全 天 連 第 45回 通 常 総 会 開 催 全天連第45回通常総会は、去る5月12日、東京都江東区内において開催され ました。 総会は、定刻に司会者岩森事務局長が開会を宣し、4月14日以降連日発生して いる熊本地震により死亡した方々に対し黙祷を捧げ、その後、松尾会長の挨拶、続 いて来賓を代表して小島木材産業課長及び全木連森田常務理事の挨拶の後、議長に 松尾会長を選任し議事に入りました。 全ての議事が終了後、総会出席者、来賓の皆さんとの懇親会を開催。林野庁沖次 長が公務ご多忙の中、出席され、挨拶の後、出席者一同と懇談し、情報の交換を行 っていました。 。 松 尾 会 長 挨 拶(概要) 1 先ずもって、今回の熊本地震に伴う災害により被害を被りました皆様に心からお 見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになりました方々のご冥福をお祈り申し 上げます。 2 全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会第45回通常総会の開催に当たり、一 言ご挨拶申し上げます。 3 我が国経済動向は、アベノミクスの推進による好循環が期待されていますが、地 方においてはその効果が行き渡っていないという現実があります。また、消費税等 の引き上げ後から続く個人消費の低迷や為替レートの動き等により、多くの中小企 業とりわけ小規模企業は困難な経営を強いられております。 4 このような中、当業界を取巻く経営環境は、国産材、輸入材を問わずツキ板用原 木特に広葉樹の量的減少・質的低下・価格の高騰が続いており、また非木質系の人 工素材(塩化ビニール等)の増加等による需要の減少により、企業収益は悪化してき ており、多くの企業では、経営の不安感・不透明感が増大しています。 5 一方、昨年暮れのCOP21の合意にみられるように地球温暖化防止対策の重要 性の再認識、また地方創生のための木材を活用した様々な施策の展開、更には東 京オリンピック・パラリンピックに向け木材利用の促進気運の中で、再び「木 の時代」を迎えつつあるという大きな転換期を迎えつつあります。 6 このような現状を踏まえれば、我々業界は諸々の問題を抱えながらも、この チャンスをいかに生かして健康面・環境面に与える優れた機能を有するツキ板 の需要拡大に結び付けて行くかということが緊急かつ最大の課題です。 言い換えれば、東京オリンピック・パラリンピック用の施設のみならず、本 物(ほんもの)の木を素材にしたツキ板製品の大型建築物の内装材への利用を はじめ高級家具、自動車、車両、楽器、学校教育施設や用品等への利用拡大に 向けた取組み、加えて新たな分野へのツキ板の利用、また未利用広葉樹、早生 広葉樹の需要開発等による地方創生に向けた取組みを通じて木の良さ・素晴ら しさを継続的に訴え続ける必要性を痛感しております。 7 更には、新しい「森林・林業基本計画」制定の動きにみられるように政府・ 林野庁の木材政策は変わってきておりますし、また「森林認証取得」の広がり や「合法伐採木材利用促進法」の制定など国民の森林・木材への意識も変化し てきております。 このような時代の変化に目を向けた新しい視点に立って、諸問題に取り組ん で行く必要があると考えております。各会員の皆様には、ご理解とご協力をお 願い申し上げる次第です。(以下略) 第 45 回通常総会における決定事項(概要) 1 賦課金・賛助会費及び各種手数料等 昨年度と同額です。 2 役員報酬額 3 平成 28 年度事業計画 4 新役員(全天連役員が通常総会をもって任期満了となることに伴う改選) (別掲の通り) 昨年度と同額(上限)の範囲内で会長が決定 (別掲の通り) 平成28年度事業計画(概要) Ⅰ 事業計画 1 平成27年度補正予算に係る補助事業「木材の新規用途の導入促進」の一つ として採択された「インテリアに適した国産早生樹の発掘」事業の的確な実行 2 第39回全国銘木展示大会 ○ 実施時期 平成29年1月21日~24日(入札:1月24日) ○ 実行団体 名古屋国有林材協同組合 ○ 場 展示:愛知県海部郡飛島村西浜 27 番地 所 名古屋国有林材(協)木材港展示場 入札:名古屋木材会館 3 環境・健康を重視した需要拡大への取組み ○ ツキ板・ツキ板製品の利用拡大の取組み ○ 国産未利用樹種を利用した新製品の開発と普及宣伝の取組み ○ ツキ板の品質向上の取組み(ツキ板の厚さの見直しを含む) 4 ツキ板用原木確保対策の推進 ○ 国有林材(広葉樹、ヒノキ等)の受託販売の実施 ○ 東京大学演習林への働き掛け 5 合法木材利用促進に関する研修・普及活動の取組み 6 全天連ホルムアルデヒド放散等級表示登録制度の実施 7 揮発性有機化合物(4VOC)の自主規制の動きへの的確な対応 8 熊本地震及び東日本大震災への支援活動 9 情報提供に関する事業 10 教育現場との連携 〇 大学等での講義実施 〇「ツキ板の日」「木づかい推進月間」に因んだ普及活動 11 労働安全・衛生への取組 12 福利厚生事業 13 ツキ板・木材利用の促進を図るため、関係団体等との提携と情報交換の実施 全 天 連 新 役 員 名 簿 第45回通常総会選出 (敬 称 略) 役 職 氏 名 所 属 組 合 1 会 長 (代表理事) 松尾 和俊 北海道天然木化粧合単板工業協同組合 2 副会長 山下 光明 近畿天然木化粧合単板協同組合 3 〃 池末 和海 大川化粧合板工業協同組合 4 専務理事 岩森 全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会 5 理 事 毅 石川 泰成 北海道天然木化粧合単板工業協同組合 6 〃 海老原光男 関東天然木化粧合板協同組合 7 〃 北原 関東天然木化粧合板協同組合 8 〃 深城 恵浩 静岡ツキ板協同組合 9 〃 犬飼 英清 中部天然木化粧合板工業協同組合 10 〃 澤田 正章 近畿天然木化粧合単板協同組合 11 〃 唐川 浩成 広島県天然木化粧合板工業協同組合 12 〃 藤原 召壽 広島県天然木化粧合板工業協同組合 13 〃 翠簾屋正興 四国天然木協同組合 14 〃 大関 一宏 大川化粧合板工業協同組合 15 〃 森 重之 全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会 16 〃 橋本 卓也 全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会 尾山 信一 関東天然木化粧合板協同組合 松田 一敏 近畿天然木化粧合単板協同組合 1 2 監 事 〃 登
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