海外安全対策情報(平成28年4月~6月) 1 治安情勢及び一般犯罪の傾向(シカゴ市) シカゴ市警察が発表する統計によれば,平成28年上半期(7月3日まで)の 同市における主要犯罪(※)の発生件数は合計28,464件となり,前年同時 期比で約13%増加しました(2012年同時期から昨年同時期までは年々減少)。 4月4日から7月3日まで(平成28年第2四半期)の間でも,全ての主要犯 罪が増えました(昨年同時期比)。具体的には,殺人が177件(昨年128件), 強盗は2,658件(同2,169件),けん銃等の発砲事件は931件(同685件) などです。 地域的では,シカゴ市南部及び西部の治安が悪化しているほか,米国内で連 続発生したアフリカ系米国人に対する警察官の射殺事件等を受けた抗議集会 デモが多数行われるなど引き続き注意が必要です。 シカゴ市と同様に各州の主要都市でも,危険とされる地域には,徒歩では勿 論のこと,公共交通機関や自家用車利用による立ち入りも控えるようにして下 さい。また,安全とされる地域においても,深夜の外出を控えたり,人通りの 少ない通りを避けたりするなど犯罪に巻き込まれないための自衛策が必要で す。 シカゴ市内における主要犯罪(※)の発生概数 2016年 2015年 増減 殺人 177 128 +38% 強姦 483 388 +24% 強盗 2,658 2,169 +23% 重傷害 1,976 1,857 + 6% 侵入窃盗 3,146 3,128 + 1% 窃盗 3,595 3,158 +14% 自動車窃盗など 2,540 2,499 + 2% けん銃等の発砲 931 685 +36% 2 犯罪の発生事例 (1)5月21日(土)午後,邦人女性がシカゴ市街地のコーヒーチェーン店 で財布等が入ったバッグを自分の席の横に置いてスマートフォンを操作して いたところ,若い女性がバッグを奪っていずれかに逃走した。 (2)その他,空き巣被害等が報告されています。 3 テロ・爆弾事件の発生 関連情報には接していません。 4 誘拐・脅迫事件発生 日本人が被害者となる事件情報には接していません。 5 日本企業の安全に関わる問題 関連情報には接していません。
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