平成28年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (次世代省CO2型データセンター確立・普及促進事業) 事業概要及び応募方法について 平成28年7月 公益財団法人 北海道環境財団 1 1.補助対象事業について 2.補助事業の流れについて 3.応募申請について 2 1-1. 補助金の背景と目的 公募要領 p.1 【背景】 (地球温暖化対策計画:平成28年5月13日閣議決定) ・ 中期目標:2030年度において、2013年度比26.0%減 ・ 長期目標:2050年までに80%の温室効果ガスの排出削減を目指す。 ・ このような大幅な排出削減は、従来の取組の延長のみでは実現が困難であり、 抜本的排出削減を可能とする革新的な技術開発・普及などのイノベーションによる 解決を最大限追及する必要がある。 【目的】 ・ 日本全体の電力消費量の約1~2%を占めるデータセンターについても、今後ICT 活用の進展が見込まれており、大幅な省エネ対策が必要。 ・ 従来システムと比較し、50%以上の抜本的な省エネを実現するデータセンターを 構築する事業に補助することにより、そのモデルを示すとともに民間による自立的な 普及の促進に資する。 3 1-2. 補助対象事業の基本的要件 公募要領 p.2 対象事業の基本的要件として、 (1) 事業を的確に遂行するために必要な実績・能力・実施体制が 構築されていること。 (2) 提案内容(事業内容・事業効果・経費内訳・資金計画等)が明確 な根拠に基づき示されていること。 (3) 本事業の補助により導入する設備等について、国からの他の 補助金を受けていないこと。 (4) 暴力団排除に関する誓約事項に誓約できる者であること。 (5) 個人情報の取扱事項に同意できる者であること。 これらについて適合している必要があります。 4 公募要領 p.2 1-3. 補助対象事業の要件 1-2と併せ、対象事業の要件として、 (1) 既設若しくは新設のデータセンターやサーバールーム等において、 高効率のICT機器や設備、管理システムを導入することで、 従来システムと比較し50%以上のCO2削減効果( 原則としてCO2削減 効果計算書により算出 )が見込まれるものであること。 イメージ 統合マネジメントシステム 省エネ率50%以上 を達成する技術 ・最適タスク配置 ・最適化制御(機械学習) 2 0 3 0 年時点で、 BAUケースから の大幅削減を実現 し、CO2排出の 増加を食い止める AC 多量排出源である データセンターに 対する集中的な 削減対策を実施 DC ~ G ICT機器 空調機器 電源システム 廃熱利用技術 データセンター 分野での競争力 強化 ・ICT機器の稼働集中に よる高温廃熱回収 ・ファ ンレス耐高温サーバ ・低送風動力均一制御 ・高電圧直流電源 ・稼動の片寄せ(廃熱集中) ・連携ファ ン制御 ・負荷に応じたアクティブ制御 ・オフィス空調(加温、加 湿、除湿等) 出展 環境省ホームページより抜粋 上記イメージ図の構成は一例であり、この他の構成内容での応募を妨げるものではありません。 例えば、新設・更新を行う機器がICT機器のみ、空調機器のみの整備であっても、50%以上の CO2削減効果が見込まれる場合は、要件に適合することとなります。 5 1-3. 補助対象事業の要件(つづき) 公募要領 p.2 新設・更新 機器 新設・更新 機器 例えば、空調やICT機器の一 部のみの新設・更新でも、そ の機器について50%のCO2 削減効果が見込まれる場合 は補助対象となります。 6 1-3. 補助対象事業の要件(つづき) 公募要領 p.2 1-2と併せ、対象事業の要件として、 (2) 導入する高効率設備について、以下のいずれかの要件に適合 していること。 ア 「L.1200 直流給電システムのインターフェース仕様」で定める 仕様に該当する直流給電システムであること。 イ 「L.1410 ICT製品・ネットワーク・サービスの環境影響評価手法」 で定める評価手法に基づき環境影響を評価し、CO2排出量削減が 見込まれるものであること。 ウ ICT機器のうち、「ICT分野におけるエコロジーガイドライン 第7版」 で定める評価手法に基づき、導入する機器のCO2排出量削減効果が 評価できるものについてはこれを活用すること。 ア~ウの概要については、当財団HP『公募情報』『様式集』ページ内の 参考資料リンクをご確認ください。 7 1-4. 補助金の申請をできる者 (応募者)の要件 公募要領 p.3,4 (1) 民間企業(導入する設備や機器をファイナンスリースにより提供 する契約を行う民間企業も含む。) (2) 独立行政法人 (3) 一般社団法人・一般財団法人及び公益社団法人・公益財団法人 (4) 都道府県、市町村、特別区及び地方公共団体の組合 (5) 法律により直接設立された法人 (6) その他環境大臣の承認を得て財団が認める者 共同実施(ファイナンスリースもしくはそれ以外の共同実施)の場合、補 助事業に参画するすべての事業者が上記の応募者の要件に該当する 必要があります。また、ファイナンスリースを利用する場合、ファイナンス リース事業者が代表事業者となります。 8 1-5. 補助事業の期間及び 補助対象経費と交付額 公募要領 p.4,5 p12~16 (1) 補助事業の期間 交付決定の日から平成29年2月28日までとなります。 単年度実施が困難な場合は2年度以内とすることができます。 (2) 補助対象経費 <公募要領 p.13~16 別表第2、第3参照> 補助事業を行うために直接必要な経費が補助対象経費となります。 (3) 交付額および補助率 <公募要領 p.12 別表第1 第3欄参照> 補助金の交付額は、総事業費のうち、補助対象経費に3分の1を乗じた額とし、 上限は1億円とします。 9 2-1. 補助事業の流れ 公募 8月19日まで 応募申請 応 募 者 ( 補 助 事 業 者 ) 採択通知 交付申請 交付決定通知 事業実施期間 交付決定日から2月28日まで 完了実績報告 補助金額の確定通知 補助金の請求 補助金の支払 北 海 道 環 境 財 団 事業完了の日 から30日以内 又は3月10日 まで 10 2-2. 補助対象事業の選定について 公募要領 p.9 応募者より提出された実施計画等をもとに、 (1) (2) (3) (4) (5) 対象事業の要件への適合 事業の公益性及び資金回収 モデル・実証性の有無及び波及性 二酸化炭素削減効果の定量化 先端技術の戦略的な活用・展開 等 これらについて、審査委員会で策定した審査基準に基づき厳正な審査を 行い、環境省から交付を受けた補助金の範囲内で補助事業を採択しま す。 11 2-3. 中間報告と事業完了後の提出書類 (1) 中間報告 公募要領 p.10,18 <公募要領p.18> 補助事業の適正かつ円滑な実施のため、補助事業者に対して事業実施中に遂行 状況の報告(中間報告)を求め、必要に応じて現地検査等を実施します。 (2) 完了実績報告書の提出 <公募要領p.18> <交付規程第11条> 当該年度の補助事業が完了した場合は、その完了後30日以内又は当該年度 3月10日のいずれか早い日までに補助金の完了実績報告書を提出していただき ます。 (3) 事業報告書の作成および提出 <公募要領p.10> <交付規程第16条> 補助事業の完了した日からその年度の3月末までの期間及びその後の3年間の 期間について、各年度終了後30日以内(4月30日まで)に二酸化炭素削減効果等 について、事業報告書を環境大臣に提出していただきます。 また、それらの証拠書類は、事業年度終了後3年間保存する必要があります。 12 公募要領 p.6,7 3-1.応募申請について (2) (1) 実施計画書 応募申請書 (様式1) (CO2削減効 果計算書) (3) 対象事業の要 件を確認できる 参考書類(機器 仕様、図面等) (様式2) 経費内訳 見積書及び 各種計算書 (様式3) (様式3の経費 内訳の根拠と なるもの) (4) ア 業務概要及 び組織概要 がわかる資 料 (企業パンフ レット等) イ 定款 又は 寄附行為 ウ 直近 2決算期の ・貸借対照表 ・損益計算書 (1)~(3) 電子ファイルを 保存したCD-R 又は DVD-R 1枚 提出部数 エ 法律により直 接設立された 法人であること を証する、行政 機関から通知 された許可書 等の写し オ (1)~(3) 暴力団排除 に関する 誓約書 正本 1部 副本 1部 (別紙1) 1部 (4) 電子データについては、様式1はWord(.doc)、様式2、3はExcel (.xls)で作成し、提出してくだ さい。 13 3-2.応募方法 公募要領 p.6,7 (1) 提出方法 持参又は郵送により財団に提出してください(郵送の場合は、書留郵便等の配達 記録が残る方法に限ります)。 (2) 応募書類の様式 応募に必要な様式につきましては、財団のホームページから電子ファイルを ダウンロードして作成してください。なお、応募書類は返却いたしません。 また、Q&A集や応募申請書類作成上の注意等の参考資料についても併せて公開を 行っておりますので、ご参照ください。 (3) 提出先 公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西4丁目1番地 伊藤・加藤ビル 4階 (4) 公募期間 平成28年7月19日(火)から平成28年8月19日(金)(正午必着)まで 14 お問い合わせ先 公募要領 p.8 原則、電子メールにてお問い合わせ願います。 メール件名に、法人名または団体名、及び事業名を必ずご記入ください。 <メール件名記入例> 「【株式会社○○○】データセンター」 <受付期間> 平成28年7月19日(火)から平成28年8月12日(金)(18時)まで <お問い合わせ先> 公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 E-mail: [email protected] URL: http://www.heco-hojo.jp Tel :011(206)1420 Fax :011(206)1430 15
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