協議会
638
8,590
金沢地区
795
22
横手中央地区
398
55
栄地区
307
せり部会
15
境町地区
274
野菜部会
25
黒川地区
197
メロン部会
17
旭地区
433
野菜部会
31
山内地区
343
下漬出荷組合
84
浅舞地区
663
ほうれん草部会
24
吉田地区
481
野菜部会
25
醍醐地区
534
大雄村水稲採種圃部会
山内いものこ部会
みつば部会
152
17
2,377
5
里見地区
421
ピーマン部会
11
沼館地区
553
野菜部会
44
福地地区
384
十文字さくらんぼ部会
90
館合地区
229
メロン部会
20
谷地地区
142
にら部会
29
大沢地区
142
野菜部会
44
大雄地区
404
増田さくらんぼ部会
52
大森地区
128
115
川西地区
262
八沢木地区
310
十文字地区
78
もも部会
- 102 -
三重地区
104
植田地区
95
睦合地区
157
増田地区
756
5.特定信用事業代理業者の状況
該当する事項はありません。
6.地区一覧
JA秋田ふるさとは、秋田県南部の内陸部にひろがる横手盆地の中央部に位置し、東西約 35km、南北
約 20kmで東は奥羽山脈沿いにりんごを中心とする樹園地が連なり、西の出羽丘陵地帯では豊富な森林資
源・草資源に恵まれて畜産が振興されています。
中央から西部にかけては奥羽山脈系を水源とする雄物川流域に水田を主体とする肥沃な耕地が展開し、
県内随一の複合農業地帯となっています。
横手市と美郷町の一部を含む1市1町(旧横手市、旧山内村、旧平鹿町、旧十文字町、旧増田町、旧大雄村、
旧大森町、旧雄物川町、美郷町金沢・野荒町)の区域で構成されています。
- 103 -
7.沿革・歩み
金沢町
S36.3
おものがわ
よこて
H5.4
H6.4
増田町
平鹿町
H3.6
S47.3
H10.4
十文字町
里見
S49.4
S36.3
秋田おおもり
大雄村
H2.4
S49.4
平成10年
4月 秋田ふるさと農業協同組合発足
7月 十文字町カントリー竣工
平成18年
10月 平鹿・大森・十文字地区支店統廃合
平成11年
7月 大雄村カントリー竣工
平成19年
1月 横手地区支店統廃合
横手総合支店竣工式
8月 ショートステイ竣工
平成12年
1月 合併予備契約調印式
4月 「JA秋田ふるさと」、「JA平鹿果樹」合併
7月 配送センター竣工
11月 きのこ培養センター竣工
平成21年
10月 平鹿・里見地区支店統廃合
11月 平鹿総合支店竣工式
平成23年
11月 合併臨時総代会
平成13年
8月 選果場4法人取得
平成24年
4月 「JA秋田ふるさと」、「JAおものがわ」合併
平成14年
7月 (株)ふるさと葬祭アグレム発足
8月 増田町支店竣工式
平成25年
5月 雄物川カントリー竣工
平成15年
4月 (株)ふるさとオートランド発足
7月 デイサービスセンター竣工
平成26年
4月 JA秋田ふるさとローンセンター開所
平成16年
2月 きのこ団地竣工式
平成17年
2月 (株)ふるさと燃料サービス発足
- 104 -
8.店舗等のご案内
(平成 28 年 7 月現在)
ATM(現金自動化機器)
店舗名
住
所
電話番号
設置
台数
稼働時間
(平日)
稼働時間
(土日祝祭)
本店金融窓口
横手市駅前町 6-22
0182-32-3406
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
金
沢
支
店
横手市金沢本町字本町 26
0182-37-2122
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
横
手
支
店
横手市八幡字八幡 50
0182-32-1331
2台
8:45~21:00
9:00~17:00
山
内
支
店
横手市山内土渕字二瀬 8-4
横手市役所山内庁舎内
0182-53-2121
-
-
-
平
鹿
支
店
横手市平鹿町浅舞字中東 160
0182-24-2331
2台
8:45~21:00
9:00~17:00
雄 物 川 支 店
横手市雄物川町沼館字小谷地 62-1
0182-22-3240
2台
8:45~21:00
9:00~19:00
大
雄
支
店
横手市大雄字狐塚 271-5
0182-52-2511
-
-
-
大
森
支
店
横手市大森町字大中島 380-2
0182-26-2059
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
十 文 字 支 店
横手市十文字町字海道下 55-2
0182-42-1011
2台
8:45~21:00
9:00~17:00
増
横手市増田町増田字上関ノ口 115
0182-45-2030
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
横手市前郷字八ッ口 3-1
平鹿総合病院内
0182-36-1417
2台
8:45~21:00
9:00~17:00
田
支
店
平鹿病院出張所
金融店舗外ATMコーナー
ATM(現金自動化機器)
店舗名
住
所
設置
台数
稼働時間(平日)
稼動時間
(土日祝祭)
横手市猪岡字水上 74-16
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
山 内 資 材 店 舗
横手市山内土渕字二瀬 8-6
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
旧 サークル K
平 鹿深間内 店
横手市平鹿町上吉田字反見 40-5
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
旧 醍醐出張 所
横手市平鹿町醍醐字太茂田 8-23
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
旧里見総合支店
横手市雄物川町東里字東里北 10
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
大雄営農センター
横手市大雄字本庄道北堰間 11
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
十文字集出荷所前
横手市十文字町植田字大清水 182
1台
8:45~21:00
9:00~17:00
旧
旭
支
店
- 105 -
<組合単体開示項目 農業協同組合施行規則第204条関係>
開示項目
●概況及び組織に関する事項
○ 業務の運営の組織
○ 理事、経営管理委員及び監事の氏名及び役職
○ 事務所の名称及び所在地
○ 特定信用事業代理業者に関する事項
●主要な業務の内容
○ 主要業務の内容
●主要な業務に関する事項
○ 直近の事業年度における事業の概況
○ 直近の5事業年度における主要な業務の状況
・ 経常収益(事業の区分ごとの事業収益及びその合計)
・ 経常利益又は経常損失
・ 当期剰余金又は当期損失金
・ 出資金及び出資口数
・ 純資産額
・ 総資産額
・ 貯金等残高
・ 貸出金残高
・ 有価証券残高
・ 単体自己資本比率
・ 剰余金の配当の金額
・ 職員数
○ 直近の2事業年度における事業の状況
◇主要な業務の状況を示す指標
・ 事業粗収益及び事業粗利益率
・ 資金運用収支、役務取引等収支及びその他事業収支
・ 資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、利
息、利回り及び総資金利ざや
ページ
開示項目
・ 担保の種類別(貯金等、有価証券、動産、不動産
その他担保物、農業信用基金協会保証、その他保
証及び信用の区分をいう。)の貸出金残高及び債
務保証見返額
ページ
49
・ 使途別(設備資金及び運転資金の区分をいう。)
の貸出金残高
49
22~31
・ 業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の貸出金
の総額に対する割合
49
3~11
・ 貯貸率の期末値及び期中平均値
◇有価証券に関する指標
・
商品有価証券の種類別(商品国債、商品地方債及
び商品政府保証債の区分をいう。)の平均残高
64
・ 有価証券の種類別(国債、地方債、短期社債、社
債、株式、外国債券及び外国株式その他の証券の
区分をいう。次号において同じ。)の残存期間別
の残高
53
100
101
105
103
46
46
46
46
46
46
46
46
46
46
46
46
46
46
47
・ 受取利息及び支払利息の増減
・ 総資産経常利益率及び資本経常利益率
・ 総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
◇貯金に関する指標
・ 流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他の
貯金の平均残高
47
64
64
・ 固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及びその
48
・ 有価証券の種類別の平均残高
・ 貯証率の期末値及び期中平均値
●業務の運営に関する事項
○ リスク管理の体制
○ 法令遵守の体制
○ 苦情処理措置及び紛争解決措置の内容
●組合の直近の2事業年度における財産の状況
○ 貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書
○ 貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
・ 破綻先債権に該当する貸出金
・ 延滞債権に該当する貸出金
・ 3か月以上延滞債権に該当する貸出金
・ 貸出条件緩和債権に該当する貸出金
○ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破綻先債権、延
○ 自己資本の充実の状況
○ 次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価
及び評価損益
他の区分ごとの定期貯金の残高
48
・ 固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の残
48
53
64
18
19
20
33~43
51
51
51
51
51
滞債権、3か月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権に該当する
ものの額ならびにその合計額
48
◇貸出金等に関する指標
・ 手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形の
平均残高
53
・
・
・
・
・
有価証券
金銭の信託
デリバティブ取引
金融等デリバティブ取引
有価証券店頭デリバティブ取引
○ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
○ 貸出金償却の額
高
21、65
54
54
54
54
54
53、71
53、71
<連結(組合及び子会社等)に関する開示項目 農業協同組合施行規則第205条関係>
開示項目
●組合及びその子会社等の概況
○ 組合及びその子会社等の主要な事業の内容及び組織
の構成
○ 組合の子会社等に関する事項
・ 名称
・ 主たる営業所又は事務所の所在地
・ 資本金又は出資金
・ 事業の内容
・ 設立年月日
・ 組合が有する子会社等の議決権の総株主、総社員又は総
出資者の議決権に占める割合
・ 組合の1の子会社等以外の子会社等が有する当該
1の子会社等の議決権の総株主、総社員又は総出
資者の議決権に占める割合
●組合及びその子会社等の主要な業務につき連結したもの
○ 直近の事業年度における事業の概況
ページ
開示項目
76
76
76
76
76
76
76
76
76~77
ページ
○ 直近の5連結会計年度における主要な業務の状況
・ 経常収益(事業の区分ごとの事業収益及びその合
77
計)
77
・ 経常利益又は経常損失
77
・ 当期利益又は当期損失
77
・ 純資産額
77
・ 総資産額
77
・ 連結自己資本比率
●直近の2連結会計年度における財産の状況につき連結したもの
76~89
○ 貸借対照表、損益計算書及び剰余金計算書
○ 貸出金のうち次に掲げるものの額およびその合計額
89
・ 破綻先債権に該当する貸出金
89
・ 延滞債権に該当する貸出金
89
・ 3か月以上延滞債権に該当する貸出金
89
・ 貸出条件緩和債権に該当する貸出金
90~94
○ 自己資本の充実の状況
90
○ 事業の種類ごとの事業収益の額、経常利益又は経常損
失の額及び資産の額として算出したもの
- 106 -
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●単体における事業年度の開示事項
○ 定性的開示事項
・ 自己資本調達手段の概要
・ 組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要
・ 信用リスクに関する事項
・ 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
・ 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
ページ
21
21
18、69
72
73
・ 証券化エクスポージャーに関する事項
・ オペレーショナル・リスクに関する事項
・ 出資等又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
・ 金利リスクに関する事項
○ 定量的開示事項
・ 自己資本の構成に関する事項
・ 自己資本の充実度に関する事項
自
・ 信用リスクに関する事項
信
・ 信用リスク削減手法に関する事項
信
・ 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
派
・ 証券化エクスポージャーに関する事項
証
・ 出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
出
・ 金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済的価値の増減額
●連結における事業年度の開示事項
○ 定性的開示事項
・ 連結の範囲に関する事項
・ 自己資本調達手段の概要
・ 連結グループの自己資本の充実度に関する評価方法の概要
・ 信用リスクに関する事項
・ 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
・ 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
・ 証券化エクスポージャーに関する事項
・ オペレーショナル・リスクに関する事項
・ 出資等又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
・ 金利リスクに関する事項
○ 定量的開示事項
・ 連結に含まれない金融子法人等で規制上の所要自己資本を下回った会社の名称と所要自己資本を下
回った額の総額
・ 自己資本の構成に関する事項
・ 自己資本の充実度に関する事項
・ 信用リスクに関する事項
・ 信用リスク削減手法に関する事項
・ 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
・ 証券化エクスポージャーに関する事項
・ 出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
・ 金利リスクに関して連結グループが内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済的価値の
増減額
- 107 -
73
18
73
75
65
67
69
72
73
73
73
75
ページ
76
90
93
94
97
98
98
98
98
98
91
93
94
97
98
98
98
98
秋田ふるさと農業協同組合
〒013-0036 秋田県横手市駅前町 6-22
電話:0182-35-2630(代表)
FAX:0182-35-2701
ホームページ http://www.akita-furusato.or.jp/
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