電磁気学 A 演習問題集⑫

電磁気学 A 演習問題集⑫
7 月 25 日配布。[レポート]とあるものを 7 月 28 日までにレポートボックスに提出。7 月 29
日と 8 月 1 日は演習とする。過去 2 年分の期末試験は演習の問題に含める。その場合、小
問 1 つにつき★とする。
[レポート] 9-3 節 章末 2★
[レポート] 9-4 節 例題 1★,章末 1★
[レポート] 上の 9-4 節章末 1 を自分なりに円筒型のコンデンサーの形に問題を作り直して
解け。★★
[レポート] 問題 1★★
無限に広く平らな導体(電気伝導率  )の表面から距離 d の深さに点 A をとり、点 A から
定常電流 I が湧きだしているとする。このときの導体表面の電流密度を以下の手順で求めた
い。まず、電流密度は i r    E r  として導体中の電場ベクトルに比例する。点 A から湧
き出た電流のうち、導体表面に向かった電荷は導体表面から出ることができず、導体表面
に沿って無限遠に向かうと考えられる。このことから電場ベクトルも導体表面で表面と平
行な成分しか持たないはずである。このような電場分布を実現するものとして、同じ符号
を持つ 2 つの点電荷の鏡像法を使うことができる。点 A を通り、導体表面に垂直な直線を z
軸とする。以下の問いに答えよ。
(1) 図 1 のように、点 A と点 B に点電荷 q を置く。このとき系全体は仮想的に真空とする。
真空の誘電率を  0 とし、点 r  x, y, z  での静電ポテンシャルを直交座標で書け。
(2) 静電ポテンシャルや電場は z 軸の周りに回転対称性を持つ。(1)で得た静電ポテンシャル
を円筒座標に移行した際、 r 
x 2  y 2 の置き換えだけでよい。円筒座標での静電ポテン
シャルを書け。
(3) 静電ポテンシャルを r で偏微分し、さらに z  0 と置くことで導体表面における電場の
動径方向の大きさ E r  を求めよ。符号に注意せよ。
(4) 導体表面の電流密度を求め、その概要をグラフに示せ。
以下はレポート提出の必要はない。
5-3 節 章末 1★
5-3 節 章末 2★
5-5 節 章末 2★