仕様書 [PDF 129.1 KB]

(別添2)
平成28年度産業廃棄物処理業からの暴力団排除対策のための講習会
実施業務仕様書
1. 業務の目的
暴力団の資金源の根絶を図るための総合的な対策の一つとして、平成19年6
月に犯罪対策閣僚会議で了承された「企業が反社会的勢力による被害を防止す
るための指針(以下「指針」という 。)」については、平成22年12月に開催さ
れた第16回犯罪対策閣僚会議においても、政府の取組として関係業界に対する
指針の更なる普及啓発に努めることとされたところである。
環境省においては、これまでにも全国の産業廃棄物処理業者に指針の普及啓
発に努めるなど、産業廃棄物処理業界への暴力団等反社会的勢力の介入排除を
行っているところであるが、さらに、産業廃棄物処理業界からの暴力団排除の
気運を高め、積極的に指針を普及させ、産業廃棄物処理業界に介入する暴力団
等反社会的勢力を徹底的に排除し、その資金源を断つとともに、健全かつクリ
ーンな産業廃棄物処理業界の構築を目指すことを目的とする。
2. 業務の内容
上記目的の達成のため、産業廃棄物処理業者、廃棄物行政を担当する自治体
職員等を対象とした、法律専門家、警察関係者等による講演会を開催するため
のカリキュラムの設定及び講師の手配と同講演会の会場の選定等開催運営によ
り最大限の啓発効果が上がるよう、運営等を行うこととする。
(1)講演会の内容
産業廃棄物処理業者及び廃棄物行政を担当する自治体職員等が、暴力団等
反社会的勢力からの不当介入といった民事介入及び行政対象暴力の実態とそ
の撃退のための対策等について習熟し、現場対応能力の向上を図ることを重
視した内容の法律専門家、警察関係者等による講演会の開催を目的としてい
ることから、下記の内容を含むものとする。
◎ 民事介入暴力対策を専門としている弁護士等法曹関係者による「民事
介入暴力の実態とその撃退対策」等に関する解説
◎ 暴力団対策を専門としている警察官等警察関係者による「暴力団情勢
及び企業対象暴力の実態とその対策」等に関する解説
ア
開催日程及び場所等
① 平成28年10月から平成29年2月までの間に3回、横浜市、名古屋市及
び大阪市内において開催する。
② 会場は、交通の利便性が高く(主要駅から概ね徒歩10分以内 )、150
名程度収容可能な施設を選定する。
イ
講演会の形態
① 講演会は、平日の開催とする。
② カリキュラムは、2コマ程度とする。
- 1 -
・
・
民事介入暴力対策を専門としている弁護士等法曹関係者による講演
暴力団対策を専門としている警察官等警察関係者による講演
③ 講演時間は、1コマ100分程度(質疑応答時間を含む 。)とする。
④ 各講演会終了後、会場において参加者に対するアンケート調査を実施
する。
・ アンケートはA4サイズ4頁程度1開催当たり100部配布を予定とし、
内容については事前に環境省担当官と協議の上決定する。
ウ
エ
講演者の選任
講演については、
・ 民事介入暴力対策を専門としている弁護士等法曹関係者
・ 暴力団対策を専門としている警察官等警察関係者
を講演者の所属機関、警察庁及び環境省と調整を図った上で選任し、その
日程調整を行う。
講演会実施案及び講演内容
講演会開催前に環境省担当官に提示し、指示を仰ぐこと。
(2)その他の関連する業務
ア 講演会の運営
イ 講演者に対する謝金及び旅費等に係る諸経費の支出
・ 謝金(1時間当たり7,900円)については、講演者と調整する。ただ
し、警察官など公務員に対する謝金の支払いは不要。
・ 旅費については、国家公務員等の旅費に関する法律に従って支払うこ
ととする。なお、随行者及び宿泊を伴う場合はこれを含む。
ウ 講演会記録の作成(DVDによる記録)
エ 講演者及び講演者所属機関との連絡・調整
オ 講演参加者である産業廃棄物処理業者が所属する団体及び地方自治体と
の連絡・調整
カ 環境省との調整
キ アンケート調査結果の整理、報告
ク 講演会当日における講演者へのお茶出し及びお茶代の支出
ケ その他本業務に必要な事項
3. 業務履行期限
平成29年3月24日(金)
4. 成果物
(1)アンケート
ア 提出物及び部数
① 提出されたアンケート全て
② アンケートの電子データを収納した電子媒体(DVD)1式
イ アンケートの提出期限、提出場所
① 提出期限: 各講演会終了後1か月以内
② 提出場所: 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
- 2 -
(2)DVD(講演会記録)
ア 枚数:1回の講演会ごとに作成すること。
イ DVDの提出期限、提出場所
① 提出期限: 各講演会終了後1か月以内
② 提出場所: 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
(3)業務報告書
ア 提出物及び部数
① 業務報告書は、2部(A4版、50頁程度、冊子)作成する。
② 業務報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD)1式
イ 業務報告書の提出期限、提出場所
① 提出期限: 平成29年3月24日(金)
② 提出場所: 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
※ アンケート、業務報告書及びそれぞれの電子データの仕様は、別添による
こと。
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所
有権(以下「著作権等」という 。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人
格権を行使しないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既
存著作物 」という 。)の著作権等は 、個々の著作者等に帰属するものとする 。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既
存著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を
行うものとする。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策
とその実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出するこ
と。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情
報の機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当
官からの指示に応じて適切に取り扱うこと。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリテ
ィ対策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係
る情報セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の
行う情報セキュリティ対策に関する監査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により
不要になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当
官からの指示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を
報告すること。
- 3 -
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生
じたとき、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と
速やか に協議 し その指示に従うこと。
( 2) 会 議運営 を 含む業務
会 議 運営を 含 む 業務に あっ ては 、「環 境物品等 の調 達の 推進 に関 する 基
本 方 針 」( 平 成 28年 2 月 2 日 閣 議 決 定 ) の 「 会 議 運 営 」 の 判 断 の 基 準 を 満
た すこと。
( 2 ) 本業務を行うに当たって、入札参加希望者は、必要に応じて平 成 2 7 年 度
産業廃棄物処理業からの暴力団排除対策のための講習会実施事業業
務 に 係 る資 料 を 、 所 定の 手続きを経て環境省内で閲覧することを可能とする。
資料閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及び閲覧希望資
料を調整すること。ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また、閲覧を
希望する資料であっても、平 成 2 7 年 度 産 業 廃 棄 物 処 理 業 か ら の 暴 力 団 排
除 対 策 の た め の 講 習 会 実 施 事 業 業 務 における情報セキュリティ保護等の
観点から、提示できない場合がある。
連絡先:環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課 瀧屋(TEL:03-55
01-3156)
- 4 -
(別添)
1.報告書の仕様及び記載事項
報告書の仕様は 、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針 」(平成28年2
月2日閣議決定。以下「基本方針」という 。)の「印刷」の判断の基準を満たす
こと。
なお 、「資材確認票 」(基本方針204頁、表3参照)及び「オフセット印刷又は
デジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト 」(基本方針205頁、表4
参照)を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合
は、以下の表示例に参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準
にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製し
ています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方
針(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を
参考に適切な表示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft社Windows7 SP1上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフトJustsystem社一太郎(ファイル形式は一太郎2011以
下 )、又はMicrosoft社Word(ファイル形式はWord2010以下)
・計算表;表計算ソフトMicrosoft社Excel( ファイル形式はExcel2010以下 )
・画像;BMP形式又はJPEG形式
(3 )(2)による成果物に加え 、「PDFファイル形式」による成果物を作成す
ること。
(4)以上の成果物の格納媒体はDVD-R等とする。事業年度及び事業名称等を収
納ケース及びDVD-R等に必ずラベルにより付記すること。
( 5 )文字ポイント等 、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと 。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は
無償で速やかに必要な措置を講ずること。
- 5 -