平成 28年度 北九州市基本図作成業務委託 仕 様 書 北九州市 建築都市局 計画部 都市計画課 0 第1章 総 第1条 則 適用 本仕様書は、北九州市(以下、「甲」という。)が発注する「平成 28 年度 北九州市基本図作成業 務委託」(以下、「本業務」という。)を実施するにあたり、必要な事項を定めるものである。 第2条 目的 本業務は、北九州市デジタル基本図の経年変化部分の修正及び縮図の作成を行い、都市計画行政 はもとより、全庁的な行政支援を円滑に行う共用空間データの整備を目的とする。 第3条 準拠する法令等 受託者(以下、「乙」という。)は、本業務の実施にあたり、以下の関係法令を準拠するものとす る。 (1) 測量法(昭和 24 年法律第 188 号、最終改正:平成 23 年法律第 61 号) (2) 測量法施行令(昭和 24 年政令第 322 号、最終改正:平成 23 年政令第 326 号) (3) 測量法施行規則(昭和 24 年建設省令第 16 号、最終改正:平成 26 年国土交通省令第 21 号) (4) 地理空間情報活用推進基本法(平成 19 年法律第 63 号) (5) 都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号、最終改正:平成 27 年法律第 50 号) (6) 国土交通省「作業規程の準則(平成 28 年国土交通省告示第 565 号)」 (7) 社団法人日本測量協会「公共測量 作業規程の準則解説と運用」 (8) 国土交通省国土地理院「測量成果電子納品要領:平成 28 年 3 月」 (9) 国土交通省国土地理院「地理空間データ製品仕様書作成マニュアル JPGIS 2014 版」 (10) 国土交通省国土地理院「品質の要求、評価及び報告のための規則 Ver.1.0」 (11) 国土交通省国土地理院「製品仕様による数値地形図データ作成ガイドライン改訂版(案)」 (12) 国土交通省国土地理院「地理情報標準(JSGI2.0)」 (13) 国土交通省国土地理院「地理情報標準プロファイル(JPGIS 2014)」 (14) ISO9001、ISO14001、JISQ27001:2006 (15) 個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号、最終改正:平成 27 年法律第 65 号) (16) 行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 58 号、最終改正:平成 26 年法律第 69 号) (17) 北九州市公共測量作業規程 (18) デジタル航空カメラを用いた撮影製品仕様書 (19) 写真地図製品仕様書 (20) 北九州市数値地形図データ製品仕様書 (21) 北九州市基本図統一仕様書 (22) その他関係法令及び諸規則等 第4条 監督員 1 1 甲は、本業務の適正な履行を図るため、監督員を定めるものとする。 2 監督員は、契約図書に定められた事項の範囲内において、指示、承諾、協議等の職務を行うもの とする。 第5条 1 管理技術者等 乙は、福岡県内に常駐する測量士の資格を有する者で、かつ「空間情報総括監理技術者」若しく は「地理空間情報専門技術者 写真測量」の資格を取得している者を管理技術者として本業務に配 置し、甲に通知するものとする。 2 乙は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証を取得している こととする。 3 乙および管理技術者は、本業務に従事する使用人等に対して、適宜、安全対策、環境対策、衛生 管理、地元関係者に対する応対等の指導及び教育を行い、本業務が適正に遂行されるように管理及 び監督しなければならない。 第6条 1 提出書類 乙は、本業務を実施するにあたり、以下の書類を作成し、甲に提出するものとする。 (1) 業務計画書 ···································· 1 部 (2) 業務着手届 ···································· 1 部 (3) 管理技術者及び照査技術者等選任(変更)通知書 ·· 1 部 (4) 管理技術者及び照査技術者資格等届出書 ·········· 1 部 (5) 経歴書(担当技術者) ·························· 1 部 (6) 業務工程表 ···································· 1部 (7) ISMS登録証明書 ································ 1部 2 乙は、契約時又は変更時において、業務実績情報サービス(テクリス)に基づき、受注・変更・ 完了時に業務実績情報として「登録のための確認のお願い」を作成し、受注時は契約後、土曜日、 日曜日、祝日等を除き10日以内に、登録内容の変更時は変更があった日から、土曜日、日曜日、 祝日等を除き10日以内に、完了時は業務完了後、土曜日、日曜日、祝日等を除き10日以内に、書 面により監督員の確認を受けたうえで、登録機関に登録申請しなければならない。 また、登録機関に登録後、テクリスより「登録内容確認書」をダウンロードし、直ちに監督員に 提出しなければならない。なお、変更時と完了時の間が、土曜日、日曜日、祝日等を除き10 日間 に満たない場合は、変更時の提出を省略できるものとする。 第7条 1 打合せ等 管理技術者および監督員は、業務の着手時、業務等の主要な区切りにおいて、打合せを行うもの とする。その打合せの結果については、乙が書面(打合せ記録簿)を作成し、相互に確認しなけれ ばならない。 2 管理技術者は、本仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、速やかに監督員と協議 するものとする。 2 第8条 業務計画書 業務計画書には、下記事項を記載するものとする。 1 業務概要 2 実施方針 3 業務工程 4 業務組織計画(協力者を含む) 5 連絡体制(緊急時含む) 6 照査計画 7 成果品の内容、部数 8 使用する主な図書及び基準 第9条 工程管理 1 乙は、業務計画書に基づき本業務を実施し、進捗状況を適宜甲に報告するとともに、関係機関と の連絡を密にし、適正な工程管理を行うものとする。 2 乙は、各作業工程終了後、管理技術者が検査を行い、検査結果を報告書として甲に提出するもの とする。 第10条 関係官公庁等との交渉等 1 甲は、本業務の実施に先立ち、測量法に基づく各種申請手続きを国土交通省国土地理院に対して 行うこととし、乙はこの申請事務を支援するものとする。(測量法第 30 条・36 条・40 条) 2 乙は、本業務遂行のために関係官公庁等との協議等が必要な場合で、甲の判断を要するものにつ いては、事前に甲の指示を受けて交渉するものとする。 3 乙は、契約後の公共測量承認の申請の際は「北九州市数値地形図データ製品仕様書」を更新し、 申請するものとする。 第11条 土地の立入り等 1 乙は、業務を実施する上で、国有地、公有地又は私有地に立入る必要がある場合は、あらかじ め身分証明書交付願を甲に提出し身分証明書の交付を受けなければならない。 2 乙は、第三者の土地への立入りにあたっては、身分証明書を携帯し、土地の所有者又は使用者 の了解を得た上で、立ち入らなければならない。 3 乙は、立入り作業完了後10日以内に身分証明書を甲に返却しなければならない。 第12条 安全等の確保 1 乙は、屋外で行う測量業務の実施に際しては、測量業務関係者だけでなく、付近住民、通行者、 通行車両等の第三者の安全確保のため、次の各号に掲げる事項を遵守しなければならない。 (1) 「土木工事安全施工技術指針」(国土交通省平成21年3月改正) を参考にして常に測量の安全 に留意し、現場管理を行なわなければならない。 3 (2) 測量業務現場に別途測量業務又は工事等が行われる場合は、相互協調して業務を遂行しなけれ ばならない。 (3) 測量業務実施中に、施設等の管理者の許可なくして流水及び水陸交通の妨害、公衆の迷惑とな るような行為、作業をしてはならない。 (4) 事故等が発生しないよう使用人等に安全教育の徹底を図り、指導、監督に努めなければならな い。 (5) 労働安全衛生法等関係法令に基づく安全確保に努めなければならない。 2 乙は、屋外で行う測量業務の実施にあたり、災害予防のため、次の各号に掲げる事項を尊守しな ければならない。 (1) 建設工事公衆災害防止対策要綱( 建設省事務次官通達平成5年1月12日) を遵守して災害の防 止に努めなければならない。 (2) 屋外で行う測量業務に伴い伐採した立木等を野焼きしてはならない。 なお、流木等を処分する場合は関係法令を遵守するとともに、関係官公署の指導に従い必要な 措置を講じなければならない。 (3) 喫煙等は場所を指定し、指定場所以外での火気の使用は禁止しなければならない。 (4) ガソリン、塗料等の可燃物を使用する必要がある場合には、周辺に火気の使用を禁止する旨 の表示を行い、周辺の整理に努めなければならない。 (5) 測量業務現場に関係者以外の立入りを禁止する場合は、仮囲い、ロープ等により囲うとともに 立入り禁止の表示をしなければならない。 3 乙は、屋外で行う測量業務の実施にあたり、豪雨、豪雪、出水、地震、落雷等の自然災害に対し て、常に被害を最小限にくい止めるための防災体制を確立しておかなければならない。 また、災害発生時においては、第三者及び使用人等の安全確保に努めなければならない。 4 乙は、屋外で行う測量業務実施中に事故等が発生した場合は、直ちに監督員に連絡するとともに、 監督員が指示する様式により事故報告書を作成し、速やかに監督員に提出しなくてはならない。ま た、監督員から指示がある場合は、その指示に従わなければならない。 第13条 1 行政情報流出防止対策の強化 乙は、本業務の履行に関する全ての行政情報について、関係法令を遵守するほか、適切な流出防止 対策をとらなければならない。 2 乙は、本業務に係わるすべての社員、短時間特別社員、特別臨時作業員、臨時雇い、嘱託及び派 遣労働者並びに取締役、相談役及び顧問等( 以下、「社員等」という。) に対し行政情報の流出 防止対策について、周知徹底を図るものとする。 3 乙は、退職する社員等についても行政情報の流出防止対策を徹底させるものとする。 4 乙は、甲が再委託を認めた業務について再委託をする場合には、再委託先業者に対し本規定に準 じた行政情報の流出防止対策に関する確認を行うこととする。 5 乙は、本業務の履行に関し甲から提供を受けた行政情報(甲の許可を得て複製した行政情報を含 む。以下同じ。) については、本業務の実施完了後又は本業務の実施途中において甲から返還を 求められた場合は、速やかに甲に返却するものとする。 6 乙は、電子情報を適正に管理し、かつ、責務を負う者( 以下、「情報管理責任者」という。)を 選任及び配置するものとする。 7 乙は、次の事項に関する電子情報の管理体制を確保しなければならない。 4 ① 本業務で使用するパソコン等のハード及びソフトに関するセキュリティ対策 ② 電子情報の保存等に関するセキュリティ対策 ③ 電子情報を移送する際のセキュリティ対策 8 乙は、本業務の実施に際し、情報流出の原因につながる以下の行為をしてはならない。 ① 情報管理責任者が使用することを認めたパソコン以外の使用 ② セキュリティ対策の施されていないパソコンの使用 ③ セキュリティ対策を施さない形式での重要情報の保存 ④ セキュリティ機能のない電磁的記録媒体を使用した重要情報の移送 ⑤ 情報管理責任者の許可を得ない重要情報の移送 9 乙は、本業務の履行に関して取り扱う行政情報について何らかの事由により情報流出事故 にあっ た場合には、速やかに、事故の原因を明確にし、セキュリティ上の補完措置をとり、事故の再発防 止の措置を講ずるものとする。 10 甲は、乙の行政情報の管理体制等について、必要に応じ、報告を求め、検査確認を行うことがで きる。 第2章 業務概要 第14条 業務概要 業務概要は、以下のとおりとする。 (1) 数値地形図修正(レベル 2500) 43.66 k ㎡ (2) 縮図編集(S=1/5,000) 7面 (3) 縮図編集(S=1/10,000) 5面 (4) 縮図編集(S=1/25,000) 1式 (5) データ整備 ①データ変換処理(DXF、DWG 形式) 1式 ②データ変換処理(Shape 形式) 1式 (6) 品質評価 1式 第3章 数値地形図修正 第15条 要旨 本業務は、甲が乙に貸与するデジタル航空カメラにて取得された航空測量成果「地上画素寸法 16cm 数値空中写真及び地図情報レベル 1000 写真地図」(国土地理院承認番号:平 26 国地九公第 158 号) (以下、「航空写真」という。)を用いて、北九州市数値地形図データ製品仕様書に従い、次の対象 図面について数値地形図修正を行うものとする。 5 対象図郭番号 各図郭の行政面積 (S=1:2,500) (平方キロメートル) 地形分類 02GD631 3.000 郊外地 02GD632 3.000 郊外地 02GD651 3.000 市街地 02GD653 2.860 市街地 02GD654 2.051 市街地 02GD663 2.998 市街地 02GD664 2.752 市街地 02GD764 3.000 市街地 02GD841 3.000 市街地 02GD842 3.000 市街地 02GD843 3.000 市街地 02GD851 3.000 市街地 02GD852 3.000 市街地 02GD861 3.000 市街地 02GD862 3.000 市街地 合 計 43.661 第16条 作業計画 乙は、合理的かつ正確に作業を実施するために必要な各工程の検討を行い、効率的な作業計画を作 成するものとする。また、作業実施に必要な資料の収集整理もあわせて行うものとする。 第 17 条 貸与資料 甲は、乙に以下の資料を貸与するものとし、乙は貸与された資料について損傷及び紛失等がないよ うに、取扱い及び保管を慎重に行うものとし、本業務完了後は速やかにこれを返却するものとする。 ① H26年度航空写真オルソデータ ② H27年度基本図作成業務委託報告書、成果品データ ③ 北九州市数値地形図データ製品仕様書 ④ 北九州市基本図統一仕様書 ⑤ 注記校正手法について(以下、「注記資料図」という。) ⑥ その他 第 18 条 予察 1 予察は、旧数値地形図データの点検、修正箇所の抽出等を行い、作業方法を決定するものとする。 2 予察は、以下について行うものとする。 (1) 新設又は移転処理等を実施した基準点の調査 (2) 各種資料図等の利用可否の判定 6 (3) 修正素図と航空写真等の資料との照合 (4) 地名、境界等の変更の調査及び資料収集 (5) 実施順序及び作業方法の決定 3 予察結果は、航空写真と旧数値地形図データを重ね合せ出力した図上に整理するものとする。 第 19 条 現地調査 1 現地調査は、予察結果により、修正地形図データを作成するために必要な各種表現事項、名称等 を現地において調査、確認を行うものとする。 2 現地調査は、旧数値地形図データの出力図、修正地形図データの出力図等を用いて行うものとす る。 第 20 条 修正数値図化 1 修正数値図化は、予察及び現地調査結果に基づき経年変化等の修正箇所の修正地形図データを取 得するものとする。 2 使用する図化機は、所定の精度を保持できる性能を有するデジタルステレオ図化機とするものと する。 3 分類コードについては、製品仕様書を標準とするものとする。 第 21 条 修正数値編集 1 修正数値編集は、図形編集装置を用いて、新たに取得した修正地形図データと旧数値地形図デー タとの整合性を図るための編集等を行い、編集済数値地形図データを作成するものとする。 2 編集済数値地形図データの点検は、スクリーンモニター又は自動製図機等による出力図を用いて 行うものとする。 3 編集済数値地形図データの論理的矛盾の点検は、点検プログラム等により行うものとする。 4 編集済数値地形図データ作成後、注記校正図を作成し、甲に提出して確認を得るものとする。甲 の校正後、指示内容に基づき修正、最終確認を行い、承諾が得られるまで校正図を提出するものと する。なお、注記校正図とあわせて現地調査写真と更新した注記資料図を提出するものとする。 5 注記校正完了後、「北九州市基本図統一仕様書」について、注記基準の更新を行い、甲の確認及 び承諾を得るものとする。 6 既存の数値地形図データ作成区域との境界部分で道路構造物等により差異がある場合、甲と協議 の上、既存データを修正し、各種データファイルと原図の接合を図り、作成するものとする。 第 22 条 数値地形図データファイルの更新 1 数値地形図データファイルの作成では、前条で作成した編集済数値地形図データを基に、製品仕 様書に従って、数値地形図データファイルを更新し、電磁的記録媒体に記録するものとする。 2 数値地形図データファイルは、更新した製品仕様書の品質評価手順書に基づいて、品質評価を行 うものとする。 3 バックアップデータを作成の上、数値地形図データファイル説明書を添付するものとする。 7 第 23 条 地形図白図印刷用データ作成 1 前条で作成された数値地形図データファイルを基に、白図印刷用データを作成する。 2 図面タイトル、凡例等の整飾については、既存の地形図原図に準じて作成する。 3 作成する印刷用データの形式は、ai 形式及び PDF 形式とする。 第4章 縮図編集 第 24 条 縮図編集 (S=1/5,000) 1 S=1/5,000 地形図については、修正数値図化作業により完成した数値地形図データファイル(レベ ル 5000DM)及びこれと関連する区域の DM データファイルをダイレクト縮小し、作成するものと する。 編集項目については、接合及び重複注記の修正及び代表注記(行政名称・道路名称・河川名称) とし、出力時の線号、その他注記サイズはダイレクト縮小の設定とする。なお、指示のある注記に 関しては字大の調整等を行うものとする。 2 縮小数値編集後、数値地形図データファイル(レベル 5000DM)を作成し、それを基に白図印刷用 データを作成する。 3 図面タイトル、凡例等の整飾については、既存の地形図原図に準じて作成する。 4 作成する印刷用データの形式は、ai 形式及び PDF 形式とする。 第 25 条 縮図編集 (S=1/10,000) 1 S=1/10,000 地形図の作成については、数値地形図データファイル(レベル 2500DM)を用いて注 記編集・記号編集・表現分類コードの取捨選択を行い、縮小数値編集を行うものとする。 2 注記編集・記号編集・表現分類コードの取捨選択の詳細項目については、協議の上決定するもの とする。なお、隣接する行政区域については、国土地理院発行の基盤地図情報(レベル 25000)を 使用するものとする。 3 縮小数値編集後、数値地形図データファイル(レベル 10000DM)を作成し、それを基に白図印刷 用データを作成する。 4 図面タイトル、凡例等の整飾については、既存の地形図原図に準じて作成する。 5 作成する印刷用データの形式は、ai 形式及び PDF 形式とする。 第 26 条 縮図編集 (S=1/25,000) 1 S=1/25,000 地形図の作成については、修正数値図化作業により完成した数値地形図データファ イル(レベル 10000DM)をダイレクト縮小するものとする。 編集項目については、接合及び重複注記の修正及び代表注記(行政名称・道路名称・河川名称) とし、出力時の線号、その他注記サイズはダイレクト縮小の設定とする。なお、指示のある注記に 関しては字大の調整等を行うものとする。 8 2 縮小数値編集後、数値地形図データファイル(レベル 25000DM)を作成し、白図印刷用データを 作成する。 3 図面タイトル、凡例等の整飾については、既存の地形図原図に準じて作成する。 4 作成する印刷用データの形式は、ai 形式及び PDF 形式とする。 第5章 データ整備 第 27 条 データ変換処理(DXF、DWG 形式) 1 作成した数値地形図データファイル(レベル 2500・レベル 10000)を用いて、DXF 形式及び DWG 形式データを作成するものとする。 2 データファイル形式は、Autodesk 社 AutoCAD(Ver.2010)で読み込めるものとし、Shape デー タファイルの属性互換が保たれるものとする。 第 28 条 データ変換処理(Shape 形式) 1 作成した数値地形図データファイルを用いて、Shape 形式(レベル 2500・レベル 10000)のデー タを作成するものとする。 2 作成するデータは世界測地系とし、等高線の有・無の 2 種類を作成するものとする。 3 Shape ファイル形式は、ArcGIS 10.x ファイルジオデータベース形式、座標系設定済みとす る。 4 整備した Shape 形式データに平成 17 年度から平成 28 年度までの各図郭の年次更新範囲の属性 情報を付加し、HP 公開用索引図を作成するものとする。 5 図郭単位で測量年、図郭番号を表示し、同時に区界、国道、鉄道を図示する。索引図作成後、 「甲」 の確認及び承諾を得るものとする。 6 索引図のデータ形式は、GIF 形式、PDF 形式とする。 第6章 品質評価 第 29 条 品質評価 品質評価は、北九州市数値地形図データ製品仕様書の品質評価手順に基づき実施し、品質評価結果 報告書としてとりまとめるものとする。 9 【数値地形図データに関する品質評価の項目】 データ品質要素 データ品質副要素 説明 過剰 データ集合内の過剰なアイテムの存在の度合い 漏れ データ集合からのアイテムの欠落の度合い 書式一貫性 アイテムがデータ集合の物理構造を規定する規則に従 って格納されている度合い 概念一貫性 概念スキーマ規則への忠実さ 完全性 論理一貫性 定義域一貫性 位相一貫性 データがデータ集合の物理的構造に従って格納されて いるか データ集合の位相特性(面が閉じているか等)が正し いか 位置正確度 絶対正確度 促成された座標値と真又は真とみなす座標値との近さ 時間正確度 時間測定正確度 測定された時間属性の示す時間と、真又は真とみなす 時間との近さ 分類の正確性 地物又は属性の分類が正しいか 非定量的属性の正確度 名称などの非定量的属性が正しいか 主題正確度 【各種データに関する品質評価の項目】 評価対象データ 品質要素 説明 データ容量 データ容量及び動作速度 DWG 形式データ レイヤ構成 製品仕様書に沿って作成されているか DXF 形式データ 属性情報 項目の確認 Shape 形式データ 注記 注記と地形図とが重なっていないか 文字スタイルの確認 ※各種電子データの成果品についてはウィルスチェックを行っておくこと。 10 第7章 成果品 第 30 条 成果品 本業務の成果品は、以下のとおりとする。 項 目 内 容 数 量 第 3 章 数値地形図修正 地図情報数値地形図データファイル(レベル2500) 電磁的記録媒体 正・副各1式 数値地形図データファイル説明書(レベル2500) 電磁的記録媒体 1式 白図印刷用データ(レベル2500) ai形式/PDF形式 各1式 精度管理表(品質評価結果含む) 電磁的記録媒体 1式 白図印刷用データ(レベル5000) ai形式/PDF形式 各1式 白図印刷用データ(レベル10000) ai形式/PDF形式 各1式 白図印刷用データ(レベル25000) ai形式/PDF形式 各1式 北九州市基本図データ(レベル2500・10000) DXF形式 各1式 北九州市基本図データ(レベル2500・10000) DWG形式 各1式 北九州市基本図データ(レベル2500・10000) Shape形式 各1式 GIF形式/PDF形式 各1式 電磁的記録媒体 正・副各1部 報告書 1部 打合せ記録簿 報告書 1式 実施工程表 報告書 1式 品質保証書 報告書 1式 製品仕様書 報告書 1式 更新図郭索引図及び一覧表 報告書 1式 北九州市基本図統一仕様書 報告書 1式 第 4 章 縮図編集 第 5 章 データ整備 HP公開用索引図データ 第 6 章 品質評価 品質評価結果報告書 その他 1式 その他「甲」の指示するもの 11 第 31 条 成果品の瑕疵 1 本業務の成果品は、「都市計画情報システム(※1)」及び「全庁 GIS(統合型 GIS)(※2)」で の円滑な運用を前提としており、乙は品質評価結果に基づいて、甲及びシステム導入業者及び保守 運用業者によるデータ検証・運用テストを受けなければならない。 2 データ検証・運用テストの結果、乙による明瞭なデータ不備等によるシステム障害が発生した場 合は、乙の責任において直ちにデータの修正を行うものとし、甲の承諾を得られた段階で品質保証 書を提出するものとする。 3 データ検証・運用テストに係る費用については全て乙の負担とする。 ※1 「都市計画情報システム」とは、都市計画課にて運用しているネットワークにて構築された C/S 型システム「窓口対応システム」のシステムを総称するものである。 ※2 「全庁 GIS(統合型 GIS)」とは、情報政策課にて運用しているネットワークにて構築された C/S 型システム及び WebGIS を総称するものである。 12
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