南部・東部地域自治体情報システム現状調査等業務委託仕様

南部・東部地域自治体情報システム現状調査等業務委託仕様書
1.業務目的
奈良県では、情報政策部門に専任担当者がいない南部・東部の小規模団体に対して、
「情報政
策担当者の負荷軽減」
・
「クラウドサービス活用等による情報システム最適化」などを目的とし
た支援強化を計画している。
本委託業務は、今後の県の支援の方向性及びスケジュールを検討するため、各団体が保有す
る情報システムの現状調査・分析を行うとともに、課題を抽出することにより、各団体の情報
システム最適化に向けた方策をまとめることを目的としている。
2.対象団体
No.
自治体
郵便番号
所在地
職員数(*1)
1
山添村
630-2344
山辺郡山添村大字大西 151 番地
70
2
曽爾村
633-1212
宇陀郡曽爾村今井 495-1
50
3
御杖村
633-1302
宇陀郡御杖村菅野 368
53
4
黒滝村
638-0292
吉野郡黒滝村大字寺戸 77 番地
44
5
天川村
638-0392
吉野郡天川村大字沢谷 60 番地
64
6
野迫川村
648-0392
吉野郡野迫川村大字北股 84 番地
34
7
十津川村
637-1333
吉野郡十津川村大字小原 225-1
120
8
下北山村
639-3803
吉野郡下北山村寺垣内 983
48
9
上北山村
639-3701
吉野郡上北山村河合 330
50
10
川上村
639-3594
吉野郡川上村大字迫 1335 番地の 7
56
11
東吉野村
633-2492
吉野郡東吉野村大字小川 99 番地
59
(※1)職員数は平成28年4月の県調査結果による。
3.履行期限
契約日から平成29年3月24日(金)
4.履行場所
・奈良県奈良市登大路町30番地
奈良県総務部情報システム課
・上記「2.対象団体」に記載の各団体庁舎内
・その他、奈良県が指定する場所
5.業務内容
(1) 対象団体が保有する情報システム等の現状調査
① ネットワーク
対象団体のネットワーク環境(基幹系・情報系)の現状調査を行い、ネットワーク構
成図を作成すること。調査対象は対象団体の本庁舎のみとし、ネットワーク構成図は次
に掲げる機器の構成が明確になる程度のものとするが、最終成果物のサンプルイメージ
について提案すること。
・ネットワーク機器(ファイアウォール、IPS/IDS、L3SW 等)
・各種サーバー(プロキシ、DNS、AD、ウィルス対策、業務システム 等)
・外部接続回線の別(大和路情報ハイウェイ、専用回線(帯域)、公衆回線
等)
尚、今年度は各団体で「自治体情報セキュリティ強靭性向上モデル」への適応の為、
ネットワーク構成の変更が予定されているため、最終成果物は変更後の状態のものとす
ること。
② 機器
①のネットワーク構成図に示された各機器、端末及びプリンタ(複合機含む)につい
て調査を行い、機器一覧を作成すること。機器一覧に記載する項目は(別紙1)に掲げ
たものを網羅すること。
その他、適切な管理を行う上で必要だと考えられる項目を提案すること。
③ 情報システム
対象団体で稼働している各種情報システムの現状調査を行い、情報システム一覧を作成
すること。情報システム一覧に記載する項目は(別紙2)に掲げたものを網羅すること。
その他、適切な管理及び最適化の検討を行う上で必要だと考えられる項目を提案するこ
と。
(2) 課題抽出と情報システム最適化の方向性検討
(1)の結果を踏まえて、対象団体単位で情報システム全体最適化の方向性案を提示するこ
と。全体最適化の取組テーマの例として、以下を想定している。少なくとも、これらの項目を
すべて含めた取組テーマの設定を行うこと。また、これらの取組テーマ実施に係る経費を見積
もった上で、取組の実施による効果を示すこと。
また、取組テーマについて、現行システムの更新時期・機器リース期間等も踏まえた、実践
的で段階的スケジュールを示すこと。
① 現状の課題抽出及び解決策の検討
・ (1)の結果を踏まえて、「セキュリティ」、「運用保守体制」、「調達」などに
ついて、課題を抽出し、解決策を検討すること。
・ 情報政策担当者の情報政策に係る業務の内容及び負荷についてヒアリングを行い、
外部委託等による負荷軽減策について検討すること。検討の際には、他団体との共
同化や南部・東部山間地という地域性も考慮すること。
② 情報システム最適化の検討
・ 仮想化基盤を用いたハードウェア統合、汎用機のオープン化、個別業務システムの
統合、クラウド利用、他団体との共同利用などによる情報システム最適化について、
平成29年度から平成33年度(5ヶ年)までの方策をまとめること。
・ システムを利用する職員及び情報政策担当者のそれぞれ視点で、運用保守における
メリット/デメリットを分析・整理すること。
・ コスト見積もり及び実施による効果を示すこと。
③ 上記①及び②以外で、「情報政策担当者の負荷軽減」・「情報システムの最適化」の目
標を達成するために有益な取組テーマがあれば、検討すること。
6.提案書作成要領
別紙、南部・東部地域自治体情報システム現状調査等業務委託提案書作成要領による。
7.成果物
(1) 5(1)に掲げるネットワーク構成図、機器一覧、情報システム一覧
・紙文書、電子媒体(CD-R) 各2部
・提出期限は平成29年3月10日(金)
(2) 5(2)に掲げる情報システム最適化提案書
・紙文書、電子媒体(CD-R) 各2部
・提出期限は平成29年2月24日(金)
(電子媒体については原本と PDF の2形式のファイルを納入すること。なお、原本ファイルは
Microsoft Word、Excel、PowerPoint のいずれかで読み込みできるように作成し、PDF フ
ァイルは AdobeReader での読み込みが可能であること。)
8.業務条件
・ 本県の条例、規則等を遵守し、本県の立場に立ち業務の遂行にあたること。
・ 業務の遂行にあたり必要となる資料及びデータの提供は、本県及び対象団体が妥当と判断
する範囲内で提供する。
・ 本委託業務の成果物である情報システム最適化計画に沿って、各対象団体が最適化を進め
ることを確約するものではない。
・ 業務の遂行にあたり対象団体の情報政策担当者にかかる負担は最小限にすること。また、
対象団体の情報政策担当者による対応が必要なものについては、事前に明確にすること。
・ 業務の遂行にあたり専門的で高度な解析が必要となるなど再委託することが業務遂行に有
効であると認められるときに限り、事前に奈良県情報システム課の承認を得て再委託する
ことができるものとする。
・ 業務の遂行に際して、知り得た情報については、本目的以外に使用し又は第三者に提供し
てはならないものとする。ただし、奈良県情報システム課(対象団体に関するものである
場合は当該団体)の了解を得た上で関係者に情報提供することはできるものとする。関連
する個人情報の保護を図ることを目的として、県が指定する個人情報取扱特記事項を設け
た契約書を締結すること。
・ 目的物の納入前に事故が発生したときには、その理由にかかわらず、直ちにその状況、処
理対策等を本県に報告し、応急措置を加えた後、書面により奈良県情報システム課へ報告
を行うこと。
・ 報告内容については、奈良県情報システム課に対して説明を行うこと。
・ 本委託業務について、奈良県、対象団体及び受注者の作業を明確にすること。
・ その他、本仕様書に記載の無い事項に関して疑義が生じた場合は、奈良県情報システム課
と受注者において、別途協議の上、対応を調整するものとする。
公契約条例に関する遵守事項(特定公契約以外用)
本業務を受注しようとする者は、この遵守事項を理解した上で受注すること。
1 奈良県公契約条例の趣旨にのっとり、公契約の当事者としての社会的責任を自
覚し、本業務を適正に履行すること。
2 本業務の履行に当たり、次に掲げる事項その他の法令を遵守すること。
ア 最低賃金法第4条第1項に規定する最低賃金の適用を受ける労働者に対し、
同法第3条に規定する最低賃金額(同法第7条の規定の適用を受ける労働者に
ついては、同条の規定により減額して適用される額をいう。)以上の賃金(労
働基準法第 11 条に規定する賃金をいう。以下同じ。)の支払を行うこと。
イ 健康保険法第 48 条の規定による被保険者(同法第3条第4項に規定する任
意継続被保険者を除く。
)の資格の取得に係る届出を行うこと。
ウ 厚生年金保険法第 27 条の規定による被保険者(同条に規定する 70 歳以上
の使用される者を含む。
)の資格の取得に係る届出を行うこと。
エ 雇用保険法第4条第1項に規定する被保険者について、同法第7条の規定に
よる届出を行うこと。
オ 労働保険の保険料の徴収等に関する法律第4条の2第1項の規定による届
出を行うこと。
3 本業務の一部を、他の者に請け負わせ、若しくは委託し、又は本業務の履行に
他の者が雇用する労働者の派遣を受けようとするときは、当該他の者に対し、こ
の遵守事項を周知し、遵守するよう指導すること。
(別紙1)
機器一覧に記載する項目
1
機器区分
機器の種別
2
メーカー
機器の製造メーカー
3
機種
品名
4
型番
型番
5
OS
(サーバー、端末の場合)
6
主な用途
(端末の場合)
7
購入形態
買取/リース(期間・年額)
、補助金利用の有無
8
現行機器購入時期
機器の購入時期
9
更新予定時期
次回更新予定の有無・時期
10
設置場所
11
保守契約
12
保守費用(年額)
保守範囲、契約内容(定期保守有無/現地修理/代替品提供)
、期間
(別紙2)情報システム一覧に記載する項目
1
2
3
4
パッケージ名(ソフトウェア名)
機器名
(汎用機使用の場合)
開発業者
(ベンダー名を記入)
システムの形態
(クラウド/CS型/Web/汎用機)
38
住民基本台帳
39
印鑑登録
住
民
情
報
関
連
系
40
41
外国人登録
選挙人名簿管理
5
他団体との共同利用の有無(団体名)
42
6
サーバの設置場所
43
戸籍管理
就学
7
導入業者名
44
その他
8
導入年月
45
固定資産税
機器購入費(千円)
46
個人住民税
ソフトウェア購入費(千円)
47
11
一括購入費
(機器・ソフトウェア)
48
12 導入
機器購入費(年額・千円)
49
ソフトウェア購入費(年額・千円)
50
住登外管理
リース期間
51
その他
52
国民健康保険
経費(千円)
53
国民年金
内容
54
障害者福祉
55
後期高齢者医療
委託業者名
56
介護保険
委託期間
57
21 運用
経費(年額・千円)
58
22
委託業者名
59
委託期間
60
経費(年額・千円)
61
保育料
改修費(千円)
62
幼稚園
内容
63
住宅資金貸付償還
改修費(千円)
64
健康管理
28
内容
65
その他
29
改修費(千円)
66
財務会計
30
内容
67
起債管理
31
改修費(千円)
68
契約管理
内容
69
改修費(千円)
70
内容
71
9
買い取り
の場合
10
リース
の場合
13
14
構築事業費(千円)
(初期設定、データ移行費、システム設計・開発費 等)
15
16
税
業
務
関
連
系
法人住民税
軽自動車税
収滞納管理
カスタマイズ
17
サービス利用料(年額)
(ASP、レンタルサーバ 等)
18
19
保守契約
20
運用支援
23
24
25
システムを利用している
業務名
福
祉
情
報
関
連
系
児童手当
生活保護
乳幼児医療
ひとり親医療
H23年度
26
27
H24年度
法・制度改正に伴う改修 H25年度
H26年度
32
33
H27年度
34
内
部
事
務
系
公会計
庶務事務
人事給与
35 直近でシステムを更新した年月
72
文書管理
36 次期システムの更新予定年月
73
グループウェア
37 利用端末台数
74
その他
75
上下水道料金
76
77
78
そ
の
他
水道企業会計
公営住宅
その他