第14回神奈川県障害者技能競技大会 競技課題 DTP ■課題設定趣旨 デジタル技術の進歩とともに DTP においても、より高度なソフトウェアの操作技術と創 造性やオリジナリティが重視されています。この傾向は日本に限られたものではなく、国 際的にも同様な傾向にあります。このような観点から DTP における基本から応用までの ソフトウェア操作技術を競うとともに、企画力や創造力にも考慮した課題の設定を行い、 それらを審査の基準とします。 ■DTP 競技課題について 各課題の指示に従い、与えられたデータ(デスクトップ上に用意)を使用し、課題で制 作したデータ及び最終的に完成した作品データを、それぞれの指示に従い保存を行ってく ださい。 ○競技時間 2時間(最終提出作品のデータ保存時間を含みます) ○使用機器及びソフトウェア環境 以下の課題はこれより示す機器及びソフトウェア環境で作成します。 ※ 使用するコンピュータ CPU は Intel Xeon 3.5GHz(E5-1650v2)です。 ※ コンピュータの OS(オペレーションシステム)は Windows 10 Pro とします。 ※ 使用ソフトは Illustrator CS6、Adobe Photoshop CS6 が準備されています。 必要なものを選んで使用してください。 ●課 題1(画像の合成) 指定するフォルダに保存されている画像に修正変更後を示したサンプル画像ファイル を見習って、Adobe Photoshop により修正変更してください。 サンプル画像(未公開)に注目し、総合的にまとまった画像に仕上げてください。 ★条 件 画像制作の初期設定、制作条件及び保存形式 ※ 寸法…幅 400 ㎜、高さ 300 ㎜ ※ 画像解像度…150 pixel/inch ※ カラーモード…CMYKカラー ※ 指定フォルダ内の写真素材を使用し、サンプル画像の通りに画像を制作してく ださい。 ※ 指定フォルダ内の写真素材解像度を 150ppi ( ppi= pixel per inch) に変更し、使用し てください。 ※ 制作に際してレイヤーは適宜作成してください。 ※ データを保存する際、レイヤーは統合せずに保存してください。 ※ 制作したデータをデスクトップにマウントされているUSBメモリの指定する 1 フォルダ内に Photoshop(*.PSD;*.PDD)形式で保存してください。 ※ ファイル名は“競技者番号_競技者苗字_kadai.psd“としてください。 (例:競技者番号“1”、競技者苗字“神奈川”“01_kanagawa_kadai.psd”) <合成例> + 各画像を適宜処理し合成 ●課 題2(トレース) 「02information」フォルダ内に保存されている”map.jpg”を Adobe Illustrator により トレースし、『地図』を完成してください。 ★条 件 画像制作の初期設定、制作条件及び保存形式 ※ アートボード寸法…A4サイズ横位置(297 ㎜×210 ㎜) ※ カラーモード…CMYKカラー ※ 使用するカラーは”map.jpg”を参照 ※ 『02information』フォルダ内の”map.jpg”を配置し、レイヤー名を”base”に変 更してください。 ※ ”base”レイヤーはロックをしてください。 ※ 新規にレイヤーを作成し、レイヤー名を”trace”に変更してください。 ※ ”trace”レイヤーに『マーク』のトレースを完成させてください。 ※ 制作したデータをデスクトップにマウントされているUSBメモリの指定する フォルダ内に Illustrator(*.AI)形式で保存してください。 ※ ファイル名は“競技者番号_競技者苗字_ map.jpg“としてください。 (例:競技者番号“1”、競技者苗字“神奈川”“01_kanagawa_map.ai”) 2 ●課 題3(広告の制作) あなたは出版会社のスタッフとして、特集ページの制作を依頼されました。 下記の条件に従うとともに、条件等の指定のないところは各自工夫し、主として Adobe Illustrator を使用し、見た人が「行ってみたい」と思うように仕上げてください。 ★条 件 作品の仕上がり形態及び機器・ソフト関連 ※ アートボード寸法…B3サイズ横位置(515 ㎜×364 ㎜) ※ 仕上げ寸法=A4変形サイズ(215 ㎜×290 ㎜)見開き横位置です。 (A3変形サイズ(430 ㎜×290 ㎜)) ※ CMYK フルカラー、表面(片面)のみ ※ 作品にはトンボを配置してください。裁ち落としは3㎜とします。 ※ “トンボ&ガイド”レイヤーを作成し、トンボと必要に応じて作成したガイドは このレイヤー上に作成してください。 ※ 最終提出の際、“トンボ&ガイド”レイヤーはロックをしてください。 ※ 制作途中、確認のため印刷はできません。画面上での校正及び確認をしっかり と行ってください。 ※ 支給材料 課題データ一式(ハードディスクに保存、デスクトップに表示されている。) USBメモリ(起動時からコンピュータ背面に装着済みです。) A4 サイズ下書き(ラフ)用紙3枚 ★画像の使用1 課題1で制作した画像を必ず使用してください。 ※ “課題 1 写真”レイヤーを作成し、課題1で制作したデータは“課題 1 写真”レイ ヤーに配置してください。 ※ 画像は拡大縮小及びトリミングしてもかまいませんが、解像度は 150ppi のま ま使用してください。 (注:拡大して使用する場合は画像が劣化することがあります 。) ※ 最終提出の際、“課題 1 写真”レイヤーはロックをしてください。 ★画像の使用2 課題1で制作した画像以外に画像を使用したい場合、指定するフォルダ内に保存さ れている画像であれば何点でも使用してかまいません。しかし、使用する場合は以下 の指示に従ってください。 ※ “自由写真”レイヤーを作成し、課題1で制作した画像以外の画像データは “自 由写真”レイヤーに配置してください。 ※ 最終提出の際、“自由写真”レイヤーはロックをしてください。 ※ 課題1で制作した画像以外に用意されている画像の解像度は 200ppi です。 ※ 画像は拡大縮小及びトリミングしてもかまいませんが解像度は 150ppi に変更 し、使用してください。 (注:拡大して使用する場合は画像が劣化することがあります 。) 意図的に低解像度の効果を表現する場合は効果的に使用してください。 ※ 使用した写真素材はデスクトップにマウントされているUSBメモリの指定す るフォルダ内に Photoshop(*.PSD;*.PDD)形式で保存してください。 3 ※ 使用した写真素材のファイル名は“元ファイル名_150.psd”としてください。 ※ 写真の加工(ぼかしやドロップシャドウ、フィルター等)は自由です。 ※ 画像処理効果(カラーバランス、フィルタ効果、変形等)が表現上必要であれ ば使用してもかまいません。 (ただし、使用する画像の解像度は 150ppi で処理をすること。) ★タイトル ※ 作品に使用するタイトルは未公表とします。 (タイトルの背景及び表現についての条件が指定されます。) ※ タイトルの大きさ、書体、各種の効果等を含めて自由です。 ★サブタイトル等 ※ 作品の全体的なイメージに相応しいサブタイトルやキャッチコピー等を各自で 考え、配置してください。 ※ サブタイトルやキャッチコピー等は必ず作成してください。 (無い場合に減点にはなります。) ※ サブタイトル等の大きさ、書体、各種の効果等を含めて自由です。 ★地図について ※ 課題2で作成した地図を誌面に必ず使用してください。 ※ 使用に際してはバランスや視認性を考慮し、配置してください。 ★テキスト ※ テキスト(未公開)を作品内に可読性を考慮して効果的に配置していただきます。 囲み罫、配色等は自由です。 ★作品の保存について ※ 仕上がった作品はデスクトップにマウントされているUSBメモリ内にある指 定するフォルダに使用した全ての画像データと一緒に保存してください。 ※ ファイル名は“競技者番号_競技者苗字_completion.ai“としてください。 (例:競技者番号”1”、競技者苗字“神奈川”“01_kanagawa_completion.ai”) ★その他 ※ サムネイルやレイアウトを考えるうえで必要であれば、鉛筆、色鉛筆、定規、 カラーマーカー、電卓の持ち込みは自由です。 ※ 競技会場には、事前に公開された課題、メモ、参考書、その他の資料の持込み は一切できません。 ※ 障害特性により、競技参加において必要とする補助具がある場合は、事前に事 務局へ申し出てください。ただし、競技の公平性や、会場設営の都合等を考慮 した結果、必ずしも希望に添えない場合があります。 また、これらの補助具等は、競技者自身が持参し、大会当日に競技委員立ち会 いのもと導入することとします。ただし、導入に関して不具合があっても特別 な配慮はしないものとします。 4
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